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GH5sを手に入れたであろうという大方の期待を裏切って申し訳ないが、実は手元にやってきたのはパナがGH5sと同時に世に放ったダブルフラッグシップモデル、G9 PROのほうであるw

GH5sの導入宣言的なことを言っては見たものの、よくよく考えてみると今のところどうしても高感度撮影に用があるというわけでもないので、取り敢えずGH5sは様子見とし、それよりパナ渾身のマイクロフォーサーズ機がどんなものか試してみたくなった次第。ま、GH5sは何れ、ねw

FUJIFILM X-T2 / XF35mm F1.4 R

事前に調べてあったので判りきっていたことだが、箱から出しての第一印象はGH5の時と同様でデカイである。GH5の大きさに慣れてしまったのでまあこんなもんかと言った感じだが、純粋にマイクロフォーサーズのカメラとしては大きく且つ重いというのが実際のところだろう。

スペック上のサイズだけ比べれば、フルサイズのソニーα7Rシリーズより大きく重い。センサーサイズで1/4しかないのに妙な現象ではあるが、α系は逆に小さすぎてバッテリーグリップを装着しないと望遠レンズは厳しいと皆口を揃えるし、何よりあの小ささが祟って4Kで熱を逃がす術がない。

逆にG9 PROはその特徴的な大型グリップのお陰で、比較的大柄な100-400など望遠ズーム装着時でもバランスはよく、バッテリーグリップの必要性は感じない。GH系にしてもその大きさを憂う声が多いのは確かだが、一眼システム全体としてみればフルサイズ系のシステムより遥かにコンパクトで済むので、ボディの大きさだけで比較しても詮無きことだろう。

バッテリーはうちに沢山転がっているGH系と同じBLF19なので、他の予備を入れて即電源オン。設定もいつものパナの系譜なので特に説明書を読むまでもなくセッティング完了。と、ここまでは特に違和感ないのだが、とにかく見た目からしてGH5とはかなり異なる印象だ。

背面の操作系はGH3の頃からそう変わってないのは好印象だが、軍艦部のそれはパナ機では見るからにやや異端な感じ。モードダイヤルが左肩に移動したことと、その理由でもある右肩のLCDがどこかで見たような印象を受ける。そう、EOSなど一眼レフ機のアレなのである。

LCDが配置されたとは言っても、右肩のボタン配置も思っているほどは変わっておらず、カメラを構えて右手で操作する分には違和感がなかったりする。で、操作系で一番変わったのは電源スイッチであろう。ここはモードダイヤルが左に移動したことで、ナイコン辺りと同じシャッターボタン周りに変わり、より即応性の高い操作となった。ただ、お陰でGH5と異なるという厄介な副作用が出ているのだが..

ということで、まずはセンサーサイズとは裏腹なその広大なファインダー倍率に戸惑いつつも、何はともあれ、ようこそブラックアウトフリーの世界へ。