先週末にヒバリが鳴いてロウバイが咲いた。どちらも今シーズン初鳴き、開花ということになるが、今年は春が早いという大方の予想を裏切って、どちらも例年より遅い結果に。
もう世の中は梅から桜へと話題が移っている中、当地ではまだこれからウメの季節だ。
ヒバリは赤城高原では漂鳥なので、越冬地の状況もあってか年によってバラつきがある。
ロウバイは月初には咲くかと思っていたのでちょっと意外。2月はそこまで日照時間が少ないことはなかった思うけど、自然は人が考えているほど単純ではないってことかな。
先週末にヒバリが鳴いてロウバイが咲いた。どちらも今シーズン初鳴き、開花ということになるが、今年は春が早いという大方の予想を裏切って、どちらも例年より遅い結果に。
もう世の中は梅から桜へと話題が移っている中、当地ではまだこれからウメの季節だ。
ヒバリは赤城高原では漂鳥なので、越冬地の状況もあってか年によってバラつきがある。
ロウバイは月初には咲くかと思っていたのでちょっと意外。2月はそこまで日照時間が少ないことはなかった思うけど、自然は人が考えているほど単純ではないってことかな。
3月に入って県北は早春の風情が出始めているが、啓蟄を過ぎたとは言えまだ花の季節には程遠い。せいぜい雪の渓流沿いにマンサクが咲いているぐらいだ。
下界は早咲きの河津桜と梅がどこも満開のようで、SNSに流れてくるのをよく見掛ける。この春はソメイヨシノも早いという予報なので、来週後半とか開花情報が出るかもね。
青空バックの梅や桜はASTIAが一番好み。
写真は何れも先週下界に降りた際に箕郷梅林で撮ったもので、この時はまだ三分咲き程度だったが、今日あたりはもう満開になっていると思われる。
余談だが梅林の花はそれだけだとどこで撮っても同じなので、環境や撮影場所が適度に判るカットがあったほうが良い。箕郷ならやはり榛名山を背景にするのがベターだ。
駐車場脇の樹齢20年のクヌギを近所の樵に頼んで伐採してもらった。実生から成長したので勿体なかったが、根が張り出すと水道管に累が及ぶぞと以前から大工に脅されていたのでやむなく。
クヌギは密度が高く火持ちが良いそうで、樵は良い薪になるとホクホクしながら持って返った。クヌギの余生は薪ストーブで人の生活を暖めて終わることに。
うちの周辺にクヌギは見られないので、倅が小さい頃にどこかでドングリを拾ってきてそれを庭に捨てたのが実生となったと思われ。言うなら子供の手による人為的撹乱ってやつだね。
切り株は直径約40cmほど。さて何を工作しようかな。
今年はかなり多いと言われているスギ花粉。南関東の標高の低い山際の杉林はすでに準備万端の様子。
小生は花粉症と言えるほど辛い症状が出るわけではないが、この時期に屋外に終日立っているとやはり目が痒くなったりくしゃみが出るので、これ以上は影響が出ないに越したことはない。
どこぞの無能政府がコロナ明けの手始めにまずはマスクを外せと言い出し始めているが、そんなこと関係なく日本人はこの時期マスクを手放せない人が多いはずで、花粉の飛散量が多いと聞けばそれはなおのこと。
桜が散る頃までマスクを外す人は実質的には少ないだろうね。
ほのかに漂う甘い香りに視線を移せば、民家の庭先ではロウバイが咲き始めていた。
山中を歩いていて偶然見つけたのだが、大きな岩場の岩のくぼみにどんぐりが詰まっていた。
実はコナラのようだがよく見るとすでに根が生えており、くぼみ周辺のすき間に沿って同様に詰まっている土にその根を伸ばしている様子。
偶然詰まったのか、はたまたカケスやリスが貯蔵目的で隠したのか。前者の場合、周辺の林分にはコナラが点在しているのでその可能性はあるが、岩場の直上や周囲には生えていない。
後者の場合なら「森をつくるカケス」的なストーリーが想像できて面白いが、それこそその現場を見たわけではないので想像の域を出ない。
自然とは偶然が必然の如く積み上がった産物であり、そこが観ていて面白い。色々想像するのは受け手の自由だしね。
岩場の場所はNレコのフィールドノートに位置をプロットしたので、機会あれば数年後にまた様子を観に訪れてみたい。
県北の田舎の柿は11月にはその多くが収穫され、干し柿とするべく寒風の中軒先に吊るされることになる。
それでも今どきはすべてを収穫することはないので、残された多くは鳥やけものの類に餌として提供されることになる。
クマの生息地では集落の柿の木に集中的に執着することがあるので、食べる食べないは別にして早めに落としてしまうところもあるようだが、古い木は高くなってしまってそれも難しいという話だ。
平野部では干し柿を作る習慣もなくなりつつあり、ましてや道沿いの渋柿ともなると誰も手を出さないので、鳥たちが熟して来るのを待つこともなく食べ始めている。
カラマツはスギやヒノキと同様の植林木で、東日本の標高のある山野では普通に見掛ける針葉樹である。ただ、同じ針葉樹でもスギやヒノキと違って落葉するのが特徴で、晩秋を彩る落葉前の黄葉が美しい。
成長速度も早く比較的幹がまっすぐ伸びるが、強度がないので単体では建築材には向かないため、合板にして強度を高めたり、建具の材料に用いいられる。
ちなみにそんなカラマツの原産地が浅間山麓であることは意外に知られていない。
写真は前白根山で見られるカラマツの風衝樹形。樹幹が真っすぐ伸びると書いたが、場所によってはそうもいかないという例。
植物の生育に与える環境因子の一つに風があって、常時強風の影響を受けるとまっすぐに生育するのが難しくなるため、カラマツ言えど風下に向かって地を這うように幹も枝も低く伸ばさざるを得ないのである。
前白根山周辺は標高が2200m前後で森林限界を超えている植生ではあるが、東向きの斜面にはカラマツの自然林がまばらに広がっていて、そのうちいくつかは稜線部に近いものもあって、いずれも写真のような風衝樹形として見られる。
見方によっては自然の力が生んだ盆栽のようだとも言えよう。
X-T5はX-H2と同じX-Tran CMOS 5 HR(4000万画素センサー)を積んできたのは実はちょっと意外だと感じていた。
4000万画素に対応したレンズ群もラインナップされ始めているが、まだユーザーの多くが資産として抱えている旧XFレンズのことを考えると、現行の2600万画素が適当だからである。
なのでセンサーを変えたX-T5S的なモデルの登場を期待する向きもあるようだが、X-H2SのSはX-Tran CMOS 5 HS(積層型センサー)を使ったスピードを意味しているので、逆に高コストになってしまうと容易に想像できる。
恐らくは現行の2600万画素センサーに映像エンジンをX-Processor5に置き換えた、X-T二桁モデルが来年あたり出てくるだろうね。
とにかくXシリーズ10周年ということで今年の富士フイルムが怒涛の新製品ラッシュをしきてたが、これでX-Pro系は容赦なくX-T5以上に写真に特化した変態カメラとして出てきそうなことが予感できるなw
冬を前につかの間の小春日和には春と秋が同居する。