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各社がフルサイズ、フルサイズと騒ぐ中、ひっそりとX-T3の事前リークが流れてきたが、富士フイルムはひたすら我が道を往くようだ。

まあそもそもXマウントがAPS-C専用ということもあるが、Gマウントという中版センサー機を別途ラインアップしている事情があるので、富士フイルムがフルサイズに開発リソースを割くことはないだろう。

それにしても、富士フイルムほど自社の製品ヒエラルキーを無視するメーカーも珍しい。漏れ伝わるX-T3のスペックを見る限り、X-T2の後継機というより、その時点でX-T2のボディサイズに見合う最新機能を、可能な限りすべて詰め込んだと言った感じが伝わってくる。

そこには、上位機であるX-H1を超えないようにするというような配慮も忖度も微塵も見られず、ボディ内手ぶれ補正やホールディング性の高さ、それに頑強性の高さを除けば、明らかにX-T3の方がスペック上はX-H1より上である。

細かいスペックは情報サイトを見てもらうとして、まず驚いたのは4K/60P 4:2:0 10bitをSDカードに記録できること。外部レコーダーを利用すればHDMI出力で4:2:2 10bitの出力も可能らしい。

これは動画番長たるパナのGH5に次ぐ動画性能..GH5は4:2:2 10bitをSDカードに記録できる唯一無二のモンスター..であり、他のミラーレス機を一歩、いや2歩くらい突き放すインパクトがある。X-T2と同等のボディサイズによくぞ4K/60Pを詰め込んだものだと感心するが、放熱処理や録画時間がどの程度なのかは製品発表を待って見極めたいところだ。
GH5の4:2:2 10bitは4K/30Pで、4K/60Pの場合は4:2:0 8bitなので、4:2:0 10bitで4K/60Pを記録できるX-T3のほうが仕様的には上であった。ただ、連続記録時間に制限のあるX-T3とは異なり、4K/60Pを無制限に記録できる点でGH5がモンスターであることに変わりはないけどね。(2018/9/8訂正・追記)

そして1.25倍クロップ..フルで2610万画素なので約1660万画素相当..ながら、秒間30コマでブラックアウトフリーの高速連写が可能なことが挙げられるが、さらに驚きなのは、シャッター半押し時点で「プリ撮影」と呼ぶ遡り撮影が可能な点である。これはオリのプロキャプチャーやパナのプリ連写に相当するものと思われ、スポーツシーンやワイルドライフ撮影では非常に強力な飛び道具である。

プリ連写でどの程度の撮影コマ数を遡れるのか、1.25倍クロップ時だけなのか、RAWの同時記録もできるのかなどなど気になる点があるものの、問答無用でX-T2の置き換えは必定だろう。

実はX-T2はX-H1に置き換えようと考えていたのだが、例のX RAW STUDIO問題と、やはりX-H1が大柄であるためサブ機は小型のX-T2のほうがベターという結論に至って、そのままX-T2併用となっている。出てくる絵はまったく同じであるし、ホールディング性が良くないのは小型の裏返しと割り切れれば、手ぶれ補正レンズを使うかぎりX-T2でも大筋で結果はそう変わらないしね。

ちなみに、今回のリークの中にバッテリーグリップが新型になるというのがあるのと、見た目X-T2と変わりがない割にボディの厚みが数字上では1cmほど増しているので、恐らくグリップ部が少し大きくなっていると考えられ、ホールディング性の問題はやや解決と思われる。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

今朝はやや雲が残ったものの、無事に台風一過となった。庭木のうちカラマツの割と太い枝が折れた以外、とりあえず我が家には目立った被害なし。が、地区内の防風林沿いには倒木があちこちにあって、その風の強さを思わせた。

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