乾ききった大地にようやくお湿りがあってよかった。水は万物の源、多くても困るが少ないのはもっと困る。でも梅雨はもう少し先でも良いかなw
移動途中だと思っていたカッコウだが、どうやら定着したようで、毎朝近所の電線で鳴いている。これであとはホトトギスが来れば、赤城高原の夏鳥たちは揃うかな。
え、まだツクシ生えてんの?ええ、まだツクシが見られるんですよ、うちの周りでは。
ツクシ、土筆んぼう、スギナなどと色々な呼び方をされるが、ツクシ(土筆)は写真のような胞子茎の時期の呼び方で、胞子を飛ばした後に伸びてきた状態をスギナ(杉菜)と呼ぶ。写真のツクシが成長してスギナになるわけではない。
ツクシの時期は食用にもなるが、スギナになると迷惑千万な雑草扱いとなる。先日のセイヨウタンポポ同様、繁殖力が強くて根絶はほぼ無理と言って良い。
で、その地下茎、いわゆる根っこが深く張り巡らされることから、付いた異名が「地獄草」。土筆んぼうなどと呼んで子供の頃は意味なく摘んで遊んだものだが、よもやそんなおどろおどろしい別名があるなどとは知らなかった。
最初の一枚のみ、フジノンXF16/f1.4で撮影。
XF16はフルサイズ換算で24mm相当の画角となるハイスピード広角レンズである。24mmでf1.4の大口径レンズは、キヤノンのFDとEFをそれぞれ使ったことがあるが、キヤノンのは何れも寄ることができなかった。
XF16の素晴らしいところは最短撮影距離が15cmと、ほぼレンズ前玉直前まで近づけるので、広角マクロとしての使い勝手が良い。開放だとボケが硬い感じになるが、一段絞ってF2なら問題ない。
専用のマクロレンズもマウント毎に持っているが、積極的にマクロ域で撮影する機会はほぼなく、自ずから仕事でブツ撮りに使うのがほとんだ。どちらかと言えば、広角でグッと寄って撮りたい派なのである。
と言うことで、引いて良し、寄って良し、暗くても良しのこのXF16は、TMにとってはフジを使うキラーレンズの一つと言っても過言でない。