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クマスプレーにはトウガラシエキスから抽出したカプサイシンを濃縮した液体が格納されいる。

その強力な刺激物となるカプサイシンをクマに対して噴射することで、匂いに鋭敏なクマの攻撃意欲を減退させて追い払う効果が期待できる。

ただ、環境化学部質ではないので、期待する効果が持続するのは製造時から4年程度と言われているおり、時期が来れば廃棄して新たにスプレーを手に入れる必要がある。

うちにあるクマスプレーは代々カウンターアソルトで、最初に手に入れてから四半世紀の間に都合7本ほど順次更新してきている。

最初の数本はアラスカに行った際に手に入れて、9.11以降は機内に持ち込めないので現地で空にして捨ててきたが、国内で手に入れたものはその都度処分してきている。

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この夏に入替えたのでそれまでの古いのを処分するタイミングを計っていたが、この日は猛烈な西風が強風となって吹いており、風下に民家などない原野だったので丁度良いとばかりに空にしてきた。

が、空になったからといって他のスプレー缶と一緒に捨てるわけにはいかないので、家に持ち帰ってきて穴を開け、このまましばらく庭の隅に放置して野ざらしにしてから廃棄することになる。

成分が弱くなったと言っても人に対してはまだまだ十分な威力があるので、うかつに捨てるわけには行かないのである。

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クマ棚

2023/11/12

ニュースでも騒がれている通り北東北はクマの生息数が多く、必然的に目撃や熊害事故も多い。

実際、春から仕事で毎月当地に出張ってきているが、遠くに近くにクマを観ない月は今のところ一回もない状況。

冬が来ればこの騒ぎも収まってくるとは思うが、食べ物にありつけず腹が減った状態で無事に冬ごもりに迎えられるかは厳しい状況なので、積雪具合によってはまだクマ騒動も続く可能性もあるな。

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落葉した森ではミズナラとクリにクマ棚が見つかる。木々が葉を落としたことで、遠目にもその存在がよく見て取れる。

毎月観ていた景色の中で、クマたちがせっせとドングリを食べていたのに、こちらはまったく気が付かずにいたということだ。

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この秋はクマの出没増加とそれに伴う事故のニュースが目立っている。根本的にはクマが増えたことが主たる要因であり、雄ならそれは自ずから縄張りの問題となる。

クマニュースで必ず付け加えられる餌不足というのは否定はしないが、そもそも堅果類は年によって豊作・不作がはっきりしているので、それを目当てにしている生きものは織り込み済みの話である。

個人的には報道のあり方にも問題があると思っていて、センセーショナルな話題ということで特にテレビがネタとして扱っている側面が否定できず、恐らくADが北海道や東北などクマが出没しそうな地域の役場や警察に毎日連絡して、仔細な情報をすくい上げているというのがあるだろう。

その昔、三菱のパジェロが走行中に炎上するという事故があり、それを受けて毎日のように日本中の何処かで今日もパジェロが燃えていたというニュースが連日流れたことがあった。

当時JAFに知り合いがいたので聞いたことがあるが、特別パジェロが燃えていたということでもなく、どこのメーカーの車であれ事故や問題があれば炎上していたということであった。

つまりは恣意的に取り上げられたある意味作られた情報ということである。某国営放送がOSO18を執拗に取り上げ、いかにも怪物の如き凶獣扱いをしているのを観ていても、無理くりセンセーショナルなニュースに仕立て上げようとしている感は拭えない。

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森の中でシカの角を拾った。四尖なのでもう立派な成獣だろう(嘘)。

という戯言はさておき、近所のあれだけシカがいても、その辺の藪の中を歩いても意外にシカの角を見つける機会はない。

人が言う多いという感覚が、いかに要らんバイアスが掛かっている感覚かということだ。

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山間地で見掛けたリスのロードキル。タヌキやハクビシンはよく見掛けるがリスは久しぶり。

対向車があったので一旦通り過ぎたが、戻って確認すると外傷がないので轢死というより衝突死かな。

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某博物館用の標本に良さそうと思ったが、あいにく適当な袋がなく、さらによく見るとダニーさんたちがワラワラと…

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鹿鳴の季節

2023/10/12

先週近所でシカの初鳴きを聞いた。それ以来ほぼ連日朝に夕にどこからか、例の叫び声とも悲鳴ともつかぬ鳴き声が聞こえてくる。

先日秋が遅いと書いたが、シカのラッティングコールに関しては平年並みと言ったところ。早い年は9月中旬に聞くこともあるが、大体10月上旬が平均である。

イノシシは少し勢いが減った感がある..近年県内で流行っている豚コレラの影響と言われている..が、シカに関して相変わらずで、県内山間地ならどこ行っても本体も痕跡も見掛けないこと無いぐらいだ。

LUMIX GH6 / Swarovski STX95 / 4K120P静止画切り出し

午後遅く、1kmほど離れた対岸の牧草地に姿を現した牡ジカ。

肉眼で黒い点を見つけたときは最初クマかと思ったほど全身黒々として、今まさに繁殖期といった感じだ。

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今の時期は田舎ではクマの出没が話題になるが、農家的には獣害被害はクマよりはシカやイノシシ、サル..赤城高原では出没はまれ..それに果樹ならハクビシンのほうがはるかに迷惑で問題である。

おらが村のクマによる農作物被害で顕著なのはトウモロコシで、たとえそれがデントコーンであっても一旦居着かれると、単独個体でも根こそぎになりかねないので、すぐに猟友会に頼んで捕獲駆除となる。

なので忘れた頃に防災無線でクマの出没警報が流されるが、クマ出没中!みたいな野良看板が設置されることはほとんどない。

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上の2枚はどちらも渋川市の山際に立っている注意喚起。看板の内容から設置したのは別の部署(または人)なのは明らかだが、設置場所が100mも離れていない同じ道沿いなのだから呆れる。

そもそも常設されている時点でほぼ誰も見ないし意味がないのだが、問題なのは1枚目は本州には生息していないヒグマで、2枚目はデフォルメされているがどう見てもマレーグマにしか見えない。

何れ専門家に確認も取らず、やっつけ仕事であることが明らかだ。

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この秋は東日本、特に東北管内を中心にブナが大凶作ということだが、各地でドングリの不作も報じられている。

ブナが不作だとクマが里に出没が増えると大騒ぎになるが、ブナが里近くで見られる地域が特別多いわけではないので、ブナだけならそこまで騒ぐことはないと考えている。

むしろミズナラやコナラなどのドングリ類や、クリが不作の年のほうがクマにとっては影響が大きいだろう。

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近所で防風林脇の農道にしゃがんで、その場で手に届く範囲でこれくらいは集まる。赤城高原ではコナラに限って言えば世間で言われるほど少ない感じはない。

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シカの寝床

2023/9/28

裏山の森の中でさっきまで誰かが寝ていたような寝床を発見。

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寝床の主は牡ジカ。前日に同じ林分でクマを見掛けていたので最初はクマを疑ったが、クマは身を隠せる藪っぽいところを好むのと、何より近くに生々しい角研ぎの痕があった。

秋はシカたちの祭りの季節。ラッティングコールがそろそろ聞こえそうだ。

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この夏、某所でよく見掛けた頭頂部が妙にオレンジなのが特徴のカモシカ。同じ流域の伐採地や草地を見つけては張り込みし、イヌワシの狩場探索をしているとわりとよく出会う。

最初はこちらを警戒する素振りを見せていたが、無視すると決め込んだようで最近はほとんどこちらに興味を示さない。

写真だと平地に見えるが実際はそこそこの傾斜地。こちらはいつも斜面上端の林縁で張り込んでいて、1回だけカモシカがいる時に小生との間にクマが出たことがあったが、こちらが風上だったのですぐに藪に逃げんでしまった。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

尚、張り込み対象は谷を挟んだ向かいの新しい伐採地で、写真の草地ではない。さすがに狩場に人の気配があってはイヌワシは上空は飛んでも下に降りてこないので。

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今夏は近所でクマの目撃情報が多い。

この月初、うちから300mほど離れたデントコーン畑からクマが出てくるところを、畑に隣接する民家の住人が目撃している。

そしてお盆には、上の集落の同じくデントコーン畑付近をうろついている個体を農家が目撃。それぞれ距離は離れているが、沢伝いに人知れず移動は容易なので、恐らくは同じ個体と思われる。

何れも目撃者が役場に連絡しているので防災無線が流れていたが、他の地区での目撃情報も時々流れてくるので、近年になく今夏はクマに関しては騒がしい状況だ。

東北や新潟ではブナの不作がすでに報じられており、県内でもブナに関しては不作の傾向であるが、赤城高原にはブナ林はないので、クマが口にする堅果類ならミズナラやコナラのドングリのほうが影響がある。

そのドングリもミズナラは不作傾向だが、赤城高原に多いコナラは例年並みなので、特に木の実が不作なのでクマの出没が多いというわけでも無さそうだ。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

オニグルミの実もクマはよく食べているが、こちらもまあ例年並みと言ったところ。