システム屋の端くれとして、話題の大規模接種センターの予約システムに触れないわけにはいかないw
報道されている内容を検証すべく、仲間内でも皆色々試したようで、昨日のzoom界隈でも笑いと憤りで溢れていたw
そしてその既報通り、存在しない市区町村コードと接種券番号が入力可能で、予約ページでは接種期間外も予約可能だった模様。しかも生年月日は「2月31日」のような架空の値が選択できてしまう。
先般地方自治体で多発した予約開始と同時のサーバーダウンを避けるべく、データベースへのアクセスを最小限に抑えているらしいので、そりゃ自治体ごとの接種券番号まで存在チェックできないのは仕方ない..当日実際の接種券を見せないと接種はできない..にしても、せめて市区町村コードぐらいはエラーで弾けよって突っ込みは想定内じゃねぇのか?
しかも生年月日の妥当性チェックまでしていない時点で、当日の本人確認にも使わない情報をさもそれらしく入力させているって、やってる感演出のための受付処理だって見え見え。
市区町村コードと日付の妥当性チェックなんてクライアントサイドの最低限の要求仕様で、ブラウザ上でJavascriptだけで実装できるじゃんか。
ある意味近年では非常に貴重で壮大な手抜き案件で、突貫で作ったような言い訳がましいセリフを担当大臣以下吐きまわっているわけだが、それって自分たちのバカさ無能さを喧伝しているのと同じだぞ。バカが考えマヌケが発注してアホが作るからこんなヌケサクなシステムになる。
防衛省と自衛隊の名を冠したスダレ肝いりでこの程度とは、デジタルでITを推進していくなどとどの口が言っているのか。
そしてこんなセキュアどころか壮大にザルなシステムが、20億近い税金で発注..しかもプロポーザルって話だ..されているのがふざけんなって話で、この程度の内容はうちらに降りてくる頃には50万ももらえないぞ。
と、そう言えば一年前も似たようなことがあったなと思いだしてみれば、まさにアレノマスク騒動そのものではないか。バカは学ぶことをしないからバカなんだが、まさか国家がそのバカを体現しているとは情けない限りだ。
この国の一体どこが先進国なんだか、本当にみっともねぇ。
OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS + MC-14
新緑の陰で羽繕いするヒヨドリ。一見のんびりしているように見えるが、時々撮影するこちらの様子を伺っているのがわかる。
国民も横目でチラ見するだけでなく、もっと国のやることに関心を示したほうが良いぞ。