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標高が1200m付近から上だとまだ芽吹いた程度で、新緑もこれからと言ったところだが、目を凝らせばまさに山が萌えているといった風情は感じる。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / Velvia

だいぶ残雪の減った感のある上越国境の山々を遠望。が、目的のものを探すには少々高過ぎたな。

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新緑富士

2023/4/13

東北・北陸の雪国出張から戻って今度は南関東へ。表稼業にはこの4月から若いエンジニアがチームに加わったので、ロートルは心置きなく裏仕事に従事できる。

やはりデスクワークより野天で活動するほうが面白い。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

9日の降雪は高い山に再び冠雪をもたらしていた。新緑と相まって流石に富士のお山は貫禄ある。

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伊吹のイヌワシ営巣ライブがいよいよ始まった。プロジェクトの主催はイーグレット・オフィス(滋賀県)代表の須藤一成氏で、日本初のイヌワシの写真集(Golden Eagle 平凡社刊)を発刊した写真家でもある。

伊吹山はイヌワシの撮影地としては昔からメッカとして知られており、日本中から多くの野鳥カメラマンが集まる場所として有名である。

人が多く集まると指数関数的に問題行動も顕在化してくるのは多くのケースと同様で、伊吹山でもドライブウエイ上をカメラ担いで歩き回ったり、道路脇に踏み出して植生..伊吹は固有種が多い土地柄..を荒らしたりする事態が起きている。

特に問題なのはイヌワシへの餌付け行為..シカの死体などを置くので不法投棄事案でもある..と、飛んでいるワシに飽き足らず巣の場所を探して近づくなどの野生動物に対して適切でない行為が目立ってきていることである。

イヌワシに限ったことではないが、野生動物は人が営巣地に接近することを極度に嫌がるため、最悪の場合は営巣放棄という事態を招くので、絶対的に数が少ない希少種では特に避けねばならないことだ。

撮りたい!というカメラマンの興味を断つのはなかなか難しいことではあるが、対象が絶滅危惧種とあってはそこはやはり一線を引くべきであり、マナーという至極一般的な線引が必要であろう。

尚、今回のイヌワシ営巣ライブは、営巣環境を衆善に晒すことで接近者..その多くはカメラマンだ..への監視行為と、イヌワシを守りたい一般市民との間で生まれる自浄作用を期待してのことである。

本件に関する経緯などは記した記事はこちら
https://mainichi.jp/articles/20230329/k00/00m/040/198000c

今回のプロジェクトは理解ある行政(米原市)とも連携した試み「イヌワシを見守る」になっていて、3月より先行して米原市役所本庁舎と伊吹山文化資料館で公開しており、この4月1日からは一般向けにYouTubeで公開となった運びである。

須藤氏はそれこそ野外でイヌワシを観察する技術では特筆すべきものを持っていて、リモートカメラの設置場所も最新の注意が払われているのは、一切カメラを気にしない抱卵中の雌の様子からも見て取れる。

とは言え今回のプロジェクトは日本初のことであり、そもそもの問題が人の野放図な接近行為にあるわけで、そこに対してどれだけの抑止力となるか、吉と出るか凶と出るかはシーズン終わってみないと誰もわからない。

Canon EOS-1D MarkIII / EF28-300mm F3.5-5.6L IS USM

関ケ原から朝日が昇り、滋賀県を代表する単独峰でもある伊吹山のスカイラインが浮かび上がる。

実は小生、1月から1台モニターを潰して件のライブ映像を仕事中もBGM代わりに流しっぱなしにして眺めており、その時はまだ積雪もあって雄が雪をラッセルするなど興味深いシーンも観られた。

2月には産卵と思しき行動も観られたので、本来の目的と同時に野生のイヌワシの貴重な営巣記録にもなりうるものであると認識している。

ということで、何よりまずは当の伊吹ペアが無事に繁殖に成功してくれることが肝要である。

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ようやくスギ花粉が落ち着き出したと思ったら、今度はヒノキの花粉が飛び始めた。スギほどではないがまだもう少し視界がモヤる時期が続き、遠望が効かない点でワシ屋には辛い時期だ。

そして花粉以上に厄介なのが大陸からの黄砂。粒子が大きい分、スコープを通してみるとガスが掛かっているかのような視界不良となる。

まあヤレヤレな時期ではあるが、春霞というくらいヘイズの影響を受けるのは昔からなので、GWくらいまでは我慢の日々だ。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

妙義山から南アルプスまで山並みを望む。冬は遠くどこまでも見通せそうな明瞭度が良い。

秋以降はワシの行動圏がテリトリーの外郭まで広がるので、それを高いところからスコープで追いかけるにはやはり大気が澄む冬を挟んだ晩秋から早春までが最も適している。

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春進む

2023/3/25

この冬は降雪自体はそこそこあって、我家の庭もそれなりに間断なく白い状態が続いていたが、2月後半からは春へと一直線で雪解けはあっという間だった。

それがそのまま桜前線の速さであることは世間のニュースの通りであるし、仕事場から観える上越国境の山々の残雪も見る見る減って行っているのが分かる。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / CLASSIC CHROME

写真は雪煙をまとう先週末の谷川岳。

この日は前日に春の雪が降ったようで再び白さを取り戻していたが、水分の多い雪はかえって融雪を進めるので、この週末は表層雪崩の危険度がさらに上がっているだろう。

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早いという予報通り今週14日に都内で桜が開花した。去年より6日早く平年比では10日早いとのこと。

植物の開花は日照時間ではなく気温の積み上げと言われており、先月から続く冬とは思えない気温の高さが影響しているようだ。

東京が全国の桜開花のトップバッターなのは、近年のヒートアイランド現象の影響と言われているので、その辺りも原因としては符合する。

そんなことで利根沼田界隈の桜もそれなりに早いということで、上手くすれば入学式が満開の時期に当たるかも。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / CLASSIC CHROME / 谷川岳

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / CLASSIC CHROME / 朝日岳

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / CLASSIC CHROME / 至仏山・燧ヶ岳

桜が咲くような季節感に逆らって雪山の景色など。何れも武尊にでも登らないと望めない景色だ。

雪山讃歌

2023/3/14

同行者に写真を撮る際のちょっとしたテクを伝授しておくと、時々スマッシュヒットを打つことがある。

iPhone 13 mini / マッターホルンはもう眼の前だ
iPhone 13 mini / 我ヒマラヤ回廊を征く

というようなキャプションが付きそうなカットだなw

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厳冬の季節はヘイズがないので明け方の東の空のヌケが良い。でもそんな寒さが戻ることはもうないだろう。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / Velvia

ビーナスベルトが映えるのも冬季限定。春霞や花粉の季節でそれももはや風前の灯だ。

武尊山の名前は日本武尊(ヤマトタケル)の東征伝説から付けられたと言われており、現在は北アの穂高と区別するために頭に上州を付けて上州武尊山と呼ばれている。

そして最高峰の沖武尊の山頂直下にはその日本武尊の像と剣が祀られており、山腹中央の爆裂火口の跡となる川場谷を挟んで、右岸左岸にそれぞれ剣ヶ峰がそびえている。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / CLASSIC CHROME

上州武尊山の主稜線。左端が最高峰の沖武尊。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / CLASSIC CHROME

川場谷左岸の剣ヶ峰は標高2083mの岩峰。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / CLASSIC CHROME

もう一つの剣は川場谷右岸の標高2020mの剣ヶ峰山。写真は沖武尊から見下ろしたところ。

国土地理院の地図上ではピーク名の記載がないが、一般登山者にはこちらを剣ヶ峰と呼ぶのが定着しているようである。

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登山はあくまで目的あっての手段なので、冬山に登るような本格的なことをやるつもりはサラサラ無いが、この季節は天気も安定して雪も締まっているので、登山客のトレースを辿るなら雪山も歩きやすい。

iPhone 13 mini

iPhone 13 mini

たまには家人に付き合って山歩きをしないとね。

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