探索に必要なのは経験則と感
広く周囲を見渡す景色の中、見下ろす谷の中からヒラヒラと蝶が上がってくるのに気がついた。発見時は米粒程度で背景に溶け込んでいたのに、自分でもよく見つけたものだと思わず自画自賛で関心w
若い頃は誰にも負けないぐらいに思っていた視力も、寄る年波には勝てずすっかりしょぼついている昨今なので、まあそういう意味ではやはり偶然か。
自然が形作る規則性のない景色の中で動き回る生きものを探す行為は根気がいるものだが、そもそもある程度の目と感の良さ必要である。もちろん偶然に頼る部分も否定はしないが、やはり経験に裏打ちされた「この辺にいる」的な感は大事。
実際、この日は久しぶりに入った谷からアプローチした尾根近くからの探索で、なんとなく居そうだと思った辺りで対象の天狗様を発見してるしね。
谷の中を飛んでいたのは旅をする蝶として知られるアサギマダラ。
ヒマだったので双眼鏡でしばらく追ったところ、ゆっくりではあるが次第に高度が上がって、最後はこちらの立っている尾根より更に高い位置まで上がった。
移動自体が風まかせ的なところもあるので、どこまで本人の意志で飛ぶ高さをコントロールできるのかは不明だが、より遠くまで移動するならやはり高く上る必要はあるだろうね。
カメラに持ち替え、背後に剣ヶ峰が入ったところでパシャ。