年別アーカイブ : 2017

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最後の撮影

2017/12/31

今年最後の撮影を空撮で締めくくるべく、冬の凍えた森でドローンを飛ばしていた際、モニター代わりに使っているiPhoneが突然シャットダウンして使えなくなり、一時機体をロスト。

すぐに双眼鏡で天狗号を探し、20秒ほどでロスト位置よりやや北に移動した辺りでホバリング中を無事発見。商売柄、小さな飛翔体を斜面や森をバックに探すのは得意技であり、こういう時に経験が活きるので助かる。

障害物の有無を確認の後、コントローラのホームボタンを押して即刻帰還させ、事なきを得た。山中なので墜落や不時着されると見つけるのは困難になるのと、それまでに撮影していた映像も失うことになるので、こういう時は迷わずゴーホームが基本である。

それにしても、モニターが使えなくなり状況が判らずとも、ボタン一つで離陸ポイントへ勝手に帰ってくるDJIの制御ソフトは秀逸だ。

DJI Mavic Pro

車脇ならiPad Proをモニターとして使うのだが、スノーシューで林道を辿って奥山へ入るため、荷物を軽くすべくiPhone 6を使ったのが仇になったようだ。

恐らくは巷で噂の低電圧でピーク性能を下げるという、古いiPhone問題が関係しているのだろう。これは8かXに替えろという森の精霊の思し召しと受け取るべきだろうかw

FUJIFILM X-T2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR

赤城西麓と利根沼田の大地に2017年最後の日が沈む。さて来年はどんな年になるのだろうか。

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年の瀬も迫ってくると、挨拶代わりに「仕事納めはいつですか?」と判で押したように聞かれるので、これまた「世の中と同じですよ」とほぼ適当にこれまた判で押したように答えている。

ここでうっかり年始年末も撮影があるとか何とか言ってしまうと、「それは大変ですね。お正月くらいゆっくり休んでください。」というニュアンスのねぎらいとも哀れみとも受け取れるリアクションを返されることになる。

フリーになって四半世紀近く経ち、ほぼ好きなことを生業にしているので、基本的に公私の区別はあいまいだ。確かに撮影=業務の一面があるのは否定しないが、撮影をするために山野に分け入ることを悦びとしている身としては、正月であることを特別していないのである。

そもそも自然に人のカレンダーは意味がない、というのが昔からの持論だしね。

と言いつつも、三ヶ日ぐらいは寝正月で過ごすこともそれはあり。録画しっぱなしの映画やドキュメンタリーも消化したいので、天候次第ではあるが、酒浸りをする可能性もそれは否定しないw

FUJIFILM X-T2 / XF10-24mmF4 R OIS (左) / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR (右)

FUJIFILM X-T2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR

FUJIFILM X-T2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR

大掃除の前にちょこっと裏山へ分け入る。

上の2枚はノウサギ、下の2枚は恐らくテン。写真のように何かに登ったりするよう動きならタヌキもする..同じイヌ科でもキツネはこういう無駄な動きはあまりしない..が、足跡はテンのそれである。

ちなみにイヌ科と言えば来年の干支。ということで年賀状は本日投函となったので、例年通り元旦には届かないので各位よろしくですw

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年の瀬単焦点

2017/12/29

今年最後の打ち合わせで前橋へ出かけたが、その後に納会に参加予定だったため鉄道利用で移動した。

いつもならビジホか車中泊なのだが、今朝一番に歯医者の予約があったため、飲み会が前橋駅前だったこともあって最終で帰ってきたのだ。が、家人に二日酔いで歯医者に行くなど迷惑千万だと止められたwので、結局歯医者は年明けに変更に。

年の瀬まで呑んだくれるのは近年では珍しいことだが、それにしても酒に弱くなったもんだと痛感するのもこの季節。寄る年波には勝てぬを地で行っているなぁ..

FUJIFILM X-T2 / XF35mm F1.4 R / CLASSIC CHROME

いつもなら街ブラのスナップ撮影時はXF16-55の標準ズームなのだが、昨日はXF35の1本勝負にしてみた。フルサイズ換算で50mmの標準レンズだが、まさに人の視点で切り取るレンズということを実感する。

ちなみにタイトルはまったくの適当..

カテゴリ:独り言

続・霧氷

2017/12/28

稜線から陽が差し込む直前、赤城の森は氷点下12℃まで下がった。見上げれば黒檜山など稜線部には霧氷がびっしりと付着している。上空を風が吹いているようで、見上げる樹冠からハラハラと氷の粒子が舞って美しい。

この美しい景色も今の時期限定だ。雪が本格的に降るようになると、霧氷自体が見られなくなる。

FUJIFILM X-T2 / XF10-24mmF4 R OIS

FUJIFILM X-T2 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR

FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR

FUJIFILM X-T2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR
カテゴリ:季節感|タグ:

年末寒波

2017/12/27

久しぶりに朝から雪模様だ。すべてのものを覆い隠すように深々と降り続いている。みなかみの藤原では一晩で80cmとか言っているので、山間部の降りは結構強いようだ。

さすがに赤城高原ではそこまでではないが、村内も片品川に近い北側は結構積もっていた。

FUJIFILM X-T2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR

つい先日雪不足と嘆いていたばかりなので、これを喜ばないわけはない。が、昨日車の下回り洗浄したばかりなんだよねw

カテゴリ:季節感

目を疑う

2017/12/26

とても生きものなど望めそうもない標高1400mの氷結した沼地に、何とカエルの姿を認めて思わず我が目を疑い二度見してしまった。種類は不明だが、大きさはヤマアカガエルのそれである。

まあ生きものなどいないというのはやや大袈裟で、実際このちょっと前に隣接する湖ではコガモが数ペア浮いているのは確認しているが、こちらの沼は全面結氷しているのである。しかも気温は氷点下11℃だ。

カエルの生態は詳しくはないが、普通は幼生形態であるオタマジャクシで越冬はないと思うので、成体の状態では本来なら地面の下などで冬眠に入っている時期だろう。

FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR
FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR

FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR

しばらく眺めていたらゆっくりと飛び跳ねた..正確には体を伸ばして歩いた?..ので、撮影時点ではまだ息があったようだが、どう考えても生き延びるのは難しい状況だろう。

何かの手違いで地上に出てきてしまったのか、はたまたこれから冬眠に入るのか、氷上のカエルとは何とも不思議な光景であった。

カテゴリ:小動物|タグ:

BLUE MOMENT II

2017/12/25

急速に失われていく光、そして碧き空再び。この時と同じ場所にて..って言っても庭先なんだけどねw

FUJIFILM X-T2 / XF35mm F1.4 R
カテゴリ:季節感|タグ:

聖夜

2017/12/24

メリー・クリスマス。イブに誤配?で一日早く密林サンタがやって来たw

今年は経年による老朽化で細々したものを買い換える一年であったが、もう年内はこれでオシマイ。

村の資源ゴミ回収はもう終わってしまっているので、デカイ密林ダンボールは年明けまで仕事部屋の隅に積んでおくしかあるまいのう。

FUJIFILM X-T2 / XF35mm F1.4 R
カテゴリ:独り言

少雪

2017/12/24

先月の寒さからこの冬のらしさを期待したのだが、どうにも今一つのまま年末を迎えつつある。今晩辺り寒波がやって来るようだが、果たしてホワイトクリスマスとなるのかどうか。

FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR

FUJIFILM X-T2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR

利根沼田界隈の里山では、どこも雪の閑古鳥が鳴いている。

カテゴリ:季節感

赤と青

2017/12/23

いつもの防風林を通り掛かると、頭上でけたたましくアカゲラが騒ぐ声が響いた。最初はこちらを警戒しているのかと思ったが、それにしてはヤケに執拗に鳴いている。

いよいよ我慢できなくなったのか、不意に飛び立って近くの太い幹の裏に隠れたかと思うと、今度はそこからアカゲラより一回り大きいアオゲラが飛び出してきた。

キツツキにどの程度縄張り意識があるのか知らないが、繁殖期でもないこの時期に、しかも同属とは言え別種を追い払うというのもなかなか珍しいことである。

結局アオゲラが身を引くことで争いは落ち着いたようだったが、アカゲラはアオゲラと同じ方向に飛び去ったので、あの後まだ追いかけて行ったのかもしれない。

LUMIX GH5 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

LUMIX GH5 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

それにしても、まだ日が昇るかどうかという時間帯。こんな薄暗い状況でも何とか写真が撮れてしまう..上の写真は何れもISO5000で撮影..あたり、デジタルカメラの恩恵は実にありがたい。

フルサイズ機に比べれば高感度性能が低いマイクロフォーサーズ機なれど、フィルム時代を知っている身にはそれでも十分なものである。