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愛知県で捕獲された野犬からエキノコックスが発見されたことが話題だ。

エキノコックス症は多包条虫に寄生され肝機能障害を引き起こす感染症で、最悪の場合は致死となる可能性が高い。感染症と言えば今どきだと新型コロナのようなウィルスを想像するかもしれないが、本件は寄生虫から引き起こされる。

エキノコックスは国内では緯度の高い北海道ではよく知られていて、イヌの仲間であるアカギツネ(キタキツネ)の糞から媒介されることが判っていて、野外で生水を直接飲むことは非常に危ういこととされている。

幼虫に寄生されたエゾヤチネズミをキツネや野犬が捕食し、体内でから成虫の糞が排出されるという流れだ。

愛知では実は2014年の発見が最初だが、本州の他地域でも青森や山形、さらに東京や沖縄でも発見例はすでに何件も存在する。

もともと本州にはエキノコックスは存在していなかったが、北海道に犬連れで渡道した旅行者経由で持ち込まれたと言うのが、現時点での専門筋の見立てのようだ。イヌはよほど丁寧にしつけない限りなんでも拾い食いする習性があるので、さもありなんである。

個人的によく北海道に通っていた時期があるのでエキノコックスについてはそれなり注意を払っていた。アラスカとアフリカで野宿もやっているので、たとえそれがエキノコックスの発生地でない山中出会っても、生水をそのまま飲むと言うこともやらない。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

半月くらい前に近所の牧草地で見かけたキツネ。この後、人の眼のまえでこれ見よがしにモリモリウンコしていたなw

拙者がエキノコックスについて最初に知ったのは実は北海道ではなく、小学生の頃に読んだ手塚治虫のブラックジャックのエピソードである。

記憶ではオーストラリアの原野で生水を飲んだ主人公が症状に見舞われ、野外で自身に対し施術するという話があって、そのことを妙に痛々しく憶えていたから。

湧水や樹上の木の実ならいざ知らず、あまりワイルドぶって地面に落ちているものや地表を流れ下るものを口にしないほうが良いということだな。

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OM SYSTEM

2021/10/29

先日、オリンパスのカメラ事業の引き継ぎ会社であるOMDS(OMデジタルソリューションズ)がオンラインで発表を行った。

リアルタイムでは観ていないが、てっきり噂の新型の発表かと思ったら、今後のブランドの方向性についての発表だったらしい。

当初から言われていたとおり会社が変わったことでオリンパスブランドは使えなくなるので、OM SYSTEMなるフィルムカメラ時代の往年の呼称を使うという話だ。

オリンパス名がなくなることを良しとしないコアなファン層は納得しないのだろうが、最近になってオリンパス機を使いだした身としてはそういう部分にこだわりがないので、正直どうでも良い話だ。

それより新型の発表はどうなったのか、そっちが気になるところ。まあどんなにスゴイ製品を発表しても、翌日に天下のナイコン様のフラッグシップ機が発表されているので、話題はそっちに全部持っていかれたとは思うけどねw

何れにせよパナのGH6ともども新型マイクロフォーサーズ機の動向は気になる。

FUJIFILM GFX100S / GF45-100mmF4 R LM OIS WR / Velvia

この季節は上越国境方面が時雨れる日が多くなり、特に朝なら虹が頻繁に見られるようになる。

もちろんこれも雨っぽいという条件が必要で、気温が下がって雪模様になると虹は出現しない。

世紀の愚策と言われた当時のバカソーリのコロナ対策であったアレノマスクが、今また話題に上がっている。

東京スカイツリーが建つほどの莫大な国家予算が投じられたにもかかわらず、感染対策には1mmも役に立たない布マスクだった上に、虫まみれで不衛生な粗悪品で、しかも世の中に十分市販品が出回ってから国民の手元に届くというバカ丸出しの愚策だった。

少なくても我が生活圏でアレノマスクをしている人などただの一回も見たことないし、当時見かけるとすればニュースに流れてくるバカソーリの映像に映るその当人と、その取り巻き腰巾着だけだったぞw

何でまたその愚策が蒸し返されているのかと言えば、この選挙期間中にもかかわらず空気を読まない会計検査院がその無駄遣いを報告したからである。

未だに配られる当てのない大量の在庫が100億以上も残っていて、しかもその保管のためにすでに6億も税金が使われていて、廃棄しない限りこれからも保管料が毎月ウン千万も掛かるというから呆れて物が言えない。

五輪の余りであった感染対策に有効な不織布マスクと消毒液は早々に廃棄してしまったくせに、バカのメンツを保つために使う当てのない布マスクには税金を投入して保管するというのだから、馬鹿も休み休み言えって話だ。

FUJIFILM GFX100S / GF23mm F4 R LM WR / Velvia

ここ数日はまたシカのラッティングコールがよく聞こえてくる。

近所の朝採りシーズンが一段落して、畑とその周辺に人の姿が少なくなったので、シカたちが耕作地近辺に留まっているようだ。

カテゴリ:独り言

昨日の午後、裏庭で雄の成鳥を今シーズン初認。概ね例年並みの渡来である。

実は声だけなら先週末に県南の山中で聞いているのだが、季節観測では同じ場所で記録することに意味があるので、昨日が地元での初認ということになる。

そして今朝も早朝から裏庭で存在を誇示しているので、移動の途中ではなく定着個体ということになる。

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / Velvia

今朝は同じく今シーズン初の上越国境のモルゲンロートも見られた。赤城高原自体はそれほど冷え込んでいなかったけどね。

積雪もまだこの程度なので、今週中に一旦は解けそうである。

もくもく雲上

2021/10/25

先週末の時点で県境部の稜線は積雪が積みましたようで、冬山装備を持たずに登って撤退してきた的な日曜登山家の話しが流れてきてる。

この後さらに冷え込めば根雪になりかねない状況だが、11月は例年より気温高めという話なので、まあ今程度なら一旦は解けてしまうだろうな。

それでも先日の雲上の奥利根山行はギリギリ間に合った感が強い。やはり日頃から天気図を読む訓練というのも大事だと痛感しているところだ。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

OM-D E-M1 MarkIII / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S./ 上越国境を超えるガス

OM-D E-M1 MarkIII / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S./ 清水峠のはるか向こうに富士山

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / 魚沼地方は雲海の下

基本的に山屋ではないので山行は苦行でしかなく、そこに行くまでなかなか大変労力を強いられるのは間違いないが、観て確認したいことがある以上は致し方ないという割り切り。

でもその割り切りだけで山に登れるほど若くないのも事実なので、足場の悪いところから転げ落ちないように気をつけたいものだw

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マムシグサの実の赤もここまで派手に発色すると、本来の毒々しさを通り越してどこかファッショナブルな印象さえ感じる。

iPhone 13 mini

と言っても実物がこの色合ということではなく、iPhone 13のカメラアプリの仕業ってことだけどね。

カテゴリ:花・植物|タグ:

クヌギが豊作

2021/10/23

今年は玄関脇のクヌギが豊作で、郵便受けや玄関ポーチ周辺に沢山ドングリが落ちている。

風が強い日などは時折家人の車の屋根に落ちて、なかなか良い音が響く時があるw

iPhone 13 mini
Google Pixel 5

山のミズナラは今一つとも聞くが、近所のコナラは例年並みと言った感じ。先日の大風で結構な数が地上に落ちて、リスやネズミが大喜びであろう。

昨日は終日雲の中だった上州武尊山も今朝は積雪が増しているのが確認でき、川場スキー場の滑走コースが白く明瞭に輝いている。

鳩待峠や坤六峠も降雪があったようなので、県北のブナ林の紅葉に影響が出そう。先週訪れた新潟側のブナ林は紅葉が見頃だったが、そういう意味では同様に降雪の影響は免れないだろう。

さて、そろそろ車載装備などを冬仕様に乾燥しなければ。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

先週の写真ではあるが、新潟側では1300mから上ぐらいが見頃だった。

カテゴリ:季節感|タグ:

浅間も初冠雪

2021/10/21

昨日は信越国境の浅間山も初冠雪だったようだ。

昨日の時点では赤城高原からは雲の中で見えてなかったが、今朝確認できた。群馬と長野で観測日が異なるが、概ね平年より10日早い観測である。

谷川と比べると浅間はそれほど雪が多く積もる山ではないが、関東平野北部の住人にとって何かと季節の便りの指標となる山で、高崎に住んでいた頃は白浅間で冬の到来を感じたものである。

FUJIFILM X-T4 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / PROVIA

とは言ってもおらが村で浅間が見えるのはうちの地区辺りまで。

基本的に利根沼田地域では子持山の陰になってしまうので、浅間山はまったくと言っていいほど話題にもならないけどね。

カテゴリ:季節感, |タグ:,

上越国境は今日もまだ続く寒波の影響ですでに初冠雪となっているが、先週既のところで駆け込み山行をねじ込んで、今シーズン最後ので県境探索を敢行してきた。

百名山でもある巻機山は奥利根エリアの北西に位置し、標高こそ2000mに若干届かないものの、ブナ帯を抜けるとすぐに森林限界に達し、ササ草地少なくハイマツ帯もほとんど見られないことから、その気候の厳しさを感じさせる。

独立峰が如く魚沼側..というかそもそも山頂一帯は新潟県だけど..には何も遮るものがないので、厳冬期に日本海から吹き付ける雪風がそのまま奥利根エリアに入ってくることになり、それが当該エリアの積雪量の多さとなる。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / 大水上山へ続く尾根

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / 谷川連峰

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / 割引山

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO / 奥利根エリア

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / 巻機山

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO/ 上州武尊山と赤城山を望む

Google Pixel 5 / ハロウィンっぽい有名な池塘

iPhone SE / 牛ヶ岳へと続く天空の稜線歩き

巻機山は山頂と思われる位置に一応標識が立っているが、牛ヶ岳と割引山、それにニセ巻機山を含めた周辺一帯の山塊をそう呼んでいるようである。

谷川連峰から奥利根最深部まで続く上越国境の峰々をすべて見通せる視野の広さは、いつ来ても素晴らしい眺望である。

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