タグ : ヤマガラ

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昨冬は鳥インフルが猛威を振るったため、庭のヒマワリレストランは店を開かなかったが、元旦から隣の高山村で今シーズン初の鳥インフルが確認されたため、この冬も閉店休業を決めている。

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA

知ってか知らずか、時々シジュウカラやヤマガラが庭先で賑やかにしているが、都合よくこの冬は積雪がないので、地面の落ち葉などひっくり返して餌を探している。

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この日は取り立てて鳥を撮ることを目的とはしてなかったが、山で休憩中に人を恐れずすぐ目の前までやって来られると、さすがにシャッターを切らずにはおけまい。

OM-1の新ファームVer.1.3を試す機会がなかったのでちょうど良かった。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

動画も試したが、例の「認識はしているがピンは来ない」的な変なクセはかなり改善していると言って良い。

特に3枚目は手前に枝かぶりした状態からの飛び出しで、カメラを左に振りつつAF-CでSH2連射した途中のカットだが、50コマ以上撮ってほとんどピンが来ており、4枚目がその最後のほうのカット。

もともとOM-1の被写体認識は定評があったので、ここまでピンが来れば特に文句もない。まあ最初からこれで出していれば良かった話ではあるのだが。

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鳥の写真ばかり載せていると野鳥カメラマンと思われそうだが、OM-1はレンズを向ければ歩留まりよく鳥の写真が撮れてしまうので、時期も時期だししばらくはそれも致し方なしだw

まあ写真を始めた理由がそもそも鳥だったので、その認識自体は当たらずとも遠からじだが、鳥を専門に撮るのは15年以上前に足を洗っていて、今は生きものと自然全般に広くと言ったところだ。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

で、先日の妙義での与太話。

引き上げ時に駐車場に留めた車脇にヤマガラがフレンドリーにやって来て、花の中から何かの幼虫をついばんでいたので、OM-1で狙っていたところ、ニヤニヤしながら白レンズを抱えたオッサン..というか爺さんだな..が近づいてきた。

こちらが撮っているヤマガラを狙いに来たのかと思っていると、「何だヤマガラか」とつぶやきそのまま続けて、やれマイクロフォーサーズはセンサーが小さいからダメだの、オリンパスなんかもう終わりだとの腐し始めた。

何だコイツと思い振り返ると、抱えていたご自慢のEOS R5とRF100-500?を目の前にかざして、やっぱり写真はフルサイズだよねぇなどとほざきやがった。

これは久しぶりにフルサイズと白レンズでマウントするカメラ親父の登場だなと判断し、すかざす肩から下げていたGF100-200付きのGFX100Sで桜を撮るふりをしながら、「そうだよなぁ、やっぱ写真はセンサーサイズと何より画素数だよなぁ」とつぶやくと、バツが悪そうにR5を小脇に無言で去って行ったとさ。

ということで、GFXは悪霊退散によく効く御札のような存在だなと、あらためて思い直した日であったw

メーカー自身がWOWカメラと自称するOM-1の被写体検出を近所の森の中で試してみた。AFの設定は特にいじらず標準のままとし、ターゲットはALLでAFはC-AF(TRなし)である。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / シジュウカラ

この距離感で画面内のシジュウカラを発見し、さらにその飛び出しに追随している。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / ヤマガラ

この至近距離でのヤマガラのちょこまかとした動きにも反応してピンがくる。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / コガラ

従来機では相当に厳しいこの絵柄で、背景の反射する枝にピンが行かずしっかり手前のコガラを追いかけていた。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / ゴジュウカラ

この構図のまま幹の裏側から現れたゴジュウカラを捕捉してその後も幹を伝う姿を追っていた。

OM-1の被写体検出で面白いのは、画面内にそれらしき物体を見つけると例えそれがピンが来ていないアウトフォーカスであっても検出枠が表示される点である。枝が込み入った状況や藪の中でもお構いなしで、ヘタすると人の認識より速いのではないかとさえ思う時がある。

さらにターゲットがALLだと画面全域が対象となるので、意地悪して鳥を画面の端にフレーミングしても何の問題もなく捕捉し続ける。

被写体検出など以前は空抜けで飛んでる鳥にピンがくれば程度に思っていたが、林内でここまで小鳥を追いかけてくれるのは想像以上の進歩である。

ちなみにG9などパナの動物認識も同じような動作をするが、検出速度がOM-1のほうが早いのと、AF測距後のヒット率はOM-1のほうがかなり良い。プロセッサの世代差もあるのでこの辺りは最新のGH6がどうかというところだ。

鳥など撮らない人には何のこっちゃではあるが、物体として比較的多様で複雑な形状の鳥でここまでの検出能力なのだから、航空機や自動車、鉄道などはそれ以上であることは想像に難くない。

ちなみにうちのマメで試した限りでは、暗い家の中でも普通にその姿を追いかけていたので、犬・猫検出..メーカー公称だとそれっぽい動物であれば認識するようだ..もまったく申し分ない感じ。

近所の防風林内で営巣しているヤマガラ。

ほとんど林内で餌の確保は足りると思うが、時々林縁部に出てきて隣接する電柵の周辺を忙しくなくウロウロしていることがある。

目的は電柵に巣を作っているクモのようで、柵のパーツの隙間などを丹念に見て回っては、何匹もくわえてまた林内へと戻っていく。

自分の分ならその場で食べるわけだが、沢山くわえて運んでいるということは、繁殖活動は上手くいっているということだ。もしかしたら今の時期だと2回目かもしれない。

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS + MC-14

とにかく忙しそうにじっとすることなく終始動き回っているので、1100mmともなるとファインダーに入れいるのも一苦労である。

いくら鳥認識AFが優秀とは言っても、被写体をファインダーに捉えられなければ宝の持ち腐れだな。

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餌付けで罰金

2021/3/18

今月2日の自然公園法の改正で、一部の国立公園内でクマやサルなど野生動物に餌を与えると最高で30万円以下の罰金が課せられるようになった。

人の手で餌を与えられた動物が味をしめることで常態化し、それが前述のクマやサルであれば人的被害に繋がる可能性があるため、かなり以前から問題視されてきた歴史的経緯がある。

マナーを呼びかけるだけで済めば罰則の規定は必要ないだが、この問題は昨日今日に始まったわけではないので、未だ解決に至る道筋が見えてこないのが実情といったところだ。

古くは日光のニホンザル然り、北海道内あちこちで見かける観光ギツネ、最たるは世界自然遺産の知床におけるヒグマなど、一歩間違えば怪我では済まないケースも起こりえるわけだ。

直接の人的被害に繋がらなくても、常態化してしまうと結局そのしわ寄せは駆除という形で動物自身に向いてしまうため、良かれと思って餌を与える行為が逆に命を奪うことにつながることは、もっと周知徹底するべきであろう。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

県内某所で餌付けされているヤマガラ。餌を持っていなくても手をかざすだけですぐにやって来る。ここではヤマガラだけでなく、シジュウカラやコガラもやって来ていた。

鳥の餌付けのケースで有名なのは、新潟の瓢湖のような越冬で集まるハクチョウへの給餌だろう。鳥インフルエンザの集団感染の可能性が高まるので、一時は給餌行為を中止する風潮があったが、観光産業とも関係してくるのでなかなかすべてのケースで中止とはなっていない。

冬季は餌が不足するのでそこを人為的な給餌で補うのはそう悪いことではないと思っているが、問題は餌の量とその内容だ。公園などでパンの切れ端やパンくずを与えているのを見かけるが、パンは油分が多くて摂取し過ぎるとかえって寿命を短くしかねない。

やはり自然界にそのまま存在するものが望ましいだろうね。

ちなみに餌付けは意図的に行われるものだけではない。当地のような田舎では、家の敷地の端っこや農地の隅に残飯や収穫物の余りを捨てるケースが普通にあって、そんなところはタヌキやイノシシたちの格好の餌場となっている。

何も直接的でなくても、産業廃棄物含め間接的に行われるている餌付け行為もあるということである。

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35mmフルサイズのS5でコリメートした時の難点と言うか注意点は、とにかく被写界深度が浅くなることだな。

当たり前だが、マイクロフォーサーズのG9PROより理論上は2段分ピンが浅くなる計算になる。

LUMIX S5 / Super Telephoto System

とは言っても天狗様相手にここまで近距離はありえないので、ことさら気にすることもないけどね。

LUMIX S5の場合、言うまでもなくセンサーは35mmフルサイズなので、あえて逆説的に言えばマイクロフォーサーズより望遠野郎が期待する焦点距離が不足することになる。

いくら高感度耐性が上がっても、それまで必要する有効レンジで焦点距離が不足するのは正直厳しい。まあそれ故に35mm版を使うという選択肢は長らく諦めていたのが実情。

ところがつらつらとS5の仕様を眺めていて、「4K60PだとAPS-Cサイズにクロップされる」というのを見つけてしまったのが今回の導入の発端である。

業界の映像クリエイターならこの仕様に「クロップされるのは残念だ」と教科書通りの反応となるのだが、猛禽望遠野郎にはこのクロップファクターが逆に作用する、つまりマイクロフォーサーズなど小さいセンサーを使うメリットと同義となることにすぐ気が付くはずだ。

LUMIXのGシリーズ(マイクロフォーサーズ)にはEXテレコンという飛び道具があって、4K記録時に焦点距離が更に1.4倍になる..対35mm版で2倍である上にだ..が、S5の4K60P記録時のAPS-Cクロップはまさにそれと同じ理屈..実際S5には動画時のEXテレコンがない..で、焦点距離で言えば対35mm版で換算1.5倍ということになる。

S5の画素数は35mmフルサイズで2400万画素あるので、その点でオーバーサンプリング時のダウンスケールの効果とデュアルネイティブISOによってISO12800ぐらいまでなら非常にクリーンな映像が出力される。実際、海外の様々なサンプル映像を見比べても、ソニーα7SIIIと遜色ない印象だ。

ちなみに40万もするα7SIIIは画素数が1200万画素しかなく、APS-Cに近いスーパー35mmすらカバーできない..原理的にアスペクト比の関係で最低でも2200万画素必要になる..ので、こういったギミックは望むべくもないため、猛禽望遠野郎の選択肢からは自動的に外れることになる。

LUMIX S5 / Super Telephoto System

庭の餌台にくるヤマガラをAPS-C 4K60Pの動画から静止画で切り出す。この時の焦点距離は約2000mm相当で、距離は5m少々といったところ。

至近距離ということもあるが、動画からこのクオリティの静止画が切り出せるのはスゴイ時代になったもんだと感慨深い。

実はこのS5導入が実現したのはマスターレンズ側の仕掛けを変えたことが大きい。従来のやり方だとリレーレンズの関係でどうしてもマイクロフォーサーズに縛られることになっていたが、変更後の仕掛けではその制約から解き放たれたのである。

今回、APS-Cモードで4K60P撮影できることでLUMIX S5となったが、その条件すら無視すれば35mmフルサイズのα7SIIIやEOS R5も選択肢に入ってくるので、結果的にこのポイントが最大のメリットになるかな。

もちろん猛禽望遠野郎としては、今後もマイクロフォーサーズでの動画が主流であることに変わりはないけどね。

とは言え正直なところ、例のオリンパスの身売り話でマイクロフォーサーズの今後が流動的になっているというのは少なからずあるのは否定しないw

先日、薄暗い林内でミソサザイを認識してその性能に感心していたE-M1Xの鳥認識AF。

今度は2m前後の至近距離でヤマガラに遭遇したので、ここぞとばかりに鳥認識チャレンジしたところ、これまたバッチリ捕捉し続けてちゃんと目にピンが来ていてビックリ。

ヤマガラを追いかけてカメラはかなり上下左右に振り回しており、至近距離..最短撮影距離内でアウトフォーカスも度々w..なので当然何度もフレーミングを外す状態であったが、画面内に捉えた瞬間にインテリジェントAF枠が現れるというのは、スゴイを通り越して見ていて面白い。

昔、某C社のEOSにAIサーボAFなる到底AIを使っているとは思えないインチキ臭いAFがあった..今でもあるのか?..が、オリンパスのインテリジェントAFのAI認識はそれとは隔世の感ありで、意外に使えるどころか結構使える性能である。

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14 / ノートリミング

ところで件のヤマガラだが、至近距離での鳥認識AFを試すには良い被写体だが、普通に撮ろうとすると逆に異常に近すぎることになる。

この状況を意識してなかったので単焦点のED300PROだったが、分かっていればED100-400ISかパナライカ100-400のほうが良かったなとなる。もっと言えばED40-150PROでも十分だ。

何しろ近すぎるのでこちらから距離を取ろうと離れると、向こうから積極的に目の前までやって来る始末。最後は手を伸ばしたら掌に乗るまで人馴れしていたので、誰かが餌付けしていたのだろう。

ただ、周囲を見回してもその痕跡..例えばヒマワリならその殻とか..が見つからなかったので、ここしばらくは餌をもらってはいなそうであった。それでも人を見ると近づいてくるのは、ヤマガラが持つ人懐っこさによるものだろうね。

花鶏来る

2020/1/5

今日は北寄りの風で終日雪模様。昨晩から降っていたので20cmほどの積雪となった。

地面が隠れると途端にヒマワリレストランは賑やかさを増すが、今日は今シーズン初めてアトリが数羽様子を見にやって来ていて、これでレギュラー陣勢揃いとなった。

アトリはこれから春に向けて数が増えていくだろう。

OLYMPUS OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO / ヤマガラ

OLYMPUS OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-20 / シジュウカラ

こたつから餌台を狙うが、朝から酔っ払っているwのでテレコン付きは歩留まり悪し。そもそも1200mmでは近過ぎるし。

シメが餌台を専有しているときはカラ類は手前で一旦止まるので、そのタイミングを狙って撮る。でも枝が混んでいてなかなか思うようにはいかないけどね。