この冬我が家の庭に最も多く集まっていたのはカワラヒワ。近年ここまで多い年は珍しく、20や30羽どころか多い日は50羽以上で群れている時も。
そうなると争いも絶えず、時々居間の窓にゴツンとぶつかる程の勢いで喧嘩していることも。カワラヒワは冬はこうして群れていることが多いくせに、結構喧嘩っ早い性格なのである。
そのカワラヒワの群れの中にいて、我関せずで大きな顔をしているのがシメ。多勢に無勢なれどカワラヒワも一目置いているのか、シメには関わらないようにしている様子である。
マイクロフォーサーズのOM-1は画質面で35mmフルサイズと世間で言われるほど差などないが、さすがに高感度域では分が悪い。
そこでノイズ除去に優れたサードパーティ製のPureRAWの出番となり、これがまた非常にスグレモノであっという間にノイズレスでクリーンな画質を出力してくれ便利なのである。
若干エッジが立って見た目解像度が上がったように仕上がる傾向があるが、ISO12800とかが普通に使えるようになるので、ひと手間増えるがこれを使わない手はない。
が、OM-1・GH6以降はPureRAW2でないと使えない状況だったため、しばらく様子見していたところ、2がX-H2Sに対応..無印X-H2も対応予定あり..したので、ブラックフライデー?で安くなったところでバージョンアップしてみた。
先日のシメ画像は記事にも書いた通り真っ暗けでISO6400を使ったのだが、そもそもX-H2Sの積層型センサーは読み出し速度重視で高感度には強くないので、暗部を持ち上げるとノイズが浮いてくる。
そこで試しにPureRAW2に通してからトーンカーブで暗部を持ち上げ、シメを中心にトリミングしたのが上の写真。元の写真の状況を考えればここまで復元できれば御の字であろう。
Nレポにも上げておいたが、今朝方ベニマシコとシメを近所の防風林でこの冬初認。
両種ともうちの近所だと年によってバラつきがあるので定量的なデータはないのだが、県内各地のフィールドでの遭遇も例年よりは遅めの印象だ。
ま、いずれうちの庭にも姿を見せるだろう。
シメは日の出前で肉眼では完全シルエットの状態。写真はトーンカーブをいじって暗部を持ち上げている。
驚くべきはX-H2Sの鳥認識で、こんなに暗くても目の位置に小さい認識枠が現れて、シメが横向いたりこっち向いたり動くたびにちゃんと追随する点である。
同じ場面で試したわけではないので気のせいかもだが、同じ物体認識を搭載しているX-H2だとここまで応答性が高い感じはしない。
OM-1もそうだが、今どきのミラーレスカメラの物体認識は明らかに人の能力を超えているね。
連休中はまだ近所の防風林でうろついていたシメだが、ようやく帰省したのかGW明けた途端にパタッと見かけなくなった。
もちろんうちの餌台に来ていたような越冬組はとうの昔に旅立っているので、GWに見かけるのは南からの北上組。
それが証拠に単独行動が身上のシメが小群で行動しており、その数も日替わりで大きく増減しているのが判る。
最後のほうは再び単独行動っぽい個体が多くなり、見掛けくなった前日は1羽だけだった。
繁殖地のシベリアへ帰るのが遅い分、日本列島に渡ってくるのも遅いシメだが、来冬も無事に越冬しにやって来て欲しい。
ウクライナに戦争ふっかけたロシアへの制裁の関係で、今は彼の地からの人の出入りが制限されているが、渡り鳥に国境はないのでね。
G9PROやGH5、それにGH6にも被写体の自動認識機能が用意されている。前者2つは後からファームアップされたものだが、GH6は最初から搭載されている。
当時G9PROの人物認識にはスポーツイベントなどの行事物で便利に使わせてもらったが、動物まで認識できるというのは後から知った。
ディープラーニングによるAI技術は家電屋に一日の長があるので、パナがその方面で優秀なのは業界では知られた話だが、カメラのAFの世界でもその技術が生かされているわけだ。
ということで、GH6もG9同様に人や生きものをファインダーに捉えれば、EVF上に認識枠が現れて補足し続けてくれる。何かと批判の的になるDFD..位相差式ではなくコントラスト検出式..によるAF駆動だが、G9よりは測距スピードも精度も向上していているのは確かだ。
ただ、GH6とOM-1を常にセットで使っているので、OM-1とAF周りを比べてしまうのは酷ではあるが、本機能についてはやはりOM-1のほうが優秀であると感じる。特に過剰とも言えるOM-1の動物の検出能力は、使えば使うほど撮影者が堕落していきそうで怖いw
シメもツグミもまだ近所で見かけるが、先日のアトリ同様に北上中の立ち寄り組だろう。
何気にレンズを向ければ勝手にカメラが物体をAIで認識してくれるなど、フィルムとMFカメラで写真を始めたオッサンには夢のような話である。
鳥など画面内に占める割合が小さくともそこそこの検出率で、しかも写真だけでなく動画でもその被写体検出が使えるのだから、いやはや良い時代になったもんだ。
ちなみにGH6も複数の物体を同時に認識するとそれぞれに検出枠が表示されるが、OM-1同様にとりあえず一番近い物体に合焦しにいく仕様。ただ、OM-1と違って一番近い「検出枠」に合焦する確率?はGH6のほうが高い。
相変わらずアトリは数羽程度であるが、先週あたりからようやくシメが2羽程度常駐するようになった。
ここ数年は暮れの割と早い時期に姿を見せて、春に渡去するまで家の周囲に滞在しており、多い時は5羽くらい見かけたのだが、もしかしたらいつもの常連さんはどこかで命を落としたのかもしれない。
個体識別ができるわけではないので絶対とは言いきれないのだが、毎年決まった時期に姿を見せる個体は同一と見て良いだろう。
やはり初見の個体は警戒心が強く、庭に他の小鳥が集まっていてもなかなか姿を見せないものである。まあ気に入ったならまた来年も来てくれればと思う。
駐車場に干し柿が落ちていると思ったらジョウビタキだったw
ジョウビタキはヒマワリには用がないので他の小鳥たちとは一緒に行動しておらず、ツグミと同様に一人我が道を行くを貫いている。
どちらも積雪が多い年は平野部に移動してしまうのだが、今年は珍しくこのまま越冬していきそうな雰囲気である。
民度の低いどこぞの都民のように買い占め騒動が起きたわけではないが、この冬用意していたヒマワリの種が終わってしまったので、先週のうちにヒマワリレストランは閉店させてもらった。恐らく営業始めてから最も早い店じまいと思われる。
例年なら春先にアトリがそこそこの数で立ち寄っていくのだが、この冬はそれもほとんどなく、積雪がなく落ち葉の中から目当ての餌を確保できていることもあって、他の鳥にも影響はないと判断させてもらった。
一応、地面に落ちている分と合わせて、閉店セールと称して種をバラしてないヒマワリをそのまま餌台の位置に置いてあるので、必要ならしばらくはそこから採っていくだろう。
ヤマガラは姿を見せなくなったが、シジュウカラとシメはまだ家の周辺をうろついている。渡去が遅いシメは桜が咲く頃までは留まるかな。
ロケで訪れた某企業さんの敷地内。日当たりの良い芝生の上に、虫を目当てにした鳥たちが三々五々降りていた。
E-M1Xはロケ用にED12-100を付けていたので、G9 PROにED300PROを装着して興味ないふりをしてしばし様子を見た。
オラオラと言わんばかりに肩..鳥って撫で肩だけどねw..を怒らせてシメがこちらに歩いてきた。
うちの餌台にやって来るロシアからの客人達は警戒心強くすぐに逃げていくが、こうしてこちらに撮影意思がない状況では割と平気で近づいてくるものだ。
さらに無警戒なのはツグミ。十分餌にありつけているようで、丸々とふくふくして恰幅が良い。
でもあんまり呑気にしていると、さっき上空を飛んでいたハイタカにやられっぞ。
裏山が今シーズン初冠雪となったが、例年に比べるとやはり一ヶ月近く遅い。上越国境も終日雪雲の中だったので、これでようやく本格的な冬シーズン突入であろう。
今日はシメが家の周りを終日ウロウロしていて、特に例年餌台を立てている辺りに執着していたので、昨年来ていたのと同じ個体と思われる。
この秋、古くなったウッドデッキを撤去したり、テラスを新しくするなど南側の外構周りを大きくいじっているので、今年はまだ餌台を設置する位置を決めてない。
雪が積もる前には何とかしないとならないが、しばらくその時間を作るのにも難儀しそうである。