月別アーカイブ : 2021/05

portfolio

今年も路傍でミツバアケビが小さな花を咲かせている。

毎年その実を狙っているのだが、近所の誰かに先を越されるか、虫たちの先客がつくかのどちらかになることがほとんどで、残念だがここでは今までに1回しかその山野の甘い味覚にありつけていない。

こういった低くくて取りやすい位置で実を収穫するのは、多方面にライバルが多くて大変である。

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / PROVIA

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS + MC-14

その隣のキャベツ畑では、ヒバリのオスが朝から大きな声で縄張りを主張している。

日が昇ると天まで高くさえずり飛翔を行うが、朝まだ早い時間帯では地面で鳴いていることが多い。

日の出前の夜明けの空がサーモンピンクに染まる。こういう淡い微妙な色合いも春霞の演出の妙。

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / Velvia

FUJIFILM X-T4 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR + XF1.4X / PROVIA

テンが農道を行ったり来たりしながら徘徊しているところに遭遇。

しばらく様子を見ていると側溝を覗き込む仕草を繰り返していたので、ハタネズミかアカネズミでも見つけて待ち伏せしていたのだろう。

この直後に側溝に飛び込むがすぐに飛び出してきて、そのまま森の奥へと消えていった。ただ、動きが早すぎて獲物を確保したのかどうかまでは不明..

それにしても今年は明るい時間帯によく生テンを見かけるな。近くで営巣しているのかもしれない。

カテゴリ:ほ乳類|タグ:

いくら高原と言えど、辛うじてまだスイセンが見られるのは4月からGWにかけての気温の低さが影響しているのだろう。

まだ頑張って咲き続ける花もあればすでに散り始めた花もあって、混沌しているのが春の終わり。そしてこれから次の演者に舞台を譲って初夏の幕が開ける。

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / PROVIA

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / Nostalgic Nega.

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / PROVIA

頑張っていた最後のヤエザクラも、初夏の風が吹くたびに花びらが舞っている。

菜の花は房総とか南関東では2月ごろの早春に咲くイメージがあるが、うちの近所ではGW頃から花を付け始める。

ちょうど今はタンポポと入れ替わるように畑の畦や農道脇を菜の花の黄色が覆っている。

FUJIFILM GFX100S / GF63mmF2.8 R WR / PROVIA
FUJIFILM X-T4 / XF50mm F1.0 R WR / PROVIA

FUJIFILM GFX100S / GF63mmF2.8 R WR / PROVIA
FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / PROVIA

FUJIFILM GFX100S / GF63mmF2.8 R WR / PROVIA
FUJIFILM GFX100S / GF63mmF2.8 R WR / PROVIA

菜の花はアブラナ科のこの手の草本の総称というか俗称で、大きくはアブラナとカラシナの仲間に分けられる。

最も分布が広いのは明治期に入ってきたセイヨウアブラナとセイヨウカラシナだが、どちらも食用としておひたしなどで食べるのが一般的だ。

カテゴリ:花・植物|タグ:

サクラチル

2021/5/7

ここ数日で最後のヤマザクラが散り始め、赤城高原の桜模様も終演を迎えている。

まだヤマザクラが一部残っていはいるが、一ヶ月半に及ぶ花期も今シーズンはこれにて終了かな。

FUJIFILM GFX100S / GF63mmF2.8 R WR / PROVIA

FUJIFILM GFX100S / GF63mmF2.8 R WR / PROVIA
FUJIFILM GFX100S / GF63mmF2.8 R WR / PROVIA

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / PROVIA
FUJIFILM GFX100S / GF63mmF2.8 R WR / PROVIA

散り際が美しいという人もいるが、やはり花は咲いているときが一番だな。

カテゴリ:花・植物|タグ:

ワクチン接種のための事前予約が、Webシステムも電話も回線パンクでつながらないとかニュースになっているが、一体どこのバカがそんなシステムを考えたのか。

今日から一斉に受付開始なんてやれば一斉に接続されて応答不能になるのは事前に想定可能な事態だ。想像力が欠如しているんだよ、この国のアホな官僚と地方自治体はさ。

一年間一体何をしてきたわけ?ろくな装備もなく、場当たり的な作戦立案で兵站の確保もせずに戦局突破を図るなど、自国民だけで300万人もの死者を出した太平洋戦争のやり方と何ら変わってない。

しかも前バカ総理が言うに事欠いて「オールジャパンで頑張ればオリンピックは開催できる」だとさ。国民に精神的な努力を求め、しかも最後は神頼みってところまでまったく先の大戦と同じというのは呆れて物が言えない。バカは引っ込んでろよ。

非常時なのだから、行儀よく平等になんて言ってないで、予約を受け付ける日時を年齢や年代、地域で区切るとか、極端な話「あなたは何月何日の何時にどこの接種会場で接種可能」と連絡して、とりあえず来た人にだけで接種すれば済む話だろう。

都合悪くて来れない人はまた別の日程を連絡して、対象者を減らしつつ絞り込んでいけば自ずから接種者は増えていくのだから。

接種者の管理も、ここぞとばかりにどうにかして例のマイナンバーなんぞと紐つけようとするから、やたら足かせだらけでなんにも進まないのだ。保険証でも運転免許証でも個人を特定する材料はあるのだから、まずはどこの誰がどのワクチンをいつ接種して、そしてそれが何回目かという基本的な情報だけ管理すれば良いのである。

国民の保健情報としてマイナンバーと紐つけるなんて言うのは後で議論すれば良い。然るべきフォーマットのデータさえ残っていれば後でどうとでもなる。とにかく今は時間との戦いなのだから。

あー、それから都内と大阪府内で自衛隊による大規模接種を考えているようだが、それぞれの周辺地域からわざわざ都心部に人を集めてどうすんのよって感じ。

せっかく自衛隊を動員して接種を進めようとするなら、米国のように大型ショッピングセンターやホームセンターを使わせてもらうとか、そもそも各県にある陸自の駐屯地を会場にして一気呵成にやってしまえば良いのにな。

なんかもう人と金の使い方を根本から間違えているとしか言いようがないな、この国は。

FUJIFILM GFX100S / GF45-100mmF4 R LM OIS WR / PROVIA

昨年の同時期と比べて状況は何も変わってない、むしろ悪くなっているのはどういうことだ。

一体いつになったら霧が晴れるのだろうか..

カテゴリ:独り言

昨年のGWは山で人と出会うこともなく、県内の天狗フィールドも静かなものであったが、今年は同じ緊急事態宣言中にも関わらず、また例年通りの人出に戻ってしまった。

県内は宣言の対象地域ではないので地元なら致し方なしだが、東京ナンバーが林道脇に車を停めて山菜採りに興じている姿は勘弁してくれって感じ。家の中でおとなしくしててくれって話だ。

言っちゃ悪いが、東京も大阪も自分たちが選んだ首長の無策無能が招いた結果なので、これはもう自分たちの責任と受け止めて自粛してほしいね。最低でも東京・大阪とその周辺を一ヶ月ぐらい外出禁止にでもしないと、この国の感染状況が回復するなど到底無理だろう。

ワクチンも片っ端からとっとと国民に打っていかないと、次々とワクチンの効かない変異株も現れ出していたちごっこだ。

FUJIFILM X-T4 / XF50mm F1.0 R WR / ASTIA

FUJIFILM GFX100S / GF63mmF2.8 R WR / PROVIA

FUJIFILM X-T4 / XF50mm F1.0 R WR / ASTIA
FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / Velvia

昨日の午後、近所の森から今シーズン初トケン類としてツツドリの声が聞こえてきた。この春初めて暑さで窓を開け放っていたせいであろう。

そして今朝はセンダイムシクイも確認。まだ新緑前の森の中だったので、チョロチョロと下枝を動き回る姿も確認。

暑かったのは昨日だけで今日からまた気温は下がるとのことで、夏鳥はやって来るが初夏らしさはまだのようである。

今朝、近所で初めてアカハラを目視した。クロツグミに負けず劣らずのその声量のあるさえずりは時々耳にしてはいたが、姿を観たのは今の場所に住み始めて初である。

クロツグミは高い木の梢でさえずるので、声さえ聞こえれば展葉前なら見つけるのは容易だが、アカハラは新緑の頃にさえずり出すので、音源を特定できても鳴いている姿を見つけるのはなかなか困難である。

大抵はミミズなど餌を探して地面を徘徊している時で、今日もいつもの防風林内で偶然その場面に出くわした次第だ。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS + MC-14

これはGW前の近所のクロツグミ。この時は珍しく低いところでさえずっていた。

アカハラで思い出すのは、高校生の頃に初夏の軽井沢で体験した夏鳥たちの大合唱である。

夜半すぎから夜明けにかけて、森の中を歩き回っての体験だったが、夜の鳥から昼の鳥へと演者が入れ替わる流れの中で、徐々にアカハラがその主役の座を得ていくのは今でもよく覚えている。

それはまさに森の中から絶えず降るように聞こえてきて、夏を謳歌するかのような鳥たちの歌声に酔いしたものである。

社会人となって、全国あちこち車で名のしれた鳥の生息地などを巡っていた時期もあったが、あの初夏の軽井沢のオーケストラのような鳥たち歌声を聴くことはついぞ無かったし、鳥屋が3人揃えば「鳥が減ったよね」と合言葉のように言い交わすこの時代、今後もあの体験の再現はないだろう。

とにかくこれだけはハッキリ言えることだが、日本に渡ってくる夏鳥はこの30年でかなり減っているのは間違いない。

カテゴリ:|タグ:,

白に続いて赤い種類のヤエザクラが満開を迎えている。連日の寒さでこの木は結果的に例年並みの開花となった。

農道の上部を覆うように張り出していたので、農家のトラックが荷台を引っ掛けるらしく、2年くらい前に半分ほど枝を落とされてしまったが、その後もしっかり花を付けている。

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / Velvia

ヤエザクラはそれ自体が特定の品種名を指すわけでなく、園芸種なので種類も沢山あって、中には食用として栽培されている種もある。

他の桜と違って花自体が大きいので、満開時の咲き誇った感は見ごたえがある。

カテゴリ:花・植物|タグ:,

GWもさくら

2021/5/2

季節外れと言っても良い涼しさ、いや寒さのせいで、未だにヤマザクラを愛でられる赤城高原である。

近所で毎年最後に花を付ける最終ランナー(1枚目)がまさに今満開。

FUJIFILM GFX100S / GF30mmF3.5 R WR / PROVIA + カラークロームブルー

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / Nostalgic Nega.

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / PROVIA
FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / PROVIA

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / Velvia

最後は新緑と競演するヤマザクラ。いい季節だねぇ、寒いけど..

カテゴリ:花・植物|タグ:,