月末近くになると追い込み多忙モードへ突入で、しかも週初めともなれば撮影に出掛けるヒマがなくなる。良い季節なんで寸暇を惜しんで山へ行きたいけど、なかなかそう上手い具合には行かないね。
月別アーカイブ : 2017/05
月末多忙
背中で語る
こざる
ニホンザルの繁殖期は秋から冬で、妊娠期間が5ヶ月から6ヶ月となるため、春先から今頃はちょうど出産期に当たる。
小さな子ザルが母親に必死でつかまる姿が見られるのも、これから夏頃までとなる。ただ、離乳するのにはもう1年程度は掛かるので、それまでは親子でいつも一緒に行動している。
ある程度大きくなると自分で歩かせる母親もいるが、子育てに不慣れな若い母親がいつも抱き抱えるようにして過保護になるのは、サルもヒトも一緒のようである。
林道脇に座り込んで撮影しながら群れをやり過ごしていると、昨年生まれの子ザルが警戒することなく近づいてくるが、さすがに2mぐらいまで来ると母親に連れ戻されていく。
中には威嚇してくる個体もいるが、視線をそらすと何事もなかったように通り過ぎていく。どうやらこの群れは害獣駆除などで人に追われたことがないようだ。ま、平和で何よりである。
サルも雪の上を歩く
寄れるに越したことはない
以前、サルの調査を手伝ってサル追いをしていたことがあるせいで、手配写真でも飾られているのではないかと思うほど、某所ではサルから警戒されている。何しろ車ごと警戒対象であるため、林道走行中に石を落とされたこともある..当たらなかったけど..ぐらいなのだ。
そのせいもあってそこではほぼ無警戒な野生のサルの写真など望むべくもないのだが、面が割れていない別の場所では、意外にフレンドリーな対応を見せられることがある。
こちら、特段にサル顔でもないのだが、敵と見なされないことはワイルドライフ撮影では重要な要素である。超望遠レンズで遠くから狙うのもアリだが、中望遠系で近くから撮れればそれに越したことはない。やはり漂う空気感が違うというものだ。
林道を歩いていて30頭ばかりのサルの群れに遭遇。前述の某所のサル軍団に囲まれるとただならぬ警戒感を浴びせられるが、この時出会った連中にはそういったたぐいの感じはなった。
尾瀬開き
空から新緑
今日もやや暑い
暑い!
館林でいきなり猛暑日ときた。いやはや暑いわけだ。今日の午後は今年始めて家中の窓を開け放って過ごすことになった。庭の草刈りを昨日のうちにやっておいてよかったよ。
今朝はホトトギスを今シーズン初認。朝方は周辺一帯でけたたましく鳴いていたが、日中はさすがにダンマリ。夜の帳が下りた今これを書いている最中、どこかで遠くで鳴いているのが微かに聞こえる。
写真はタイトルとは何の関係もないXF16による週末スナップ。最後の灯篭は前橋の熊野神社前の灯り。
運命とはすでに決まっているもの、いや、運命とはおのれで切り拓くもの、まあどちらの見方もあるのだろう。前者なら理解して受け入れることを求められ、後者なら状況を変える努力を惜しむことなく求められる。
それを生き方に置き換えるならば、何れの場合でもそれ相応なエネルギーを必要とすることは必定なり。ま、人生色々かな。