赤城高原にトケン類はカッコウ、ホトトギス、ツツドリが夏鳥として渡ってくるが、家の近所で言うと前者2
種で、どちらかと言えばホトトギスのほうが多い。
晴れているとカッコウのよく通る声が目立つのだが、夜半から明け方、雨の日など日中でも暗いとホトトギスも終日よく鳴いている。
ということで先週末の晴れの日はここぞとばかりにカッコウがよく鳴いていた。朝からカッコウに家の前の電線で鳴かれると、それだけで目覚まし代わりである。
日頃からアレの総理大臣らしからぬ子供じみた言動と不遜な態度は何かとムカつき、昨今目にあまるものがある。まさに今回の特定の検察官への恣意的な定年延長問題など、それらが顕著になって現れたものと言えよう。
その火事場泥棒法案への検察OBからの反対意見書で、三権分立を否定するが如きその姿勢が、フランスで絶対王政を確立していたルイ14世の「朕は国家である」を彷彿とさせると批判され、その意見を真摯に受け止めるべきだと国会で問いただされると、自分は民意で選ばれた..まったく選んだ覚えはないがな..のだからそれは当たらないなどと、ここぞとばかりに色をなしムキになって応えている姿が実に滑稽であり、こいつが我が国のトップかと嘆きそして苦笑するしかない。
しかも質問に立った野党議員の話をロクに聞いてもいないものだから、返す言葉で「ルイ16世に例えられても」とニヤケ顔で一端にカッコつけながら言っていて大笑いしてしまった。
ルイ16世の末路を知っていてニコニコしていたのか定かではないが、本人が望むならいっそ史実の通りギロチン台に立ってもらっても結構だぞ。
とにかかくいい加減、とっとと辞めてくれ。
今朝、ホトトギスに続いてカッコウがやって来た。これで赤城高原で過ごす夏鳥はすべて出揃ったことになる。
何より、高原の霧を縫って聞こえてくるカッコウの三拍子は、来る暑い夏を思わせるね。
先日も東北の仕事仲間とそんな会話をしたところだが、確かに今年は少ない印象が強い。
さらに言えば年々減っているような感も無きにしもあらず。ただ、夏鳥なので渡来場所の違いもあって、全国的な統計データを見ないと正確には言えないけどね。
それに托卵という習性上、寄主の生息数にも左右されるのが要因として大きい。モズやオオヨシキリなど托卵を請け負う鳥の増減にも気を配る必要は当然あろう。
渡来したばかりの頃は、朝早くから家の前の電線でカッコー、カッコーと大きな声でモーニングコールがあったものだが、今年は遠くの方で鳴いている声が聞こえるだけで静かなものである。
ちなみにホトトギスは例年と変わらず。例のごとく昼に夜によく鳴いている。
ミラーレスカメラの台頭で、ファインダーと言えばEVF(電子ビューファインダー)というのはすでに市場的には認知されているが、報道の分野で未だにOVF(光学ファインダー)が求められているという。
スポーツ報道では表示映像の遅延によるタイムラグは困るというのは昔からあって、それへの一つの答えが、ソニーα9のようなブラックアウトフリー..露光中でも常にファインダーに像が表示されている..のミラーレスカメラとなって具現化されている。
ただ、先日どこかの記事で読んだ話として、EVFは長時間覗いていると目が疲れるが、その点OVFはそんなことはないというものがあった。報道で終日張り込みのような現場だと、特に夜間の場合はその影響は大きいとのことだった。
ファインダーを覗きっぱなしというのが通常あまりないのだが、言われてみれば以前に天狗様の繁殖行動に張り付いてブラインドに籠もっていた時、当時はビデオカメラのEVFを長時間覗いていたなぁというのを思い出した。
スチルはEOSだったので当然OVFだが、ビデオは同社のXLシリーズで、特にXL-2以降のモデルでは、EVFを跳ね上げてLCDとしても使えたので、その辺りの差はあったかもしれない。直接目を近づけて覗くよりは、離れて見ている方が遥かに楽だしね。
件の記事では、便利さや機能面ではすでにミラーレスカメラのほうが報道分野でも勝っているというものだったが、唯一OVFだけが手放せないという主旨であった。もはやEOS-1DとかD5とかそんな大げさなものでなく、必要に応じてEVFとOVFが切り替えられるようなハイブリッド式が求められていると感じる。
実はフジにはX-ProというまさにEVFとOVFのハイブリッド式カメラがあるのだが、報道分野で活躍できるほどの耐久性があるのかは怪しい限りだ。こと「絶対に故障しない(と思いたいw)」的な信頼性に限って言えば、やはりCとNのフラッグシップ機の存在意義を認めざるを得ないだろう。
ホトトギスは朝に夕に、例え雨が降ろうとも依然として叫び続けている..トッキョキョカキョクは鳴くというより叫ぶ感じだよね..が、カッコウはもう一通り用事が済んだようで、めっきり鳴かなくなった。
写真はちょっと前に家の前の電線にやって来たカッコウ。この日は最後の追い込み?だったのか、仕事場から見える全方位で精力的に動き回っていた。
朝も早からカッコー、カッコーの連呼に叩き起こされた。やたら音源が近いので眠い目を擦りつつ窓辺から探すと、隣家の長老宅のヒノキのてっぺんで鳴いているようだ。
というのもこの時点では暗くてよく見えていない。それもそのはず、まだ朝4時の日の出前..東に赤城山を背負った赤城高原の日の出は平野部より1時間遅い..であった。そのまま寝ようと思ったものの、三拍子の調子にすっかり覚醒してしまったので、仕方なく朝のデスクワークへと向かった。
窓を開けていると、カッコウの大きな声が仕事場に流れ込んでくるが、しばしその初夏を告げる三拍子に聞き入る。程なく、今度はそれに負けじと近くの雑木林からホトトギスの声も聞こえてきた。どうやら赤城高原にも渡ってきたようである。
という事で、赤城高原でのカッコウとホトトギスの今シーズン初認は家の中でコンプリートw
ちなみにカッコウは例年より2〜4日程度、ホトトギスに至っては一週間近く早い渡来だ。ツバメやサンショウクイ、キビタキなどはそう変わりはなかったが、トケン類に関しては動きが早いようだ。
カッコウは一旦去ってしばらく遠くで鳴いていたが、5時頃に戻ってきて再びヒノキで目覚まし時計を始めた。
ホトトギスを除く他のトケン類同様、カッコウは鳴く時にあまり長い間嘴を開かない。なかなかそこを狙って撮影するのは人の反応速度では難しいが、連写番長のG9 PROで20コマを連写すれば、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる式に撮ることが可能だ。
例によって手持ち動画も押さえておく。結構見上げだったが、窓辺を利用できたので800mm相当でもそこそこ揺れを抑えることができた。
G9 PROの動画のノイズ処理はGH5と同等だ。逆光なのでプラス3補正を加えているが、静止画の場合ほどノイズは目立たない。
今年も電線カッコウの季節がやって来た。例のごとく朝から枕元で「カカカカッコー」「ピョポポポポー」などといやはや何ともやかましいことこの上ない。
そのトケン類の托卵シーンを撮影したいと思って、庭先や隣家の生け垣に巣を構えるモズとセグロセキレイを毎年注意して観察している。しかし、終日監視しているわけにもいかず、GoProやロボットカメラでも仕掛けないと人力ではまず無理だろう。
今日も庭先でモズに追いかけられて右往左往している姿を何度か見かけた。逃げまわっているようでいて、実はそれは雄による陽動であり、そんなタイミングで留守になった仮親の巣に雌が産卵するのがカッコウの作戦のようである。
誰を狙って、そしていつ任務遂行されるのか、それはカッコウのみぞ知るということか。