夏の赤
そう言えばこの秋から消費増税となるんだっけ、等と他人事で書いても、いやいや昨年辺りから軽減税率導入を見越したシステム改修の仕事しているでしょってツッコミが入りそうだが、まあそれはそれで事実。
ただでさえ、カメラ大国の日本ではあまり認知されていないオリジナルプリントを買うという行為..絵画の世界では当たり前のように市場がある..がさらに縁遠いものになりそうで、商売的には否が応でも厳しい時代になりそうである。
来年には東京五輪があって、増税による消費の落ち込みをそこでカバーするという青写真を描いているかもしれないが、大変なのはその後だ、というのは業界筋ではずいぶん前から囁かれている話である。
それはそれとしてだ。消費税は導入されて以降上がり続けることが是となっているが、山本太郎が言っていた通りいっその事一度無くしてみてはどうだろうね。税収が減る分は内部留保あふれる大企業の法人税を累進で上げることと、飛べば落ちるようなガラクタの類を買い込むのを少し抑制すれば良い。
社会保障に税は必要なれど、それが正しく期待通りに使われていれば良いが、どこかで無駄にされているのではないかという疑念は常に付きまとうし、まあ間違いなくそれが事実だろう。
それならば、内需拡大を狙って大型減税なんて良い案だと思うけどね。間違いなく先の東京五輪然り、その次の大阪万博然り、そういったイベントに合わせて減税を同時にやれば、相乗効果で国内の消費活動は活発になると思うぞ。
すくなくても拙者は、消費税が無くなれば喜んで一億画素カメラを買ってるかもよ!?
まだ盛夏も来ていないというのに、早くも桜の葉が一枚色付いていた。夏の青葉に赤の一色はよく目立つ。
全員が同じ方向を見ている時、一人だけ異なる意見を持つと周囲から浮いてよく目立つ。それは同調圧力の強い日本人的には叩く対象となりやすい。
民族性と言えばそれまでだが、民主主義を標榜する以上、少数意見に耳を傾ける寛容さも時には必要だろう。