月別アーカイブ : 2018/06

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先日、架線をどうやって避けるかという記事を書いたが、鉄道車両は長いので全体を見切るのは難しく、どこまで車両を写し込むかは悩むところだ。ならばいっそ正面から縦位置で切り取るというのもアリだろう。

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR / PROVIA
FUJIFILM X-H1 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR / ETERNA

迫りくる車両をゾーンAF+AF-Cで補足しつつ、接近に合わせてズームを広角側に引いてフレーミングという合わせ技をすることで、車両正面をギリギリ構図に収めることが可能だ。

今どきのズームレンズはほぼ全て回転式ズームであり、それはフジのXFレンズでも変わりはない。上の写真は何れもその回転式ズームによるものだが、回転式はあらかじめズームを止める位置を見越して握っておく必要があるので、ズーミングしながらの撮影は案外難しい。

その点で言うと、MF時代に多く見られた直進式ズームは撮影中のフレーミングがし易くて便利だった。AF時代になって直進式ズームは絶滅したも同然だが、10年以上前、その当時メインで使っていた某C社の初代EF100-400ISや同EF28-300ISは、近年のAFレンズでは珍しい直進式ズームだった。

Canon XL-1s + EF100-400mm F4.5-5.6L IS / Canon IXY DIGITAL 400

Canon XL-H1 + EF28-300mm F3.5-5.6L IS USM / RICHO GR Digital

両レンズ共に重量のあるヘリコイド部が前に伸びるので、望遠側にズームするたびバランスが崩れ、三脚使用..当時は某C社のビデオカムコーダーでも使うことが多かったので..ではなかなか癖のあるレンズだったが、手持ちで使う分には逆に常にレンズ先端を握ることになり安定していた。

もう梅雨明け

2018/6/29

何とも釈然としない結果だと受け取るファンも多いことだろう。素人目に見ても、昨晩のポーランド戦の後半最後のほうはそう思わざるを得ない試合運びだった。

リーグ戦であるためルール的に何ら問題もなく、戦術として間違っていると言えないようだが、ファンのいる興行という側面では疑問符がつくのは当然だろう。何しろ試合に負けたのにフェアプレーのポイント差で決勝に進めるのだから、何とも皮肉なものである。

決勝トーナメント初戦のベルギーには正々堂々とガチンコで挑んで、一矢報いて批判的な声を吹き飛ばしてほしいものだ。勝つことを期待するのは厳しいとは思うが、せめて欧州強豪から点を取って欲しいね。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA

いやいやまさか、昨日の今日でいきなり梅雨明け宣言になるとは思わなかった。例年なら7月20日前後であるが、6月に明けるのは関東では観測史上最速とのことだ。

気象庁が宣言したからと言ってもう雨が降らないという話でもないが、こうなるとなるべく被害のない範囲で雨台風でもやって来ないと、間違いなく水不足になる。

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カナカナ鳴く

2018/6/28

昨日と今日と終日蒸し暑い日が続いたせいか、夕方遅くになってから近所でヒグラシが鳴いた。例年だと梅雨後半に鳴き始めるのだが、今年はちょっとフライング気味かもしれない。

北に上がっていた前線が下がり始めたが、やはりこの夏は梅雨明けが早いような気がしてきた。

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / PROVIA

これは朝露ではなくスギナの蒸散作用だ。ちょうど5年前に似たような投稿をしているので、詳しくはそちらをご覧あれ。

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白い葉っぱ

2018/6/27

梅雨時のこの季節になると、路傍や林縁部に白い葉っぱが目立つようになるが、これはマタタビの葉である。

決してうどんこ病のような病気の類ではなく、開花期に伴う植物としての戦略の一環なのである。要するに虫媒花として昆虫を引きつけるために、いっそのこと葉っぱごと目立ってしまおうということのようだ。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA

知らない人が見ればさもペンキでもこぼしたのかという感じだが、実際のところは白く変色しているのではなく、表皮とその下層の間に隙間?があって、光の反射具合で白く見えているだけなのだ。つまりこの状態での表皮自体は透明ということになる。

で、葉緑素自体は残っているので、花期の終了ともに何事もなかったように再び緑色に戻るという仕掛けなのである。

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梅雨前線がかなり北に上がっているせいで、関東は夏の青空が広がっている。よもやこのまま梅雨明けとなるまいと思いつつ、そんな事態になるとちょっと水不足が心配なのである。

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / PROVIA

谷川岳の残雪も例年ならもう少し見られるのだが、南面の雪形がすべて消えるのも時間の問題だ。

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濃いサッカーファンには申し訳ないが、昨晩のセネガル戦は絶対勝てないと思っていたので、期待しない分ある意味安心して観ていられた。なので素人目に見ても引き分け勝ち点1は結果オーライではないだろうか。

おっさんジャパンと揶揄されていた下馬評を見事にひっくり返しての善戦に、最後のポーランド戦は俄然面白くなってきたね。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

今年はあちこちキビタキの当たり年だったようで、北部フィールドのみならず、家の近所でも結構な個体を見かけた。2枚目など隣家の柵だしね。

もう繁殖も一段落するこの時期、未だに朝から鳴いている個体もいて、あぶれ雄もそれなりにいたようである。

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空き地に虫が集まるとなれば、当然のごとくそれを目当てに集まる鳥たちもいる。それはまさに食物連鎖の縮図であり、粛々と生命のリレーが行われている証でもある。

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR x1.4 / PROVIA / ヒバリ

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR x1.4 / PROVIA / コチドリ

LUMIX G9 PRO / LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm F4.0-5.6 ASPH. POWER O.I.S. / Kowa TSN-884 PROMINAR / ツバメの幼鳥 / 4Kから静止画切り出し

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR x1.4 / PROVIA / キジ

この中でキジは比較的植物食が強いが、クモや虫など小動物も捕食する。

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空き地に集まる虫たちの続き。雨が上がって日が射してくると、小さい連中は途端に活発になる。

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR x1.4 / PROVIA / キアゲハ

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR x1.4 / PROVIA / モンシロチョウ

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR x1.4 / PROVIA / キアゲハ
FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR x1.4 / PROVIA / マルハナバチ(トラマルハナバチ?)

3枚目のキアゲハのバトルは、840mm相当で至近距離からAF-C+トラッキングモードで狙ったが、背景に引っ張られることなく終始追うことができた。

絵柄的に一度背景に抜けると復帰は絶望的なシーンで、パナのDFDだとちょっと厳しい状況なのだが、フジの場合は位相差式というのが大きいだろうね。特にX-H1のAF-Cはなかなか優秀だ。

ただ、バトルしながら不規則に飛ぶチョウをフレーミングするのは至難の業だね..

螺旋の花

2018/6/22

里山の休耕地は小さな生き物たちの憩いの場だ。人にとっては無益であっても、命のつながりの中では無くてはならない空き地と言える。

そんな空き地に咲き乱れる野草の花々には、風まかせにやってくるもの、たまたま通りがかったもの、終日そこで過ごすもの、その甘い蜜を求めて昆虫たちが集まってくる。中でも目立つのはやはりチョウの仲間だろう。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA

ネジバナに集まっているチョウたち。左がベニシジミ、右がモンシロチョウ。

日本では古くはモジズリと呼ばれていたネジバナ。学名のSpiranthes sinensisはギリシャ語で言うところの「螺旋の花」を意味するらしいので、まさに言い得て妙だ。

ネジバナは、休耕地など日当たりの良い土地の中でもある程度湿り気のある場所を好んで生える。時期的に梅雨時の今が花の盛りなのも、そんな事情があるのだろう。野草だが観賞用に古くから栽培も行われていたようだ。

雨の中

2018/6/21

朝から雨模様で暗かったせいだろうか、子育て中で猫の手も借りたいほど忙しいのだろうか、こんな昼の日中にキツネがうろつく姿を目にするのも珍しい。

しばらく前より、ハルジオンの咲く草むらからこちらの様子を伺っていたのは知っていて、近づいてくることを期待して無視していたのが、我慢比べは15分ほどで終了し、キツネはそそくさと来た道を戻っていった。

それでも最後にもう一回立ち止まるかな?という淡い期待に応えてくれことに感謝。

LUMIX G9 PRO / LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm F4.0-5.6 ASPH. POWER O.I.S. / Kowa TSN-884 PROMINAR
4K動画から静止画切り出し

雨で毛皮が濡れていたが、疥癬の兆候も見られずなかなか男前の個体である。キツネはタヌキと並んで里山には欠かせないけものだ。

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