カテゴリ : 花・植物

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晩秋に桜

2018/11/22

朝夕に近所でフクロウの調査を実施中。今は彼らの求愛期なので、割と行動が大胆になっているのだ。

夕方は日が落ちる時間帯を狙って林縁を見て回り、朝は声を目当てに日の出ちょっと前の森の中を歩き回っている。今朝も2ペア4個体の鳴き交わしを確認しており、このうち1ペアはうちのすぐ近所に縄張りがあることは判っている。

谷を挟んだ隣の地区にも2ペアいるっぽいので、こちらは夕方に配り物を届ける..今期は地元の区長なんぞ仰せつかってるもんでね..時にちょっと寄り道して痕跡探しである。

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / PRO Neg. Std

すでに紅葉も終わった標高600m付近の里山で、桜が咲いているのを見つけた。冬桜の一種のようだが、ジュウガツザクラとは花弁の数も付き方も違う。

まあ何れ観賞用の園芸種だとは思うが、それにしてもこの寒空に咲く桜の花というのも不思議な感じがする。

カテゴリ:猛禽, 花・植物|タグ:,

ツチグリ

2018/11/18

雨上がりに森の中を歩いていて、久しぶりにツチグリを見つけた。キノコを探していたわけではないが、斜面を登ろうとして足元を見て気が付いた。

東北では食べる地方もあるようだが、好んで食するほど美味いものでもないと聞いている。見た目はココア風味のチョコレート菓子のようにも見えるけどね。

湿気を好むのはキノコの仲間と同様で、乾いている時は地面に潜って目立たないが、湿度が高くなると開くようだ。とは言え、白い外皮が広がってなければ、恐らく気が付かずにいただろう。

FUJIFILM X-H1 / XF18-135mm F2.8 R LM WR / CLASSIC CHROME

ツチグリで思い浮かべるのが胞子を飛ばすシーン。待っていれば穴が広がって勝手に飛び出すのだろうが、それ待つほど暇ではなかったので、ちょっと指で押してみた。

左手にカメラを構え、横着して手持ちノーファインダーで撮影したので、グダグダの映像になってしまったがw、胞子が飛ぶ様子は判るだろう。

ブナの林床

2018/11/16

森の中を歩く時、行って来いのコース取りなら、行きは樹冠を見上げつつ周囲に目を配りながら歩き、帰りは逆に目線を下げて林床で探しもの、というのが大抵のパターンだ。

もちろん、光線状態が変わるので帰りも周囲には注意しているが、やはり足元のローアングルな世界も捨てがたい。

ただ、難点はフジノンレンズは総じて最短撮影距離が長く、マクロ撮影的な近接能力が低いので、その場合はマイクロフォーサーズの出番となる。

FUJIFILM X-H1 / XF10-24mm F4 R OIS / Velvia

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / Velvia

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / CLASIC CHROME

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / CLASIC CHROME
FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

ブナの森で目線を下げると、当然ながらブナの色々に目が届く。実、落ち葉、枯れ葉、実生、そして倒木などなど。

でも、あまり這いつくばって撮影していると、周囲への警戒が疎かになるので要注意だ。シカはガサガサと賑やかにやって来るが、クマは案外音を立てないので、うっかりばったりは勘弁である。

カテゴリ:花・植物|タグ:

近所の紅葉

2018/11/11

備忘録的に季節の動きを少しアップしておく。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / Dレンジ優先

源流部を除いて、坂東太郎こと利根川の川幅が最も狭くなるのが棚下の綾戸渓谷だ。その標高250m付近が県北では紅葉が見頃になっている。

撮影中にヤマセミがキャラキャラ鳴きながら川面を上流方向に飛び去っていった。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA

庭のシロツメクサの中にコナラのどんぐりが落果して発芽、その幼木が小さいなりに紅葉中。親木の方はかなり落葉しているけどね。

撮影中にキタテハがシロツメクサの花に寄ってきたが、こちらの動きに敏感で写真は撮らせもらえなかった。昨日に続き今日も暖かい一日だったので、こういう日は昆虫も動きが活発だ。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / Dレンジ優先

標高820m付近のいつもの散歩コースもかなり落葉が進んで、農道も隣接する畑も落ち葉で埋め尽くされている。こういった林縁脇の畑は自然の腐葉土ができるので、農家も助かっている。

撮影中にすぐ近くの林内からシカの警戒声が響き、同時にガサガサと数頭が逃げ去っていく姿を見た。

もののけ

2018/10/28

久しぶりにもののけ姫を観た。

史実ではないし、日本列島の地勢を考えると東と西でなかなか考えづらい植生だったりするが、日本のアニメ史上でここまで日本そのものの原生自然を美しく描いた作品はないだろう。

権勢を振るう武士が登場し、蝦夷風の民が主人公に描かれているので、時代的には平安末期辺りかと思えなくもないが、火器が登場する点で室町、それも戦国中期の線が濃そうだ。

主人公が連れているのが馬でなくアカシカと呼ばれるシカの仲間で、これがどう見てもアフリカのウォーターバックそっくりな時点で、フィクションだよなぁと時代考証熱は覚めるけどね。

それと、江戸時代以前ならニホンオオカミがまだ奥山にはいたはずだが、宮崎駿はなぜ山犬をもう一つの主役に置いたのだろうか。

オオカミと山犬は同種だったというのが現在主流の考えらしいが、オオカミと明確に区別する意味で、野生化した犬または野犬と別に考える意見もあるのは事実だ。

シシ神という森の神様が登場し、山犬には物の怪としてそこに仕える?役割を与えているので、神の名を持つ大神では都合が悪かったのかもしれない。

などと、色づくブナの森を歩きつつツラツラ考えていたが、20年も前のアニメなのに未だ影響力があるのはさすが国民的アニメだ。

FUJIFILM X-H1 / XF10-24mm F4 R OIS / Velvia

FUJIFILM X-H1 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR / Velvia

FUJIFILM X-H1 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR / Velvia

FUJIFILM X-H1 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR / Velvia
FUJIFILM X-H1 / XF10-24mm F4 R OIS / Velvia

人の目には華やかに映る錦繍の秋も、ブナの森が今シーズンの店仕舞に入っていることの裏返しだ。秋を愛でつつ冬を待つ、そんな気持ちで森を歩くのは楽しい。

世界初は富士

2018/10/23

世界最初のデジタルカメラを開発したのが富士フイルムとは、つい先日まで知らなかった。

写真フィルムメーカーが世界初のデジタルカメラを開発

元記事には1988年のフォトキナで発表とあるが、その当時は当然ながらフィルムカメラの時代。例えばレンズシステムも含めたAFカメラとしてαショックを生み出したミノルタα-7000が世に出たのが1985年で、キヤノンのフラッグシップ機であるEOS-1が発売されるのは翌年の1989年の話である。

デジタルカメラの起源は意外に古く、コダックが開発したものが世界最初(1975年)と言われている。なので富士フイルムで言う世界最初とは、現在では標準となっているメモリーカード(SRAM)に記録する方式では、という話になるようだ。

この後、現在のデジカメの原型となるQV-10がカシオから発売されるのはさらに7年後の1995年のことなので、富士フイルムだけに限った話ではないが、デジタルカメラの開発自体はかなり早くから行われていたことがうかがえる。

何より驚きなのは、富士フイルムのカメラ事業では主力製品だったフイルムの立場を脅かすような製品を、他のどのカメラメーカーよりも早く形にしていたことだろう。

富士フイルムのデジタル一眼カメラ市場への参入は後発と言われているが、Xシリーズの完成度の高さを見る限り、実は満を持しての投入というのが正しい評価と言えよう。

FUJIFILM X-H1 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR / Velvia

ブナの葉はセルロースが多く硬いために腐りにい。そのためブナの森の土壌はスポンジ状の腐食層が形成されるので、雨水など水分の保水率が高く、緑のダムと呼ばれている。

最後の赤い実はナナカマド。

木が無い

2018/10/19

奥山の紅葉の主役はブナをおいて他にないと思う。

ブナは漢字では木が無いと書いて「橅」となる。幹がまっすぐ育たない上に腐りやすく、建材や建具に用いるわけにも行かず、同じ高木でも針葉樹のように人の生活の糧にならないからだろう。

直接的に人の役には立たないかもしれないが、多様性を育む山の自然の豊かさ、豊穣さを現す時、そこにブナの森が残されているかどうかは一つの指標と考えて良い。

海辺の干潟や湿地帯なども同様であるが、役にたたないことが否である考え方は何とも貧困であると思う。役にたたないものにも価値を見いだせる、そんな寛容な考え方があっても良いのである。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

幹がまっすぐ育たないとは書いたが、多雪地帯のブナは実はあまり横方向に枝を張らない。大きく枝を張り出しすぎると、雪の重みで折れてしまうからだ。

なので日本海側のブナ林の多くは、太平洋側に比べると比較的樹高の高い森が形成される傾向にある。

カテゴリ:花・植物|タグ:

赤い実

2018/10/13

今朝は寒かったなぁ。日中も日が差さないし、Macの前に拘束された状態で体を動かさないこともあって、日中もフリースが手放せない。

何かこのまま仕事に振り回されている間に秋が深まってしまいそう..

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / ガマズミ

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / ガマズミ

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / マムシグサ

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / マムシグサ

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / ノイバラ

旅の途上の鳥たちは黒いミズキの実にご執心だが、路傍の林縁では赤い実がよく目立つ。

ススキの花

2018/10/3

例年、赤城高原では早ければ8月にはススキが伸びてくるのだが、今年は早くに夏の草刈りが行われ、路傍がきれいに刈られてしまって、季節の歩みとは別にススキの出るタイミングが遅れている。

ススキと言えば中秋の名月で団子と一緒に飾るのが一般的で、その穂が伸びた状態がよく知られているところだが、当然のようにススキにも花が咲き、受粉して種子ができるのである。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / CLASSIC CHROME

ただ、花と言っても我々が想像するようなものとは異なり、いわゆる花弁はない。茎から直にぶら下がっている黄色いのが雄しべで、3つずつ出るのが特徴。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / CLASSIC CHROME

花粉を飛ばして役目を終えつつある雄しべと入れ替わりに、赤い雌しべが目立つようになる。ススキはイネ科の風媒花だが、雄しべと雌しべの出てくるタイミングがずれているのは、自家受粉をしないようにするためだろう。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / CLASSIC CHROME

高層湿原に育つワタスゲ然り、普段我々がイメージするススキとは白く輝く穂の状態だが、その少し前に観察できれば、ちゃんと花が咲いているのを見ることができる。

カテゴリ:花・植物|タグ:

台風一過の農道上に、何やらゴロゴロと丸いものが転がっている。ジャガイモ?いやいや、これらはすべてコンニャクの原料となる、こんにゃく芋である。

なかなか一般の人がコンニャクの原料を見る機会はないと思うが、おでんの具や、すき焼きに入れるしらたき、マン○ンライフなどに代表されるコンニャクゼリーも皆、このこんにゃく芋から作られているのだ。

そのこんにゃく芋がなぜ道端に転がっているかと言えば、台風24号の叩きつけるような滝の如き雨によって畑の表土が流されてしまい、浅いところに植わっていたこんにゃく芋が掘り出され、農道上を川のように流れ下る雨水に運ばれてきた、その結果である。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / CLASSIC CROME

写真では分かりづらいが、この道は奥に向かって傾斜しており、どん詰まりはガードレールで行き止まりだが、そのまま谷底へと落ちているのである。

大半の芋はそんな赤城の谷へ転がり落ちていったはずだが、恐らく写真の芋は、台風が過ぎ去った後の勢いの無くなった雨水が残していった置き土産と言ったところだろう。

ところで、森へと消えたこんにゃく芋だが、さぞ野生動物が喜ぶだろうと思うかもしれないが、こんにゃく芋には劇物にも指定されているシュウ酸カルシウムが多量に含まれているため、人が生で食べると下痢などを引き起こし、野に生きるものでもエグくて食べることはまずない。

赤城高原はこんにゃく芋の生産量は日本で一二を争うが、イノシシやシカによるこんにゃく芋への直接の鳥獣被害がほとんどないのには、そんな理由があるのだ。

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