タグ : ホオジロ

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啓蟄

2024/3/5

20230817

2023/8/17

盛夏ともなればさえずる鳥は珍しい。ちょっと前までアレだけ叫ぶように飛び回っていたホトトギスも静かなものである。

その点、ホオジロは盛夏でもよく鳴く姿を見かける。時期的に求愛目的ではないのは間違いなく、子育て中でもないので縄張りの主張というわけでもなさそうだ。

そこに生態的な意味を見出すよりは、ただ鳴きたいから鳴くというほうがそれらしいか。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

まだ毬が小さい山栗の梢で一筆啓上。

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家の周囲のツバメも巣立ちラッシュで親は大忙し。巣立ちとは言うが、人の社会生活と違って実は巣から出てからのほうが親は忙しいのである。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

天気がグズグズしている時は、おばあちゃんの格言通りツバメはあまり高く飛ばない。手が届きそうな低いところ飛んで餌となる羽虫の類を捕食している。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

ホオジロも人が近くにいてもお構いなしに地面に降りて餌探し。

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週の初めは上着を着込まないと寒くて仕方なかったのに、一昨日・昨日と5月とは思えない暑さは一体どうしたんだって感じ。

例のごとく高崎など平野部では30℃超えの真夏日で、赤城高原でもさすがに家中の窓を開け放ってのデスクワークとなった。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

どこか涼しそうに聞こえるホオジロのさえずり。お気に入りの道祖神をソングポストにして日がな一日一筆啓上とやっていた。

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先週の大寒の前、冬とは思えない暖かい日が続いたときがあった際、仕事場の窓の外でホオジロが一筆啓上とさえずっていた。

気温が高いと鳴き出すことがあるのはシジュウカラなどと同様で、恋の歌という風情ではなく、何となく春めいてそういう気分が盛り上がるのだろう。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / CLASSIC CHROME

X-H2SはVer.3.00の新ファーム。

手前にナツツバキの枝が被っているが、アウトフォーカスから難なくホオジロを認識して一発でフォーカスを合わせ、そのまま安定してピント位置を維持している。

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風景写真のようにそれ一枚で完成された作品を目指すのとは異なり、生きものの写真の多くはレイアウトするエディタ目線で言わせてもらうと日の丸構図が一番である。

写真集でもない限り、生きもの写真の利用目的の多くは図鑑や雑誌の特集記事の素材として使われることが圧倒的に多いはずなので、ピンが正確にきている点と、大きく露出を飛ばさないことに気を使えば、日の丸構図がベストなのだ。

この写真の善し悪しは別にしてw、一枚目は横位置のままページ見開き前提のトリミングで、二枚目はページ片面使用なので縦位置にトリミングしている。

ちなみに余白的な空間があると文字入れがし易くなる。横位置なら主題の逆側、縦位置なら上側など。縦構図で下を空けるのはデザイン上は狭苦しい感じが出るのであまりないかな。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

そしてオリジナルがこちら。

これがドアップであったり、被写体が最初から上下左右のどこかの辺に寄せられていたりしたのでは、どうにも煮ても焼いても食えない写真となってしまうのである。

何が言いたいのかというと、なまじこだわりのあるフレーミングなどムダの極みであって、極論すれば横位置の日の丸構図が何より使い勝手が良いのである。

もちろん完成された一枚の写真としてフレーミングするのも自由ではあるが、これから生きもの写真で生計を立てていきたいと考えている懸命なる若手カメラマン諸氏なら、その写真がどこでどういうふうに使われるかをよく考えて撮ったほう良い、という余計なお世話的なお話。

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農家も始動

2022/5/8

GW前半は天気が悪く庭に遅霜が降りるほど寒い日が続いたが、後半は好天が続いた。久しぶりに遠望できた浅間山はその前半の降雪で少し白くなっている。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.
LUMIX GH6 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

その遅霜を恐れて農家も天気予報とはにらめっこの様相だが、それでもぼちぼち活動が活発化しており、ヒバリやホオジロが日々トラクターに追われて右往左往している。

おらが村は基本的に農業主体だが、作物が育つには自然の日光と雨、それに日中の気温の高さが重要なので、冬の間は農家は南のほうに畑を借りているうちが多く、自分ちの周囲を耕し始めるのはGW明け頃からである。

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OM-1のAI被写体検出には驚かされるばかりだが、60万〜80万する35mmフルサイズの各社フラッグシップ機に引けを取らないどころか、現時点では上まっている可能性すらある。

まあAIと言っている時点で今時はファームアップで更新しよう思えばソフトエア的に入れ替えられるので、この手の優劣の差は現時点でという但し書きが付きものではあるけどね。

それでもOM-1は20万前半程度なので、レンズ含めコストパフォーマンスはかなり高いと言える。何しろ各社のフラッグシップ機のボディだけで、OM-1なら300mm F4..実質的にロクヨンと同じだ..とのセットでお釣りが来る。何より小ささと軽さでは圧倒的にOM-1の勝ちだ。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-20

被写体検出が優秀とは言っても流石に万能ではない。1200mm相当でこの距離感のせいもあろうが、この時は手前の枝にピンが持っていかれて頑として動かなかった。

が、常にフルタイムマニュアルフォーカスを可能としている(AF+MF設定)ので、ほんの少しピンを送っただけですぐにホオジロを認識し、ピンも目に食いついてその後は離れなかった。

ネコで試した時に気が付いたが、被写体が生きものの場合は体全体と頭部、そして目を分けて認識しており、区別がつく限り検出枠も3つ表示されるのは面白い。

この時ホオジロは囀っていたので上を向くと半身が隠れてしまうが、その時は体全体だけの枠が表示され、向こうを向いた程度なら全体+頭部の枠が表示され、写真の状態だと目を含めた3つが分かれて表示されるという具合だ。

正直沢山枠が表示されるとウザいと言えばウザく、まあピンが合っていればどうでも良いことではあるので、何れ表示自体を消すことになろうが、面白いのでしばらくはこのままにしておこうw

それにしても、結構ラフに撮ってもブレることのないオリの伝統芸?とも言うべき手ぶれ補正は健在で、裏面照射型センサーの恩恵で高感度も1段..うるさいこと言わなければ1.5段は許容範囲..は確実に向上、上の写真も早朝の林内でISO1600だが、胸の辺りの羽毛や風切り羽、雨覆い辺りの解像感は実に優秀である。

さらに言えばやはり積層型センサーによる高速読み出し..公称で従来機の3倍早いらしいw..がかなり効いていると思われ、画素数が増えたわけでもないのに従来機より解像感が高く感じられることに寄与していると思われる。

センサーの高速読み出しという意味では、海外の検証サイトで見た限り、ローリングシャッターによる歪みは高速が売りのソニーα1と遜色ない感じで、現行ミラーレスカメラでは最速の部類と言って良いだろう。

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寒が戻り過ぎ

2022/3/23

連日本州各地からソメイヨシノ開花の知らせが届く中、関東北部は季節外れの寒さに戸惑い気味。

今朝の赤城高原は氷点下6℃の真冬に逆戻りで、前橋でも今日辺り桜の開花予報が出ているが、ここまで寒が戻るとそれも怪しい雲行きだ。

それにしても、この寒空の中で電力の需給逼迫で暖房を緩めろだの何だのと右往左往し、国民にお願いする以外に何も打つ手のないポンコツニッポンの情けなさときたら、もう何を言わんやである。

何でも、東電の火力発電所が先日の震度6強の地震で稼働が止まっているらしい。鹿島神宮にはなまずを押さえ込む要石があるが、過去の伝聞からもそれほど地震が多発していた場所だというのは自明の理だ。が、未だに福島の太平洋岸に火力発電所を並べておくという無策無能は一体なんだろな。

東日本大地震であれだけの地震と津波の被害でこっ酷くやられているにもかかわらず、この10年で教訓も生かされずに何も手を打ってこなかった国と東電とのやる気のなさには呆れるばかりだ。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14 / ホオジロ

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS / ツグミ

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / カワラヒワ

OM-1のウリの一つが被写体検出AFである。

オリではE-M1Xで初めて搭載された機能で、E-M1Xでもそれなりに便利に使っていたが、OM-1はプロセッサの処理速度が2倍になったことでその認識レベルが向上、その上さらに精度が上がったのがちょっと試しただけでもよくわかる。

上の3枚は少し意地の悪い条件でわざと狙ってみたが、以前なら間違いなく手前に被っている枝にピンを持っていかれていた状況でも、鳥のそれも目にピンが来ており、しっかり解像もしているのがわかる。

センサーがマイクロフォーサーズ初の積層型となったことで読み出し速度が速くなり、2000万画素であってもそれ以上の解像感が感じられる絵作りだ。

絶対的なデータ処理速度が速くなった点は先の被写体検出性能にもそのまま恩恵があるわけで、新型の画像処理エンジンのポテンシャルの高さと余裕を感じさせるものがある。

実際、枝が込み入った疎林に屯っていたカワラヒワ軍団にレンズを向けてみたが、鳥と識別できる物体全てに検出枠が次々と表示される様は圧巻である。まあ逆にそれはそれでウザいことこの上ないのではあるがw