カテゴリ : ほ乳類

今年もこの季節がやって来た。冬はワイルドライフの行動トレースが簡単でステキ。

FUJIFILM X-T2 / XF35mm F1.4 R

iPhone 6

2軸可変機構というギミックを備えたX-T2の背面液晶モニターもステキ。パナ等に見られるバリアングルモニターでも良いが、この角度で縦位置構図を撮れるのは更に素晴らしい。

今どきウン十万円もふんだくるお高い一眼レフで、液晶モニター一つ動かないどこかの某C社は見習いなさい。え?最近はバリアングルモニターがつく下位モデルもある?殿様商売しやがってやること遅せぇーんだよ、まったく。

ちなみにこの足跡はキツネ。急いでいたのか少し小走り気味。

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雪中行軍

2017/12/14

50mほど先の村道を横切る複数の黒い影を発見。近づくまでもなくそれがイノシシであることはすぐに判ったが、多勢に無勢で少し躊躇したものの、そこはやはり好奇心には勝てず、音を立てずに足早に連中の後を付ける。

防風林越しに見下ろしてみると、てっきりそのまま隣接する畑を駆け抜けて行ったかと思いきや、連中は意外にすぐ近くでまだたむろっているところであった。これはちょっと近すぎるとか一瞬迷ったものの、どうもこちらが風下だったようで、気付かれることなくしばし様子を眺める。

5頭で集まって鼻先で雪を掘り返しながら..この畑は蒟蒻畑だった..ブイブイしていたが、こちらに気付いたのかどうか、不意に隊列を組んで雪を蹴散らし歩き出したかと思ったら、電柵をくぐって..当然通電していないことは知っている..近くの別荘地の中へと消えていった。

FUJIFILM X-T2 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS

FUJIFILM X-T2 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS

本来、イノシシは足が短いので多雪地帯ではなかなか生存が厳しいのだが、赤城高原の積雪量程度では何の障害にもならない。

それよりも農閑期のこの時期は畑に色々埋まっていて餌には困らないので、まれにやって来る大寒波の大雪さえしのげれば、イノシシの生息地としてはそう悪い場所ではないだろう。

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神奈川の平塚に端を発した都内のサル出没騒動。その後に厚木・鎌倉・鶴見と移動し、多摩川を越えて大田区・港区、そして最後(の目撃情報)は何と豊島区まで到達した模様。

さすがに最初は同じ個体ではないのではないか?と勘ぐっていたが、同時多発的に目撃情報が出ないこと、ニュース報道で見る限り確かに同じ個体っぽい雰囲気であった。

目撃者の話に大きなサルだったというのがあったが、映像を見る限りまだ若い雄のようで、不用意に人に近づくこともないようなので野生個体なのは間違いない。まあ大方の予想通り、群れから離れて渡り歩くはぐれ個体だろうね。

サルは興奮すると人を襲うこともあるので警察も放置できず、関係部署と連携して捕獲を試みたようだが、こう管轄を超えて移動されると縦割りの問題もあって、結局取り逃がしたようである。

ま、師走の大都会もなかなか野性味溢れて大変なこってw

FUJIFILM X-T2 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR

沢筋の森の中を歩いていてサルの群れに遭遇。20頭もいなかったのでそんなに大きな群れではなかったが、こちらを見るなり一目散に森の中を逃げていった。

場所的に山間の集落も近くそれなりに追い払いにあっているのだろう、まあ野生動物としては至極まっとうな行動ではある。

中でも写真の個体は一際体躯が大きく、群れの先頭を歩いていたが、木に登って警戒するように周囲を睥睨し、尚且つカメラを持って近づくこちらを歯をむいて威嚇してきた。さながら「しんがり」を務めるごときリーダーであった。

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昨日は拙者も籍をおく某研究会の会議のために上京。師走最初の週末はどこもクリスマスに向けて活況で、田舎とは全然ことなる賑やかな雰囲気に酔いそうになってしまったw

iPhone 6

会議は午後からだったので、昼前に気になっていた写真展を物色。少し前にFacebookで流れてきた情報を元に新宿ナイコンギャラリーで開催中の渡邉智之氏の個展「ホンドギツネって知ってる?~散歩道に潜む野生~」を観てきた。

iPhone 6 (ご本人に許可をもらっての掲載)

野生動物の写真というと、アフリカやアラスカなど行けば誰でも撮れそうな被写体を安易に選びそうな昨今、ホンドギツネを敢えて被写体に選ぶというのは何とも玄人好みである。

キツネは民話に登場するほど人の意識の中に強くその名が残るものの、本州以南の野生でその姿を見たことがある人はほとんど居ないだろう。

同じアカギツネの仲間なら、いわゆるキタキツネが北海道に行けばこれまた掃いて捨てるほど道端にいるわけで、探す必要もなく向こうから近づいてくる個体が多いが、ホンドギツネはそれこそロボットカメラでも仕掛けない限り、その生息すら知られることはない。

では数が少ないかと言えばそんなこともなく、実は平地の河川敷などで人知れず子育てをしていたりするのである。

作品の殆どがデイライトというのも驚きなのだが、渡邉氏の写真がスゴイのは、キツネにレンズを意識させないその撮り方にある。わざと目線をもらったであろうカット以外は、ほぼレンズを見ていないのである。本人曰く慣れてもらったと言っていたが、犬猫じゃあるまいしなかなかそんな簡単に行くことではない。

色々話を聞いた限りではかなりキツネの生態にも精通していたので、かなり努力した点が伺える。雑誌やメーカーのカメラテスターみたいなカメラマンが多い..誰しも飯を食わねばなのでそれ自体悪い話ではないが..中にあって、若いのになかなか良い仕事をしているなぁと感じ入っているところである。

まだまだキツネをテーマに掘り下げるのか、また別の野生を追いかけるのか、時間的な都合でその辺りを掘り下げて聞かずにギャラリーを離れてしまったが、今後の活動に期待したい若手写真家の一人になった。

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最初の色付き

2017/9/27

ここ数日、近所の農耕地でノビタキ数羽を確認している。秋の渡りでの立ち寄りの様子。キャベツに留まる姿は何とも新鮮w

それと一昨日辺りからシカのラッティングコールが聞こえ始めた。昨晩など結構近くて、道路挟んだ向かいのコンニャク畑から聞こえてきた。駄犬は何しているんだ一体w

FUJIFILM X-T2 / XF35mm F1.4 R

我が家で最も早い紅葉はソメイヨシノだが、今年はなぜか遅れている。なのでブルーベリーが先に色付き始めた。

最初はフイルムシミュレーションをベルビアモードで撮ったが、色温度の低さからか極端に誇張されてしまったので、プロビアモードで撮り直す。

ドングリと並ぶ里山の山野の実りと言えばクリ。これまたいがが弾けて落果しないと口にするのも難しいが、地面に落ちてしまえばいがに包まれていようとも関係ない。クマは掌、イノシシはその頑強な鼻先で器用に開いて実を取り出して食べている。

山に入れば原種のシバグリ..いわゆる山栗のこと..だが、農村の集落周辺では粒の大きい品種なので、人があまり食べなくなって放置されているクリの木は、動物たちにとってはさぞご馳走のなる木に映っているであろう。

FUJIFILM X-T2 / XF35mm F1.4 R

最後まで頑張っていた実もほとんど落果してしまった。人が拾うのが早いか、動物たちの口に入るのが早いか、農村部では争奪戦となることもある。

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ほとんどの生きものが好物とするドングリは、本来なら落果するまで待たなければならず、樹上にある限りカケスやリス、それにクマなど限られた生きものだけのもとなる。

それが台風で大風が吹くことで落果が早まり、ネズミやシカ、イノシシなど誰もが労せず口にすることができる。これぞまさに台風様さまの功と言えよう。

FUJIFILM X-T2 / XF35mm F1.4 R

青くみずみずしいコナラのドングリは、とりわけクマの大好物。わざわざ木に登らずとも食べられるならこんな楽な事はない。

ただこんな農道上に散乱しているケースでは、ネズミやシカの口に入ることがほとんだ。このドングリたちも数日かけて徐々に姿を消した。

琉球大学がツシマヤマネコの調査中に、偶然カワウソの姿を映像に捉えたということで、にわかにニホンカワウソが脚光を浴びることとなった。

軍事用に毛皮目的で乱獲されたことと、国内の川辺事情の悪化..魚の減少と三面護岸工事の乱発..で生息域を奪われた形で絶滅種扱いになっているニホンカワウソ。

デジタルカメラになって以降、自動撮影装置の利用の敷居が下がり、日本中に調査目的でロボットカメラが設置されている現状で、これまで発見されていなかったことから、やはりニホンカワウソは絶滅していると考えて良いだろう。

件のカワウソも糞から採取したDNA鑑定ではユーラシアカワウソ..ニホンカワウソはその亜種の位置付け..と判断されているようで、それであればニュースでも言われている通り、隣接する朝鮮半島から移入してきたと考えるのが自然だろう。

ただ、対馬から朝鮮半島が見えているとは言っても、海峡の幅は50kmほどあるので、安藤先生の考えでも自力での移動は難しいとのこと。偶然海辺の漁船をねぐらにしていた個体が沖合で海に入って逃げ、対馬側に泳ぎ渡ってきたというのが有り得そうなシチュエーションだが、それとて雌雄2個体いるらしいという話からすると、出来過ぎにも聞こえてくる。

さて、この後都合よく対馬の個体が九州に渡ってくることは考えられないので、発見者含め関係機関がどういった動きを見せるかは見守るしかないが、これをもってニホンカワウソが復活した、だから各地に移入しようなどとはゆめゆめ思わないことを願いたい。

種そのものも大事だが、そもそも絶滅した理由を改善または除去しない限り、再び子孫を残せず絶滅してしまうのは目に見ている。カワウで相当漁業被害を被っている漁協など、理解なくカワウソを離せば反発するのは分かりきった話だからね。

オオカミ移入の話と同様、今までそこにいなかった生きものの新たな出現というのは、人が考えている以上にインパクトのある話なのである。この狭い日本列島、人跡未踏の地などどこにもない。いずれどうあっても人間の生活圏に深く関わってくるのだ。

余談だが、某首相がオバマ米元大統領に送ったことで有名になった獺祭の意味がカワウソ..和名では「獺」の一字を当てる..から命名されているとは知らなかった。

最後にその姿を見られているのが四国の高知ということもあって、西日本では近代まで身近な生きものだったのだろう。

FUJIFILM X-T2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR

今日は久しぶりに日差しが戻った。レタスもキャベツも、この夏の日照不足でその生育に影響が出ており、それがそのまま市場価格の高騰につながっている。東北の米も心配だしね。

いくらシカが増えたと言っても、夜間ならいざしらず、この季節の昼の日中にシカを見ることは稀だ。出産したての子連れなら尚更で、昼間は森の奥でじっとしているはずである。

シカの子供を襲う天敵、つまり肉食獣が存在しないので、基本的には身に危険が及ぶ可能性は低いのだが、常に食料として付け狙われてきたその立場では、本能的に身を隠すという性からは逃れられないようである。

森にはクマがいて、実際シカの子供を捕食する可能性もあるが、シカの子供は生まれてすぐに立って走ることができるので、不意を襲われない限りクマが餌にありつくのは難しい。

明治以前なら日本にもオオカミが居て、群れでシカを狩りてていたことは想像に難くないが、ニホンオオカミはすでに絶滅している。同族として場所によっては野犬の群れがシカを襲うこともあるようだが、それは今のところ限定的だ。

米イエローストーンでの成功例を元に、日本でもオオカミを導入してシカ対策を宣う連中もいるが、国土の狭い日本でオオカミの群れがシカ以外の生きものを襲わない保証などどこにもないので、どう考えてもそんな都合のいい話に落ち着くわけがない。

件のイエローストーンでは家畜を襲う個体が増えたので駆除対象にしてるしね。

FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR x1.4

森の中を歩いていて不意に視線を感じる。

ゆるゆると周囲を探すと、反対側の林縁にシカのシルエットが浮かんだ。尻の白い毛を開いて完全に警戒モードで、こちらがカメラを構えると途端にキョン鳴いて走って逃げていった。

千年の単位で手厚く保護されてきた奈良公園のシカとは大違いだ。

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前線が下がったもんで梅雨に逆戻りのようなムシムシしとしと天気に閉口。ま、今週から恒例の月末戦線に突入なので、どのみちフィールドには出掛けられないけどね。

LUMIX GH5 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

隣のSさんちの耳割れ。今日は呼ばなくても向こうから振り向いた。まだ冬子の仕込みには早いように思うが、ここ数日は朝早くから近所でニャーニャーうるさいぞ。

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