月別アーカイブ : 2021/05

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Sachtlerと書いてザハトラー。猫も杓子も動画撮影の時代なので、ビデオ用雲台や三脚メーカーとして知られている。

もともとはその筋のプロ御用達の位置づけなので、業務用として映画やテレビ業界..放送分野はVintenのほうが多い..の人ぐらいしか使ってなかったが、鳥屋が長玉を載せるようになって割とそっち世界では市民権を得ているようだ。

で、カタカナ表記で頭にザが付いてるからか、通ぶって「ハトラー」とか言う輩も時々見かけるが、それ冠詞じゃねぇし、恥ずかしいからその呼び方は止めておいたほうが良いぞw

Sachtlerはドイツのメーカーで、独語の音読ではザハトラーと聞こえるし、メーカーの国内法人がザハトラージャパンを名乗っているのでそれで正しいのだが、英語圏では英語読みの「サクラー」が一般的である。

拙者も動画撮影を始めた頃に最初に映画業界の大先輩から紹介されたのがサクラーだったので、今でもそっちのほうが馴染みがあるが、今やサクラーというと「何ですかそれ?」と逆に問われることになるので、面倒なのでザハトラーと言うようにしている。
 

iPhone 11 Pro

気がつけばどこからか風に飛ばされたらしいヤマザクラの花びらが。

周囲の山々も新緑から夏の緑へと移り変わっているので、半月くらい前まであれだけ華やかに賑わしていたヤマザクラも、パッと見では視界の範囲にその存在はわからない。

季節は着々と進行中である。

おっと、そう言えば先日はエゾハルゼミを今シーズン初認した。

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近所の森でビンズイを確認。

昨秋の移動の時期にも確認しているので、今回もそんなところだろうと思っていたが、GW明け以降アオジに混じって連日のようにさえずっているではないか。

赤城高原ではビンズイの繁殖例は無い(はず)と書いたが、もしかしてこの標高でも繁殖する個体群がいるのだろうか。

そもそも以前からそうだったのかもデータを取ってないのでハッキリしない。やはり生きものの動向に基づく生物季節観測の必要性を感じるな。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS + MC-14

高い木の梢でさえずっていることが多いが、この時は採餌で林床まで降りてきていた。

そして隣りの地区だったが、今朝はトケン類最終ランナーのカッコウも初認。

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みっともねぇ

2021/5/19

システム屋の端くれとして、話題の大規模接種センターの予約システムに触れないわけにはいかないw

報道されている内容を検証すべく、仲間内でも皆色々試したようで、昨日のzoom界隈でも笑いと憤りで溢れていたw

そしてその既報通り、存在しない市区町村コードと接種券番号が入力可能で、予約ページでは接種期間外も予約可能だった模様。しかも生年月日は「2月31日」のような架空の値が選択できてしまう。

先般地方自治体で多発した予約開始と同時のサーバーダウンを避けるべく、データベースへのアクセスを最小限に抑えているらしいので、そりゃ自治体ごとの接種券番号まで存在チェックできないのは仕方ない..当日実際の接種券を見せないと接種はできない..にしても、せめて市区町村コードぐらいはエラーで弾けよって突っ込みは想定内じゃねぇのか?

しかも生年月日の妥当性チェックまでしていない時点で、当日の本人確認にも使わない情報をさもそれらしく入力させているって、やってる感演出のための受付処理だって見え見え。

市区町村コードと日付の妥当性チェックなんてクライアントサイドの最低限の要求仕様で、ブラウザ上でJavascriptだけで実装できるじゃんか。

ある意味近年では非常に貴重で壮大な手抜き案件で、突貫で作ったような言い訳がましいセリフを担当大臣以下吐きまわっているわけだが、それって自分たちのバカさ無能さを喧伝しているのと同じだぞ。バカが考えマヌケが発注してアホが作るからこんなヌケサクなシステムになる。

防衛省と自衛隊の名を冠したスダレ肝いりでこの程度とは、デジタルでITを推進していくなどとどの口が言っているのか。

そしてこんなセキュアどころか壮大にザルなシステムが、20億近い税金で発注..しかもプロポーザルって話だ..されているのがふざけんなって話で、この程度の内容はうちらに降りてくる頃には50万ももらえないぞ。

と、そう言えば一年前も似たようなことがあったなと思いだしてみれば、まさにアレノマスク騒動そのものではないか。バカは学ぶことをしないからバカなんだが、まさか国家がそのバカを体現しているとは情けない限りだ。

この国の一体どこが先進国なんだか、本当にみっともねぇ。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS + MC-14

新緑の陰で羽繕いするヒヨドリ。一見のんびりしているように見えるが、時々撮影するこちらの様子を伺っているのがわかる。

国民も横目でチラ見するだけでなく、もっと国のやることに関心を示したほうが良いぞ。

カテゴリ:独り言, |タグ:

そろそろだよなと家人とそんな会話を交わしていたのが一昨日だったかで、今朝明け方近くに近所の森からトッキョキョカキョクが聞こえてきた。

まずは例年並みの今年のホトトギス初認である。

先月のツツドリ、ジュウイチはGW頃、そしてこの中旬にはホトトギスといったトケンの渡来オーダーは例年通りで、あとはカッコウを残すのみ、というかこれはもはや変わることはないだろうが。

南の方で梅雨入りの声が聞こえ始めるとホトトギスの季節というのもこれまた例年通りだが、どうも今年は関東も梅雨入りが早いかもといった感じである。

FUJIFILM GFX100S / GF30mmF3.5 R WR / PROVIA + カラークロームブルー

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / PROVIA

今週は雨模様が多い予報だが、今朝は梅雨晴れ的に青空が広がった。と言ってもまだ関東は梅雨入りしてないけど。

アプリ開発でXcodeを最新にアップする都合上、開発用MacBook ProをやむなくBig Sur(macOS11)にアップデートした。

手持ちの古いキヤノン製インクジェットプリンタのドライバが対応していないのは判っていたので、最新アップデートは放置していたのだが、こればかりは致し方なしだ。

案の定MBPとプリンタはつながらくなったが、とりあえずもう1台のMac mini(macOS10)とWindows機では印刷可能なので、まあ言うほど不便ではないけどね。

見積書・請求書の類は全取引先でPDF送付に切り替え、年賀状は数年前に廃止、今やプリントよりもコピー機として使うほうが多いぐらいなので、Macから直接印刷できないことで発生する問題は皆無と言って良い。

考え方が保守的な昭和の古い臭いオッサンなんでw、物理的な紙の資料のほうが好みではあるものの、4Kモニターが3枚あるのでPDF資料のモニター表示に不足することはないしね。

それでもインクジェットプリンタはそろそろ最新機種に替えようとは思う。とりあえずMacは今年中にM1..多分導入時にはM2だろうけど..に入れ替えるので、タイミングはその時だろう。

そもそもプリンタ各社もBig Sur対応だけでなく、M1Mac対応もまだなされてないようだし。

OM-D E-M1X / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

明け方、時々家の近くにイカルがやって来て、素っ頓狂な大きな声で鳴いている。

たまたま早朝から仕事していたので、ブラインドを上げて隣家の屋敷林を見上げると、数羽のイカルがたむろしているのが見えた。

もう繁殖期だから単独行動してそうなものだが、時々こういうその気のなさそうな小群を見かけるのは何とも不思議である。

カテゴリ:ガジェット, |タグ:,

田んぼは水鏡

2021/5/16

先日も書いたが、普段水気のないカラカラの高原に住んでいると、何気に水のある景色に惹かれるものがある。

とりわけ隣県雪国の水田地帯などドンピシャであり、それが山間の里山的な風情なら終日眺めていても飽きないのは言い過ぎではない。

シュレーゲルアオガエルの声が響く引水直後の田んぼは、まさに自然の水鏡。

FUJIFILM GFX100S / GF45-100mmF4 R LM OIS WR / PROVIA

水田は言ってみれば現代のウェットランドとも言え、減り続ける湿性環境の再生を担う場所でもあり、そこは生きもののゆりかごでもある。

カテゴリ:季節感

野生の生きものが人馴れする時、その多くは餌付けされているなど生活面で依存または期待しているケースがほとんどだ。

例外として、種が受け継がれきた中で人から迫害された記憶のないDNAを持っていれば、例えばライチョウのように人を恐れない種も見られる。

修験者のような特殊な例を除けば、一般の人が登山をするようになったのは歴史的に見ても近代に入ってからなので、3000m級の高山に生息するライチョウが人の存在を気にしないのは当然の話しだ。

ライチョウの場合は種の性質として人を気にしないわけだが、人の生活圏に生息する多くの生きものの場合はまったくその逆にあり、人を避ける、人から逃げる、人から隠れる、時によっては人を攻撃するというのはまあ普通のことであろう。

ただ、野生の生きものにも個体差があるので、個体として人を気にしないケースも時折見られる。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

このホオジロは恐らくそのケースに当てはまりそう。

路傍で一筆啓上仕り候とやっているところに通りがかっても、こちらを気にする素振りを見せないのである。試しにさえずっているところに2mほどまで接近しても、一旦は鳴き止みはするが、顔を向けて凝視しない限り逃げることはない。

ただ、その近接からカメラを向けたりするとあっけなく飛んで逃げていくが、これは見つめられる..レンズを向けることが自分に興味があることと理解しているっぽい..ことイコール捕食者のイメージが強いことの警戒感から来るものと推察する。

ホオジロは通年この場所付近で見かける..当ブログに登場するホオジロはほとんど同じ個体..が、このような行動から同じ個体であることは想像に難くない。確かな記憶ではないが、ここ3〜4年は多分入れ替わってないように思う。

ま、言ってみれば顔見知りって感じだろうかw

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS + MC-20

こちらは上の雄の連れ合いっぽい雌。

先月下旬ころからパッタリ見かけなくなったことと、雄が餌をくわえて畑脇の防風林へ入っていくのを見ているので、その辺りで営巣中なのだろう。

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5月と言えばさつき、さつきと言えばサツキということで、山では同属のツツジの季節が始まっている。

ツツジとサツキの見分け方みたいな情報があるくらいなので別種ではあるが、サツキは正式にはサツキツツジと言って結局はツツジの仲間ということになる。

山ではヤマツツジやレンゲツツジが基本だが、人里に近いと園芸種も多くなってくるので、花と葉の大きさで区別する..サツキはツツジよりも一回り小さい..ことになる。

FUJIFILM GFX100S / GF63mmF2.8 R WR / PROVIA

FUJIFILM GFX100S / GF30mmF3.5 R WR / PROVIA
OM-D E-M1X / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. + MC-14

先日ようやくアカハラの証拠写真を抑えられた。

この前日も前回と同じ林縁でさえずっているのを確認していて、これはもしかして近くで営巣しているのかも?と考えていたら、目の前の農道を歩いているのを発見。

ただ、すぐに側溝に入られてしまったのがちょっとねw

今年はキビタキをあまり見かけない。近所の森で聞こえてくるさえずりから渡来数自体はそう変わらない印象だが、とにかく林縁付近で見かけない。

もう昔のようにわざわざ森に入り込んでまで鳥を撮ることはしていないので、声が聞こえたらからと追いかけるようなこともなく、まあそんなことで結果的に撮影カットも少ない。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
OM-D E-M1X / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS + MC-14

それでもブブブという警戒音と共に時々路傍近くまで姿を見せることもある。

そういう排斥行動中は追い払い対象以外には目が行かないのか、人が立っていてもお構いなしに目の前で追いかけったりするものだ。

FUJIFILM GFX100S / GF30mmF3.5 R WR / PROVIA

そんな雑木林の林縁ではアマドコロが咲き始めている。

乾きと潤い

2021/5/12

赤城山の北西麓に広がる赤城高原は野菜の一大産地として知られているが、もともとは浅間山と子持山の火山灰土や軽石が堆積してできた高原地形である。

寒暖の差があってなおかつ水はけが良いので、作物の生育には適しているが、それが故に水利がなく水に乏しい土地柄だ。地形的に幾筋も沢があるが、何れも基本的に涸沢である。

普段はカラカラに乾いていると言っても過言ではなく、余り日照りが続くようだと農家も畑への水撒きで忙しくなる。

FUJIFILM GFX100S / GF30mmF3.5 R WR / ETERNA BLEACH BYPASS

FUJIFILM GFX100S / GF63mmF2.8 R WR / PROVIA + カラークロームブルー

そんな土地柄なので、大雨の翌日の水たまりは待ってましたと言った感じの大好物で、晴れ渡る空と新緑を映し込む水鏡はまさに無敵だw

青を強調するのにフィルムシミュレーションのVelviaを使っていたが、緑の色再現は同PROVIAのほうが好みなので、X-T4以降から搭載されているカラークロームブルーをPROVIAに適用するとなかなか良い感じになる。

まあ農道のただの水たまりなんで、実際の見た目はこの青さでは無いけどねw

カテゴリ:季節感|タグ: