年別アーカイブ : 2023

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デスクワークを逃れ北部フィールドへプチ天狗様観察。住まいがフィールドに近いというのはこういう時に便利である。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

観察定点で暑さ逃れて車の後部ハッチを開けて休んでいたら、足元をヒラヒラとヒカゲチョウ。と思ったら直射日光を嫌うクロヒカゲだった。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

そしてパン棒のハンドルではいつものようにサトキマダラヒカゲが塩分補給中。

庭でブルーベリーを収穫していて何気に足元をみたらネジバナが。先週行った草刈りを無事免れていたようだ。

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA

野草の花の類は虫たちに残しておきたいところだが、夏草の丈が伸びると作業中に発見は難しい。

カテゴリ:花・植物|タグ:

蛍を入れて

2023/7/19

先週末から猛暑が続いた関東圏だが、今週は前線が下がって暑さが和らぐようだ。

我が赤城高原は酷暑グンマーにあって高原のため平野部よりは4〜5℃低いとは言え、32℃辺りを超えるとさすがに厳しい。

湿気がなければ数字ほどの暑さは感じないのだが、時期的にまだ梅雨のしっぽなので梅雨明けまで我慢の日々である。

FUJIFILM X-H2 / XF8mmF3.5 R WR / Velvia

その昔、薄い布袋に光るホタルを入れて涼しさを愛でたのが名前の由来というホタルブクロ。一節にはこの花自体にホタルを入れたという話もあるそうだ。

そんなホタルブクロを超広角レンズで真下から覗いてみた。

チョウ色々

2023/7/18

チョウやトンボは探さなくても翔んでいる限りは目につくので、ヒマ?に任せてよく撮らせてもらうが、虫屋ではないため、識別となるとまだまだの状況となることがほとんど。

以下は最近東日本周辺で撮影したチョウの仲間。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / ベニシジミ

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / ツバメシジミ

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / モンキチョウ

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / ヒメウラナミジャノメ

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / ヒョウモンチョウ

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / クロアゲハ

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / ヤマトシジミ

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / ダイミョウセセリ

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / キマダラセセリ

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / チャバネセセリ

虫の名前も昔から存在が知られて意識されていると気の利いた名前がつく傾向があるが、それでも鳥に比べると圧倒的に近縁種が多いため、それ以上に色や形で分類されていくというのはある。

暑いさなかに

2023/7/17

世の中は3連休だとかで天気も良いことにどこも人手で溢れている。何もこの暑いさなかに出掛けなくてもとは思うが、そんなのは休みをコントロールできるフリーランス稼業の戯言か。

とは言え、その暑いさなかに道路愛護で地区の草刈りに従事している時点で言えた立場ではないが。

取り敢えずここまで好天に恵まれると梅雨も明けたのではと勘繰りたくもなるが、前線がまだ下がる気配があるということで、今週後半まで持ち越しのことだ。

FUJIFILM X-H2 / XF30mmF2.8 R LM WR Macro / Velvia

また訃報が届いた。この春に亡くなられた飯島正広氏のNPS仲間でもあった、動物写真家の吉野信氏の逝去の報である。

吉野氏と言えば、我々の世代がカメラ持って生きものを取り始めた頃にはすでに第一線で活躍していた動物写真の御大である。

そんな大先輩がまた一人逝かれた。その昔、CPSで何度かお会いした程度ではあったが、ご冥福をお祈りしたい。

カテゴリ:写真家, 季節感

先週、農道に沿って5mくらいの低空で羽ばたきながら接近する鳥影に気が付いた。30m先でこちらに気付いてやや高度を上げ道から逸れたが、すれ違う時に視線が合ってハヤブサと確認。

利根川沿いで繁殖するハヤブサがいるので、飛来方向からしてもその主だとは思うが、朝早くに耕作地を低空で飛ぶのも珍しい。

尚、昨年同じ場所で若鳥に遭遇しているが、今回のは成鳥であった。

iPhone 13 mini

何はなくとも双眼鏡。どこに行くにも双眼鏡。

前述のハヤブサは肉眼で十分識別できたが、カメラ忘れても双眼鏡は忘れるな、これ生きもの系フィールドワークの基本なり。

写真のライカトリノビット10倍は30年近く前に手に入れたうちにある双眼鏡では最古参の部類。スワロが天下取る前は光学製品と言えばライカが主流だった、そんな時代の逸品である。

河畔林でアオサギが妙な恰好をして佇んでいたが、これは決して露出狂の不審者を装っているのではなく、濡れた翼を乾かしているだけである。

川で採餌した後や、夜半に雨が降った翌朝の日の出の頃によく目にするシーンである。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA

昨日はSNSの鳥界隈でアオサギが話題であったが、これはジブリアニメの最新作、というか宮崎駿の最後の作品と言われる「君たちはどう生きるのか」の公開初日だったことに起因する。

事前に映画の興行に関してまったく情報がなく、ジブリ自身も宣伝を一切行わないという前代未聞の映画公開とのこと。で、その唯一の公開情報であるポスターに描かれているのが、件のアオサギなのである。

その同作を封切り初日の初回で鑑賞して来た。で、当初ネタと思ってた件のアオサギはまさかのそのまんまであった。

これ以上語るは憚るが、過去作のオマージュっぽいシーンてんこ盛りで、宮崎駿の最後の監督作品かと思うと感慨深い。まあジブリ映画好きはそれなりに楽しめるだろう。

それでも評価は割れるとは思う。分かりづらい的な感想があるのも、原作のないオリジナルストーリーで且つファンタジー要素強いのでそこは仕方ないのかなと。

尚、タイトルにある伏線は終盤で主人公が迫られる選択で回収される。世界を創るか世界に留まるか、なかなか重い決断であろう。

カテゴリ:映画・映像, |タグ:

擬態とは逆にやたらと目立つ昆虫もいる。写真のオオセンチコガネの美しい金属光沢の輝きはどこにいてもよく目立つ。

捕食者の目を躱そうという意図が微塵も見られないのは潔い?が、アカショウビンやブッポウソウの生息地なら厳しい感じがするけどどうなんだろうか。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

オオセンチコガネはいわゆる糞虫の仲間で、動物の糞や死体に集まるスカベンジャー。その生態は一般には好まれそうにないが、こういう種がいるからこそ野外に死体や糞が放置されてないことは知るべき。

生物多様性とはこういう存在そのもの。

擬態は昆虫が持つ最強の能力と言っても良い。虫屋ではない小生レベルでは、擬態中の虫を単独で発見するのは困難。

ナナフシなどその最たるもので、たまたま目立つところにいたのでその存在に気が付いただけで、森の中で枝に化けていたらまず無理。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

写真はクロコノマチョウ。この時は樹冠からヒラヒラと枯れ葉が舞い落ちているくらいに思っていたのが、クルッと反転して草に留ったところを偶然観てしまったので気が付いた次第。

ま、こうして改めて観るとこのケースはまったく擬態になってないんだけどね。

一昨日の午後に久しぶりにゲリラ豪雨に見舞われた。言葉としてすでに定着した感があるゲリラ豪雨だが、意外に当地では数えるぐらいしか起きてなかった。

当日は朝からうだるような暑さで、午後には雷雨があるという予報だったので、昼前に草刈りを終えて昼飯食って昼寝をしていたところ、南西の空に怪しい雲が迫ってきているという家人に起こされた。

FUJIFILM X-H2 / XF8mmF3.5 R WR / Provia / パノラマ

写真を撮りに庭に出たが、雷雲はみるみる近づいてあっという間に土砂降りに。しかも小粒ながら雹まで降ってきて、家の屋根をガタガタ鳴らし始めたのには少々焦った。

が、豪雨は15分も続かずにあっという間に通り過ぎて行ってしまった。

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia

夕立ちの後に夕焼けが広がるのはお決まりで、久しぶりにオキトマのスカイラインが夕景に映えた。

赤城高原の夕立ちは言葉とは違って夜半に来ることが多いので、午後遅くの雷雨は珍しい。ただ、この後は大気が急速に冷やされて素晴らしく過ごしやすい気温になったのは有り難い。これこそ夕立ちの恩恵である。

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA

で、昨日はその豪雨の名残で朝から湿気マシマシで湿度高く、沼田市街地は雲海の向こうとなった。