カテゴリ : 写真家

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暑いさなかに

2023/7/17

世の中は3連休だとかで天気も良いことにどこも人手で溢れている。何もこの暑いさなかに出掛けなくてもとは思うが、そんなのは休みをコントロールできるフリーランス稼業の戯言か。

とは言え、その暑いさなかに道路愛護で地区の草刈りに従事している時点で言えた立場ではないが。

取り敢えずここまで好天に恵まれると梅雨も明けたのではと勘繰りたくもなるが、前線がまだ下がる気配があるということで、今週後半まで持ち越しのことだ。

FUJIFILM X-H2 / XF30mmF2.8 R LM WR Macro / Velvia

また訃報が届いた。この春に亡くなられた飯島正広氏のNPS仲間でもあった、動物写真家の吉野信氏の逝去の報である。

吉野氏と言えば、我々の世代がカメラ持って生きものを取り始めた頃にはすでに第一線で活躍していた動物写真の御大である。

そんな大先輩がまた一人逝かれた。その昔、CPSで何度かお会いした程度ではあったが、ご冥福をお祈りしたい。

カテゴリ:写真家, 季節感

去る2月8日、藤原のマサ先輩こと動物写真家の飯島正広氏が亡くなられた。

飯島氏は早くから野生動物の記録には映像が適している判断し、NHKの生きもの地球紀行などテレビ放送の分野を中心に活躍した方である。

栗林慧氏が代表を務めるNPS(ネイチャーフォトスタジオ)の設立メンバーとして写真表現の分野でも著書は多数。アジア動物探検記(福音館書店)などアジアを中心に、東アフリカ・極東ロシア・ブラジルやアルゼンチンなど南米で精力的に取材活動をして来られた。

また、とかく動物写真というと目立つ大型の生きものをやりたがるカメラマンが多い中、ネズミの仲間やリス、モグラなどの小動物を対象に、大学のその道の研究者たちと一緒に活動していた。

特に近年は日本産コウモリ全種の記録を目指して精力的に取材活動を続け、残すところあと数種まで来ていたのに残念なことである。

あまり自慢げに成果を語る人ではなかったが、日本人写真家で初めてアネハヅルのヒマラヤ越えやユキヒョウをカメラに収めたのもマサ先輩だった。

個人的にカメラなどデジタル機器とIT周りをサポートさせてもらっていたが、Macが起動しないとかスマホがつながらないとかのやり取りももう無いのかと思うと寂しい限りである。

同じ県内の月夜野町在住で2016年に亡くられた植物生態写真家の埴沙萠氏とは親兄弟かのような関係を築かれていたが、一足お先にと言っておられた埴先生と再会を果たし、今頃は埴先生のお相手で一杯やっているかも知れない。

飯島正広氏のご冥福をお祈りします。

Asia Nature Vision 旅立ちのお知らせ

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / CLASSIC CHROME / 藤原のあるみなかみのシンボル谷川岳

海野先生も小諸日記で書かれているが、我々が若い頃に憧れた先達たちの訃報が増えてきた。病気や事故という不慮の場合もあるが、やはり年齢制限というか老いには従わざるを得ない。言ってしまえば順番というやつだ。

何より自分がそういう年齢になったという裏返しでもある。小生はまだ死ぬ予定は持ってないが、病気や事故の可能性はもちろんあるわけで、さてその時に自分の順番だと割り切れるものかどうか。

ま、死んだ後は無に帰すのでどうでも良いことと割り切っているつもりだけど、さてさて..

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MINAMATA

2021/9/29

ジョニー・デップ主演の映画「MINAMATA」を観てきた。

ジョニーはどうしてもパイレーツ・オブ・カリビアンのジャック・スパロウなどからくる、被り物俳優のイメージが付いて回るが、本作は一応エンタメ枠ではあるものの、社会問題を題材にしたドキュメンタリーっぽい作りの作品である。

しかもテーマが世界的にもよく知られる日本の水俣病という公害問題ということで、ハリウッド俳優が主演を演じることが逆に日本人にとっては外から見える国内問題を覗き見しているように感じられる不思議な作品とも言える。

そもそも水俣問題を世界に知らしめたのが、当時米ライフ誌とも契約していたマグナム・フォトのカメラマンだったユージン・スミスなので、米国人が同氏を演じることに何の違和感もないのも実際のところだ。

水俣の公害問題自体は国も関係してすでに過去のものとして蓋をしていることから、国内の熊本が舞台なれど関係各所から適切な協力が得られなかったことは、スクリーンを通して観る景色から容易に想像がつく。何しろユージンの当時元妻だったアイリーン・美緒子・スミス氏は、今でも筋金入りの反核の環境活動家だしね。

撮影のほとんどが有明海から遠く離れたセルビアということで、日本人的には石造りの漁村風景に異国感が漂う..冒頭のドローンショットはさすがに熊本のようだ..のはいささか難はあるが、そういう仔細な点よりもやはり俳優陣の演技力に目が行くのは間違いない。

主演がジョニー・デップなのでどうしてもそこに衆目が集まるが、真田広之や國村隼、浅野忠信など国内の著名な俳優陣も出演している。

最初にエンタメ枠とは書いたが、それはあくまで正確に史実のみを時系列で追った作品ではないのでドキュメンタリーとできないだけであって、テーマは限りなく重く、そこに楽しさやハッピーエンド的な演出は1mmもないことは言うまでもない。

されど本作で描かれている内容は日本で起きた紛れもない事実であるので、日本人はぜひとも観ておくべき作品と言えるだろう。エンドロールに登場する福島原発事故共々ね。

FUJIFILM GFX100S / GF23mm F4 R LM WR / Velvia

フィルムとデジタルという時代的な背景の違いもあるが、WebやSNSで安っぽく大量に写真が消費されていく現在と比べ、写真一枚の持つ意味の圧倒的な重さにあらためてそういう時代があったのだということを思い出せてくる作品だった。

SNSでいいねを押してもらって喜んでいる自称写真家たちこそ、時代を知り己の軽薄さを悟り、表現者とは何たるかを知るべきだな。

宮崎学
イマドキの野生動物
2021.8.24(火)—10.31(日)
東京都写真美術館
http://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4025.html

あー、これは絶対に観たい。是非にでも観たいんだけど、それこそノコノコとイマドキの東京へ出かけるのはどうにも憚るのう。

大体、都内の仕事も新型コロナを理由に断ってるぐらいだから、いくらプライベートとは言えさすがに拙かろう。

こういうイベントものは何年も前から決まっていたことだろうから仕方ないが、なぜにこの時期にやるのよって感じ。うーん、でも観たいなぁ。

都内でワクチンをすでに2回接種済みで、マスクなど感染対策バッチリな人は是非観に行ったほうが良い。

SNSにあふれているただキレイに撮っただけの野性味のかけらもない生きものではなく、ワイルドライフみなぎる日本の生きものの姿がみられること請け合いだ。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

晴れそうで晴れない予報が外れる日が続くが、今朝も朝から雨模様。でも昼前には薄日が漏れて、気温も一気に上昇気味な赤城高原。

晴れ間が出る頃合いで、久しぶりにホオジロが一筆啓上と歌っていた。

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8月8日は写真家星野道夫氏の命日である。

星野氏は23年前の今日、ロシアのカムチャツカ半島のクリル湖畔にて、テント内に居るところをヒグマに襲われ亡くなった。

事故からもう随分と時間が経つのだが、本棚には同氏の著作物が沢山並んでいて、いつでも氏が紡いだ生命の地図を開くことができる。

書いた本人はもうこの世には居られないのに、その言葉と想い、足跡とゆく道が見えるというのは不思議なものである。

実際に見たことがなくてもそれを想うだけで幸せになれる、といったような言葉が氏の著作物の中に散見されるが、今まさにそんな気分といったところだ。

FUJIFILM X-H1 / XF10-24mm F4 R OIS / Velvia

立秋ではあるが、盛夏のこの残暑厳しい時期に、秋の気配を探すのもなかなか至難の業というものだ。

ふと我が赤城高原の上空に、夏らしくモクモクと入道雲が湧いている。こんな夏らしいカットはもしかして今夏初かもw

ではこの巨大な雷雲が赤城高原に夕立ちをもたらすかと言えばさにあらず。この雲はお隣の下野国こと栃木へと流れていくのである。

カテゴリ:写真家, 季節感

まだ公開時期は未定だが、水俣病闘争を描いた作品(原題「Minamata」)で、主演のジョニー・デップが写真家のユージン・スミスを演じると話題である。日本からは真田広之や國村隼、浅野忠信らも参加するそうで、なかなか楽しみな作品に仕上がりそうだ。

その劇中カットで、ジョニー・デップが構えるカメラがミノルタのSR-T101なのだが、ユージン・スミスは従軍カメラマン上がりなので、ご多分に漏れずライカ使いであったが、来日した際に撮影機材を紛失..というか恐らく盗難だろう..したため、ミノルタが無償で機材一式を提供したという、いわゆる史実に基づいた設定である。

作品の内容はまだ伝わってこないので未知数だが、細かい設定に凝っている辺りで、期待しないわけにはいかないだろう。それに何と言っても被り物をしないジョニー・デップも珍しいしねw

FUJIFILM X-H1 / XF35mm F1.4 R/ CLASSIC CHROME

FUJIFILM X-H1 / XF16mm F1.4 R WR / CLASSIC CHROME

予報通り季節を無視したような気温の高い立春となった。昨日の雨の影響もあるが、近所の畑は軒並み融雪が進んで、美味そうなチョコマーブル模様になっている。

密怪生命

2018/11/4

この秋の自然界をテーマにした写真展で最大の目玉だったのは、間違いなく今をときめく佐藤岳彦氏だろう。

某自然写真の大御所をして、次は佐藤岳彦の時代だろうと言わしめる若手の有望株..という言い方を今どきするのかw..の佐藤氏は、個人的にも以前からその独特の視点による切り口には大いに興味を惹かれていた。

一億総カメラマン時代の現在、美しいものを当たり前のように美しく撮れる写真家、カメラマンの類は掃いて捨てるほどいると言って良い。

人と同じものを撮っていてはオリジナリティを主張することもままならないが、さりとて自分だけのテーマを見つけることもそう容易い話でもないのは、悲しいかな凡人でも少し考えればすぐ判る。佐藤氏はそんな中で明らかに他の同業者とは異なる視点を持つ稀有な表現者である。

動物が駆ける、鳥が飛ぶ、蝶が舞う、魚が泳ぐ、そんな生きものの生の躍動に焦点を当てるのは誰でも思いつくことであり、言わば当然の成り行きなのだが、密怪生命では生の次、いや生の前にある死に焦点を当てて、死から生への連綿とした命のつながり、やり取りを見事に表現している。

生きものの死を表現する写真家と言えば、自然界の報道写真家を標榜する宮崎学氏と、アラスカに生きる人と生きものの生命の地図をテーマにしていた星野道夫氏が挙げられる。

宮崎氏は死をつぶさにそしてありのままに写し撮って、観る側に問題提起をする手法を用いているが、星野氏は写真だけでなく自分の気持ちを紡いだ言葉による表現を好み、観る者と同時に読み手にその思い、命のつながりを伝える方法を取っている。

密怪生命では、死体やその成れの果てを記録している時点で宮崎氏と似ているが、一瞬これは何を撮ったもの?と観る側に考えさせはするものの、意図するしないは別にして、深く思考しなければそれは一枚一枚が完成された美しいカットにもなり、一歩踏み出して、例えば冬虫夏草だと判れば、死が次の命の糧になることを暗示させるカットにもなる。

写真を見る側の姿勢や思いによって、どちらにも受け取れるような構成になっているのは、佐藤氏の考えなのか、はたまたデザイナーの仕事なのかは判らないが、密怪生命はなかなかアグレッシブに攻めたチャレンジャーな作品集と言えよう。

それと密怪のイメージとして何となくダーク感があるが、一連のカットが影や陰、それに闇などシャドウを強調した作風にまとめてあるが、各主題にはしっかりスポットが当たっているなど、暗い林内における撮影技術も巧みで感心させられる。

この写真集がこの値付けで商業的に成功するようであれば、とかく出版不況で写真集は暗い未来しか見えてこない状況において、写真集制作にもまだまだチャンスがあると思わせてくれる、そんな気がしてならない。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA / 1/2にトリミング

森で密怪な生命を探してみたが、凡人にはヤマトシジミぐらいしか目につかず。気温が低いので近づいてもまったく逃げない。

ところで、密怪生命は先月オリンパスギャリーへ写真展を観に行くつもりでいたのだが、上京する仕事が先送りになってしまって、結局観に行けずじまいだった。

そんなことで、密怪ならぬ密林から写真集を手に入れて、チビチビとスコッチ飲みながら夜ごとページを捲っている、という状況を先週飲み会の席で話題にしたところ、取引先の若い子たちが是非見たいというので先日の打ち合わせの時に見せてきたが、皆興味津々で顔寄せ合って眺めていた。

何人かはその場で早速密林に注文を入れていたが、意外にインスタばえだけに興味があるというわけでもないのだなと、ちょっと今どきの若い子らを見直した次第である。

カテゴリ:写真家, 小動物|タグ:

先日所要で上京した際、オリンパスギャラリーで菅原貴徳氏・中野耕志氏・中村利和氏・水中伸浩氏の4人展「WILD BIRD」を観てきた。当日は海外取材で不在だった中野氏を除いてお三方は在廊中で、開廊してすぐだったこともあって色々話を聞くことが出来た。

四者四様のいずれ劣らぬ作品で、ややもすればセンサーサイズで見下されがちなマイクロフォーサーズ機の面目躍如といった、大伸ばしにも問題なく耐えうる美しい作品群であった。

オリンパスの主催するギャラリーということもあって、四者ともカメラボディに関してはE-M1Mk2、レンズも望遠はほぼサンヨンのPROレンズを使用とのこと。画質はもとより、強力な手ぶれ補正を備えた防塵防滴仕様の同社のサンヨンの評価はずば抜けて高く、海外取材も多いと話していた菅原氏も、その携行性の高さに太鼓判を押していた。

4氏共に現在活躍中のプロの写真家であるが、野鳥写真というジャンルは実はアマチュアカメラマンのほうが勢いがある分野で、プロとてそれだけで飯を食っていくのは相当に大変である。

狙った鳥が目の間にいるというそのシチュエーションに身を置く、つまりその場にいないと観ることすら叶わないという現実があるため、プロとアマの垣根がほぼほぼ無い。

作品の発表の場も、写真集が容易に売れない今の時代、専門誌では文一のバーダー誌のみで、あとはカメラ雑誌の限られた特集ページを他のジャンルと取り合うことになる。

デジタルになって機材の敷居が下がって以降、前述のオリンパスのサンヨンのような機材がアマチュアでも普通に買える時代ということもあり、技術的な部分もプロだからアマよりも優秀ということでもないのは、TwitterでもInstagramでも、昨今の写真が公開できるSNSを眺めていればすぐに判る話だ。

そもそも写真趣味として裾野が広がってしまった..恐らくバードウォッチング人口より野鳥カメラマン人口のほうが多い..おかげで、写真を眺めるよりも写真を撮ることのほうが主流になってしまった現実が、野鳥写真を飯のタネにするプロに追い打ちをかけている。

これは写真撮影全体に言えることだが、その時そこにいること、現場第一主義がいかに大事であるかということに他ならない。逆に言えば、言葉は悪いが目の前にいる普通種を、いかに非日常の視点で捉えるかというような、写真家自身の持つユニーク性、オリジナリティが必要になるわけだ。

そういう意味では、水中氏のゴイサギを捉えた作品群は、シチュエーションとタイミングを十分に見計らった、言わば計算づくでの結果であり、まさにプロの仕事と言えよう。

鳥がいるその空気感を匂わせるような光と空間の使い方が上手い中村氏、鳥と航空機という空を飛ぶ者同士の飛翔をブレなくクリアに写し止める卓越した技術を持つ中野氏、空を飛ぶ鳥に国境はないとばかりに海外取材にも果敢に飛び出す若い菅原氏。

今回の写真展では、そんな四者四様の仕事に挑む姿勢を、少し垣間見させてもらったような気がした。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / カルガモ

かくいう拙者も、元々鳥に興味を持ってこの世界に入った経緯がある。池中玄太の影響と言えば、我々の世代の野鳥カメラマンあるあるであろうw

程なくして嶋田忠氏や友人の影響で撮影も始め、一時は視野狭く鳥しか撮ってなかったこともあるが、星野道夫氏の作品とエッセイに出会って以降、生態系とその多様性という命のつながりを意識するようになった。

そして自然を一歩引いて観る視点を持つようになった結果、鳥も生きものの一種という考えに変わり、自然と生きものという大局的な視点で撮影をするようになり、現在に至る次第。

ちなみに嶋田氏に関して、ちょうど十年前に昔のブログでそんな記事を書いていて、ちょっと懐かしいw
野生の瞬間

こちらは星野道夫氏について。いやホント惜しい人を亡くした..
星野道夫という写真家

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飛行機雲

2018/5/19

先日仕事で上京した際、ヒコーキ写真家であるルーク・オザワ氏の写真展「JETLINER ZERO GLORIOUS -神業-」を、品川のキヤノンギャラリーSで鑑賞してきた。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S / L.モノクロームD

結論から言うとスゴイの一言。とにかく圧巻の作品群であった。一度会場を出てから頭を冷やし、再度見直したほどだが、過去に写真展を同じ日に二度見したのは初めてのことである。

航空機自体に言うほど興味があるわけではないが、同じ空を飛ぶ鳥には強く惹かれるので、そこはインスパイアされるものがある。何より同氏の作風というかテーマが「情景的ヒコーキ写真」とあり、これは航空機そのものというより、航空機が飛ぶ姿を含めた風景そのものであることに興味を惹かれる。

Canon EOS 5D Mark III / Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM

航空機という本来ならメカメカしい乗り物が、美しい風景の一部となってフレームに切り取られている姿は圧倒される。光の捉え方、色の使い方、構図のバランス等々、どれを取っても航空機写真というカテゴリを超越して、恐らくどんなジャンルにも応用できそして参考になるはずだ。

写真展に関しては、特にジャンルは拘らずに観るようにしている。そのテーマに興味がなくとも、作品の選択基準や展示順、照明などは色々参考になるためだ。撮影者本人がいる時はラッキーで、その場合は可能な限り話を聞くようにしている。まあなかなかメジャー級の写真家だと取り巻きが多いので難しいけどね。

ちなみにルーク・オザワ氏は、この分野の第一人者とは思えないほどフランクな方で、見た目からしてダンディでいわゆる格好いいカメラマンである。

FUJIFILM X-H1 / XF10-24mmF4 R OIS / Velvia

普段、飛行機を直接撮る機会はほとんどないが、上州の空は北回りの欧州航路の下に当たるようで、飛行機雲なら時々良いアクセントとして撮るようにしている。

この日もブナ林から見上げる抜けるように青い空に、一筋の飛行機雲が伸びていた。エゾハルゼミの合唱が一際大きく響く。