映画の続編と言えばこの秋公開のターミネーターもある。原題は「Dark Fate」だが邦題は「ニュー・フェイト」。だいぶ意味が異なるように思うが、邦題あるあるなのでまあ良いかw
ターミネーターはシリーズだと今作で6作目になるが、ジェームス・キャメロンが離れた3作目以降はもう何でもありの百花繚乱状態で、アーノルド・シュワルツェネッガーが出ている..4作目はカメオ出演だったけど..こと以外は正統派ファンからはやや距離を置かれていたのはよく知られた話だ。
そういった意味で、脚本にジェームス・キャメロンが復帰..同時製作中のアバターが忙しいようで監督はデッドプールのティム・ミラー..した今作は2作目の正統な続編となる。つまり3〜5作目は無視、無かったことにするらしい。
2作目で溶鉱炉に落ちて溶けたはずのT-800だが、今作でシュワルツネッガー演じるT-800は別の機体という設定で、さすがT-800は量産型といったところだ。
機械なのになんで歳とっているのかという疑問には、そもそもT-800は人間と同じ体皮組織に覆われているので、見た目は人と同じように経年劣化していく..そうでないと人間社会に紛れ込めないので..という当時からの設定がよく効いている。
今作の話題はなんと言っても1作目のヒロイン、サラ・コナーをリンダ・ハミルトンが演じることだろう。ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリーのレイア姫のようにCGではなく、約30年後..設定がいつなのかは現時点では不明..の本人役で、そのためにリンダ(62歳!)も2作目同様に役作りをしてきたというから期待できる。
ハリウッドの役者の凄いところはそういった役作りの姿勢であろうか。ギャラが違うと言えばそれまでだが、日本の役者との決定的な違いと言っていいだろう。
オリジナルのターミネーターの世界観は、ジェームス・キャメロン、シュワルツネッガー、リンダ・ハミルトンの3人ですべて体現できると言ってよいが、今作は2作目の続編、つまり「T3」とも呼べるので、T2でジョン・コナーを演じたエドワード・ファーロング(41歳)が出ていることが最近になって明かされたのは、役者としてあまり良い話を聞かないこともあって、ちょっとしたニュースである。
ストーリーの詳細はまだよく判らないが、2作目でスカイネットの元になったT-800は溶けて無くなったことになっている。が、PV中では新たにT-1000同様の液体金属型ターミネーターが登場しているので、スカイネットは未来に存在していることになり、その辺りの整合性をどう取るのかが鍵となりそうだ。
さて、71歳というシュワちゃんの年齢を考えると、ターミネーターシリーズのT-800の活躍は今作で事実上のターミネートであろう。今後は3〜5作目やエイリアン、プレデターのようにパラレルワールド的に展開していくことになるだろうね。
FUJIFILM X-H1 / XF16mm F1.4 R WR / PROVIA / ヒルガオ
ヒルガオに霧雨が滴り、今朝もまた霧に包まれる赤城高原であった。
あまりの日照時間の少なさに近所の農家は皆悲鳴を上げている。天気予報では明日辺りから晴れると言っているが、農家は誰も信用していないw