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ナイコンと某C社のフルサイズミラーレスについては、時事ネタなので記事には書くが、今のところ言うほどは興味はない。どちらもレンズシステムが充実するであろう2020年以降が本番だろうから、導入を検討する機会があるならそれ以降で十分だろう。

ということで、富士フイルム同様こちらもしばらくは我が道を往くべきと悟るため、同社の根城FUJIFILM Imaging Plazaに乗り込んできた。

フジノン版白レンズ

iPhone 6

これが噂の富士フイルム製白レンズ XF200mmF2 R LM OIS WR だ。事前にネットで画像を見た時は白だと思っていたが、実際の塗装は白っぽいシルバーという感じで、フード先端部のグリーンと合わせて第一印象は往年の特撮ヒーロー「ミラーマン」みたいと一人合点w

焦点距離は200mmだが、XマウントはAPS-Cなので35mmフルサイズ換算で300mm F2相当になり、リニューアルされた新型1.4倍テレコンと合わせると、いわゆるヨンニッパになる。X-H1はこのレンズを支えるために登場したようなカメラだが、X-H1共々狙いはスポーツ報道分野であることは明白。特にはやはり東京五輪だろうね。

重さは約2.2kgとF2超望遠の大口径にしては軽量。バッテリーグリップを装着したX-H1との組み合わせでは重量バランスも悪くない。照明がやや暗いショールーム内でもAFの合焦が迷うことなくスパスパ決まり、三脚座がアルカスイス互換であることも好印象だ。

そしてこのフジノン版白レンズが200mm一本というのは考えづらく、この後順次超望遠の長玉が登場すると予想される。富士フイルムには是非600mm F4を出して欲しいね、と目の前のスタッフに要望しておいた。買うかどうかは判らんけどw

大三元超広角ズーム

iPhone 6

そしてこちらがこの日の本命「XF8-16mmF2.8 R LM WR」である。ずんぐりむっくりした見た目は独特のフォルムで、パッと見ではXF16-55と同程度のガサかな。

35mmフルサイズ換算で12-24mm F2.8という大三元レンズの超広角ズームで、Xマウントレンズでは大柄の印象..X-H1以外のボディでは特にそう感じる..だが、フルサイズの超広角ズームに比べればもちろん小柄である。

すでにネットで画像を見ていて分かっていたことが、前玉が大きく湾曲しているのでフィルタの類は装着できない。そういう意味ではXF10-24の存在意義は大きいだろう。

以前、某C社のEF8-15mm F4 L Fisheyeを使っていたことがあったが、あちらは魚眼レンズだったので、非魚眼である12mm相当の超広角レンズは初めてで、EVF覗いてズームリングをグリグリ動かして得られる画角の広さは新鮮である。

フジノンなんで画質は気にしていない。そもそもスタッフが星景写真で使ってほしいというくらいなので、その自信の程を伺えるというものだ。

X-T3見参

ちょっと驚いたのは、先日発表されたばかりのX-T3の実機がすでに用意されていたこと。上のXF8-16mmF2.8が装着展示されていたのは最初はX-T2だと思ったが、握ってみてバッテリーグリップに違和感があってX-T3と気が付いた。よく見れば脇にカタログもさり気なく置いてあったしw

しかしこんなに新鮮味の薄い新製品も珍しいw パッと見で新旧の見分けがつかないのは旧モデルユーザーにはありがたいのだろうが、買い替え需要の喚起にはまったく役に立っていない。中身はまったく別物に仕上がっているので、判る人だけに買ってもらえば良い的なマーケの意図でもあるのだろうか。

操作感もX-T2とまったく一緒で何一つ迷うこと無く操作できた。あの「フジのカメラのボタンは小さすぎて押せなーい!」で有名な押しづらいボタン類も気持ち大きくなっており、悪名高き「気持ち良いぐらいスムーズに勝手に動く視度調節ダイヤル」も、ようやくロック機構が付いて位置を固定できるようになった。

その他細かいインプレは実機を手に入れてからだが、見た目と違って中身はかなり突き抜けた性能のミラーレスカメラであることは間違いない。

何より、訪れたユーザーからガリバーたちのフルサイズ攻勢を眼前で問われても、うちはうちですからねぇと呑気に応対をするスタッフの余裕?が妙にシュールに感じられたw

パナを超えた世界初

フジのスタッフと話をしていて判ったことがあって、先日チョロっと書いたX-T3記事を訂正しておいた。X-T3の情報は正しいのだが、GH5の仕様を間違って書いていた。

GH5が4:2:2 10bitでSDカードに記録できるのは4K/30Pであって、4K/60Pでは4:2:0 8bitであった。HDMI出力では両機とも同等だが、SDカード記録では10bitのX-T3のほうが仕様上は上であり、動画番長たるGHシリーズを先行して世界初となっているのは凄い。

以下、余談。

動画は扱うデータ量が膨大になるため、マジメにすべての信号を記録していたのではメディアの容量がいくらあっても足らないし、そもそもプロセッサーの処理が追いつかなくなる。

そこで、言葉は悪いが適当に間引くことで全体的なデータ量を抑える圧縮という仕組みを用いている。さらに言えば、人の目は明るさの増減には敏感だが、色の違いには個人差はあれ輝度ほどは敏感ではないといった特性を逆手に取り、色情報についても適当に間引いて記録している。

4:2:2や4:2:0とは、このYUV..正確にはYCbCrとかYPbPrになるがここでは割愛..の色差成分を間引くフォーマットのことで、UVがライン毎に1セットまたかどちらか交互に記録されるのかで2または0となる。もっとも高画質になるのが間引きなしの4:4:4である。

10bitと8bitの違いだが、8bitが256なのに対し10bitは1024であり、これを4:2:2 10bitと4:2:0 8bitで計算すると、8bitに対し10bitは約128倍の色情報を持つことになるため、微妙なグラデーションの表現力に差が出ることになる。

とは言え、正直なところ家庭用のテレビでその差を実感できるかと言われれば、それはほぼ無理と言って良い。まったく同じ絵柄をじっくり見比べれば判ることもあるかもしれないという程度の差であって、映画やCMなどのポスプロ工程でカラーグレーディングなどレタッチ処理時に、より情報量が多いほうが良いという意味のほうが大きい。

ちなみに動画も写真のように高解像度が良いと勘違いしている人が時々いるが、出力サイズが決まっている動画の場合は、膨大なデータをどれだけ自然に見えるように取捨選択できるかがカギであって、大きなセンサーはそれだけ無駄なことをしているのである。

iPhone 6

朝イチで人と会うため、久しぶりに丸の内へ。何もかもがオシャレな造りの空間は、おらが村とは別世界いや異世界であり、緑以外あらゆるものが対極にあると言って過言ではないね。ついでに立ち寄ったFUJIFILM Imaging Plazaはそんなオフィス街の一角にある。

そういえば、この一角にこれまた懐かしいBrooks Brothersの店舗があった。サラリーマンだった頃に同ブランドのスーツを着ていたことがあったが、その頃は確か青山に店舗があったと記憶している。うーん、ちょっとバブルが懐かしいw

日本の季節の進みが早いからと言って、東南アジア方面から渡ってくる夏鳥がその分早いか言えばそんなこともなく、そこはまあ平年並みだ。

ただ、今年はキビタキが多い気がするが、全国的にはどうなんだろうか。SNS上でも特筆するほどそんな話も聞かないので、上州の県北に限った状況なのかもしれない。

うちの近所の森でもキビタキの姿はよく目に付き、未だ縄張り争いに決着がついてない個体もいて、連休中は賑やかだった。以下の3枚は何れもうちの近所だが、撮った日時も場所も別である。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

林縁にヤエザクラが咲く森に渡ってくる個体がいて、何とか花と一緒に写し込みたいと毎年狙っていたが、今年は背景に一緒に収めることができた。

本当はもう一段絞り込みたかった..花がちょっとボケ過ぎなので..が、そもそも暗い上に縄張り争い中の刹那だったので、これ以上は望むべくもなしだった。まだまだ精進が必要だね。

G9 PROは高感度の処理が良くなったようで、GH5と比べてもISOを一段高く設定できる。所詮はマイクロフォーサーズなので好んでISOを上げたいとは思はないが、ISO6400までなら何とかイケるかという感じである。

ちなみにGH5sなら高感度も余裕だろうという声もあろうが、結局GH5sの導入は見送り決定である。業務的に暗所での動画の需要があるわけでもなく、写真が1000万画素しか撮れない時点でどう考えても足が出そうな機材なのでね。

それより残りのGH5を映像撮影チームに払い下げて、予備機含め2台共G9 PROにしてしまおうか画策中。別に映画を撮るわけではないので、G9 PROの動画性能でもまったく問題なく必要十分であるし、そもそも写真撮影に関してはG9 PROに慣れてしまって、もうGH5に戻れない体になってしまったw

GH5の手ブレ補正も結構使いでがあって、仕事でもジンバルに頼ること無くお世話になることがあるが、G9 PROはそれをも上回る6.5段分の補正能力があるという。ならばそれを試してみたくなるのが心情というもので、しかも800mm(35mmmフルサイズ換算)という超望遠レンズで動画を手持ちで撮ったらどうなるか。

ちなみにG9 PROの動画性能だが、連続無制限というモンスター気味なGH5のスペックには及ばないものの、10分連続して4K/60Pを記録できる(30Pなら約30分)点では他社製品の比ではない。FHDなら180fpsのハイスピード撮影が可能な点もGH5譲りで、4Kでも60Pで撮って30Pに編集すれば1/2スローが可能である。

メーカーはG9 PROを写真のフラッグシップモデルと喧伝しているが、動画でも他社機を上回る性能があるということだ。

まずはヤマガラ。この時はG9 PROの手ブレ補正の揺り戻しのクセを掴んでなかったので、ちょっとフラつくこともあるが、ヤマガラがヒマワリの種を突く仕草は十分見て取れるだろう。

次はアトリでチャレンジ。撮影状況としては、両足で真っ直ぐ立ってカメラを構え、ファインダーを直接覗きながら撮影しているが、普通に呼吸するとさすがにカメラが揺れてしまうので、記録中はほぼ息を止めている状況で、4K/60Pの10分制限以前にそんなに長くは撮っていられないw

どちらの動画も比較用にAdobe Premiere Pro CCのワープスタビライザーを適用した尺を追加してある。そのままでも短い尺なら何ら問題ないが、ワープスタビライザーの適用後は逆に風で揺れている程度にしか見えないだろう。

三脚無しでの動画撮影というのはフッテージ屋としてはほぼないのだが、生きものの撮影で車の中から窓枠に固定してちょっと撮るようなシチュエーションではなかなか使いでがある。実際GH5ではそのように撮った映像も結構あるので、G9 PROの動画撮影ではなおのこと機会が増えると思われる。

それに噂ではGH5の春の新ファームで、G9 PRO相当まで手ブレ補正の性能が上がるという話なのは朗報。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

サンプルとして上記動画から1フレームを静止画として切り出した画像(6K/4Kフォトではない)も掲載。4Kからの切り出しで800万画素あるので、ブレがなければ雑誌やWebでは特に問題もない。この辺りもGH5と同様なのはやはり60Pであることが大きい。

6K/4Kフォトで起きる論争に、動画から切り出した静止画を写真と呼ぶのか?というのがあるのは知っているが、写真家として原理主義を貫くのか、表現者として結果を重視するのか、その辺りの立ち位置の問題なのでこの論争に円満な着地点はないだろう。

ただこれだけは言える。プロの仕事は結果として成果物に対し対価を支払ってもらうことであり、その過程に対する評価ではないということだ。どう撮ったか、何で撮ったかという部分にこだわるのは本人の勝手であり、そこを主張する時点でそれはアマチュアリズムの自己満足なのである。

GH5sを手に入れたであろうという大方の期待を裏切って申し訳ないが、実は手元にやってきたのはパナがGH5sと同時に世に放ったダブルフラッグシップモデル、G9 PROのほうであるw

GH5sの導入宣言的なことを言っては見たものの、よくよく考えてみると今のところどうしても高感度撮影に用があるというわけでもないので、取り敢えずGH5sは様子見とし、それよりパナ渾身のマイクロフォーサーズ機がどんなものか試してみたくなった次第。ま、GH5sは何れ、ねw

FUJIFILM X-T2 / XF35mm F1.4 R

事前に調べてあったので判りきっていたことだが、箱から出しての第一印象はGH5の時と同様でデカイである。GH5の大きさに慣れてしまったのでまあこんなもんかと言った感じだが、純粋にマイクロフォーサーズのカメラとしては大きく且つ重いというのが実際のところだろう。

スペック上のサイズだけ比べれば、フルサイズのソニーα7Rシリーズより大きく重い。センサーサイズで1/4しかないのに妙な現象ではあるが、α系は逆に小さすぎてバッテリーグリップを装着しないと望遠レンズは厳しいと皆口を揃えるし、何よりあの小ささが祟って4Kで熱を逃がす術がない。

逆にG9 PROはその特徴的な大型グリップのお陰で、比較的大柄な100-400など望遠ズーム装着時でもバランスはよく、バッテリーグリップの必要性は感じない。GH系にしてもその大きさを憂う声が多いのは確かだが、一眼システム全体としてみればフルサイズ系のシステムより遥かにコンパクトで済むので、ボディの大きさだけで比較しても詮無きことだろう。

バッテリーはうちに沢山転がっているGH系と同じBLF19なので、他の予備を入れて即電源オン。設定もいつものパナの系譜なので特に説明書を読むまでもなくセッティング完了。と、ここまでは特に違和感ないのだが、とにかく見た目からしてGH5とはかなり異なる印象だ。

背面の操作系はGH3の頃からそう変わってないのは好印象だが、軍艦部のそれはパナ機では見るからにやや異端な感じ。モードダイヤルが左肩に移動したことと、その理由でもある右肩のLCDがどこかで見たような印象を受ける。そう、EOSなど一眼レフ機のアレなのである。

LCDが配置されたとは言っても、右肩のボタン配置も思っているほどは変わっておらず、カメラを構えて右手で操作する分には違和感がなかったりする。で、操作系で一番変わったのは電源スイッチであろう。ここはモードダイヤルが左に移動したことで、ナイコン辺りと同じシャッターボタン周りに変わり、より即応性の高い操作となった。ただ、お陰でGH5と異なるという厄介な副作用が出ているのだが..

ということで、まずはセンサーサイズとは裏腹なその広大なファインダー倍率に戸惑いつつも、何はともあれ、ようこそブラックアウトフリーの世界へ。

米CESで発表されたGH5sが話題だ。見た目はGH5そのものだが、センサーと画像エンジンはまったくの別物で、ISO51200を常用感度域とし、さらに設定でISO204800まで拡張できる。

米サイトでサンプル映像を観たが、フルサイズの低画素で高感度性能を謳うソニーのα7Sと比べ、動画だと同等、静止画ならGH5sの動画から6Kフォト切り出しのほうがノイズがなくクリーンなのだから恐れ入る。

フルサイズに比べてセンサーサイズが面積比で1/4程度のマイクロフォーサーズが、既存のどの市販カメラより高感度性能が高い、まさに高感度番長の時代が来るとはよもや思いもしなかった。

ただ、高感度に特化したこととバーターで、今どきのスチルカメラとしての性能は抑制されている。センサーサイズはマイクロフォーサーズでも画素数は約1000万画素と二世代前の水準に戻り、GH5で搭載されていたIBIS(ボディ内手ブレ補正)も付いていない。見た目はミラーレス一眼のそれだが、中身は動画専用機で割り切れというメーカーの主張がスペックに見え隠れしている。

それでも似通ったスペックで飽和しつつあるデジタルカメラ市場において、そういう尖ったカメラはアリだろう。常に動画ミラーレス一眼の先鞭をつけてきたパナの面目躍如だ。画素競争の果に高価なレンズを買い換えさせようとするのではなく、オンリーワンを目指そうとうするパナの姿勢は評価できる。

FUJIFILM X-T2 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS

GH5sに大口径単焦点レンズの組合せでどんな絵が撮れるのか楽しみだ。が、その前にマイクロフォーサーズの大口径単焦点レンズも手に入れなくてならないという問題もあるw

昨年は新しい機材に手を出すことはなかったが、今年は色々動きがあって面白い。何はともあれ、まずはGH5sは個人的には買いのカメラだ。

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6Kフォト

2017/9/6

GH5はほぼ動画専用機として使っているので写真はあまり撮らないのだが、GH4の時から6Kフォト..GH4では4Kフォトのみ..はたまに使っている。

飛び道具的な機能ではあるが、撮影仕事で瞬間を撮るときなどには便利なのである。例えば某社のケースでは、社員の皆さんが社屋の前に立って、せーのでジャンプした瞬間を切り取る、などだ。

高級一眼レフが連写枚数を競うように自慢しているが、動画として記録されてそこから自由に静止画を切り出せる6Kフォトや4Kフォトの前では、連写枚数の多さなど無意味な話である。

LUMIX GH5 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

ブルーベーリーに留まっていたモンシロチョウスジグロチョウ。上か後ろに飛び出すと予測してしばし待って6Kフォトで撮影。

ただ昆虫は動きが素早いので、6Kフォトの秒間30コマでは止まらなかった。ここは4Kフォトの秒間60コマで撮るべきだろう。

黄鶲

2017/5/10

キビタキもまだペアリングしていない個体がいるようで、近所の雑木林で盛んにピッコロ、ピッコロと鳴いている。

時々隣の長老宅の庭にもやって来ているようだが、この時は珍しく裏の庭木で囀っていた。

仕事場の窓からパナライカの400mm側で撮影。GH5はローパスフィルターレスになって、明らかにGH4より抜けの良い絵が撮れる。

しかもm4/3の400mmは実質的にフルサイズ換算で800mm相当の画角になり、それでいてコンパクトに収まるのだから実にスグレモノである。

もう間違っても巨大な大砲レンズを使うなど御免被りたいね。

あまり好きではないパナの製品であるGH2を導入した理由の一つが、EXテレコンであった。動画的に画質劣化すること無く、純粋に焦点距離を2.4倍に伸ばせるのが魅力であった。FD500mmがそのまま1200mmになる..補足するとm4/3仕様では2400mm..という算段である。

ところがそのEXテレコン、かなりマイナー機能だったと見えてその後の後継機ではある意味オマケのような扱いに成り下がり、GH3では酷いコンニャク現象の放置、GH4に至っては期待の4Kでは機能すらしないという有様である。

そんなEXテレコンが、GH5では再び復権したのだから嬉しくないわけがない。何しろ前述の通りの扱いだったので、GH5では存在すらなくなると踏んでいたからね。もちろんパナ独自の専用センサーだったGH2の時のような性能は期待しなかったが、FHDで2.7倍、4K60Pでも1.4倍と結構頑張った感がある。

以下のサンプルは、ややというかかなり特殊なシチュエーションだが、逆に言えば条件としては相当シビアなものだろう。

約200m離れた電線に止まるムクドリ..うちの近所では春告鳥だ..を、35mm換算で約5000mmに1.4倍のEXテレコンを効かせ、同7000mm相当で撮影した4K60Pの動画から切り出したものを、ノーレタッチ、ノートリミングである。

間にはヘイズの発生源である耕作地を挟んでおり、動画上はピンがゆらゆらと動くので、フレーム単位でピンの良い位置を狙って静止画として切り出している。この絵が使えるかどうかは見た人の判断となるが、撮影条件を考えれば個人的には驚異的な画質と言える。

上記のような条件で狙うはほぼ天狗様ぐらいなので、そこはまあ特殊であるのは当然だが、実際のフィールドでワイルドライフを狙うシチュエーションに置き換えてみれば、なかなかに魅力ある性能であることは明白だ。

先日の記事でも書いたが、ワイルドライフ撮影では撮れるか撮れないか、という切実な問題が常に立ちはだかるのである。どう写っているかが問題なのではなく、何が写っているかが大事なのだ。

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GH5の新機能で、期待していたものの一つがボディ内5軸手ブレ補正がある。下位モデルではすでに実現されていたので、GH5での実装も当然と言えば当然なのだが、4K60Pの熱処理対策の為に犠牲になる可能性もあるかなと思っていたのも事実だ。

ボディ内手ブレ補正と言えば、同じm4/3陣営のオリが先行している。実際、各種メディアのインプレで報告されている通り、同E-M1 Mk2の強力な手ブレ補正の性能には驚くばかりでだ。

さすがに動画カメラとして使用前提のGH5に、そこまで手持ち撮影時の性能を求めることはないのだが、個人的にもボディ内手ブレ補正のカメラは初めてなので、少々心躍らせて検証を試みた。

検証に使用したのはこの組み合わせ。我が(無駄に)永き撮影キャリアの友とも言える銘玉キヤノンNew FD500mm F4.5Lである。

こんな30年以上前の代物を現役として有効に使える辺り、m4/3規格サマサマだが、GH5..E-M1 Mk2でも同じだけどね..の登場でこいつを手持ちで使おうという魂胆がふつふつと沸き立ってきているのだ。そうTMがそんなありきたりのレンズで検証などするわけはないw

ということで、居間のサッシの隙間から餌台の常連を狙ってみた。距離はFD500の最短撮影距離である5m少々で、当然何れも手持ちMF..ややピンアマwはご勘弁を..である。

で総合的な結果だが、換算1000mmの画角となるこのセットで、1/500秒以上のシャッターが切れれば結構な歩留まりでイケることが判明。これなら十分に緊急用に使える。

その他、パナライカ100-400の望遠端(800mm相当の画角)で、3m前後の至近距離で1/8秒でもそこそこ手ブレを止められることが判り、期待していた以上の性能があることが判った。Dual I.S.2が機能しないオリのM.ZUIKO ED12-100PROでも、広角側1/2でも止まる。

元より低速シャッターでは被写体ブレは止まらないので、あくまで緊急避難的な使い方に限られるが、撮れるのと撮れないのとでは雲泥の差があるのが、ワイルドライフ撮影の世界である。

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