X-H系二代目となるH2は、4000万画素というAPS-Cではもっとも高画素モデルで登場した。ちょうど3ヶ月前に登場した同H2Sが裏面照射積層型センサーの高速読み出しによるスピード重視型とは性格を異にする。
細かいスペックはニュースで流れているので割愛して、個人的に少し使ってみた感想など少々。
意匠と操作性を最近のGFXに寄せてきて、X-T系と異なることを嘆く声を聞くが、そういう嗜好の人は素直にX-T5を待てばよろしいわけで、実用的な道具としての観点で見ればモードダイヤルとメニュー操作が正解である。
若干だがX-H1より小さく軽くなったものの、堅牢な装甲で覆われたかのような剛性感と凝縮感は健在で、軍艦部にダイヤルが配置されているX-T系に対するヘビーデューティさはX-H系のウリとも言えるだろう。
細かいことは追々インプレするとして、最初におっ!と思ったのがストラップの取り付け部が三角環でなく某C社のEOSと同じ形式になったこと。そこかよって!ってツッコミはさて置きだw
三角環はストラップを外しているとカチャカチャと音がするので動画系のカメラマンから嫌われており、ボディと擦れないようにと付属していた合皮のカバーも意味不明だった。Z9も未だに昔ながらの三角環なのだが、ナイコンは近年動画に力を入れ始めたので仕方ないにしても、昔から動画押しのパナが三角環なのも理解できないぞ。
背面モニターがH1のチルト式ではなく横開きのバリアングル型なのは賛否両論か。個人的にはどっちでも対応できるので構わないのだが、GFX100Sがチルト式なので併用時に気にならないわけではない。
ただ、動画機として推している兄弟機のH2Sと同じ筐体であるので、モニターを開いた空き地に4K・8K連続撮影時専用の冷却ファンを取り付ける都合上、横開き式にするほかはないだろうね。ま、この背面モニター問題の解はパナのGH6が最強なのは言うまでもない。
尚、H1から4年以上も経っているので、以前「X-H1のここを何とかしてくれ」で書いた気にいらん点がほぼ解消されているのは良かったw
OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
FUJIFILM X-H2 / XF50mm F1.0 R WR / Velvia / F1.0 1/20000秒
FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia
FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia
FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia
FUJIFILM X-H2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia
FUJIFILM X-H2 / XF50mm F1.0 R WR / Velvia / F1.0 1/20000秒
仕事で出かけた通りがかりの田んぼで黄金の秋を撮影。県北でもさすがにヒガンバナはもう盛りを過ぎていたが、刈入れはこれからというところが多い。
X-H2Sは電子シャッターが最速1/180000秒まで拡張されており、そんな高速シャッター何に使うのか?という意見があるが、XF50mmF1.0で日中晴天下で開放F1.0をNDフィルタの世話にならずに使えるというのは大きい。