最近撮った鳥など。トビだけ高崎で他は家の周辺。
もう何処かに具体的に何か撮りに出掛けるなどほとんどないので、すべからくその時その場所にいた生きものを撮るだけ。
いわば文字通りの記録写真である。
最近撮った鳥など。トビだけ高崎で他は家の周辺。
もう何処かに具体的に何か撮りに出掛けるなどほとんどないので、すべからくその時その場所にいた生きものを撮るだけ。
いわば文字通りの記録写真である。
個体識別用にワシを撮るのに使っているメインのコリメート装備だと、すぐ目の前とかその辺のものを撮るのには取り合わしでやや面倒。
その点でスマスコセットはお手軽に記録できるので便利である。
柿の木で何やら叫ぶカラスを撮影。
画質に拘っていた時期もあって昔なら眼中になかったが、もはやそこまで写真や動画に興味もなく、仕上がりにアレコレ言うこともないのでこれで十分である。
こちらは最大望遠の50倍にズーム(約2000mm相当)した4Kのフィックス映像だが、曇天順光なので特に破綻もなく良い。
あとPixelのほうがiPhone動画より色味が落ち着いて好みかな。
人の生活がまだ残されているが、恐らくは限界集落と言った佇まいの北東北の山里。
空き家となった敷地含め各戸の柿の木から実が収穫されることはなく、冬籠り前の動物たちの食糧となる。人里にクマやサルが出てくるのも必然の結果と言うことだ。
とは言え、この集落周辺のクマの目撃は今年の他の東北地域ほど多くはないとのこと。
実際周囲の林を見回してもクマ棚はほとんど見掛けないし、柿の実もまったく手付かずで、時々カラスが何処かへ運んで行く程度であった。
今年の冬鳥は全国的に当たり年。個人的には今月に入ってからベニマシコの遭遇率が高い。
東北から中部日本まで、原野や空き地があれば必ずと言っていいほど見かける。夏の原生花園と違ってレンズ向けるさっさと草むらに隠れてしまうけど。
今年うちの庭に渡って来たのは若い個体。時々仕事場の窓から可憐な姿を拝むことが出来る。
名前の紅は夏羽の色で、本州で見かける冬羽はそこまでの鮮やかさはなく、少しくすんだ銀朱っぽい色合いになる。
それでも初めて観察して依頼、ベニマシコと言えばこの色なのである。
みちのくを北から南へ移動する途中、久しぶりに伊豆沼へ立ち寄ってマガンたちの朝のねぐら立ちを見物してきた。
四半世紀ぐらい前はガン類4万少々でそれでもその数には驚いたものだが、ちょうど同日に一斉カウントをしていたらしく、速報では5万8千という話だった。もちろん伊豆沼・内沼、蕪栗沼周辺全体を含めればその数で収まるわけもなく、10万は軽く超えているだろう。
恐らくは個体数が増えたと言うより、伊豆沼周辺への一局集中ということだろうと想像。それだけ彼の地に冬の間の彼らの胃袋を支える餌資源があるということに他ならないが、もし鳥インフルが流行った場合を考えると、九州出水のツル同様厳しいことになるだろう。
昔よく足を運んでいた頃は伊豆沼の獅子ヶ鼻がポイントであったが、年にも依るが総数としては蕪栗沼のほうが多いようである。
ということでこの日は蕪栗沼でねぐら立ちを眺めていた。3回に別れて出立していったが、動画は最後の集団が飛びった時の様子。
日中は20℃を越える陽気が戻って、上着要らずの赤城高原。それでも朝晩は吐く息が白くなるようになっており、遅々としつつも秋の進行を窺わせる気配を感じる。
そんな中、先日は明け方に庭のブナの梢にツグミが姿を見せ、キョキョっというあの鳴き声で目が覚めた。
この秋は北東北に足を運んでいるため、彼の地ではすでにツグミの渡来は観測しており、つい先週は隣県の山でもその姿を確認している。その波が赤城の当地にもやって来たということだ。
それにしても平年より2周間近く早い渡来は、過去最速?の速さであるな。
その隣県のお山の山頂。
茶臼岳の火口跡は草津白根山の湯釜を知っているとスケール感で比べるべくもないが、荒涼とした火星の如き眺めはやはりそこそこの異世界感が漂う。
黒い黒いと言われるカラスだが、烏の濡羽色とはよく言ったもので、陽の当たり方でいわゆる真っ黒ではないことが分かる。
Web屋的には#000000ではなく#333333って感じw
画像はハシブトガラス。英名はJungle Crowで、文字通り森のカラスを意味しているが、日本では都市部にも普通に生息している。
昔は山はこのハシブトガラスで、平野部にはハシボソガラスという棲み分けがされていたようで、普通にカラスと言うと後者のハシボソガラスを指すそうだ。
尚、我々は単にカーと呼ぶことが多い。どっちと聞かれて初めてブトかボソと言う感じ。
西高東低の冬型の気圧配置の影響で、初冠雪の富士山を始め北アルプスなど高標高の稜線部から軒並み積雪の報告が届いている。なんだか秋を短縮して一気に冬の足音が聞こえ始めた感じだ。
サシバやハチクマなど多くのタカが南へと渡去し、小鳥たちもぞくぞくと列島を南下しているが、こうして北風が強く吹き始めると入れ違いに冬鳥たちの姿も増えてくる。
所要でしばらく北東北へ出掛けていたが、現地ではあちこちでマヒワの小群が目に付き、シメも数羽確認している。
カハンカハンと北方向の空から声が降ってきて、見上げると高空をマガンの編隊が文字通り鈎になり竿になりで南へと飛んでいくのが目についた。
どこから飛び立ってきたのかは不明だが、雁行は連日お昼少し前に始まって午後遅くまで続き、合計すると軽く1000羽は超えていたのではないかな。
四半世紀ぐらいまえになるが、当時好んで伊豆沼周辺に通っていた時期があったので、カハンカハンと鳴きながら往く雁行にはどこか哀愁を感じるものがある。