タグ : ギンリョウソウ

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与党とゆ党がお題目のように唱える防衛費増額。何でも今の倍まで引き上げたいそうで、目指すはGDP比2%の11兆円だそうである。

露がウクライナに侵攻したことを受けてここぞとばかりに声高に叫び出したが、その多くは「いつロシアのような国が攻撃してくるかわからない」みたい論調である。

事実ウクライナは露に攻め込まれているわけだが、現時点でウクライナはNATOに加盟していないし、何より米軍が駐留していない。

そう、日本には日米安保条約があって、国内数カ所に米軍の基地がある。もちろん国民感情として米軍の駐留には賛否があって、しかもその多くの経費を日本が負担してる事実はあるが、世界最強を自他ともに認める米軍の駐留地に戦争を仕掛けてくる国などあるわけない、という考え方は楽観論でもなんでも無く、それが現実というものだ。

ウクライナのように地続き且つ隣国であれば地上からの侵攻も可能だが、レーダー網が整備され周囲を海に囲まれた日本で露がウクライナで行っているような陳腐な戦術は立案すら難しい。

万が一攻め込むとすれば、そこは弾道ミサイル的なものを最悪戦術核を搭載して打ち込んでくるというもはや最凶の想定に至るが、それはその時点で抵抗不可であり、戦闘機や戦車を増やしたところで勝負になどなるわけない。

そうすると敵地攻撃論..普通に考えてこれ先制攻撃だぞ..を持ち出してくるが、仮に相手がロシアとしてそのロシアの弾道ミサイル発射基地に同時に攻撃する能力を保持することなど荒唐無稽としか言いようがないし、そんなことを米とて黙って見ているわけがない。まさに絵に描いた餅で笑止千万である。

話を戻して、その防衛費増額も余裕があればやぶさかではないが、そもそも論として我が国にそんな金があるのかという話。

景気が悪いから消費税を下げろ、いや消費税無くせには財源がない。国を豊かにするには教育は欠かせないので教育費を無償するかもっと支援をしろにはこれまた財源がない。年金支給年齢が上がってしかも金額も減っているのはおかしいにも財源がない。ガソリン単価が高騰しているのでトリガー条項を発動しろにも財源がない。

その財源がない、財源がない、とにかく財源がないビンボーニッポンで、どうして防衛費増額だけ財源が出てくるのかが不思議でならない。

財源が限られているというなら、いつ襲ってくるかわからないものに対処すべくミサイルを装備し維持費を掛けて日夜磨くよりも、将来国を背負って立つ子どもたちに投資をする、基礎研究を後押しし科学力を高めていく、そういった方向性が結果的に国を富ます、国家百年の計になるということになぜ気づかないのか不思議の国のアリスであるぞ。

大体だ、富国強兵的な明治の世のような前時代的な論調は、併せて最近よく耳にする日本の家族のあり方!みたいなカビの生えたような話と一緒で、それいつの時代の話ししてんだって感じ。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

ブナ林の林床にひっそりと生えるギンリョウソウ。自身では葉緑素を持たず、特定の菌類とその菌が寄生する植物から養分を得ている。

ギンリョウソウを貶める意図はないが、自分では稼がず国民の税金を好きなようにジャブジャブ湯水の如く浪費する無能な政治や官僚組織とどこなく似ているw

ついでに言うと、ギンリョウソウの種子を広めているのは森に生息するチャバネゴキブリの仲間である。嫌われもののGが仲間を増やすという点でも無能な政治家とよく似ているな..

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自然観察において、観ている景色の中でいかに「さっきは無かった」「いつもと違う」という記憶との差分を探し出す、または何となく違和感に気づくというのは大事である。

先だって探索に必要なのは経験則と感と書いたが、まさにその感の部分がそれ。

特に「さっきは無かったよな」という直近での気づきは大事で、それこそが生きものを探すのに必要な感覚なのである。

100m程度の距離内であれば目が効く人なら目視でもいけるが、猛禽類のように広範囲に動き回る生きものの場合は時にその距離は数kmにも及び、双眼鏡やスコープを覗くことで視野も狭くなるので、そこは経験が物を言うことになる。

ちなみにソースコードの海で違和感感じて、不具合の予兆を探し出すことにも通じる?かもw

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

ちょっと前にエゾハルゼミの大合唱がにぎやかなブナの森へ足を運んだ。そこが目的地ではなかったので正確にはブナ林を通り抜けて、というのが正しいが。

標高も1300mを超えていたので、赤城高原では花期を過ぎたムシカリがまだこれからだったり、北向きの斜面ではまだミツバツツジが咲いていたりしていた。

下山はGPSトレースを辿ってまた同じ森を通ってきたが、帰りは足元を見る余裕が生まれるため、エゾハルゼミの抜け殻やギンリョウソウなど見つけながら降りてきた。

そう言えば森に入ってすぐ、林内を枝伝いに移動していく大きめの猛禽を目視したのがこの日のトピックかな。クマタカだったと思うが、もしかしたらハチクマの線も捨てきれない。