続・冬の残り画
春を前にこの冬のちょっとしたシーン集め。
さすがにビーナスベルトは来冬までお預けだな。
春を前にこの冬のちょっとしたシーン集め。
さすがにビーナスベルトは来冬までお預けだな。
一昨日・昨日と2日続けて放射冷却で氷点下8℃まで下がったが、そろそろ冷え込みもラストスパート。
とは言えここまで下がると赤城高原から見渡す峰々は山焼けとなり、ビーナスベルトとモルゲンロートのダブルで空も山も赤く染まることになる。
ただこの日は日の出前からシジュウカラとホオジロがさえずっており、寒い中でも春の近さを感じさせる季節のたよりであった。
124年ぶりの暦のマジックとかで、今年の節分は今日ではなく昨日だった。
二十四節気で言うところの立春と言えば、ここ30年以上2月4日だったのだが、その立春が今日に当たるため、立春の前日である節分も必然的に1日前にずれた、という話らしい。
ということで歳の数の豆と尾頭付きイワシは昨晩の夕食で腹に収まった次第。
そう言えば、節分のこの時期になると恵方巻きなるやたらデカいのり巻きが目につくようになるが、東日本にはそんなものを食す風習はないので、バレンタインデー同様に商業的に流行らせようという関西圏のにわか文化に他ならない。
そもそも、どこかに向かってのり巻きを丸かじりなどというルール自体がなんとも胡散臭いではないかw
西の空の境界に雲が残っていたため、日の出前のビーナスベルトとの相乗効果でいい感じに焼けてくれた。
暦の上では春なれど、まだもう少し寒い冬がその勢力を維持しそうである。
今朝は先日とは打って変わって異様に暖かい朝だった。予報通りと言えばそうなのだが、体感的には10月ぐらいの感じだったなぁ。
そのせいかどうか、あいかわらず夜明け前の防風林周辺でツグミが賑やかにしているというのに、隣接の沢沿いでミソサザイが大きな声で囀っていたのには驚いた。
ミソサザイの繁殖行動は早いところなら早春の時期には始まる。何か誘引となる条件でスイッチが入るのだとは思うが、それでもまだ冬もまともに来ていない状況では珍しいことである。
暁の林で鳴くツグミ。ISO3200で1/20だが、奇跡的にくちばしがブレずに止まった。
朝焼け夕焼けはVelviaが定番だが、この時期特有の現象であるビーナスベルトはCLASSIC CHROMEの独特のトーンがよく似合う。
先日取引先の若い子に聞いたが、こういった暗いトーンのピンクは今風に言うとアッシュピンクというらしい。それ自体にカラーコードはないようだが、退紅(#E2AEA8)とか薄紅梅(#F6BABC)とかそんな感じだろうか。
ちなみに朝でも夕でも太陽がある側が焼ければ朝焼け夕焼けで、太陽と反対側に大気を通して見られる残照を指してビーナスベルトという。