運動不足なんだからと呪文のように毎日言われ続けるのは勘弁なので、仕事の合間を縫って軽く近所の山へ登ってきた。
まあ近所も近所、赤城高原とは利根川を挟んだすぐ対岸に位置する子持山(標高1296m)である。
子供たちが小さい頃に連れて何度か登っているが、久しぶりに来たら新ルート?が開拓されていて、以前のような杉林の沢詰めではなく尾根コースがあるのが分かった。
その尾根コースを辿ると獅子岩を下から間近に拝める。
FUJIFILM X-H2S / XF18-120mmF4 LM PZ WR / CLASSIC CHROME
正式には大黒岩と言うらしいが、地元の我々は獅子岩と呼んでいる。
子持山は富士山と同じ古い成層火山で、今でこそ緩やかな山体をしているが、20万年前くらいの後期の噴火で中央付近が吹き飛んで今の形を成している。
獅子岩はその中央火口の火道をたどって上がってきたマグマが冷えて硬化したもので、高さ100mのいわゆる巨大なスラブである。専門的には火山岩頸というらしいが。
FUJIFILM X-H2S / XF18-120mmF4 LM PZ WR / CLASSIC CHROME
獅子岩を山頂方向から望む。背景は関東平野北部。この日は前橋・高崎方面に風花が飛んでいたようで、前橋は初雪が記録されていた。
その関東平野側から見ると赤城山と榛名山の間の少し奥に見えているのが子持山..と小野子山が見える..だ。
FUJIFILM X-H2S / XF18-120mmF4 LM PZ WR / 南東方向に関東平野と利根川の流れ
iPhone 13 mini / 東側の赤城山
FUJIFILM X-H2S / XF18-120mmF4 LM PZ WR / 南側の榛名山と伊香保温泉
iPhone 13 mini / 北東側の沼田と我が赤城高原
という感じで獅子岩の上からは高度感あるなかなかの景色を拝める。
FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia
毎度おなじみの赤城高原から眺める子持山。
左の稜線部から突き出ているのが獅子岩。利根沼田側から見るとスフィンクスのように見えるというのが通り名の由来らしい。