チョウ色々
チョウやトンボは探さなくても翔んでいる限りは目につくので、ヒマ?に任せてよく撮らせてもらうが、虫屋ではないため、識別となるとまだまだの状況となることがほとんど。
以下は最近東日本周辺で撮影したチョウの仲間。
虫の名前も昔から存在が知られて意識されていると気の利いた名前がつく傾向があるが、それでも鳥に比べると圧倒的に近縁種が多いため、それ以上に色や形で分類されていくというのはある。
チョウやトンボは探さなくても翔んでいる限りは目につくので、ヒマ?に任せてよく撮らせてもらうが、虫屋ではないため、識別となるとまだまだの状況となることがほとんど。
以下は最近東日本周辺で撮影したチョウの仲間。
虫の名前も昔から存在が知られて意識されていると気の利いた名前がつく傾向があるが、それでも鳥に比べると圧倒的に近縁種が多いため、それ以上に色や形で分類されていくというのはある。
先日のキタテハもそうだが、今の時期にヒラヒラと飛ぶオレンジ色のチョウはよく目立つ。青空や濃い緑、それに黒と橙は補色の関係にあるので当然といえば当然。
目立つから飛んでいるところを撮ろうとチャレンジするが、望遠レンズではほぼ追尾不可能なトリッキーな動きに惨敗続きである。
ここはやはり広角レンズで撮るという海野先生流が王道ということなのだろうね。
セセリチョウは最初は翅を閉じていたけど、5分ほどジッと待っていたら少し翅を広げてくれた。ただ、キマダラセセリなのかそれともヒメキマダラセセリなのか、虫屋でないので同定は難しい。
このところの円安の影響もあって想像はしていたが、新型iPhone14の価格設定にはさすがに二の足を踏む。
最上位と思われるiPhone 14 Pro Maxに1TBをおごるとお値段239,800円なり。用途が違うので比べても詮無きことながら、もはやiPadやMacBookが買えてしまうぞ。
しかも今回はグレードにminiが用意されておらず、mini好きな拙者としてはその時点一気にトーンダウン。実機テスト用にと一時は考えなくもなかったが、miniが無いことと、次の15でいよいよUSB-Cと指紋認証復活の噂が出ているので、14は見送ることに。
13と14でそう大きく変更点はない..とジョブズの娘がツィートしているw..ので、まずは様子見ですな。
今はカメラもレンズも小さいことを絶対正義としているので、その尺度はそのままスマホにも当てはめることにしている。
昔は真逆な買い物をしていた時期もあったが、もうジジィの領域に入っているので、大きく重くかさばるものはイヤなのよw
そして今日も寒い。今朝の気温などとうとう10℃を割って9℃というから、夏はどこへ言ってしまったのかという感じだ。
情報番組でも今夏はエルニーニョなんで冷夏かもとか言い出してるし、上州はまだ梅雨の寒空が続くのだろうかね。
打ち合わせで入ったクライアントの会議室も、いつもなら冷房ガンガン効かせているところだが、今日は暖房が入っていて皆でニコニコ苦笑いw
花が咲いているところなら何かいるだろうとヒメジョオンの草むらを覗き込むと、辛うじてベニシジミとハナムグリを発見。
こう寒いとちょっと見ただけでは生きものの姿など目につかない。
昆虫と言えどこれだけ暑いと日中に姿を見かけるのは難しいが、辛うじて冷涼な高原の朝なら始動前の小さな虫たちを見つけることができる。
写真はどちらもシジミチョウの仲間で、まだ寝ているのか?近づいても逃げることがないので撮るのは簡単だが、何せシジミの如く小さいため、専用のマクロでないこともあってあまり近づくことはできない。
以前ならこんな小さい虫に目が行くことなどあまりなかったのだが、このところ故あって種名を調べるべく昆虫図鑑と首っ引きだったせいか、自然と足元を探すようになっているようだ。
一枚目がヤマトシジミで、二枚目がベニシジミ。シジミのように小さいとか何とか書いてしまったが、名前の由来は羽根の形がシジミ貝に似ていることに由来しているそうだ。
XF18-135はフジノンでは唯一の高倍率ズームであるが、望遠側の描写が甘い..当方所有の個体は別に問題ない..とか何とか、他のレンズに比べるとあまり評判がよろしくない。そもそもフジ信者たちは単焦点崇拝が強いので、そういう意味でも7.5倍という高倍率ズームに対して拒否反応が出るのだろう。
XF18-135とXF100-400の2本あれば事実上ほぼ何でも撮れるので、荷物を減らしたいフィールドでは重宝している。どちらも強力な手ブレ補正を搭載し、防塵防滴仕様であることもまさにフィールド向けと言って良い。
それに寄れないフジノンレンズ群にあって、XF18-135はマクロ域45cmで最大撮影倍率が0.27倍と割と近接能力もあるので、そこそこ小さな生きものを撮るのにも使える。
里山の休耕地は小さな生き物たちの憩いの場だ。人にとっては無益であっても、命のつながりの中では無くてはならない空き地と言える。
そんな空き地に咲き乱れる野草の花々には、風まかせにやってくるもの、たまたま通りがかったもの、終日そこで過ごすもの、その甘い蜜を求めて昆虫たちが集まってくる。中でも目立つのはやはりチョウの仲間だろう。
ネジバナに集まっているチョウたち。左がベニシジミ、右がモンシロチョウ。
日本では古くはモジズリと呼ばれていたネジバナ。学名のSpiranthes sinensisはギリシャ語で言うところの「螺旋の花」を意味するらしいので、まさに言い得て妙だ。
ネジバナは、休耕地など日当たりの良い土地の中でもある程度湿り気のある場所を好んで生える。時期的に梅雨時の今が花の盛りなのも、そんな事情があるのだろう。野草だが観賞用に古くから栽培も行われていたようだ。
菜の花というのはアブラナ科の仲間を総称する言葉で、アブラナの他、水菜や小松菜、ブロッコリーやケール、それにキャベツ辺りも遠縁である。ちなみによく勘違いされるが、レタスはキク科だ。
菜の花の仲間は、春から夏にかけて小さな黄色い花を咲かせ、休耕田や草地、河原などでよく見かけるが、人為的な生産物でない限り、多くは外来移入種として勢力を拡大しているハルザキヤマガラシであることが多い。
ハルザキヤマガラシは群馬の神津牧場が最初の定着地と聞いたことがあるが、原産は欧州だそうだ。うちの近所では食用にしており、名前の通り辛味が強くてクレソンによく似た食感である。
近所の牧草地に群生するハルザキヤマガラシに、蜜吸目的でベニシジミなど蝶が集まっていた。
繁殖に勢いのある種というのにはそれなりに理由があるものだ。ハルザキヤマガラシに限った話ではないが、植物の多くは昆虫が集まりやすい何らかの物質を発散するなどして、花粉を媒介してもらうという他人任せの戦略をとっている。
モンシロチョウがキャベツなどアブラナ科を好むのも同じ理由である。