先週、那須岳周辺を歩いてきた。那須岳とは言うが、赤城山と同じでそれ自体が固有の山名ではなく、いくつかの山からなる集合体である。
標高は約1900m程度。アルプスのような標高の高い山ではないが、火山活動で形成された活火山であるため、山体全体が森林限界の如く樹木が生えていない見るからに異様な環境である。
更に西側に遮る山塊や山脈がないため、通年を通して風が強く吹き抜ける地形であり、冬型のような気圧配置になると猛烈な強風に見舞われる。樹木が生えていないということは、風を避けて避難することができないことを意味し、実際この月初に高齢の登山グループが低体温症で命を落としている。
この日はそんなことを微塵も感じさせない、小汗をかく程度の穏やかな天候であったため、火山由来なれど異なる山容の朝日岳と茶臼岳周辺を歩いてきた。
群馬にも浅間山や草津白根山といった火山由来であり現在でも活動中の山はあるが、山頂周辺は立入禁止なので、釜の周囲を歩ける状況にはない。日光白根山も似たような環境ではあるが、前者二座ほど活発に活動はしていない。
FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / CLASSIC CHROME / 朝日岳
FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / CLASSIC CHROME / 茶臼岳
空気感がクラシッククロームが似合う季節になってきたと感じる。