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春告げ鳥

2023/3/29

ムクドリの多くは赤城高原では漂鳥である。農家の納屋や空き家で繁殖して秋には里に降りる。

ヒバリ同様に雪解けとともに姿を見せるので、うちの周辺ではちょっと早い渡り鳥よろしくいわゆる春告げ鳥でもある。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

LUMIX GH6 / Super Telephoto System / 4K120P静止画切り出し

リレーレンズの関係で広角端でも換算2700mm相当なので近すぎ。

コリメートシステムは遠くの被写体を狙うための特機なので、至近距離で使うにはまったくの不向きだ。

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年度末というのに外仕事を押し込まれいつもの南関東へ出張。

すでに関東以南では桜満開という状況なので、当然ながら現場周辺のソメイヨシノは何処も八分咲だった。山の麓なので若干遅いようだったが、この記事が公開される頃には満開であろう。

菜種梅雨の影響で仕事中は雨が降ったりやんだりであったが、芽吹き出した木々の萌黄色が春霞の影響もなく鮮やかだった。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

周辺の里の集落ではツグミが集まりまだシメがうろうろしていたが、ウグイスがにぎやかに鳴く中、ツバメとイワツバメを今シーズン初認となった。

どちらもやや高い高度を東進していたので、さらに東へ移動途中だった思われる。

さらにこの春の暖かさと雨降りに触発された献血強制勧誘軍団が早くも活性化し出しており、小生も過去最速の速さでヤマビルの発生を確認した。

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アトリは当たり年とそうでない年の差が激しい冬鳥である。多い年はそれこそ数十万羽といった単位で集まることもあるが、この冬のようにぱったり見かけない年もある不思議な鳥である。

渡りのルートから外れているだけという可能性もあるが、全国的に少ないという話も聞くので、日本列島に渡ってきた数がそもそも少なかったということなのだろう。

実際、この冬は秋に県境の山で何度か見掛けた程度で、家の周辺ではまったく見掛けないという近年では珍しい年であった。

その分というかどうか、やたらカワラヒワは多かったけど。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA

そのカワラヒワの群れの中にアトリが数羽混ざっているのを見つけた。

いくら少ないとは言っても、さすがに春先に北上する個体が立ち寄るかなとは思っていたけどね。

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先日この冬はカワラヒワが多いと書いたが、それは我が家の周辺でだけなく近所の耕地にも言える。

車で走っていると道脇からワァーっと群れで飛び立って、バタバタと右往左往しているのをよく見掛ける。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA

特に相関関係にはないだろうが、その分うちの近所ではこの冬アトリをまったく見掛けなかったな。

遅れて春の移動時期に姿を見せることもあるので、まだわからないと言えばそうではあるが。

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ロウバイ咲く

2023/3/13

先週末にヒバリが鳴いてロウバイが咲いた。どちらも今シーズン初鳴き、開花ということになるが、今年は春が早いという大方の予想を裏切って、どちらも例年より遅い結果に。

もう世の中は梅から桜へと話題が移っている中、当地ではまだこれからウメの季節だ。

FUJIFILM X-H2S / XF30mmF2.8 R LM WR Macro / PROVIA

FUJIFILM X-H2S / XF30mmF2.8 R LM WR Macro / PROVIA

ヒバリは赤城高原では漂鳥なので、越冬地の状況もあってか年によってバラつきがある。

ロウバイは月初には咲くかと思っていたのでちょっと意外。2月はそこまで日照時間が少ないことはなかった思うけど、自然は人が考えているほど単純ではないってことかな。

窓越し鳥

2023/3/11

仕事場の窓越しの鳥たち。

猫様がいらっしゃるのでうかつに窓を開けられない事情があるので、すぐ窓の外にやって来ても窓越しとなるのは致し方なし。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / シジュウカラ

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / スズメ

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / カワラヒワ

先日のエナガ同様、何れもペアガラスの向こう側だが、それでもこちらと鳥の位置関係をなるべく真っ直ぐに保てばここまでクリアに写せる。

もちろんXF150-600mmの性能が良いというのは否定しない。

この冬我が家の庭に最も多く集まっていたのはカワラヒワ。近年ここまで多い年は珍しく、20や30羽どころか多い日は50羽以上で群れている時も。

そうなると争いも絶えず、時々居間の窓にゴツンとぶつかる程の勢いで喧嘩していることも。カワラヒワは冬はこうして群れていることが多いくせに、結構喧嘩っ早い性格なのである。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / CLASSIC CHROME

そのカワラヒワの群れの中にいて、我関せずで大きな顔をしているのがシメ。多勢に無勢なれどカワラヒワも一目置いているのか、シメには関わらないようにしている様子である。

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小生の使い方ではあくまで動画が必須なので、秒間何十コマ撮れる!的な連写性能よりは動画のフレームレートのほうが重要。

市場にはナイコンZ9のように8K60Pで記録できるカメラもあるが、動体の静止画を切り出すなら120Pあれば1/250で撮れるので、そこそこ被写体ブレも抑えられるという意味で、そこはやはり4K120Pのほうが都合良い。

LUMIX GH6 / Super Telephoto System / コガモ

LUMIX GH6 / Super Telephoto System / カワウ

上のカットは何れもGH6の4K120P映像からの切り出し。

基本的に動画を撮ってはいるがあくまで記録目的なので、1フレームを切り出してそれが個体識別用の静止画として使えるというのには大きな意味がある。

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昨日一昨日と日本列島から冬が去ったのではないかと思えるほどの暖かさだった。日中とは言え17℃とかこの季節の気温とは思えない。

我が家のぬこ様もちぐらから溶け出して床に腹ばいになっていたほどで、さすがにまだ冬毛をまとうけものには早すぎる春の気配であったろう。

かくいう小生もフリースを脱いでいた時間帯があったぐらいで、やはり急激に気温が上下すると恒温動物は数値以上の感覚を感じるということなのだろう。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / ホオジロ

ちょっと前までは暖かい日を選んでさえずっていたホオジロも、今週に入ってからは毎朝庭で一筆啓上と鳴くようになっている。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / カシラダカ

近年その数を減らしていると言われているカシラダカも、20年以上続けて我家の庭で越冬しているが、この暖かさに触れて少しぐぜっていた。

例年だと3月下旬ぐらいまで滞在しているが、どうだろう今年はちょっと早くに渡去するかもしれない。

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鳥の飛翔というのはいきなりだとファインダーに捉えるのも至難の業だが、ある程度飛ぶことを予測できればあとは今どきのAIによる被写体認識とAF-Cの追随性能に任せればOK。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / コガモ

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / カワウ

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / コガモ

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / ホシハジロ

これは先日の記事の続き。OM-1同様にX-H2SもVer.3.0にファームアップしてこの手のシーンは難なく切り取れるようになった。

何れ仔細な違いなれど、被写体の検出速度はOM-1のほうが早い印象だが、ピンを掴んでからの粘りはX-H2Sのほうに軍配が上がるかな。