県南でもさすがに紅葉の見頃はとうに終わっているのだが、時折林道脇で良い感じの色付きが奇跡的に残っていることもある。
とは言え近くで見ると末期も末期なのだが、枝ぶりの下に入って逆光で透過を狙うというのは、これ紅葉撮影のセオリー通りといったところか。
今年は雪が早いおかげで、県北のスキー場のオープンがいつになく早い。玉原(たんばらスキーパーク)が11月にオープンするのはかなり珍しいことだろう。
何しろ県内で最も早くスキー場開きをすることをウリにしている丸沼高原と同じ(23日)なのだから、そりゃ驚きもする。
モルゲンロートに染まりだした上州武尊山。剣ヶ峰(左奥のピーク)の手前に見えるのが川場スキー場で、こちらは玉原よりかなり標高が高いのだが、準備の差だろうか、オープンはこの週末のようである。
ついでなので当ブログではお馴染みの谷川岳のモルゲンロートも貼っておこう。
県北で初雪や積雪の頃、上毛三山を越えて関東平野へ下るとそこはまだ秋である。赤城山の北面は真っ白だが、晴れて日当たりの良い南面は、それが長七郎の山頂付近であっても前夜の降雪を感じさせる気配は見られない。
そろそろ冬模様か、などと平野部に人たちが感覚的に覚えるとすれば、子持山の両脇奥に望める谷川と上州武尊、それに妙義の右にそびえる浅間が白くなるこの時期だけとも言える。
少林山達磨寺にて。手入れされた箱庭の世界は日本ならではのものだが、木々の配置などよく考えられていて、季節を問わずその景観は美しい。
カエデの仲間など光が射し込めばそれなりにフォトジェニックだが、県北同様にやはり今年は色づきが早かったらしく、ピークは一週間前だろうとのこと。