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観察トレース

2023/10/21

フィールドノートに観察記録を付ける際、特に鳥類の中でも猛禽類の場合は出現場所と消失場所、それにその間にどう移動したかが重要である。

Nレコは地図上に位置をプロットすることで、「何をいつどこで観た」という情報を記録することできるが、どう行動したかまでは関知していなかった。

それでも必要であれば..天狗様に関しては絶対必須..地図を表示してスクリーンショットを撮り、そこに画像編集でトレースを書いた画像を写真メモに登録するという使い方をしていたし、Nレコの前身となる非公開アプリ時代からそのような使い方だった。

先日そのNレコのアップデートを公開したが、今回はいよいよそのトレースを地図に描いてフィールドノートに保存する機能を追加した。

観察トレースの描画は通常は指のスワイプ動作になるが、タッチ操作可能なスタイラスペンも使用可能。また、iOS版ではiPadのApple Pencilにも対応している。

iOS版は一つ前でiPadに完全対応..従来も動作自体はiPadでも可能だったけど..しており、今回の観察トレース機能の実装で、野外でのApple Pencilによる運用がさらに有効になったはずだ。

尚、個人的にはAndroidも使っているがどちらかと言えばiOSがメインなので、iPhoneとiPad miniを場面によって併用し、iCloud共有でデータの相互共有する使い方である。

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ガの仲間にもヒョウ柄がいるんだなと思い、撮影してからGoogle先生に尋ねたところ、その見た目の印象通りヒョウモンエダシャクという種類だそうだ。

幼虫時代はアセビを餌に育つので、有毒で捕食者が少ないという話だ。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / PROVIA

Nレコに登録しようしたら辞書に登録されておらず、ついでにシャクガの同属をいつくか調べたら科ごとほぼ登録されてないことが判明し、辞書の昆虫に追加してアップしておいた。

虫屋ではないので特別そこまで興味があるわけでもなかったが、アプリでフィールドノートを記録することを習慣化したら気になる生きものを調べる習慣がついて、それが結果的に種名辞書の整備に繋がっている。

特に昆虫についてはまだ辞書から漏れている種がいる可能性が高いので、引き続き観察努力が必要だ。

尚、Nレコは辞書登録されていなくても種名は直接入力でき、検索時に観察履歴として表示されるので、記録作業が中断されることはない。

皇居散策

2023/8/29

先週末は夕方に倅たちと都心郊外で呑んだので、そのまま長兄のアパートに転がり込んだ。

翌日はその倅のアパートを出た後、京王線から都営新宿線で都心に出たが、目的地に直行は面白くない..そもそも開店時刻までの時間つぶし..ので途中で思い立って九段下で下車して、皇居内を散策することに。

iPhone 13 mini

度重なる震災や戦禍を潜り抜けた皇居は、明治神宮と並んでメトロポリスに残されたのオアシス的な何かだね。

それはそうと、インバウンド需要で皇居は外国人が一杯だった。おかげで北桔橋門の荷物チェックの際に「Would you like me to check your luggage?」と聞かれ、「いや日本人なんだが」というやり取りに。

まあアジア系の観光客の最後尾に一緒に並んでいたのが悪いのかもだがw

そして生きものがいれば皇居であってもNレコで記録。ただ、事前に予定のない行動だったので双眼鏡を持っておらず、目視による識別はやや無能なり。

時期的に目に付く種類はそこそこだったが、群馬ではほとんど記録のないクマゼミの声を聞いたのは久しぶり。

尚、写真ブラウザで見るととても都心の真ん中とは思えないなw

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Nレコのニュースフィード(季節の便り)に落葉と開花が同時に並んでいるのはこの時期ならでは。まさに季節が混沌としている証である。

特に一昨日からこの時期に珍しく雨が降ったことも早春を感じさせる。もちろんそれは一過性のものであって寒さはこれから厳冬となるのだけど。

左iOS版(シンプル表示) / 右Android版(標準表示)

気象庁公式の生物季節観測では観測樹種が決まっているが、Nレコが連携するNatureRecordは特定種に限らず世間一般の季節の便りを配信するサービス。

こんな花が咲いたとかこんな鳥がさえずったなど、自然センサスを集めて共有することを目的としている。

フィールドノートを付ける習慣がない方でも、季節の移ろいを感じたり発信するのにご利用いただければと。

◆Nレコ iOS版はこちら
https://apps.apple.com/jp/app/id1605321258

◆Nレコ Android版はこちら
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.nature.record.nrec

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スマホの普及で痛手を食っているのが出版業界で、とりわけ鮮度命の情報を扱う雑誌系は危機と言って良く、そう遠くない時期に新聞と一緒にオワコンとなると見ている。

文庫など紙の書籍はアナログとして素材的に紙を好む向きがまだ多いので、雑誌系よりは生き残る可能性が高いが、利便性の点で紙の出版別であるよりもデジタルの方が親和性が高いものがあって、それはいわゆる図鑑である。

もちろん図鑑にも種類があるので、写真集のように家でパラパラとめくって眺めるものは大判の印刷物が適しているが、本来図鑑に求められるのは目的の情報をいかに早く探し出せるかである。

図鑑なら大抵は巻末に索引があるが、紙の印刷物ではその程度が限界..それすら制作側の都合でしかない..であり、デジタルが本来持つ高度な検索性にはまったく及ばない。特に今ならAIを用いた画像認識やテキストの自然言語解析や形態素解析が利用できるので、そういった技術の恩恵を受けられるのもデジタルならである。

それに「いかに早く」とは検索だけでなくタイミングのことにも掛かってくる。ここで言っているのはフィールド図鑑と呼ばれる種類のものであるが、現場で確認できることこそフィールド図鑑の真骨頂なのである。

出版社の中にはポケット図鑑と銘打って小さい変形版で分類ごとに図鑑をシリーズ化しているところもあるが、いかにそれらが小さく持ち運びに適したサイズに収まろうとも、すべての分類毎に複数冊を持ち歩くことは不可能。ポケットサイズと言われても、物理的に2冊以上をポケットに入れて持ち歩くなど非現実手な話である。

デジタルは情報の鮮度を保つ意味でも最適である。印刷物で間違いを訂正したり新たな情報を追加するには次版を待たねばならないが、デジタル図鑑なら臨機応変に改変に対応可能である。

すでにEPUBのようなデジタル書籍向けのフォーマットも存在するが、あれは出版向けに既存の印刷物の延長にあるものなので、ここで言う図鑑に求められる検索性にはまったく適さないし、何よりデータの準備に専門的な技術を要求される。

出版社のWebサービスの中にはデジタル性を生かしたものもあるが、インターネットに接続しないと閲覧できないものは奥山など電場の届かないフィールドでは利用できず、それではフィールド図鑑としては片手落ちである。

哺乳類、鳥類、植物など分類ごとにデータをサブスクリプション形式で利用可能とし、ダウンロード数に応じて著者や写真提供者に支払いが生じる式にすることも可能だろう。

目指すはInformation at your finger tips
(Nレコの写真アルバム機能)

実は以前、アプリを介してスマホやタブレットにデータを同期して、ネット環境のないところでも図鑑を利用できる仕組みを構築するプラットフォームを考えたことがあり、それに則ったアプリを開発したことがあった。

輪転機を回したい出版社だと話に乗ってこないと見て、専門の然るべき団体に話を持っていって協業を代診してみたが、カメラマンという人種には「撮るだけ」という認識の人が多く、結局上手く進めることは叶わなかった。撮るだけで仕事が回っていた時代はもう終わったと見ているのだが..

その後も関連して色々そう言ったことを考える機会もあり、何よりうちのチームにはその技術もあるので、どこかでこういう話に乗ってくれないものかと思うのであるが、人はなかなか現在のポジションから脱却するのは難しいようである。

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体力の低下以上に記憶が薄れて曖昧になりつつあることで、いかに自身が年をとったかを実感するわけだが、長いことブログで駄文を綴ってきたことで、その頃に何をしていたか何を考えていたかが思い出せる。

ブログは2002〜2004年辺りから国内で普及し始めたWebサービスで、小生も2005年から始めているので約18年ほどになり、それまでスタンダードだったプレーンなWebサイト..いわゆるホームページってやつね..含めれば約20年まで遡れる。

ただ、ブログの掲載内容についてある時までは割と不用心にリアルタイムな事象を書いていたが、ある時から諸般の事情でわざとタイムラグを付けており、それは掲載写真についても同様。

理由は単純に「その日その時どこに居た」をなるべくあやふやにしたいから。天狗様に関わる情報はもとよりそれを実践していたが、今はそれ以外の記事も同様の扱いにしている。諸般の事情でw

ということで記事の内容は今日とか昨日とか日付を明記していない場合は、最近の話程度に読んでもらえばと。

Nレコのサマリー画面(写真はiOS版)

ではあのとき何してたっけ?をどう把握するかといえば、それは「写真は記録のために撮る」で書いた通りメモ代わりに撮った写真である。

さらにメタ情報を必要とするケース「どこに行って何を観た何をした」については、TM IMAGING謹製のフィールドノートアプリ「Nレコ」に書き留めることで記憶を補完するという流れに。

Nレコの製品版はまだ昨秋のリリースだが、iOSのベータ版から数えるとすでに3年近く使っており、さらにファイルメーカーで管理していた以前のデータも一部はCSVファイルでインポートしてあるので、フィールドワークに関わることならNレコを開くのがもっとも正確で速い。

ということで老いも若きも記憶の補完にIoTの力を借りましょうというお話で..

◆Nレコ iOS版はこちら
https://apps.apple.com/jp/app/id1605321258

◆Nレコ Android版はこちら
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.nature.record.nrec

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