カテゴリ : ほ乳類

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防風林脇の路傍の草むらから、子供のソフビの玩具を鳴らすような甲高い音が聞こえてきた。

昔から秋口に時々耳にしていた声..一応Pixel5で録音はした..ではあるが、季節的にも鳥ではなく明らかにけものであることは間違いない。しかし、声の主が誰かまでは分からなかった。

とその時、草むらからその声の主が飛び出してきて、あわやこちらの足に飛びかかるかと思って避けたところ、空中?で反転して農道に着地、こちらをマジマジと見上げているではないか。

日の出前で薄暗いこともあって、初めはパッと見ノラネコかと思ったが、鼻筋の白い模様からすぐにハクビシンと分かった。それもまだ小さい幼獣といった感じ。

雰囲気的に親とはぐれたか何かで、必死に親を探して呼んでいたところに拙者が通りがかったので、足音を聞きつけて近づいてきたといった様子であった。

確かにハクビシンの出産時期は他の哺乳類より遅く、多くは夏から秋にかけてになるので、時期的にまさにそういうことなのだろう。

しばらく目を合わせてどうしたものかと思っていたら、防風林の奥から先ほどと音質は似通っているがトーンは低い感じ..それでも十分甲高いけどね..の声が聞こえてきて、ハクビシンの子供は踵を返してその音源の方向へと林の中へ消えていった。

ちなみに場所は過去2回ほどナマビシンを見かけた近くである。

FUJIFILM GFX100S / GF23mm F4 R LM WR / Velvia

写真があると言えば一応ある。が、その時手にしていたのは18mm相当の超広角レンズが付いた1億画素カメラで、しかもパノラマモード設定というオチ..

まあ知っている人が見ればそれと判るとは思うが、とりあえずハクビシンの幼獣をGFX100Sのパノラマモードでしかも日の出前に手持ちで撮影したのは世界初だろうなw

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冬眠する哺乳類について調べていて、そう言えばアナグマも冬眠するんだったなと。

冬眠することでよく知られているのは同じクマの名を冠するツキノワグマとヒグマがいるが、体型からくる印象からかアナグマをクマの仲間だと思っている人は多い。

分類上、目まで遡れば同じ食肉目に属するが、ツキノワグマやヒグマは独立したクマ科で、アナグマはイタチ科に分類される。つまりクマと名前に付いていても、どちらかと言うとテンやイタチに近い仲間ということになる。

テンやイタチは冬眠せずに冬でも活動するが、アナグマは科の異なるクマ同様に冬眠する辺り、なかなか分類というのはややこしく素人には理解が難しい学問である。

アナグマにしろクマにしろ、冬眠と言ってもヤマネのように仮死状態に入るわけではなく、穴の中でうつらうつらして一冬を過ごす..ただし積極的に採餌活動は行わない..ので、正確には冬の巣篭もりという表現のほうが正しい。

ただ、食生活だけ見るとアナグマはかなりの部分でイノシシと似通っているが、イノシシは冬ごもりをしないので、アナグマのほうがより動物性の餌資源に依存しているということになろうか。

E-M1X / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

林道の奥、150mは離れていたが何かがよたよたと動いているのに気がついた。同じ場所でよくキツネを見かけるのでいつもの個体かと思いつつも、双眼鏡で覗くとアナグマであることが分かった。

こんな時間帯に珍しいと思い、こちらに向かってくるのを期待してその場にしゃがみ込んで姿勢を低くして待機..アナグマは近眼で目が良くない..したが、残念ながら100mほど先で畑脇の防風林へと姿を消した。

目が悪くとも鼻は非常に良いが、こちらに気がついたわけではなく、興味がそっちに向かったというところだろう。もちろん興味とは餌探しであって、大好物のミミズやカブトムシの幼虫などを終日..一般的に活動時間は夜間が多い..探し回っているのである。

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今年の富士山の初冠雪は7日と発表されていたが、観測した甲府地方気象台はこれを一旦取り消すとのことだ。

何でも富士山山頂の9月20日の平均気温が8月4日を上回ったということで、最高気温以前の降雪は初冠雪とは記録していないとのこと。

9月初旬だとそりゃ今年は随分と早いなぁとは思っていたのは確かだが、冠雪した事実は置いといて見直すというのも何とも異例な話である。

とは言え自然の移ろいと人が決めた暦との微妙なズレからくる観測条件の差異は、事前のルールの基で当てはめていかないと、後々その統計値を使う際に面倒なことになるので仕方ないことであろう。

生物季節観測で言えば、例えばスイセンやウメの開花は緯度の低い地域では年の瀬に開花するのが一般的だ。

だが、そのまま人の暦に当てはめると12月の記録となってしまって、数字上は緯度の高い地域より遅いということになってしまうので、年界をまたぐというパラメータを加えることで、暦の上では前年末であっても、翌年のデータとして扱うというのがイレギュラーな対応となる。

Canon EOS-1V / EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM / PROVIA / グリズリー

Canon EOS-1V / EF24-70mm F2.8L USM / PROVIA / カリブー

余談だが、四季がはっきりしている日本と違い、例えばアラスカ北極圏など極地での初雪・遅雪の切り分けというのは難しのではないかと思っていて、現地を訪れた際に聞いてみたことがある。

その当時のデナリ国立公園のレンジャー曰く、7月中に降れば遅雪、8月以降なら初雪と言っていた。公式的なものか今となっては定かではないが、8月のお盆過ぎ、やけに冷え込むとな朝テントから顔を出してみたら、ツンドラが一面真っ白で驚いたのを思い出した。

一枚目の写真はその8月22日に突然の降雪に見舞われた日に、バックカントリーで出会ったグリズリー。好物のブルーベリーを探してツンドラを歩き回り、近くにいる当方には目もくれず、あちこちほじくり返していたのをよく憶えている。

二枚目は同月27日のもの。この年は今年は雪が早いとレンジャーも驚いたほどよく雪が降っていて、いくらなんでも大袈裟だろうと思いつつ持ち込んでいたダウンの寝袋に随分と助けられた。

実際、9月に入ってすぐに氷点下10℃まで下がった朝もあって、さすがに極地は違うなと思ったものである。何しろ15日に国立公園が冬季閉鎖となって帰国した際、日本はうだるような残暑の中だったのだから。

初鹿鳴

2021/9/14

まだそれほど頻繁ではないが、一昨日辺りから気の早いシカのラッティングコールが聞こえるようになった。当然今シーズン初だが、例年に比べてかなり早い印象。

今年は秋が早いのではないかと言われていて、北海道ではすでにオオヒシクイの飛来が報告されているようだが、生きものの季節移動はどうだろうか。

こういう季節の便りをまとめて報告できる仕組みがあると良いよねとつくづく思う。

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / Classic Nega.

このところ朝は10℃台前半の日が続いている。

今週末は台風..上陸する頃には熱低に変わるようだが..がやって来るので、一過のあとに一時的に暑さがぶり返すだろうが、それもで確実に秋は進行中。

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どうした片品

2021/8/29

先日の尾瀬ガイド協会に続いてまた片品村がやらかしている。

なんでも武尊牧場キャンプ場で音楽関係のフェスか何か開いているらしいが、その参加資格にマスク着用が義務付けられているところまでは良いとして、マスクの種類におしゃれなウレタンマスクやら布マスクを要求しているとのこと。

不織布マスクは「オシャレじゃない」のでご遠慮をという何とも時代錯誤も甚だしい話だ。

いかに風通しが良い屋外でのイベントとは言っても、驚異的な感染力のデルタ株の前では布やウレタンのマスクはほぼ無力と言われている。にも関わらず不織布マスクを禁止するって一体どんな神経しているんだかね。

最近不祥事が続いているのは偶然なんだろうけも、片品村はどうなってんだかってねぇって皆噂しているぞ。

FUJIFILM X-T4 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA

うちのぬこ様の本家筋に当たる方。ぶっちゃけ母親なんだけどね。

でもそんな事情は知る由もないのでいつ出会ってもこの目つきw。もう敵意しか感じないw

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それ既製品

2021/7/26

東京五輪の開催式はやはり賛否両論の様子。

予算160億円ぐらい掛かっている割にあの程度かとか、ゴタゴタ続きで結果的にシンプルになったような話も聞くが、直前になって担当者が解任されたからと言ってすぐにプログラムを変えられるわけはないのはちょっと考えれば想像はつく。

良し悪しは個人差もあるのでさておき、まあ最初からあの内容だったというのは間違いない。

個人的には、選手団の入場でゲームソフトのイメージ楽曲を使うまで英断できたのなら、海外で人気のアニメキャラクターとかゴジラとか、そういうソフトコンテンツを盛り込んだほうが受けたろうとは思う。

海外で評価が高かったのは、動くピクトグラムのパフォーマンスとドローンによる地球だったらしい。個人的にも確かに前者は面白かったとは思うが、それならドローンで同じものを見せたほうが効果的だったのではと思わなくもない。

ちなみにそのドローン演出だが、さすが技術大国ニッポン!と喜んだ人には申し訳ないが、あれはインテル入ってるで有名な米Intel社がハードとコントロールソフトをパッケージで販売しているその名も「Shooting Star」という既製品で、日本は1mmもスゴくないので念の為w

我が国のIT技術はいわゆる先進国から比べたら遅れに遅れている。ハード面で基礎技術的にはまだリードしている部分もあるが、特にソフトウエアでは中国辺りとはすでに差が開きつつあると言って良い。IT業界の末端にいるものとして、これだけは言っておきたい。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

親からはぐれたか、子鹿が森からさまよい出てきた。しばらく様子を見ても付近に親らしき個体がいるふうはない。

フラフラ歩きながら時折匂いをかぐ仕草を見せるが、どうしたら良いのか自分でもわかっていないのだろう。

100mほど農道歩いたが結局再び戻ってきて、出てきたところと同じコースで森へ戻っていった。森の中に親がいれば良いが、いくらシカの天敵がいないとは言っても、子供だけで生き延びるには自然界は甘くない。

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今更ながらだが、G9PROの動物認識AFを鳥以外で試す機会がなかなか無かったところ、うまい具合に近所の新顔のノラが向こうからこちらに気付かず無防備にやって来たので、少し試すことができた。

結果は概ね期待通りと言ったところで、人物認識同様にネコと認識できる形状である限り囲み枠が現れて、ネコを捕捉し続けていた。

ただ、本件に関してこちらが操作に不慣れなこともあって、事前に設定したAF動作との組み合わせ?による挙動のクセまでは今ひとつ把握しきれてない。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

他のノラと違ってちょっと無防備過ぎると思って眺めていたが、正面を向いたところで左目が見えていなのがわかった。

片目だけだと立体視ができないので、獲物との距離感を測るのはかなり苦労すると思われ、狩りをする動物としてはちょっと致命的だろう。

近所のノラたちは入れ替わりが激しいので、この個体がいつまで姿を見せるかは不透明だな。

ギャワン、ギャワワンという鳴き声に周囲を探すと、雨上がりの蒟蒻畑にキツネが一匹佇んでいた。やけに声のヌケが良いのも合点がいく。

この畑は先日のキツネ夫婦が子育てしている空き地..と言ってもこちらの背丈ほどの雑草で草茫々だが..に隣接しており、畑含め周辺に足跡がよく残っている。

久しぶりに子狐を観たいと思って通りがかる度に注意しているのだが、この時は先に親に見つかってしまった。この後しばらくこちらを眺めていたが、小走りに巣穴のあると思しき方向へ姿を消した。

さっきの鳴き声は子供らに人がいるから出てくるなの警告だったのかもしれない。

LUMIX G9 PRO/ LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

稲の神様を祀るお稲荷さんでは、キツネを神様の使いとしていることで知られ、狛犬の代わりにキツネが入り口を守っている。

うちの田舎ではそのお稲荷さんのことをこんこん様と呼んでいたが、古来よりキツネの鳴き声をコンコンと言ひ現すことからその名があると思われる。

小さい頃は野生のキツネなど観たこともなかった..生息数自体は今よりははるかに多かったろうと想像..ので、当然にようにコンコンと鳴くものだと思っていたが、今思えば普段耳にする鳴き声とはかなりのギャップがある。

正直なところ個人的にはキツネがコンコンと鳴くのは1回も聞いたことがないな。

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前橋でクマ

2021/7/15

静まり返った裏山の小沼。目につくのは湖上をかすめるように飛ぶアキアカネと、こちらの汗を吸水に来たマダラヒカゲぐらい。

一年中観光客がうろつく大沼と違って、週末こそ家族連れなど人影もあるが、平日はほとんどすれ違う人もいない。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

隣接するおとぎの森付近でガサガサと30mほど先の笹をかき分け逃げていく大型獣の気配があったが、シカかカモシカか、それともクマか。

一昨日、この小沼を源流とすると粕川を下った前橋でクマに襲われた人がいたが、赤城山はふつうにクマが生息する場所なので、からっ風街道辺りまでなら十分あり得る話である。

聞けば旧粕川村では以前から目撃例があったようなので、高崎の井野川に出てきたイノシシ同様に、川伝いに移動していると考えて間違いない。

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ピント合わせは絶対マニュアルだ!オートフォーカスなんて邪道、機械に頼っていてはいつまで立っても上達しない!などという輩はこの世からもう絶滅したようで、巷ではだいぶ静かになった印象。

最近は手ブレ補正なんて..と言う輩も減ってきて、いずれ近いうちに絶滅危惧種としてレッドデータ扱いは間違いない。

機械でもでき且つ人より高精度な結果になるのにわざわざ人がやる必要など無いわけで、なるべく楽をしたい拙者には良い世の中になったきたなとw

しかもAFは今や人の顔や瞳のみならず、犬猫鳥まで認識してピントを合わせてくれるのだからありがたいことこの上ないぞ。

とは言え手持ちの機材では辛うじてオリのE-M1Xの鳥認識だけで、パナは絶対動物認識を入れてくると確信があるが、フジなどやる気があるのかさえ未だに不明だ。

まあ若い頃と違って今はそこまで拘って生きものを撮ることはない..15年以上前なら間違いなくEOS R5とRFレンズ一式担いでいるw..ので別段不便は感じないが、出来ないより出来たほうが良いに決まっているので、X-H2が登場する頃にはお願いしたいものだ。

なんでこんな話を書いているかと言うと、海外のそっち系のニュースを眺めていたら、なんと世界初の動物認識は富士フイルムが10年前に出した「FinePix F80EXR」だったというではないか。

その頃のフジのカメラなど全然知らないのだが、カテゴリとしては今や絶滅危惧種となったコンデジだったというからさらに驚きなのである。

なんだやれば出来るんじゃないのフジさんよ。こりゃちょっと期待しても良いかねw

LUMIX G9 PRO/ LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

山際の防鹿柵の前を歩く鹿。こっち側にいる時点でまったく柵が用をなしておらず、しかも耕作地から逆に出られないという点は一応突っ込んでおきたい。

300m以上離れているが、まだ陽炎が立つ前なので比較的シャープに撮れる。野外でのピントの最大の敵は陽炎であり、どんなに高価な超望遠レンズであっても陽炎の前では無力である。そして陽炎には夏も冬も関係ないので、我々のように遠くから生きものを記録する人種にとって一番厄介な存在と言える。

それにしてもそもそも生きものと言っても、この距離でこのクラスの大きさになると、xx認識などなくても関係ないね。AFで普通に撮ってノープロブレムである。

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