タグ : クマタカ

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クマタカ若鳥

2024/9/28

雪だるま

2024/2/16

先週の後半は黄砂の襲来で視程が得られず、商売上がったりといったところ。

すぐその辺なら双眼鏡でも辛うじて視えなくもないが、スコープやコリメートだとほぼ絶望的。何せ大気の層を圧縮して眺めているので、ヘイズなど浮遊物が多いほど視界が効かなくなる。

それに野外に終日突っ立ているのもいかにも体に悪そうな空気で、花粉対策も兼ねて二重のマスクは必要だ。

LUMIX GH6 / Super Telephoto System / 4K120P静止画切り出し

条件が良ければ2km少々離れていてもこのくらいの個体情報は得られる。この日は気温も低く午前中は陽炎の影響も少なかったのが功を奏した。

飛んでいるのはクマタカで背景は富士山の残雪。

カテゴリ:季節感, 猛禽|タグ:

ひたすら尾根向こうの山並みを眺めている合間、時折眼下を見下ろしていて、谷の中に幾筋ものノウサギの足跡を見つけた。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

ノウサギは谷の左岸側から降りてきて一度灌木に立ち寄ってから走って右岸側へ移動している。灌木では採餌した可能性もあるが一度身を隠したと思われる。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

イヌワシの生息地で晴天下の日中にこの行動は命取りになるので、トレース自体は夜間のものだ。それ故に足跡も急いではいないのが分かる。

イヌワシはクマタカのように止まって餌を探すこともあるが、多くは飛翔を伴う探餌を行う。

写真のような谷地形の上を時間を空けて繰り返し旋回することで自身の姿を晒し、獲物が慌てて飛び出してくるのを狙う。

イヌワシがペアで狩りを行うのも他の猛禽類にはない特徴。

谷の上を通り過ぎる先行個体をやり過ごし、獲物が安心して姿を現したところへ時間差でやって来る背後の個体が襲いかかるという連携プレーを見せる。

iPhone 13 mini

日当たりの良いオープンな場所はノウサギの採餌適地でもあるが、危険も多い場所でもある。

天気が良いのは今週末までということだったので、天狗様の繁殖状況の進捗確認のためにフィールドへ出撃。

予報では気温が高くなるという話だったが、尾根筋に立っていたこともあって風が意外に冷たくて、良い天気ではあったがお昼ぐらいまでは震えて過ごした。

今日は麓から遠望観察だったが、それでも車まで上着を取りに戻るには躊躇する距離と登りだったので、ちょっと失敗した感あり。鼻水垂れてきたのが寒さなのか花粉なのか微妙だったなw

iPhone 13 mini
OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / アートフィルター

平野部ではすでにソメイヨシノが散り始めているが、この辺りの奥山の寒村ではこれからが見頃だ。それにウグイスこそさえずっていたが、ツバメの姿はまだない。

そう言えば、天狗様とクマタカの餌持ちを同じ日に観察したのは、こんなことを40年近くやっているが初めてのことだった。それぞれの出現位置こそ離れていたが、時間は30分も空いてない。

天狗様が繁殖している年は、同じ谷に棲むクマタカは目に見えて隠密行動となって、繁殖していてもなかなか姿を見せない。ハンティングしてそのまま林内を枝伝いに移動されると、そもそも捕捉すらできないしね。

ということで、この日は先日パナから送られてきたCFexpressカードに天狗様とクマタカ、そしてそれぞれの餌持ちがGH6の4K/120pで収録される珍しい事態となったとさw

県境の稜線部など標高の高いところでは紅葉が進んでいるが、標高1000m前後ぐらいから下はまだこれからである。

用事でそんな標高1100m少々にあるミズナラの森を歩いてきたが、森全体に色づき感が出てくるのはもう一週間ぐらい先であろうか。

その森の奥でクマタカと四つ足のクマを15分の時間差で目視。猛禽のほうは上空を旋回中を発見、四つ足のほうはガサガサと下草を揺らしながら逃げて行くのを双眼鏡で確認。

前者はよく見かけるペアの雄で、後者はそんなに大きい個体ではなかったが、こちらも歩きながらわざとガサガサ音を立てていたので、それで先に気づいて逃げていった模様。

空と陸のクマを同時とはこれはなかなか縁起が良いかも、などと悦に入っていたのは良いが、車まで戻ってきたらE-M1Xのアイカップが無いことに気づいてがっくり。どうもオリのE-M1系はアイカップが外れやすい印象だな。

FUJIFILM X-T4 / XF50mm F1.0 R WR / Velvia

志賀高原の横手山が白かったので、上越国境が昨日初冠雪だったのは間違いないようだが、残念ながら朝の時点で解けてしまっていた。

同様に浅間山も初冠雪となっていたが、こちらはうっかり写真を撮るのを忘れてしまった..

沢筋を谷奥に向かって歩いていると、谷の左岸側尾根に沿って天狗様が誇示飛翔っぽい飛び方をしているのが目に入った。雌は巣内にいるはずなので雄だと思うが、ちょっと高度が高すぎて双眼鏡ではイマイチ自信がない。

それにしてもこの谷筋は天狗様のテリトリーからすれば外縁部に当たるので、この時期にこんなところを飛ぶのは珍しいと思い、チラチラ上空を見つつ慌てて機材をセッティングしたが、リモコンをパン棒にかませている間に尾根向こうへ高空のままグライディングして消えてしまった。

せっかく機材を出したので、しばらくここで様子を見るかと近くの倒木に腰を下ろしてテルモスのコーヒーを飲んでいると、今しがた天狗様が飛んでいた尾根の反対の谷側斜面でカケスが騒いでいることに気が付き付近を探すと、程なく支尾根上の林内にクマタカがいるのが分かった。

LUMIX G9 PRO / KOWA PROMINAR TSN-884

まとわりつくカケスのせいかもしれないが、換羽を立ててやや興奮状態なのがファインダーを通しても分かる。恐らく天狗様がプレッシャーを与えていた相手がこのクマタカだったのだろう。

自分たちのテリトリーとは言え天狗様の庭先でもあるため、うっかり見つかるとクマタカと言えど攻撃的に排斥されてしまうので注意が必要だ。長く天狗様を観察している者にとってアルアルの出来事ではあるけどね。

この後この個体は林内を伝って支尾根裏に消えてしまったが、まあ間違いなくこの谷の例のペアで、全体的なサイズ感と虹彩の色味から雌と思われる。

カテゴリ:猛禽|タグ:

赤オキトマ

2020/1/13

今シーズン一番のモルゲンロートに谷川のオキの耳トマの耳が赤く染まる。今朝は雲が多かったが、予想に反して東も西もよく焼けてくれた。

OLYMPUS OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

FUJIFILM X-H1 / XF60mm F2.4 R Macro / Velvia

先日の営巣木だが、やはり親の姿を見ないことには判断できないので、倅を駅に送っていったついでに寄り道して観察するが、短時間ということもあってボーズに終わる。

お子様は昨日と同じ谷にいたが、今日はほとんど鳴いていなかった。