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東芝が上場廃止で74年間の株取引に幕という話。

東芝は昭和世代には馴染みのブランド。子供の頃、高崎市内に住んでいて近所にエスパーストアがあったので、親父の趣味もあったが家電は全部東芝。その頃毎週のように観ていたサザエさんもスポンサーは東芝だった。

仕事で地元のソフトハウスに就職したが、最初に触ったPCはラップトップのJ-3100で、その後もブック型パソコン..ノートPCはその後天下を取ったNECの造語..の走りであったDynabookを使ってた。

電球とモーターで光る東芝回る東芝と歌われた東芝は、戦後のモノづくりニッポンを代表する企業の一つだったが、上場廃止は経営の立て直しに失敗した末路ということか。最後は世の中の空気を読めず、政府に片棒担がされて原発に固執し過ぎた感がある。

ま、時代の流れという見方もできる反面、経済大国ニッポンがすでに過去の話という象徴でもあるな。

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA

ムシカリの赤い実は小さな渡り鳥たちの栄養源。

カテゴリ:独り言, 花・植物|タグ:

ブナが展葉したばかりの県北と違って、県南の新緑は日に日にその緑に深みが増している。ヤマツツジやムシカリはそろそろ終盤で、山肌ではヤマフジが初夏を謳歌している。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

この日は朝から気温が高かったせいか、いち早くエゾハルゼミの初鳴きを聞く。

自然観察において、観ている景色の中でいかに「さっきは無かった」「いつもと違う」という記憶との差分を探し出す、または何となく違和感に気づくというのは大事である。

先だって探索に必要なのは経験則と感と書いたが、まさにその感の部分がそれ。

特に「さっきは無かったよな」という直近での気づきは大事で、それこそが生きものを探すのに必要な感覚なのである。

100m程度の距離内であれば目が効く人なら目視でもいけるが、猛禽類のように広範囲に動き回る生きものの場合は時にその距離は数kmにも及び、双眼鏡やスコープを覗くことで視野も狭くなるので、そこは経験が物を言うことになる。

ちなみにソースコードの海で違和感感じて、不具合の予兆を探し出すことにも通じる?かもw

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

ちょっと前にエゾハルゼミの大合唱がにぎやかなブナの森へ足を運んだ。そこが目的地ではなかったので正確にはブナ林を通り抜けて、というのが正しいが。

標高も1300mを超えていたので、赤城高原では花期を過ぎたムシカリがまだこれからだったり、北向きの斜面ではまだミツバツツジが咲いていたりしていた。

下山はGPSトレースを辿ってまた同じ森を通ってきたが、帰りは足元を見る余裕が生まれるため、エゾハルゼミの抜け殻やギンリョウソウなど見つけながら降りてきた。

そう言えば森に入ってすぐ、林内を枝伝いに移動していく大きめの猛禽を目視したのがこの日のトピックかな。クマタカだったと思うが、もしかしたらハチクマの線も捨てきれない。

2次補正予算が成立したため早々に国会を閉じようとしているアレ政権。次から次へと噴出してくる疑惑の数々の追及を恐れ、得意の「真摯な説明」もせずに敵前逃亡を図ろうという魂胆はミエミエである。

そしてその2次補正予算で特に問題視されるべきは、使途を定めない10兆円もの巨額な予備費の存在だ。

我々の世代には昔懐かしい元ヤンキーアイドル議員..沖縄の小娘じゃないほうねw..が、何を勘違したかその予備費を政争の具に使うなとか言って物議を醸していたが、国会で予算を審議するのはお前ら国会議員の仕事だろう。一体何にはばかろうというのだ。

一般会計から支出されるそんな予備費だが、東日本大震災の復興予算名目でまったく関係のない西日本の道路や橋が作れられていたのはよく知られている。あの時は1兆円だったと記憶しているが、今回はその10倍もの巨額な数字だぞ。そんな危うい10兆円もの金を白紙委任のフリーハンドで認めろってどういうこと?

そもそもすでに予備費とは別に新コロナ対策に乗じた火事場泥棒のような予算が各省で計上されている有り様なので、今回もまさにそんな感じで適当に金を使い込もうって腹づもりなのか?またぞろ国民の血税をどこぞお友達関連にばら撒くつもりなのか?

電◯とかパ◯ナとか、お友達のハイエナ企業に800億円近い不要不急の中抜きを認めているようなアレ政権に、お前らの失策で苦しんでいる国民の血税を空手形として認められるわけなかろう。

とにかくだ。国会を延長するなり通年国会にするなりして、ちゃんと10兆円の使い道を決めろよ。選挙目当ての持ち逃げは許されないぞ。

FUJIFILM X-T4 / XF16-80mmF4 R OIS WR / CLASSIC CHROME / ムシカリ
OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO / アヤメ

昨日一昨日と天気予報では雨が強く降るような話だったが、赤城高原は晴れ間のほうが長く続き、ちょっとしたお湿り程度の降雨量だった。

エゾハルゼミの声はまだ断続的な感じだが、ムシムシしてくると昼も夜もなくホトトギスが賑やかだ。

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今年初クマ

2019/5/12

奥山の某所を目指す途中、谷筋からブナ林を抜けるのだが、冷涼な県北の春は遅いため、芽吹きもまだこれからという状況。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / ヤマザクラ(左) ヤナギと渓流(右)
FUJIFILM X-T3 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / ミズバショウ(左) キクザキイチゲ(右)

FUJIFILM X-T3 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / アズマイチゲ
FUJIFILM X-T3 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / カタクリ(左) タラノメ(右)

FUJIFILM X-T3 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / ムシカリ

途中、クマを2回ほど目視。一回目はこちらに驚いて笹薮を揺らしながら逃げていくところで、二回目はやや遠い斜面を征く親子であった。

二回目の時は機材を出して撮影といきたいところであったが、登攀中でゼーゼーハーハーでとてもそんな気にはならず..

210mmのF1.4

2018/5/30

近年非常に元気の良いシグマから、F1.4シリーズのDGレンズとして105mmが発売される。件のレンズ、EFマウント版であればアダプター経由でマイクロフォーサーズにもフジにも使えるので、ちょっと気になっている。

今年のCP+を見てきた友人にも聞いていたが、見た目もさることながら重さも1.6kg超えというから中望遠としては尋常ではないサイズ感だが、特にマイクロフォーサーズで利用すると換算で210mm F1.4となって、ISO感度の低さを補う明るさを得られるのは興味深い。

その昔、キヤノンのFDとEFの双方にF1.8の200mmがあったが、まさにそれの再来感がある。あまり寄れないようだが、マイクロフォーサーズなら最大撮影倍率も倍になって、暗い森の中の生きものを狙うにはちょうど良いのではないだろうか。何よりキヤノンのやつより価格が安いしね。

FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR / Velvia

最初にムシカリで教えてもらったので今でも名前はムシカリと出てくるが、オオカメノキのほうが正式のようだ。漢字では「大亀の木」と書き、葉が亀の甲羅に似ているのでこの名前がある。

ではムシカリはとは言えば、こちらは「虫狩」と書くらしく、上の写真でも判る通りハムシの類が好んで葉を食べ、虫食い状態になることからそう呼ばれているらしい。

虫が植物の葉を食べるのはこの木に限ったわけではないのに、なぜにムシカリなのかは謎である。