カテゴリ : 花・植物

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未だ公開中の「トップガン マーヴェリック」。今シーズンの興行成績こそワンピースREDに抜かれてしまったが、それでも近年まれに見る大ヒット作品と言えよう。個人的にももう一度劇場に足を運ぶならトップガンだと思うし。

さすがにもうネタバレは問題ないと思うので憚りなく書くが、劇中後半によもやよもやで古のF14トムキャットが登場し、旧式なれどなんとか主人公を洋上のエイブラハム・リンカーンに帰還させる重要な役割を担うことに。

が、そんな米軍ではとうの昔に世代交代して現役を退いたF14..2006年に全機退役..が、何で都合よく敵基地の格納庫にあったのかという設定にケチをつける輩もいるようだが、この現実世界で未だにそのF14を現役で運用している国があるのである。

それは今や反米の旗手として米から悪の枢軸国とまで名指しされるイランである。

イランは今でこそ反米路線だが、1970年代までは親米国家..いわば米の傀儡国家だな..だったため、その当時に導入したF14を独自にメンテナンスして運用する技術を開発しており、現時点では米より確実に飛ばすことが可能な唯一の国なのである。

劇中の敵基地は雪山のあるようなタイガの森林地帯にあって、それだけではイランを想像するのは難しいシナリオになっているが、飛行可能なF14が格納庫に鎮座ましましているシチュエーションだけみれば、イランをネタにしているのはすぐわかる。

30年前のトップガンと言えばF14だし、事前のプロモでチラッとF14が映るシーンもあるが、さすがにF14が作戦行動に飛ぶのは無理があると思って作品を観て、最後の最後に主人公が乗り込むシーンには鳥肌が立った。ああなるほどそういう使い方があったかとねw

FUJIFILM X-T4 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / ETERNA BLEACH BYPASS

早朝の赤城高原では半袖ではもう寒くて震えるようだが、南から湿った空気が運ばれてきている状況でたまたま気温が高かったりすると、植物たちが蒸散作用で水分を外に出すので、うっかり路端を歩くとヒザ下がびしょ濡れになってしまう。

でも逆光に輝く水滴は自然の宝石のようで美しい。

以前から問題視されていたネット上での生きもの販売だが、ここに来てヤフオクが「持続可能な取引」を目指して、生体販売のガイドラインを定めたとのこと。

特に個人が販売目的で野生下の個体を採取して出品する..オオクワガタやゲンゴロウ、メダカなどレッドリスト種..行為を禁じ、業者が繁殖させた個体のみ流通させる方向になったようである。

メルカリやラクマ辺りでは以前から生体販売は不可だったが、ここに来てようやくヤフオクも追随する形になったと言えよう。

そもそもレッドリストに載っているような種は論外だが、そうでなくても特定の人気の生きものの需要は高く、爬虫類や昆虫などは乱獲と言ってもいいほどのひどい有り様になっていると聞く。

例えば絶滅が危惧されるレッドデータであり天然記念物でもイヌワシ辺りだと、無許可での捕獲行為自体が法律に抵触するし、そもそも乱獲するほど数がいない。← ネットで売るのも大変だけどw

その点で昆虫や魚類などは罠を仕掛けて用意に捕獲できるので、マーケットから締め出さない限りやりたい放題にあるのは世界中どこでも同じ状況である。

生きものの採集がすべて悪いとは言わないが、絶滅に瀕していたり採集行為がそれを誘発するようでは本末転倒なので、個人で愛でる範囲、責任持てる範囲で関わるべきだろう。

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA

珍しく横向きに花をつけるホタルブクロ。遠目に見かけた時は最初なんの花かわからなかった。

宵を待つ花

2022/8/28

今の時期に路端に咲く花といえばマツヨイグサだ。漢字では待宵草などと洒落た名になるが、明治初期に移入されたれっきとした帰化植物である。

毎日見ているとさもずーっと咲いているように思えるが、和名の通り夕方から咲き始めて翌朝にはしぼんでしまう一日花なので、隣接する蕾がかわりばんこに咲いているだけである。

夜に咲くということ、本種は蛾の仲間が受粉させる虫媒花の位置づけになる。

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA

本種のことを月見草と言う地方もあるようだが、ツキミソウはツキミソウでまた白い花が別に存在するので、方言ということになろうか。

尚、そのツキミソウ自体も本種同様に帰化植物である。

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妖艶の赤

2022/8/22

本種は一般的には花豆と呼ばれているが、正式な種名はベニバナインゲンである。

もともとは中南米の高地原産で、観賞用に江戸時代に持ち込まれ、現在のように農作物として栽培されるようになったのは明治期以降とのことだ。

原産地がメキシコなので県内でも標高の高いエリアで栽培されており、片品村や旧六合村(現在の中之条町)、それに我が赤城高原でも生産している農家がある。

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

つる性植物なのでインゲンマメ同様に栽培時は棚を立ててそこに生やすことになる。夏の赤がなかなか妖艶だ。

Google Pixel 5

特産としている片品村では花豆を使ったソフトクリームやジェラートアイスが知られていて、村内の他、尾瀬の山小屋でも食べられる。

写真は中之条の六合村観光物産センターで食べられる花豆ジェラート。どちらも花豆成分濃厚でズッシリと濃密に甘く甲乙つけがたい。

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一般的にアゲハチョウと言えばナミアゲハとこのキアゲハを指すらしい。

子供の頃はどっちも同じ種だと思っていたが、羽の上部の黒い部分で見分けられ、そもそも幼虫の時点で見ると明確に違いがある。

庭の畑のニンジンが伸びてくると幼虫は結構な数が集っているのだが、成虫のほうは言うほどは見かけないのは不思議だ。

成虫には春型と夏型があるようで、赤城高原で見掛けるのはそういう意味では夏型ということになるだろうか。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

クルマユリの蜜を吸うキアゲハ。この時期さすがに近所でユリはほとんど見かけないが、標高が1800mともなるとまだ見られる。

天気がぱっとせずしばらくジメジメした日が続いていたせいか、こころなしか庭の雑草群に勢いがない。

例年ならこれでもかと言うぐらい庭中に繁茂して刈払機の操作にも難儀するのだが、今夏は草刈りの間隔を空けて1回ぐらいサボれそうな感じである。

例年ならという枕詞を無視するように前線が蛇行して、昨日辺りより梅雨がごとき天候から再び真夏が戻ってきそうではあるが、立秋も過ぎてここ赤城高原はではお盆が明ければ秋風が吹き出す頃合いである。

もちろんそれも「例年なら」という前提ではあるが..

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA

庭のブナも必要十分に雨水を蓄えているようで、根回りの腐葉土は常にぶかぶかしており、乾燥しがちな我が家の庭にあって比較的湿潤である。

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ユウスゲ

2022/8/3

山のキスゲシーズンはほぼ終わっているが、近所の空き地には近縁のユウスゲが草刈りを免れてまだ一輪残っていた。が、名前の通り花を開くのは夕方なので、朝イチだとしぼんでしまう。

よく知られているニッコウキスゲはゼンテイカというのが本来の種名であり、ニッコウキスゲとかエゾカンゾウとかは亜種としての呼び名である。その点でユウスゲのほうが別名ではキスゲと呼ばれるのが本当のようだ。

それにマツヨイグサと同じで夜間に花を咲かせる虫媒花..スズメガなど蛾の仲間を誘引する..なので、日中に花開くニッコウキスゲなどとはその点でも異なる。

LUMIX GH6 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

ちょっと夏っぽくL.クラシックネオでハイキー調に。

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真夏の赤

2022/8/1

路傍でラズベリーのような赤い実を付けているのはナワシロイチゴだ。そのまま詰んで食べても問題ないが、子供の頃に食べた記憶ではかなり酸っぱかった印象がある。

砂糖を入れて煮詰めてジャムにすると良いとは聞くが、近所の農道脇はよく農家のオヤジが立ちシ◯ンしているので、さすがにちょっと摘んでジャムに加工という勇気はないなw

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

盛夏にVelviaは緑の表現に難有りであまり好ましくないが、さすがに赤の発色は鮮烈だ。

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赤城高原は言葉通り高原なので、外界に比べると季節の移ろいにタイムラグがある。

特に生きもの発生時期は顕著で、ちょっと前に役場の前でミンミンゼミが鳴き出しているが、うちの近所では昨日からエゾゼミが鳴き始めている。

地域の特性に依存する..そこでしか観られないとか..生きものもいるが、多くの場合はやはり標高や緯度の差による気温の違いということになる。

カナカナは相変わらず毎夕うるさいのだが、日中にエゾゼミが鳴き出すと暑さが本番って感じがするね。

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA

アジサイは外界ではとうに花期が過ぎているが、うちの近所ではまだまだ見頃である。

非常識な行動に対し昔はこんなヤツはいなかった的な言説を年寄りが口にするが、それって昔は行状が伝播する範囲が狭く噂どまりだっただけの話で、一般的な概念から外れて奇行をする輩はそれなりにいた。

今はオツムの程度が低いバカがご丁寧に自分の非常識な行いをSNSに写真付きでアップしてしまうため、あっという間に広まって早々に炎上しているので、いかにも増えているかのように見えてしまうだけだぞ。

いつの時代もいわゆる常識的な行動から逸脱する輩は一定数はいるのであって、昔はとか最近はというのは単なる枕詞に過ぎない。

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA

今年も庭のサルナシが豊作。

以前はよく草刈りで刈ってしまっていたのだが、さすがにここまで伸びるとうっかりも無くなるなw

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