年別アーカイブ : 2019

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ソニーはデジタルカメラの新機種を年内毎月発表とか噂が立っているが、企業規模を考えるとそんなことは造作も無いだろうし、東京五輪までにトップを狙いに来ているのは間違いない。

先日発表のα7IVは、画素数が6100万画素と他社35mmフルサイズ機から抜きん出た格好になったが、α7IVが最初ということは本命はこの後に控えていると言っていいだろう。ソニーはいくつも隠し玉を持っていて、他社の動向に合わせて色々プロモーションを仕掛けてくる..ぶっちゃけ潰しに来る..と予想されている。

本命は言うまでもなくα9IIで、これが東京五輪でミラーレス一眼のプロ市場..ここで言うプロとは主にスポーツ報道系..を狙っているモデルとなる。噂では3000万画素の積層型裏面センサーで秒間60コマとか言われているが、実用上期待したものなのか、スペック番長なのかは発表を待つしかない。

それにしても、α7IVの小売価格は38万円前後と、意外に今回は値を吊り上げてこなかったという印象だ。4800万画素のZ7があの程度の性能で30万円代前半なことを考えると、妙にお買い得感がある。まあどのみち38万は大金だが、最近一億画素カメラのことばかり考えていたせいかちょっと金銭感覚が麻痺しつつあるw

ところで、α7IVの35mmフルサイズセンサーの6100万画素を1.7倍すると約一億画素となるが、GFX100の中版センサーを35mmフルサイズにクロップすると、これが図ったように約6100万画素となる。GFX100のセンサーはご多分に漏れずソニー製なので、この辺りは大人の事情が垣間見えるデジタルカメラのセンサーあるあるということで、皆察しようw

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / CLASSIC CHROME

積み上げられた丸太はさながら森の曼荼羅模様だ。

夜半から朝のうちは雨模様だったが、8時頃には久しぶりに晴れ始めた。最近の天気予報にしては珍しく当たったことになり、明日以降の梅雨明けが期待できるかも。

カテゴリ:写真・カメラ

Terminator

2019/7/23

映画の続編と言えばこの秋公開のターミネーターもある。原題は「Dark Fate」だが邦題は「ニュー・フェイト」。だいぶ意味が異なるように思うが、邦題あるあるなのでまあ良いかw

ターミネーターはシリーズだと今作で6作目になるが、ジェームス・キャメロンが離れた3作目以降はもう何でもありの百花繚乱状態で、アーノルド・シュワルツェネッガーが出ている..4作目はカメオ出演だったけど..こと以外は正統派ファンからはやや距離を置かれていたのはよく知られた話だ。

そういった意味で、脚本にジェームス・キャメロンが復帰..同時製作中のアバターが忙しいようで監督はデッドプールのティム・ミラー..した今作は2作目の正統な続編となる。つまり3〜5作目は無視、無かったことにするらしい。

2作目で溶鉱炉に落ちて溶けたはずのT-800だが、今作でシュワルツネッガー演じるT-800は別の機体という設定で、さすがT-800は量産型といったところだ。

機械なのになんで歳とっているのかという疑問には、そもそもT-800は人間と同じ体皮組織に覆われているので、見た目は人と同じように経年劣化していく..そうでないと人間社会に紛れ込めないので..という当時からの設定がよく効いている。

今作の話題はなんと言っても1作目のヒロイン、サラ・コナーをリンダ・ハミルトンが演じることだろう。ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリーのレイア姫のようにCGではなく、約30年後..設定がいつなのかは現時点では不明..の本人役で、そのためにリンダ(62歳!)も2作目同様に役作りをしてきたというから期待できる。

ハリウッドの役者の凄いところはそういった役作りの姿勢であろうか。ギャラが違うと言えばそれまでだが、日本の役者との決定的な違いと言っていいだろう。

オリジナルのターミネーターの世界観は、ジェームス・キャメロン、シュワルツネッガー、リンダ・ハミルトンの3人ですべて体現できると言ってよいが、今作は2作目の続編、つまり「T3」とも呼べるので、T2でジョン・コナーを演じたエドワード・ファーロング(41歳)が出ていることが最近になって明かされたのは、役者としてあまり良い話を聞かないこともあって、ちょっとしたニュースである。

ストーリーの詳細はまだよく判らないが、2作目でスカイネットの元になったT-800は溶けて無くなったことになっている。が、PV中では新たにT-1000同様の液体金属型ターミネーターが登場しているので、スカイネットは未来に存在していることになり、その辺りの整合性をどう取るのかが鍵となりそうだ。

さて、71歳というシュワちゃんの年齢を考えると、ターミネーターシリーズのT-800の活躍は今作で事実上のターミネートであろう。今後は3〜5作目やエイリアン、プレデターのようにパラレルワールド的に展開していくことになるだろうね。

FUJIFILM X-H1 / XF16mm F1.4 R WR / PROVIA / ヒルガオ

ヒルガオに霧雨が滴り、今朝もまた霧に包まれる赤城高原であった。

あまりの日照時間の少なさに近所の農家は皆悲鳴を上げている。天気予報では明日辺りから晴れると言っているが、農家は誰も信用していないw

TOPGUN

2019/7/22

まだ一年も先の話だが、いよいよトップガンの続編が公開される。前作の公開がバブル期突入前夜のことなので、32年ぶりという何とも長大な前後編であるが、世代的にドンピシャなので楽しみにしている次第。

続編の話は結構前から漏れ伝わってきていたが、主役のトム・クルーズのこだわりでいろいろと前作を踏まえたディティールにこだわって、何度も脚本を書き直したようである。

前作の監督だったトニー・スコットは好きな監督の一人で、ブラッド・ピットとロバート・レッドフォードが共演したスパイ・ゲームなど何度観ても素晴らしい。残念ながらトニー・スコットは2012年に亡くなってしまったので、続編はオブリビオンの監督のジョセフ・コシンスキーだ。

ファンを唸らせる続編ならではの細工はあちこちに散りばめられている。音楽はDANGER ZONEでお馴染みのハロルド・フォルターメイヤーで、キャストもライバルであったヴァル・キルマーのアイスマンは健在らしい。

PVを見る限り、さすがに搭乗機は当時現役だったF-14トムキャットではなく、F/A-18スーパーホーネットのようだ。最新のF-35という線もありそうだが、古い世代のパイロットとして描かれるマーヴェリックとの対比もあるし、何よりF-35は単座なので、複座のF/A-18というのが物語の伏線上必要なのかもしれない。

若きピート・ミッチェル..マーヴェリックというのはコールサインのことである..の日常の足は当時最新のカワサキGPZ900R..北米仕様車はNinjaと呼ばれた..で、PV中にも一瞬登場して元単車好きとしては鳥肌が立つwのだが、実際に乗っているのは現在の同社最新型Ninja H2Rである。

PVだけか劇中にも登場するのか、最後にチラッと映るのはF-14トムキャットである。演出としては泣けるよねw

FUJIFILM X-H1 / XF16mm F1.4 R WR / PROVIA

赤城高原は今日も終日霧の中。シモツケソウシモツケがしっとり霧に濡れている。

今週中に梅雨が明けそうな話だが、果たしてどうなることやら..

行くとこ行くとこ礼賛と怒号が飛び交う現職総理大臣の選挙演説風景。選挙は当事者にとっては戦いなので、グローバルに見ればそれ自体は正しい姿だが、こと日本に限ってみれば近年ここまで二極化している様子は珍しい。

そもそも現職が公の場でこれまでの行いを糾弾されるのは仕方ないことだ。そういった反対意見をも受け入れた上で、自分たちの主張に耳を傾けてもらうくらい、酸いも甘いも噛み分ける器量がほしいのだが、ことごとく反対意見を排除するその政治家としての器の小ささは尋常ではない。

コロコロと国のトップが入れ替わるのもどうかとは思うが、人前で事実でないことを吹聴する主張する、視野が狭く器量も小さく、およそ人の上に立つ度量を持ち合わせない輩にも考えものである。その点では米の国の花札大統領も似たようなものであるが。

国の有り様を変えようとしてフィーバーし、その後にほとんどの人が懲りたであろう10年前に戻れとは言わないが、せめて右も左も飲み込んでしまえるような器の大きい、国民にこそ忖度する政治家に国の舵を取って欲しいものである。

FUJIFILM X-T3 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / ETERNA

ホオジロが未だ湿気っぽい空に向かって投票に行こう!と叫んでいる、なわけはないがまあ気分だけw

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稲の湿原

2019/7/20

一ヶ月ぶりの雪国の田んぼ。水が捌けて稲もかなり成長し、ほぼ泥炭質の湿原と化していた。

カエルに代わって周囲の林では降るようにニイニイゼミが鳴いていて、湿度の高いグズグズした天候なれど、夏の日本海側らしい雰囲気だ。

FUJIFILM X-T3 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / ETERNA

畔を歩くとアマガエルの幼生が飛び出してくる。そんなカエルの子を狙って、ダイサギが一心不乱に食事をしていた。

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先日発表されたシグマのfpだが、単体でも機能する上に、ああいった本格的なモジュラー構造のカメラというのは今までありそうでなかった。

正確にはリコーがGXRという似たようなモジュラー式のカメラを作っていたが、レンズとセンサーが一体であったのと、残念ながらあの時は時代が発想に追いついておらず、商業的には失敗であった。

fpはライカとパナという二大ブランドとのアライアンスによるマーケットへのインパクトと、何よりコアなファン層を抱えるシグマ自身が、世界最大の交換レンズメーカーという点で、恐らく商売としては成功すると予想する。

fpのような考え方は、キヤノンやニコンではまず無理だろう。前者は自社で動画専用のカメラをラインナップしているし、後者にはそんな博打を打つような経営上の余裕はない。

強いて言えばソニーが一番可能性が高いが、同社の場合は一回限りのアニバーサリーモデルで終わってしまって、ユーザーが見捨てられること請け合いだ。歴史は繰り返されるのであるw

fpはそれ自体紛れもなく35mmフルサイズのデジタルカメラだが、その世界最小という意匠からくる印象が、モジュラーシステムのコアパーツを想像させる。

何れラインナップもしくは次機種において、4K60Pや480Pのハイスピード、8Kと言ったバリエーションが登場し、カメラ本体を入れ替えることでシステム全体がアップグレードしていくかのような夢を見ることができる..実際はカメラボディの買い替えだが..のだ。

シュリンクし始めたと見られているカメラ市場において、先日のGFX100の発表会で富士フイルムの代表が「新たな提案が出来ればまだまだ市場が拡大する余地がある」ような話をしていたが、GFX100はともかく、シグマの試みこそそんなふうに思えてならない。

FUJIFILM X-T3 / XF16mm F1.4 R WR / ETERNA

今年はオカトラノオが少ない感じ。やはり日照時間不足の影響だろうか。

初夏空

2019/7/18

一か月ぶりに雪国の里山を訪れたが、久しぶりの青空が広がった。しかもこれはこの夏初めてのいわゆる夏空ということになる。

気温もグッと上がって真夏日となり、久しぶりのお天道様の下で大汗かいた。

FUJIFILM X-H1 / XF10-24mm F4 R OIS / PRO Neg. Hi

午後遅くに山際で雨が降っていたようで、吹き降ろす風がいくぶんひんやりとした途端、近くの雑木林ではヒグラシが鳴き始めた。

雪国の里山の梅雨明けも近いのかな?

カテゴリ:季節感

夏の赤

2019/7/17

そう言えばこの秋から消費増税となるんだっけ、等と他人事で書いても、いやいや昨年辺りから軽減税率導入を見越したシステム改修の仕事しているでしょってツッコミが入りそうだが、まあそれはそれで事実。

ただでさえ、カメラ大国の日本ではあまり認知されていないオリジナルプリントを買うという行為..絵画の世界では当たり前のように市場がある..がさらに縁遠いものになりそうで、商売的には否が応でも厳しい時代になりそうである。

来年には東京五輪があって、増税による消費の落ち込みをそこでカバーするという青写真を描いているかもしれないが、大変なのはその後だ、というのは業界筋ではずいぶん前から囁かれている話である。

それはそれとしてだ。消費税は導入されて以降上がり続けることが是となっているが、山本太郎が言っていた通りいっその事一度無くしてみてはどうだろうね。税収が減る分は内部留保あふれる大企業の法人税を累進で上げることと、飛べば落ちるようなガラクタの類を買い込むのを少し抑制すれば良い。

社会保障に税は必要なれど、それが正しく期待通りに使われていれば良いが、どこかで無駄にされているのではないかという疑念は常に付きまとうし、まあ間違いなくそれが事実だろう。

それならば、内需拡大を狙って大型減税なんて良い案だと思うけどね。間違いなく先の東京五輪然り、その次の大阪万博然り、そういったイベントに合わせて減税を同時にやれば、相乗効果で国内の消費活動は活発になると思うぞ。

すくなくても拙者は、消費税が無くなれば喜んで一億画素カメラを買ってるかもよ!?

FUJIFILM X-T3 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / PROVIA

まだ盛夏も来ていないというのに、早くも桜の葉が一枚色付いていた。夏の青葉に赤の一色はよく目立つ。

全員が同じ方向を見ている時、一人だけ異なる意見を持つと周囲から浮いてよく目立つ。それは同調圧力の強い日本人的には叩く対象となりやすい。

民族性と言えばそれまでだが、民主主義を標榜する以上、少数意見に耳を傾ける寛容さも時には必要だろう。

カテゴリ:独り言|タグ:

のんびりと朝の農道を横断するヒダリマキマイマイ。決して本人の意志ではないだろうが、その歩みは遅々として進まず、何もこんなところを大っぴらに渡らなくてもと思う。

朝採りレタスの時期なので、いつもなら早朝からひっきりなしに農家のトラックやらパートさんの車が通るため、朝になると小動物のたぐいの轢死体は日常茶飯事だが、今年はこの場所はほとんどが蒟蒻畑なので、その点ではラッキーだったかもね。

FUJIFILM X-T3 / XF16mm F1.4 R WR / ETERNA

カタツムリは陸生ではあるが、れっきとした巻き貝の仲間である。ヒダリマキマイマイはその名の通り貝殻が左巻きだが、実は巻貝の大半(ほぼ9割)は右巻きだ。

左巻きは陸生に多いという事実もあるが、カタツムリはほとんどが右巻きで、左巻きなのはヒダリマキマイマイくらいという何とも不思議な話である。

巻貝の巻き方の理由ははっきりと判っていないそうだが、少なくとも交尾するとき..カタツムリは雌雄同体で向かい合わせで体を寄せる..には同じ巻き方をしていないと成立しないので、巻く方向は種で決まっていることになる。

ちなみに写真の個体は、ヒダリマキマイマイの亜種であるチャイロヒダリマキマイマイだ。

アドビ税納付

2019/7/15

密林プライムセールで思い出したが、Adobe CCのサブスクリプションライセンスを安い時に24ヶ月版を買っていて、それが今月期限だったのを危うく忘れるところだった。

メンバーシップでプランを自動更新にしていると、携帯料金の2年縛りと一緒でしなくてもいい無駄な出費を強いられるので、安い時に買っておくのが良策だ。

今回のセールでは35%割引になって年額で¥20,000以上安い、という感覚はアドビ税に慣らされてしまった感があるが、仕事柄必要経費なので甘んじて受け入れざるを得ない。自営業だけに自衛することは大事であるw

FUJIFILM X-T3 / XF16mm F1.4 R WR / ETERNA

マツヨイグサの仲間は夜間に咲いて日中はしぼむと言われているが、朝まだ早い時間帯なら開花したままであることが多い。それに種類によっては日中開花するものもあるようだ。

海の日の頃は大抵は梅雨明けの話題が出るのだが、今週もまたグズグズと湿った日が続きそうである。