タグ : キクザキイチゲ

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みちのくの休耕地の畦でスプリング・エフェメラルたちが我が世の春を謳歌中。

スプリング・エフェメラルとは、春のはかない命とか春の妖精という意味で、植物的には春に花を咲かせて夏以降は地下で翌春まで過ごす春植物のことを指す。

iPhone 13 mini / カタクリ

もう少しあおって撮りたいが、機材満載のザックが重くてこれ以上屈めないw

iPhone 13 mini / キクザキイチゲ

こっちのスプリング・エフェメラルは起き出したばかりでまだ少し眠そう。

iPhone 13 mini

ユキツバキの群落。ツバキの多くは冬に咲く種類が多いので春植物というわけではないが、本種の花期は春。

近縁のヤブツバキは太平洋側だが、ユキツバキは東北の日本海側や北陸の固有種。

クマ出没中注意の立て看板を横目に林道から逸れて林内へ。

周辺で対象の繁殖兆候があればすぐに引き返す算段でいたので、パナライカ100-400+OM-1とGPS代わりのスマホ、それに熊よけスプレーだけの軽装備。ダニを警戒して一応雨具のズボンだけ履く。

それにしても「クマ生息地注意」ならまだわかるが、この手の「〜中」的な看板は一体いつ立てたのかという話になる。日付書き込むと立て替える手間が増えるのと、入会林が隣接しているので山菜採りへの警告的な意味合いなのだろう。

ただ、案山子と同じでいつもそこに立っていると慣れてしまって警告の意味をほとんど為さなくなるので、適度に間引くなりしたほうが良いのにとは毎度思うことである。

iPhone 13 mini

iPhoneのHDRでもぱっと見はここまで撮れる。

それにGPS精度も以前と比べると格段にアップしていて、林内でも結構な精度でログを残せるのだから、今のスマホの進化はすごい。

iPhone 13 mini

Google先生の衛星写真で植生を確かめつつ、行きは一旦標高を上げてから谷筋に沿って降りた..途中3mほど滑落?して雨具のズボンが泥だらけにw..が、帰りは登り返しが面倒になって等高線に沿って戻る。

が、距離は短くなったが、ユキツバキとシャクナゲに行く手を阻まれ藪こぎを強いられ、結局掛かった時間はほとんど同じだったというオチw

写真はその途中の日当たりの良いギャップで見掛けたキクザキイチゲ。

カテゴリ:ほ乳類|タグ:,

今年初クマ

2019/5/12

奥山の某所を目指す途中、谷筋からブナ林を抜けるのだが、冷涼な県北の春は遅いため、芽吹きもまだこれからという状況。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / ヤマザクラ(左) ヤナギと渓流(右)
FUJIFILM X-T3 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / ミズバショウ(左) キクザキイチゲ(右)

FUJIFILM X-T3 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / アズマイチゲ
FUJIFILM X-T3 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / カタクリ(左) タラノメ(右)

FUJIFILM X-T3 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / ムシカリ

途中、クマを2回ほど目視。一回目はこちらに驚いて笹薮を揺らしながら逃げていくところで、二回目はやや遠い斜面を征く親子であった。

二回目の時は機材を出して撮影といきたいところであったが、登攀中でゼーゼーハーハーでとてもそんな気にはならず..