カテゴリ : カメラネタ

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ツグミ達がぼちぼち家の周辺に定着し始めた。しばらくはさらに南への通過個体群だったようで、声を聞いたり聞かなかったりが続いていたが、ここ数日は終日よく声を耳にするようになった。

こんなに越冬個体の定着が遅い年は初めてだが、今年の季節の動きを見る限り、まあこんなもんかと思わざるを得ないけどね。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / ISO12800

ツグミの話をしておきながら写真はジョウビタキの雄。

例のごとく日の出前の林内なので、一般的にこの暗さでシャッターを切ることはまずないが、今どきのマイクロフォーサーズのISO12800でもこのくらいのサイズなら何とか見られる。まあ結構ノイジーではあるけどね。

シャッター速度は1/20なので、尾羽根を上下に絶えず動かすジョウビタキの場合、800mmの手持ち撮影では手ぶれ・被写体ぶれ必死の状況だが、この時は奇跡的にピタリと止まった。

AFもややゆっくりではあるが正確に動作して、目にジャスピンだから恐れ入る。さすがEV-4の低照度測距を誇るG9 PROである。

デジタルカメラはデータ消失に備える必要があると書いたが、メディアがシングルスロットだった時代、そもそもデータが消えてしまっては..またはうっかり消してしまっては..どうにもしようがなかったのは事実。

ことにSDカードは接点むき出しで耐久性に難があり、水濡れや静電気などにも注意が必要だ。

ただ、少しでもそのリスクを減らすべく、流行りの大容量を避け、敢えて容量の少ないメディアを使うというやり方を取っていた時期もある。そうすれば、万が一の時の被害を少なく抑えることができたからね。

メディアの交換が面倒という意見もあったが、フィルムカメラ時代の生き残りのようなオッサンカメラマンにとって、メディアの入れ替えなど何ということもないのである。フィルム時代は36コマで否応なしに「交換」を強要されたしw

それが最近になって、各種フラッグシップ系のモデルにはメディアのダブルスロットが増えてきている。ニコキャノのお高いフラッグシップとそのすぐ下のモデルは当然としても、フジのXシリーズならX-T2から、パナのGシリーズならGH5からという具合に。

個人的にことさらダブルスロットでないとイカン!とは言うまいが、この秋に登場したニコキャノのフルサイズミラーレスがシングルスロットだったことは、業界と市場に驚きをもたらしたのは記憶に新しい。

それぞれのメディアにどのように保存するかは使う側の判断だが、少なくてもうちのチームは両方のメディアに同時記録する二重化方式を採用している。特に2枚目のスロットには64〜128GBの大容量タイプを常時入れっぱなしにして、次の撮影時までフォーマットせずにおき、万が一1枚目のメディアにトラブルが発生しても即復旧できるようにしている。

先日も書いた通り今のところデバイス自体に起因する万が一には遭遇していないが、PCにコピーする前にうっかりフォーマットしてしまって、件の2枚目からリカバリできたケースがあったのは事実だ。

余談だが、そのダブルスロットもやはりメーカー毎に少しづつ使い勝手が違うところがあって、時々戸惑うことがある。

例えば再生時、フジの場合は使う側の意思で切り替えない限りスロットは固定されているのだが、パナの場合は1枚目が空になると気を利かせて2枚目の中身が表示されるのである。

さっきフォーマットしたのにアレ?ってなってから、スロット番号を見て気がつくことがたまにあるので、慌てているとバックアップ用の2枚目もフォーマットしそうでちょっと怖い仕様である。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

明け方、東の空に雲が残っていたが、この感じは焼けるかもと様子を見ていると、期待通りに光芒付きで朝焼けになってくれた。

カテゴリ:カメラネタ

先日、拙者のブログ記事を読んだ取引先のヤングな若者に、何故ニコンをナイコンと書くのか聞かれたが、結論から言うとさほど深い意味はなく、キヤノンをC社と書くのと一緒で単なるネタであるw

で、早速ネタに使わせてもらうこととして、今を遡ること約20有余年前、アラスカのカトマイで出会ったナショナル・ジオグラフィックのカメラマン氏が、当時拙者が持ち込んでいたEOS-1と超音波モーター搭載のEF500mm..当時のニコンのレンズはジーコジーコとうるさかった..を興味津々にいじりまくりつつ、キャンプサイトでカメラ機材の話で盛り上がったのだが、そこで初めてネイティブでNikonの発音「ナイコン」を聞いたのである。

そう、米ではNikonのことをナイコンと呼ぶのである。日本を代表するカメラメーカー世界のニコンなので、それまでニコンで何の疑いもなかったので、驚天動地だったのは言うまでもない。

同じ年の秋にデナリNPで出会ったフランスの動物カメラマンは、片言の英語でニコンと発音していたので、それも驚いた理由の一つだ。試しにGoogle翻訳でNikonと入力して、英語とフランス語でスピーカーに喋らせてみるとよく判る。

そしてもう一つ。今夏もシリーズが公開されて話題になっていたジュラシック・ワールドだが、その最初のシリーズであるジュラシック・パークの続編「ロスト・ワールド」で、ヒロインのジュリアン・ムーアがヴィンス・ヴォーン演じるカメラマンに、「そのナイコン貸して」というシーンがある。

吹替版では「カメラ貸して」になっているので気が付かない人も多いと思うが、ジュリアン・ムーアはヴィンス・ヴォーンが首から下げていたNikon F5..確かAFニッコールの85mm F1.4辺りが付いていたと記憶..を受け取って、ステゴサウルスに近づくという流れだった。

余談ついでにさらに一つ。ロスト・ワールドは公開が1997年5月なので、撮影自体は恐らくその一年以上前と思われるが、Nikon F5が発売されたのは1996年10月のことなので、まだ世に出ていない最新のフラッグシップ機が、映画の小道具に使われてたことになる。

メーカーが提供した小道具なのか、スチル撮影班のベータ機なのかは判らないが、まあよくある話といえばそんなもんかもしれないね。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / CLASSIC CHROME

久しぶりに防湿庫からNikon F3 Limited + MD-4を引っ張り出す。レンズは当時の師匠に影響されて手に入れた、Ai NIKKOR 105mm F1.8Sだ。

ニコンの無骨なイメージはまさに道具として完成された一眼レフカメラそのものだ。フイルム時代のAFカメラとしてはF5がもっとも優れていたが、デザインではこのF3が一番美しいと個人的には思う。

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某S社の主力ミラーレスカメラで何やらきな臭い話がチラホラ。メディアの抜き差しの際にデータが全消失するトラブルがあった、という何とも恐ろしい話がSNS上に報告されている。

仮にメディアに記録中にカードを抜けば、それ以降保存されないというのは想定内だが、バッファからすでに書き込まれたデータまで全消失というのは、システム屋の端くれとしてちょっと考えられない状況だ。記録されないのではなく、恐らくフォーマット..またはそれに類する処理が走る..されていると想像できる。

ロットの個体差なのかバグなのかは今のところ不明だが、SNS全盛のこのご時世、メーカーも知らぬ存ぜぬでウヤムヤにすること即炎上を意味するので、派手な火の手が上がる前、煙が出ているぐらいのうちに何らかの手を打たないと、悪名高き○ニータイマーの如き黒歴史を残すことになるかも。

ちなみに拙者はEOSメイン時代も含め、自分でうっかりフォーマットしてしまったケアレスミスwを除けば、幸か不幸かデバイスのトラブルでデータが消えたことはないが、エレキの塊であるデジタルカメラはもはやコンピュータ機器そのものといっても過言ではないので、万が一のデータ消失は想定しておくべきだろう。

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / Velvia

今朝は氷点下2℃まで冷え込んだ。山が冠雪し、放射冷却で冷え込みが強くなると、朝は山が焼ける季節となる。SNSでボヤるのは勘弁だが、山が焼けるのはウエルカムである。

ということで、今朝は今シーズン初の谷川岳のモルゲンロートとなった。

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR / Velvia

浅間山に日が沈む。夕焼け空は良い天気の兆しと言われるが、どうやら明日は下り坂らしい。

先日、ロシアで撮影された雪の急斜面を必死で登る子グマの映像が、良い意味でも悪い意味でも話題になっていた。

件の映像は世間で話題になる前にすでに観ていたが、映像のアングルや音がカットされている点で、ドローンによる撮影だとすぐに判った。さらに言えば、親グマの行動から明らかにドローンを避けようとしているのがよく判るものでもあった。

良い意味でと言うのは、子グマが親に遅れまいと、何度滑り落ちてもすぐにチャレンジして最後は無事に登りきるという美談の脚本に対してだが、悪い意味に関しては、前述の通りドローンによる意味威嚇が問題視されている点にある。

テレビニュースでは、前者の部分だけを取り上げて、お涙頂戴の感動物語に仕立て上げていたのは言うまでもない。ドローンで撮影するという手法については、そもそも番組制作やニュース報道でマスゴミが上等手段にしているので、そこをとやかく言っても自分たちも同じ穴のムジナだからね。

SNSやネットニュースでは逆にドロハラ..生きものに対するドローンハラスメントだとさ..として批判的な意見が多数寄せられ炎上、それでも結果的にバズったことになっていたのが印象深い。

野生動物を撮るカメラマンがドローンを手にした時、まず真っ先に考えるのは、自分が撮影対象にしている生きものをこれで撮ってみたいという欲求であり、それは動物カメラマンアルアルでもある。

が、ドローンの電源を入れてモーターが回り出した途端、その考えが甘いことにすぐ思い当たる。ドローンの名前の由来でもあるミツバチの羽音を強力にしたような激しいモーター音と、そのプロペラの回転が引き起こす意外に強力なダウンウォッシュ..周辺に巻き起こる風圧..に。

拙者の周辺でも、ドローンを導入してすぐにフィールドで生きものに対し飛ばしてみたが、まだ豆粒程度の大きさなのに、近づいたら速攻で逃げられた的な話には枚挙にいとまがない。

拙者個人では、そんな事態は導入前から簡単に想像がついていたので、そもそも生きものを撮影することに使おうとは思わなかったが、空撮中に排斥目的と思われる猛禽類..ハイタカ・トビ・ノスリで経験あり..が近寄ってきたことがあったため、撮影者の意図したものでなくても、生きものに対し影響が及ぶこともあるのは事実だ。

アフリカのサバンナの草食獣や北極圏のカリブーなど、動物の群れを空撮した映像は昔から普通に撮られているが、それらはヘリコプターやセスナを使い、比較的高空から望遠レンズを使って撮影したものである。つまり、対象となる動物たちから見て脅威とみなされない距離感を保ってのことである。

ドローンの場合はそこまで高度上げられないし、高度が高いということは気流の動きも不安定、しかも望遠レンズで安定して撮影は望めずなので、個人や低コストで運用するドローンには不向きとなり、迫力あるシーンを狙いたいとなれば、必然的にドロハラ行為を引き起こす..ならざるを得ないを含めて..のである。

ちなみに、動物撮影でドローンがもっとも有効的に使われているのは、クジラやシャチなど鯨類の分野だろう。海の中にはドローンの騒音も風圧も届かないのと、彼らもいざとなれば海中深く潜行すればいいので、陸上を逃げ惑うしかすべがない動物とは状況が異なるようだ。

人も生きものも含め、相手が嫌がらないことをしないという道徳的にごく普通の感覚が、ドローンという個人でも手に入れられる武器を手に入れた途端に勘違いというダークサイドに落ちてしまい、欲求が倫理的な判断を超えてしまう事態に落ちる。そして他の第三者に認められたい、褒められたいという欲求を満たすべく、SNSという愚衆の巣窟に公開することで、さらなら負の連鎖に陥るのである。

前述のクマ映像に関して、ドローンで接近して撮らなければクマの親子が危険な斜面を逃げ惑うこともなかったろう。SNSに公開しなければ世の中に知れ渡り炎上することもなかったろう。そしてドローンもSNSもなければ、カメラマンも要らぬ欲に惑わされることもなかったろう。

ドローンは、人に生きものに、有形であれ無形であれ危害を加える恐れのある道具なだけに、節度を持ち適切に運用することが求められる。それを逸脱すれば、規制という名の抑圧されたルールに縛られることになり、結果的に自分たちの首を締めることになるのだから、ダークサイドに落ちることなく心して使って欲しいものだ。

DJI Mavic Pro

この秋の4K空撮映像から静止画を切り出し。直近ではフルサイズミラーレスカメラが話題になり、このブログでもネタで使っているが、一番欲しいのは実はDJIの新型ドローンMAVIC 2 PROである。

空撮で痛切に感じることは、極小センサーによるダイナミックレンジの狭さだ。その点、MAVIC 2 PROはハッセル社製カメラと1インチセンサーを積んでいるので、画質が向上していることが期待できる。

ところで拙者がドローンを使う理由は、なんと言っても鳥の目を持って非日常的な視点を得られることに尽きる。鳥に興味を持ち、天狗様に憧れた時点で生まれた必然的な願いであった。

そしてよもや生きているうちに自分でカメラを飛ばし、その世界を自由に撮影して観ることができるなどと思いもしなかった。つくづく時代が夢に追いついたことに感謝したい。

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某社の新型カメラの企画会議で、次にカメラに搭載する新たな機能について意見を募ったところ、「電話機能を付ければ撮ったその場からすぐに写真を送れます!」と真顔で意見具申をした若手がいて、それって写メじゃね?という突っ込みの笑い話は業界アルアルだ。

さて、大陸の方にEFレンズやFマウントレンズのパクリっぽい製品を作っているYongnuoという交換レンズメーカーがあるが、先日そのYongnuoから背面に交換レンズマウントを装備したスマートフォンが発表された。

韓国のサムスンが以前Galaxyのシリーズで似たような製品を出していたことがあるが、Yongnuoは交換レンズがEFマウントで、センサーはマイクロフォーサーズの1600万画素..恐らくソニーパナソニック製だろう..でしかもRAW対応、動画も4K/30Pで撮れるようだ。

個人的に、そのうちこのような仕様のスマホが作られるだろう、そしてそれは間違いなくカメラ王国の日本ではなく大陸、つまり中華製だろうとは常々思っていた。カメラメーカーに限った話ではないが、今や日本のメーカー各社にこのような発想..というより企画と実行の迅速な判断..は不可能と言って良いだろう。

ところで、Yongnuoの製品で注目すべきは、カメラ本体がいわゆるAndroidスマホである点である。OSがNougat(Android 7.1)なので、JavaでEFレンズ..できればマイクロフォーサーズマウントを希望したい..を操作するカメラアプリを自前で開発できるということになる。そしてこの場合、写真より動画、つまりEFマウントのビデオカメラが自作できる点が何より面白そうだ。

もちろん曰く付き中華製なので、キヤノンとライセンス契約をしているとは到底思えずw、どこまでEFレンズを操れるのかは不明であるが、万が一にでも同社からフレームワークが公開されれば、面白いことになるなぁと妄想している次第。

以前は安かろう悪かろうだった中華製も今や完全に上と下に二極化し、ドローンの雄であるDJIを見ていれば判る通り、振興ベンチャーでフットワークの軽い分、特定分野なら上は技術立国日本を追い抜いているのは間違いない事実である。あ、Yongnuoの製品がどっちなのか知らんけどねw

この秋のフルサイズミラーレスカメラの発表ラッシュを見ていれば、カメラのミラーレス化はもはや止めようのない必然的な流れで、そうなると工業製品としては純然たるメカよりエレキ、そしてソフトウエアの重要性が増すことになる。

先日、キヤノンのEOS RやナイコンZの記事で、日本のメーカーはブランドの上にあぐらをかいた製品しか出せないと書いたが、両社がミラーを高速でバタバタ動かすことで競ってきた技術など、もはやレガシーまっしぐらということだ。

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / Velvia

日の出直後、三峰に虹がかかった。冬型が強まりだす晩秋によく見られる光景だが、気温の方は相変わらず低くない。

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そしてEOS R

2018/10/26

キットレンズの24-105が装着されていたEOS Rを握った第一印象は、ああEOSだねという感じ。Z7同様、この辺りの握った感がメーカー内で統一されているのは良い。富士Xなんて見事にバラバラだし。

ただ、材質はマグネシウム合金だが、相変わらず金属感の無いプラスティッキーな安っぽい感もまんまEOSかなw

Z7で感じた小さ過ぎる感はEOS Rには感じられない。ミラーレスだからと必要以上に意図して小さく作ってないらしいが、逆にこの大きさなのにボディ内手ぶれ補正もなく、メモリのダブルスロットでないのはなぜだ?という疑問が湧くよね、フツウ。

EOS Rの右肩の液晶は最近流行りのドットマトリクス表示パネルを使っているので、電源を切っても情報が表示されてる。ただ、残念なことに一番知りたいバッテリー残量は消えてしまうのはイマイチ。バッテリーの残量を知りたいのに電源を入れるってどうよ?この辺りはX-H1のほうが優秀だ。

新しいUIであるマルチファンクションバーはちょっと触った感じではまだ何とも評価しようがないが、コンサバなオッサンカメラマンには無くても問題ない。それよりとうとう背面からサブ電子ダイヤルが無くなったことは、元EOS使い..まだやや現役なので語弊があるかw..としては感慨深い。

レンズに新設されたコントロールリングは適度なクリック感があって良い。早速そのクリック感を無くすサービスが始まったのには笑ったが、発表後に動画屋からクレームでも入ったのだろう。

相変わらず電源スイッチがあらぬ場所(左肩)にあるのはEOSの伝統だが、電池の保ちが良くないミラーレス機では、他のメーカー同様にシャッターボタン周りに移すべきだろう。

個人的にEOS Rで特筆すべき点はセンサーのカバー機構だ。電源を切るとシャッター幕が閉じて、センサーへのゴミの付着を抑えるという。密閉されるわけではないので完全に防ぐことは出来ないまでも、少しでも可能性を排除できるのは良い。

シャッターは切る前から何となく想像できたが、硬質感のあるパカっとした感じの、まさに握った時の印象そのままである。Z7ほどではないがシャッターショックも大きい。この辺り、やはりセンサーサイズなりのメカショックなのだろうか。

短時間ながらZ7とEOS Rを触ってみたが、フルサイズミラーレスというカテゴライズの上にあぐらをかいた商品という印象はどちらも一緒だ。初号機ということもあってか、両社ともにその本領を発揮するに至っていないと感じてしまうのは、業界の雄たる両社の凄さを知るからに他ならない。

特にキヤノンには、またEOSをメインで使う気になるようなシステムを早く揃えてほしいと思う。と言いながら、来年発売が予定されているLUMIX Sのほうに大いに興味があったりするのは内緒だけどw

FUJIFILM X-H1 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR / Velvia

ブナの森の紅葉も終盤に入った。標高が低いところでもそろそろ落葉している木が見られる。

天狗様の観察で奥山の林道をグルグルと徘徊しているが、台風被害の崩落と倒木があって支線は入れないところが多い。林務で植林地の伐採でもしていない限り、時期的に今シーズンはこのまま放置だろう。

雪が積もる前に一度入っておきたい谷筋があったのだが、こればかりは仕方あるまい。以前なら歩いてアプローチもありだったが、なかなかまとまった時間が取れないのでそれも難しい昨今である。

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まずはZから

2018/10/25

先日、ようやくナイコンZとEOS Rの実機に触れる機会があった。知り合いにZ7を買ったヤツがいるにはいるのだが会う機会ないので、iPhoneのバッテリー交換で立ち寄ったビックカメラの店頭でお試しした次第。

夏頃にApple銀座でバッテリー交換は2時間くらいかかるようなことを言われていたので、作業待ちの間にと思っていたのが、結果的にそちらは20分くらいで終了してしまったため、ZとEOS Rをいじっている時間のほうが結果的には長かったw

EOS Rはオッサン..まあ拙者もオッサンなんだけどさw..が触っていたのでまずはZ7から。赤いワンポイントの付くグリップを握ってみての第一印象は、世の中のそれとほぼ一緒で、ボディを覆うラバーの感触からしてナイコンの一眼レフと同じだなぁというもの。

レンズはキットレンズの24-70で、Z7に装着した姿はF4だけあって思ったよりは小さい。それに比べて隣りにあったD850のメガトン級の巨大さには思わず苦笑いだ。

だが、やはりこの大きさまで小さくする必要があったのかは疑問ではある。どのみち35mmフルサイズなので、専用の大三元レンズが出てくればレンズは大きくならざるを得ないのだから、その時にこの大きさで果たしてどうなのだろうかと。

もっともこの感覚はソニーαで既視感のあるものだ。とにかくボディが小さすぎてホールディング性が良くない。α系は冬に防寒用のグローブをして握ることはほぼ不可能。さすがにZ7はそこまで余裕が無いわけではないが、マウント脇のボタン類に簡単に指が掛かってしまうのは気になった。

ZはEVFが見やすいという評価を聞いていたが、X-H1とG9 PROを使っているので特にそんな感じはしない。それより電源が入ってないと右肩の液晶に何も表示しないってどうよ?X-H1はちゃんと設定状態が表示されたまま..でもパナのカメラも消えるけどねw..なので、これは是非見習ってほしい。

そしてシャッターを切った最初の印象は、意外にショックが大きく、ナイコンのイメージからするとこれには少々驚いた。メカシャッターだからじゃねぇの?と思うだろうが、X-H1など電子シャッターかと思うほどメカシャッターでも振動が少ない。

ちょっと触っただけではあるが、正直な感想としてこれに40万払う気はちょっと起きないなぁ、というのが偽らざる感想。これならまだD850のほうに惹かれるよねぇ..

FUJIFILM X-H1 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR / CLASSIC CHROME

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR / CLASSIC CHROME

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR / CLASSIC CHROME

LUMIX GH5 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

それまでモノトーンが支配していた山上の沼地に、稜線から朝日が射し込む。

風がないため、霧は行き場無く水面をゆっくり漂うが、それでも朝日に急かされるように少しづつ霧散していく。

視界が晴れてくると、畔に屯していた水鳥たちが、立ち込める霧に紛れてゆっくりと動き出す。

山上の沼にも遅い朝が訪れた。

世界初は富士

2018/10/23

世界最初のデジタルカメラを開発したのが富士フイルムとは、つい先日まで知らなかった。

写真フィルムメーカーが世界初のデジタルカメラを開発

元記事には1988年のフォトキナで発表とあるが、その当時は当然ながらフィルムカメラの時代。例えばレンズシステムも含めたAFカメラとしてαショックを生み出したミノルタα-7000が世に出たのが1985年で、キヤノンのフラッグシップ機であるEOS-1が発売されるのは翌年の1989年の話である。

デジタルカメラの起源は意外に古く、コダックが開発したものが世界最初(1975年)と言われている。なので富士フイルムで言う世界最初とは、現在では標準となっているメモリーカード(SRAM)に記録する方式では、という話になるようだ。

この後、現在のデジカメの原型となるQV-10がカシオから発売されるのはさらに7年後の1995年のことなので、富士フイルムだけに限った話ではないが、デジタルカメラの開発自体はかなり早くから行われていたことがうかがえる。

何より驚きなのは、富士フイルムのカメラ事業では主力製品だったフイルムの立場を脅かすような製品を、他のどのカメラメーカーよりも早く形にしていたことだろう。

富士フイルムのデジタル一眼カメラ市場への参入は後発と言われているが、Xシリーズの完成度の高さを見る限り、実は満を持しての投入というのが正しい評価と言えよう。

FUJIFILM X-H1 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR / Velvia

ブナの葉はセルロースが多く硬いために腐りにい。そのためブナの森の土壌はスポンジ状の腐食層が形成されるので、雨水など水分の保水率が高く、緑のダムと呼ばれている。

最後の赤い実はナナカマド。

使いやすいとか握りやすいとか、はたまたシャッターフィーリングが良いとか、そんな感覚的な理由でウン十万もするカメラ機材を買うことはない。

ましてや気持ちの入り方が違うとか何とか、そんな精神論的なものにも興味はない。

もちろん、カメラなど道具だから何でも良いとうそぶくつもりもないので、とどのつまりは人様ほど感覚的な部分が鋭敏でなく、単純に鈍くさいということに他ならないのかもw

とは言えそれこそ15年くらい前までキヤノンかニコンかみたいな選択肢しか見てなかったが、その頃は求める性能がその両社にしか無かったからに他ならない。

それが今や、何百mmの望遠レンズとか、日常的な高感度域でノイズが少ないとか、そんな必要に迫られた絶対的な最低限の性能は求めるものの、そこそこのコストで納得する結果が得られさえすれば、まあ基本的にカメラ機材はどこのメーカーのものでも何ら問題ない、そんな状況にあることはまずは幸せなことだと思うべきかな。

でもタイトルの「名を捨てて」はちと極論だったかなw

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia
FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

多忙の合間を縫うように、過ぎゆく奥山の秋を記録中..

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