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泥の試練か

2022/9/22

台風一過と言うにはほど遠いが、とりあえず台風14号に関しては夜中に少し風が吹いた程度で影響はほとんど無かった。

問題はその一過感がまったくなく、少なくても今週は台風前から引き続いてグズグズ天気が予想されること。

いやいやこの天気の悪さは何とかして欲しいのぉ..

Google Pixel 6a

台風前の写真だが、夏からずーっとグズグズ天気なんでどこも山道は泥濘状態である。

どう避けて歩いても泥に沈むことになるのだが、さながらインディ・ジョーンズ最後の聖戦の2つ目の試練のようだな。

カテゴリ:季節感

モズ高鳴く

2022/9/21

台風通過の前日、ぬるい東風が赤城から吹き下ろす朝、高い木の梢でモズがキチキチと鳴いていた。高鳴きの今シーズン初認だ。

日はすでに昇っていたが東の空を厚い雲が覆っていたため、光量不足で条件的にかなり厳しいが、ニューカマーの優秀な手ブレ補正のおかげでブレずに済んだ。

FUJIFILM X-T4 / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / ISO6400

FUJIFILM X-T4 / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / ETERNA BLEACH BYPASS

台風14号はこの時点ではまだ西日本を移動中だったが、関東を南から北へ線状降水帯が移動しており、東京や神奈川では終日強く雨が降っていたようだ。

この日、赤城高原は線状降水帯の列からは運良く外れており、時折風が強く吹くが雨は降らずむしろ晴れ間が出ていたくらい。

台風が日本海側を進むといつもこんな感じの空模様だ。

カテゴリ:季節感, |タグ:

台風通過前の先週末、近所の防風林でコサメビタキの秋の移動を確認。

例年だとエゾビタキのほうが若干早く、コサメビタキは10月入ってからという印象が強かったが、あくまで印象であってどちらも同じような時期に移動していると思われる。

ミズキの実が目当てで高い樹冠付近をメジロに混じっていることが多いので、そもそも見つけられてない可能性もあるしね。

本州各地の峠ではサシバやハチクマのタカ渡りが観察され、赤城高原でもカケスとヒヨドリが群れて移動し始めているようなので、鳥たちの秋の移動が本格化してきている。

北海道のオホーツクにはヒシクイやマガンも渡ってきているとのことで、これからしばらくは秋の季節移動から目が離せない。

FUJIFILM X-T4 / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA

鳥認識の付いてないカメラで鳥を撮るのは久しぶり。もう撮り方を忘れてしまったかと心配したが、そんなこともなくまあ普通にイケるかなw

もうこの分野はOM-1の独壇場と決めていたのだが、フジXF史上最長の超望遠..35換算で900mm..を手に入れたので、そこはやはり鳥を撮らないわけにはいかないだろうなと。

全体的なインプレはそのうち書こうと思うが、光が少ない場面でもビシッとクリアに解像する、ファインダーを覗いただけでもキレの良さを感じさせるレンズだ。

近所の農道を歩いていると隣接する雑木林からパキパキと物音がしてきた。イノシシと出会い頭は勘弁なので、いつものように「ヘイ、ベアー!」と声を出してパンパンと手を叩く。

一瞬、音は止んだがすぐに再びパキパキと始まったので気配を澄ますと、音は地表ではなくやや高い位置から聞こえてくることに気が付き、これはもしやと視線を上げて林内を見回すと、ちょっと離れた木の枝が風もないの不自然に揺れているのが見える。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

さらに位置を変えて背伸びしつつ手前の藪を避けるように視界を探すと、10mほど離れたヤマザクラの中段付近にツキノワグマがいるのが分かった。半身しか見えないがなかなかの大物である。

向こうもこちらをチラチラと見つつも、目の前の甘いヤマザクラの実の誘惑には勝てないと見えて、無視を決め込んでしばらく貪り食っていた。

村内で目撃情報があると防災無線で知らせてくるし、近くでデントコーン作っている年には食害の現場を見ているが、すぐ近所でクマそのものを目視するのは久しぶりのことである。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

昨年の時点でこのヤマザクラにクマ棚もどきが出来ているのは知っていたので、夜な夜な採餌に来ているのは想像していたが、曇天とは言え日が昇ってからのこの行動はなかなか大胆である。

結局クマは20分ほど構わず採餌を続けていたが、ゆっくりと木から降りて雑木林の奥へと姿を消した。が、低いところは藪になっていて視界が効かないので、さすがに地面に降りてからは音が遠ざかるまでは緊張したぞw

iPhone 13 mini

すぐ近くに人は住んでいないが、農道を挟んだ反対側はおらが村特産の蒟蒻畑なので、薬散布で大型トラクターが日がな一日出入りしている状況である。

ちなみに撮影自体は1ヶ月前のお盆の頃の話。リアルタイムでこの情報を出すとやれ駆除だの何だのと近所が騒ぐので、しばらく放置していた次第だ。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

これはOM-Log400で撮影した4K動画からの切り出し。

OM-1の手ブレ補正は強力なので、600mm相当の手持ち超望遠撮影でもフィックスであれば十分に実用可能である。

カテゴリ:ほ乳類|タグ:

望遠マクロ

2022/9/18

フィルムカメラ時代には各社とも200mm前後の望遠マクロを用意していたが、デジタルカメラになって以降めっきり見かけくなった。

魚眼レンズとかと一緒で特殊撮影の分野になるので、専門性の高い虫屋のような人達以外ニーズが無いのと、望遠ズームの近接能力が高くなっているというのがあるだろう。

OMのマイクロフォーサーズレンズはどれも近接撮影能力が高く、35mm換算で0.5倍程度まで寄れるのはザラで、マクロ域にそこまで行く必要がなければ十分である。

そんなOMが新しい望遠マクロを用意しているらしく、90mmというから35換算で180mmなり、噂では4倍程度までの倍率を実現するとのこと。

何かと35mm版と比べられてこき下ろされるマイクロフォーサーズwだが、超望遠とかマクロなら圧倒的に優位となるわけで、OMはもっとこっちのカテゴリを攻めるべきだろうね。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

気温が高ければすぐに逃げるツマグロヒョウモンも、この季節の早朝はさすがに動きが鈍い。

パナライカ100-400も35mm換算で0.5倍のハーフマクロ性能があるので、この程度の近接撮影はお手の物。何よりズームレンズなので、近づいてから動かずに画角を変化させられるのが便利である。

Android13にiOS16と次々にバージョンアップの報が届くこの時期。さてどの端末を最新にしてどの端末はそのまましてとバタつくのもいつものアルアル。

意図せずうっかり古い端末を最新にしてしまうと元に戻すのは恐ろしく面倒なので、全部の電源を入れて要チェックである。ただ常に使っているわけでもないので、そんな時に限ってバッテリー残量が無くなっているのもアルアル。

世の中の人がすべて最新バージョンを使っていればこんな面倒なことせずとも済むのだが、こればかりは如何ともし難いのう..

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / CLASSIC CHROME

iOSの開発用ツールであるXcodeも最新14が出ているが、こっちはもっと恐ろしいのでバージョン上げるのはしばらく様子見。

とりあえずiOS16の新機能を使う、なんてオシャレな仕事は田舎のフリーランスには来ないのでそこはまあ安心だなw

カテゴリ:独り言|タグ:

下界のどんより天気にうんざりして某所に上がったら、意外に雲が低く稜線部では雲の上に出た。

逆巻く雲を尻目に雲海の果てには富士山が鎮座し、なかなかに絶景感があったのだが、さすがに谷の中が見えないと目的は果たせないのでねぇ..

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

双眼鏡を覗いていると時々おっ!と思わず声を上げてしまうが、ほとんどがトンボだったりするw

カテゴリ:|タグ:,

X-H2のデジタルテレコン時のEVFの見え方だが、よく考えたらGFX100Sに35mmフォーマットモードというのがあって、35mmフルサイズにクロップされた状態で表示されるので、X-H2も同じ挙動になると考えるのが適当だろうね。

というどうでも良い話って言えばまあそういうことだw

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

今週はどうにも湿気っぽい日々に逆戻りしてしまって、秋は一体どこへ行ってしまったの?って感じ。

気温もこの季節としては朝から異様に高く、ヒダリマキマイマイの幼生が活発に動き回っているぞ。

少し距離があったが、南の方角で猛禽類が旋回しているのが見えた。渡りの時期なのでそういう目でしばらく追っていると、個体は期待した南へは向かわずにこちらに向かって滑翔してきた。

翼型からすぐにハヤブサと分かったが、近づいてきてさらに若い個体と判明。近所に営巣地があって今年は繁殖成功していたので、その巣立った子供かもと思っていると、いきなり目の前で反転急降下してビックリ。

と、狙いは防風林の針葉樹に留まっていたトビだったようで、数回繰り返しモビった後、再び北進して飛び去っていた。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

とんだ迷惑だったのはトビだ。朝日を浴びてのんびり朝の暖気中だったところを、通りがかりのヤンキーに絡まれた形となったわけだからw

カテゴリ:猛禽|タグ:,

X-H2Sに気持ちが傾いていてそれでも無印H2を見てから判断すると書いたが、先日の発表を見て見事に評価が逆転してしまって、今は無印H2の出待ち状態にw

X-H2はAPS-C初の4000万画素8Kがウリではあるが、個人的に8K動画にはさほど興味はない。何度も書いている通り8Kで撮ってもそれを視聴できる環境がないし、4Kと違って将来的に一般に普及する見通しもないのでね。

それより8Kデータを使ってそれをどうコンピュテーショナルに動画または静止画に利用できるかが鍵で、X-H2にはその片鱗となる機能がいくつか実装されている。

一つはクロップズーム。FHDの映像制作時に4K映像を元にすると編集時に最大で2倍ズームのクロップ..フィックス映像からあたかもズームやパンをしたかのように編集..が可能になるが、あれをカメラ内で完結できる機能だ。しかも元が8Kなので4Kで実現できることになる。

例えばXF18mmF1.4という大口径の単焦点レンズがあるが、クロップズームと併用すれば18-36mmF1.4という超絶明るいズームレンズを4K映像に使えるのである。

もう一つはデジタルテレコンバーター。こちらは8Kの影に隠れてまったく話題になっていないが、事前の情報収集によれば2.0xと1.4xが用意されている模様。

従来からデジタルテレコン的な機能を持ったカメラは数多存在したが、いずれも画素補間して強拡大してしまうため、期待する結果が得られた試しがない。それなら撮影結果を後処理でトリミングしたほうが良好なのである。

X-H2の同機能は画素補間ではなくいわゆる画面中央部付近のクロップと思われ、理論上1.4xなら約2000万画素、2xなら約1000万画素のデータが得られるはず。ナイコンのFX機にDXクロップがあったが、まさにアレと同じと推察。

例えば35換算で225-900mm相当のXF150-600mmなら、1.4xなら315-1260mmとなり、2.0xなら450-1800mm相当となるわけ。しかもF値は変わらず画質劣化もない、まさにフジ版のパナEXテレコンということなのである。

もうこのデジタルテレコンバーターだけで望遠野郎の拙者としては無印H2決定なのであるが、気になっているのは同機能がONの時のEVFの見え方。X-T系のスポーツファインダーのようにクロップされた状態なのか、先のナイコンのようにDX範囲外も見えている状態なのか、もちろん希望が前者なのは言うまでもない。

この手の機能、撮影後にトリミングしても同じと言えばそれはそうなのだが、各社ともに物理的にテレコンバーターを用意していることでも分かる通り、撮影時にその範囲だけ見えているのとそうないのとでは歴然とした差があるのである。それに被写体認識の精度にも影響があるだろうしね。

ということで俄然X-H2は気になる存在に急浮上である。

LUMIX GH6 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

ギーィギーィという声に樹冠を見上げれば、コゲラが枯れ木を上り詰めているところだった。

お、この後は飛ぶな!と連写モードにして待ち構えていると、木の裏側に回ってそのまま降りていったのには苦笑いw

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