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キジの雛は孵化してすぐに自力で歩き回り、餌も親から給餌されることはなく自力で確保できる。なので雌が雛たちを連れて歩いて見守ることをするが、その点で雄はナワバリの防衛行動以外は子育ては基本的に我関せずである。

この日も時折ケーンケーンと鳴いて自分のナワバリの監視に余念がなった。この子育て期間を過ぎると、こうしてオープンな場所に姿を表す機会も少なくなる。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-20

そう言えば、キジは日本の国鳥として知られているが、その理由の一つに「食って美味いから」というのがあるのを最近知った。

日本固有種というのも大きな理由らしいが、古くは古事記や日本書紀、昔話の桃太郎に登場するなど日本人に馴染みが深いというのもあるそう。

しかし食って上手いというのはついぞ知らなかったな。

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キジの雄は派手な色合いからしていかにも目立ちそうに思うかもしれないが、それは偶然見つけられたからそう思い込んでいるだけであって、緑深き野においては保護色と言って良いほど案外目立たないものである。

そもそも「雉も鳴かずば撃たれまい」の言葉通り、ケーン・ケーンという鳴き声とともに派手に母衣打ちをするからその存在が分かるのであって、枯野にでもいなければ見つけ出すのは至難の業である。

ということで、OM-1の被写体認識を持ってすれば、その枯野にうずくまるキジのおとっつぁんなら格好の対象だ。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

ではキジの雌のほうはどうか。こちらはもう完璧に保護色であって、近くの雄を見つけるか動いてでもいなければ、なかなかその存在を見つけるのは難しい。

雄とは逆に緑の野ではいかにも目立ちそうなのだが、その頃は子育てモードでステルス行動となって、雛が孵化して一緒に歩き回るようにならないとその姿を見ることはほとんどない。

ちなみにOM-1はそのキジの奥様方が枯野にあってもちゃんと被写体認識をして、しっかり目にバチピンであった。

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