タグ : 谷川岳

portfolio

沼田の雲海

2023/11/21

赤城高原から望む上信越国境の峰々には、少しずつ冠雪が目立ち始めている。気温が上がれば南斜面の積雪はすぐに解けてしまうが、この一進一退を繰り返すことで根雪になる。

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / CLASSIC CHROME

雲海に沈む沼田の河岸段丘の背後に冠雪した谷川岳を望む。この雲海も暖かい空気が残っているこの時期特有の現象だ。

カテゴリ:季節感, |タグ:,

一昨日の午後に久しぶりにゲリラ豪雨に見舞われた。言葉としてすでに定着した感があるゲリラ豪雨だが、意外に当地では数えるぐらいしか起きてなかった。

当日は朝からうだるような暑さで、午後には雷雨があるという予報だったので、昼前に草刈りを終えて昼飯食って昼寝をしていたところ、南西の空に怪しい雲が迫ってきているという家人に起こされた。

FUJIFILM X-H2 / XF8mmF3.5 R WR / Provia / パノラマ

写真を撮りに庭に出たが、雷雲はみるみる近づいてあっという間に土砂降りに。しかも小粒ながら雹まで降ってきて、家の屋根をガタガタ鳴らし始めたのには少々焦った。

が、豪雨は15分も続かずにあっという間に通り過ぎて行ってしまった。

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia

夕立ちの後に夕焼けが広がるのはお決まりで、久しぶりにオキトマのスカイラインが夕景に映えた。

赤城高原の夕立ちは言葉とは違って夜半に来ることが多いので、午後遅くの雷雨は珍しい。ただ、この後は大気が急速に冷やされて素晴らしく過ごしやすい気温になったのは有り難い。これこそ夕立ちの恩恵である。

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA

で、昨日はその豪雨の名残で朝から湿気マシマシで湿度高く、沼田市街地は雲海の向こうとなった。

春進む

2023/3/25

この冬は降雪自体はそこそこあって、我家の庭もそれなりに間断なく白い状態が続いていたが、2月後半からは春へと一直線で雪解けはあっという間だった。

それがそのまま桜前線の速さであることは世間のニュースの通りであるし、仕事場から観える上越国境の山々の残雪も見る見る減って行っているのが分かる。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / CLASSIC CHROME

写真は雪煙をまとう先週末の谷川岳。

この日は前日に春の雪が降ったようで再び白さを取り戻していたが、水分の多い雪はかえって融雪を進めるので、この週末は表層雪崩の危険度がさらに上がっているだろう。

カテゴリ:季節感, |タグ:

早いという予報通り今週14日に都内で桜が開花した。去年より6日早く平年比では10日早いとのこと。

植物の開花は日照時間ではなく気温の積み上げと言われており、先月から続く冬とは思えない気温の高さが影響しているようだ。

東京が全国の桜開花のトップバッターなのは、近年のヒートアイランド現象の影響と言われているので、その辺りも原因としては符合する。

そんなことで利根沼田界隈の桜もそれなりに早いということで、上手くすれば入学式が満開の時期に当たるかも。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / CLASSIC CHROME / 谷川岳

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / CLASSIC CHROME / 朝日岳

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / CLASSIC CHROME / 至仏山・燧ヶ岳

桜が咲くような季節感に逆らって雪山の景色など。何れも武尊にでも登らないと望めない景色だ。

厳冬の季節はヘイズがないので明け方の東の空のヌケが良い。でもそんな寒さが戻ることはもうないだろう。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / Velvia

ビーナスベルトが映えるのも冬季限定。春霞や花粉の季節でそれももはや風前の灯だ。