月別アーカイブ : 2018/07

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先日のTBS情熱大陸は、アルパインクライマーの平出和也氏であった。平出氏はヒマラヤなどで未踏ルートからのアプローチにこだわる、世界でも屈指のトップクライマーとして有名だが、我々の業界では高所系の山岳カメラマンとしても知られている。

場所が場所だけに、高所山岳域は水中撮影同様に経験や技術のない局やプロダクションのカメラマンが、おいそれとは同行できない分野である。

今どきはクライマー自身にGo Proのようなアクションカムを装着しての自撮りもあるが、それには表現力に限界があるので、そこはやはりしっかりとした技術を持ったカメラマンが同行して絵を抑えるほうが良いのは間違いない。それが平出氏の場合は自身がそもそも専門職のカメラマンという具合である。

実際、放送の大半は本人(と同行した中島健郎氏)の手による映像で構成されていて、ドローン(Mavic Pro)やタイムラプス映像も流れていた。

で、俄然注目したのは平出氏が使っていたカメラで、メーカーロゴの入った正面からの映像は無かったが、フジのX-H1で間違いない。レンズはXF18-135が識別できたが、少し引いた絵もあったので、もしかしたら広角系も使っていたかもしれない。

拙者も指摘している通り、バッテリーの持ちの悪さがX-H1のアキレス腱..と言うかフジ全般だけどね..ではあるが、平出氏のようなエクストリーム系のカメラマンに、しかもヒマラヤ..正確にはカラコルムだけど..で使われているというのは、なかなかインパクトのある映像だったと思う。

X-H1は防塵防滴や耐低温性など過酷な現場でのタフさをウリにしているので、フジにしてみれば期せずして良いプロモーションになったのではないだろうか。

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR x1.4 / Velvia

台風が太平洋から運んできた空気なのか、はたまたフェーン現象なのか、またまた蒸し暑い夏がぶり返してきた感じ。まだこれから8月だもんね、たまらんのう..

そのまま即凶器に転用できそうな形状だが、これはホウノキの実である。夏うちは緑色だが、秋になって熟すと赤くなる。どことなくドリアンに似ていて食べられそうだが、食用ではない。

ただ、以前にカラスが突いているのを見たことがあるので、人以外には食べることができるのだろう。昔は下剤など薬の代わりに用いたという話も聞くが、実のところは定かではない。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.
FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA

今年は庭のブナが豊作。夏になって連日のように村内でクマの目撃情報があり、うちの地区でも何回か出没騒ぎになっているので、是非ともクマを誘致したいぞw

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不思議な台風

2018/7/29

台風12号の影響で夜に強い雨が降ったり止んだりを繰り返していたが、風の影響はまったく無く、雨も明け方にはほとんど止んでいた。

今日は今日でスッキリした台風一過とはならず、小雨が時々東からやって来てはすぐに晴れるを繰り返す状態で、その度に窓を開け締めしなければならないのが厄介だった。

それにしても、本州に東から上陸して西進し、九州を南へ縦断するという何とも不思議なコースを辿った台風だったが、これからはそんなこともスタンダードになったりするのだろうか。

気象予報もさることながら、防災の観点からも色々考え直す時期に来ているようである。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

半分青い、って感じで良い?

カテゴリ:季節感

台風来ず

2018/7/28

今日の赤城高原は風はそこそこ東風(台風風)が吹いていたものの、結局雨らしい雨は降らず、それどころか終日良い天気であった。

ちょっと肩透かしを食らったが、マメに水分取りつつ熱中症に気をつけながら、チャンスとばかりに庭の草茫々を一掃してスッキリ。

基本的に月に2回も草刈りをしたくはないのだが、こう好天続きでは雑草が元気過ぎて、放置しておくと逆に刈るのが大変なのだ。何より燃費が悪くなって不経済だしね。

ああ、腰は痛いがビールは旨しw

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA

蒟蒻畑にアキアカネ。ここ数日朝は涼しいため、暑さを逃れて高原にやって来ている避暑トンボでも、日が昇るまでは電柵の電線に留まって暖機運転だ。

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週末台風か

2018/7/27

仕事で上京してきたが、思ったよりは都内もさほど暑くなく、行く先々で良い時に来たねぇと言われた。数日前までは地獄のように暑かったのが嘘のようだとも。

電車の中では若いギャル(死語かw)たちが隅田川花火大会のことを心配していたが、この週末は台風12号の影響を受けるのは避けられない感じ。大幅に西向きに進路を変えたとはいえ、東側はその雨雲の塊が直撃することになるので、関東圏ではそれなりの雨量になると思われる。

この時期の花火大会は毎年雨の騒ぎをしているように思うが、五輪の時に台風が直撃したらどうするんだろうねぇ..

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR / Velvia

今日は納品だけだったので用事はすぐ終わったのだが、時間的な都合で都内よりとんぼ返りとなる。観たい写真展がいくつかあったが、今回はちょっとスケジュール調整を見誤ってしまい残念。

この週末の荒れ模様を予感させるように雲が焼けた。

カテゴリ:季節感

寒くて快適

2018/7/26

梅雨明け以降は夜も窓を開けて寝ていたのだが、昨晩は涼しさを通り越してあまりに寒く、夜半に窓をすべて閉めるハメに。

そして今日は今日で仕事場の窓を開けること無く終日過ごすことができ、久しぶりに快適な一日であった。とりあえずこの週末に本州を直撃するらしい台風次第だが、予報ではその後にまた猛暑がぶり返すとか言っているので、この快適さも長くは続かないか。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA
FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / PROVIA

家の周囲では平野部に遅れてガクアジサイ(1枚目)が見頃。クズの花(2枚目)も咲きだして、いよいよ盛夏真っ盛りだ。

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このところ拙者の界隈でもナイコン様のフルサイズミラーレス機の話題でもちきりである。

まだ公開情報もテザー状態ながら、いよいよ不変のFマウントを捨て、かなり口径の大きい新マウントが採用されるらしい。一昨日辺りはセンサーのアスペクト比が16:9の8K対応では?みたいな情報も錯綜していたが、今日のナイコン様の発表ではフルサイズ..FXフォーマットが括弧書きだったのが興味深いw..で落ち着いたようだ。

実際の製品が披露されるのはまだもう少し先のことだが、D850の例を見るまでもなくナイコン様の製品供給力はかなり脆弱であるため、今か今かと心待ちにしているユーザーの隅々まで行き渡るには、相当な時間がかかるのではないと推察。一年待ちと言われている新型ジムニーの比ではないだろうね。

それにしてもだ。予想された事態ではあるが、苦労してD850を手に入れた人たちの心中いかばかりかと思うぞ。まだスペックははっきりしていないが、高画素モデルは4500万とも4800万とも言われているしね。

マウントアダプターが用意されてFマウントレンズが付くにしても、マウントが新しくなるということはレンズも設計に余裕のある新型に置き換わるということに他ならないので、それこそ今からナイコンの高級一眼レフ機を買うにはかなり勇気がいる行為と知るべしだ。

買うもイバラ、待つのもイバラ、ナイコン様の罪は深いw

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR x1.4 / CLASSIC CHROME

人と待ち合わせのために岩本駅まで降りたところ、タイミングよく沼田発のSLみなかみ号が通過する時刻であったため、トンネルから出てくるところを狙った。

最近のトレンドならETERNAで行くところだが、トンネルの中は黒く潰したかったので、ここはCLASSIC CHROMEを選択。

赤おぼろ月

2018/7/24

D5がリコール対象で部品交換に出したところ、代車が軽のekワゴンであった。が、これがアイドリングストップ車であることを知らなかったため、いきなり信号待ちでエンジンが停止してちょっとビックリ。

フットブレーキを離すと再始動する仕様のようで、それにはまあすぐ慣れたのだが、エンジン停止中は気持ちエアコンの効きが落ちるので、車外温度計が43℃とか指しているのを見ると、ちょっと精神衛生上よろしくなかったw

ところでアイドリングストップは燃費が向上してエコだという触れ込みだが、停止中の時間が長ければそれなりに効果はありそうだが、何となくエンジン再始動時のほうが燃料を食うのではないかというのが、オヤジ世代としての率直な感想である。

軽自動車ぐらいの小排気量ならばそう気にするほどではないのかもしれないが、果たして実際のところはどんなもんだろうか。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

月と雲の位置関係によっては、夕焼け後の残照がイイ感じになることもある、そんな例かな。

カテゴリ:気象・天体, 独り言|タグ:

記録更新

2018/7/23

この暑さでは今年は記録更新があるだろうなと思っていたが、やはり熊谷が最高気温を塗り替えた(41.1℃!)ようだ。災害レベルという報道もあるようだが、死人が出ているのだからそれもまた然り。

こうなるとまさにこの時期に行われる2020年の東京五輪が気掛かりである。35℃超えたら屋外の運動行為は禁止にとか真剣に議論されているさなか、いくら朝早いとはいえ都内でフルマラソンとかにわかに信じられない。

前回大会同様に秋に開催とか今更日程の変更はできないのは分かっているが、商業五輪とまで揶揄されるスポーツの祭典で、暑さによる死傷者が出ないことを祈るばかりだ。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

とりあえず昨日の夕焼けは今年一番だったが、こちらもまだ更新がありそうな予感あり。

カテゴリ:季節感

Adobe Camera Raw(以降ACR)のフジのXシリーズが登場した頃の初期のバージョンでは、フィルムシミュレーションのカラープロファイルも怪しく、カメラ内現像に比べて解像感も甘い印象があった。

そんなことで、食わず嫌いと言うか生来の保守的な性格もあって、フジに関してはACRを避けてきたのだが、満を持して登場したフジの純正現像アプリであるX RAW STUDIO(以降XRS)には致命的な問題があって、接続したカメラと同一の機種で撮影したRAWしか現像できないのである。

XRSはデスクトップ製品ではあるが、基本的にカメラ内の現像エンジンに依存しているので、異なるカメラの撮影データを現像できないというのは一貫した動作とも見て取れるのだが、撮影当時のカメラが手元にないというのは普通にありえる話なので、少なくても同一世代のセンサー搭載機なら現像できるようにしても良いように思う。

何より現在の仕様ではうっかり古いカメラを下取りにも出せないということになるw

で、先日たまたま手元にX-T2が無くて、Web素材ということもあって現場の判断でダメ元でACRを使ってみることになったのだが、X-H1登場後の最新バージョン(10.4)で試したところ、カメラ内現像に比べてもなかなか遜色ない感じで仕上がっているように思える。

左がマツヨイグサをPROVIAで撮影したもので、右がACRのVelviaで現像し直したもの。

左がCLASSIC CHROMEで撮影、右はACRのCLASSIC CHROMEで現像。

左がヒルガオをPROVIAで撮影、右はACRのPROVIAで現像。

左がベニシジミをETERNAで撮影したもので、右がACRのPROVIAで現像し直したもの。

CLASSIC CHROMEとヒルガオの例で判る通り、Web上ではほとんど見分けがつかない。Velvia独特の緑もカラー再現されているように思える。強いて言えば、レンズごとの歪曲や収差の補正に若干の違いが見られるので、特に広角でパースが強い場合は注意が必要だろう。

X-H1に関してはETERNAも選択できる。もしかしてX-T2でも使えるかと期待したがそこはさすがに選択肢にすら出てこなかった。

印刷物の場合はXRSで現像してPhotoshopでレタッチが順当だが、Web用途ならACRで問題なく、何れ必要に応じて使い分けるのが良い。もちろん、撮影に使用したカメラがなければ必然的にACRに頼ることになるが、現在はそれもさほど気にするほどではないようだ。