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X-H2

2022/10/2

X-H系二代目となるH2は、4000万画素というAPS-Cではもっとも高画素モデルで登場した。ちょうど3ヶ月前に登場した同H2Sが裏面照射積層型センサーの高速読み出しによるスピード重視型とは性格を異にする。

細かいスペックはニュースで流れているので割愛して、個人的に少し使ってみた感想など少々。

意匠と操作性を最近のGFXに寄せてきて、X-T系と異なることを嘆く声を聞くが、そういう嗜好の人は素直にX-T5を待てばよろしいわけで、実用的な道具としての観点で見ればモードダイヤルとメニュー操作が正解である。

若干だがX-H1より小さく軽くなったものの、堅牢な装甲で覆われたかのような剛性感と凝縮感は健在で、軍艦部にダイヤルが配置されているX-T系に対するヘビーデューティさはX-H系のウリとも言えるだろう。

細かいことは追々インプレするとして、最初におっ!と思ったのがストラップの取り付け部が三角環でなく某C社のEOSと同じ形式になったこと。そこかよって!ってツッコミはさて置きだw

三角環はストラップを外しているとカチャカチャと音がするので動画系のカメラマンから嫌われており、ボディと擦れないようにと付属していた合皮のカバーも意味不明だった。Z9も未だに昔ながらの三角環なのだが、ナイコンは近年動画に力を入れ始めたので仕方ないにしても、昔から動画押しのパナが三角環なのも理解できないぞ。

背面モニターがH1のチルト式ではなく横開きのバリアングル型なのは賛否両論か。個人的にはどっちでも対応できるので構わないのだが、GFX100Sがチルト式なので併用時に気にならないわけではない。

ただ、動画機として推している兄弟機のH2Sと同じ筐体であるので、モニターを開いた空き地に4K・8K連続撮影時専用の冷却ファンを取り付ける都合上、横開き式にするほかはないだろうね。ま、この背面モニター問題の解はパナのGH6が最強なのは言うまでもない。

尚、H1から4年以上も経っているので、以前「X-H1のここを何とかしてくれ」で書いた気にいらん点がほぼ解消されているのは良かったw

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

FUJIFILM X-H2 / XF50mm F1.0 R WR / Velvia / F1.0 1/20000秒

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia
FUJIFILM X-H2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

FUJIFILM X-H2 / XF50mm F1.0 R WR / Velvia / F1.0 1/20000秒

仕事で出かけた通りがかりの田んぼで黄金の秋を撮影。県北でもさすがにヒガンバナはもう盛りを過ぎていたが、刈入れはこれからというところが多い。

X-H2Sは電子シャッターが最速1/180000秒まで拡張されており、そんな高速シャッター何に使うのか?という意見があるが、XF50mmF1.0で日中晴天下で開放F1.0をNDフィルタの世話にならずに使えるというのは大きい。

テンが道脇に現れ立ち上がったのでちょっとビックリしたが、こりゃすぐ踵を返して逃げるなと思っていたら、なんと目の前3mほどの距離で道を横切ってさらにビックリ。

日の出前でまだ薄暗かったが、何となくこちらに気が付いてなかった可能性が高い。残念ながら撮影できるような明るさではなかったが。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

その30分後に今度は農道を向かいから歩いてくるキツネを発見。

人の形をしているとすぐに気が付かれるので、カメラを構えて身をかがめて待ち伏せていると、こちらが微妙に風上だったようで、20mほど先で立ち止まると鼻を突き出してクンクンすると、脱兎のごとく道をそれて逃げていった。さすがに鼻は良い。

不意にニンジン畑で立ち止まったので証拠写真と映像は撮れたが、この時やっこさんが気にしていたのは拙者ではなく、100mほど離れた林縁に屯していたシカたちであった。

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正しい選択

2022/9/30

フジは高画素のX-H2と高速連写のX-H2Sをフラッグシップ機として用意してきた。これは某C社とナイコンが昔よく使っていた手で、上手くすれば両方お買い上げみたいな売れ方になる可能性がある。

そんなナイコンのZ9は高画素機でありながら高速連写もでき、X-H2とH2Sを両方併せたニコイチ的な性格のカメラで、それでいて8K60Pで動画も録れてしまうというさすがのフラッグシップ機で、某C社に先んじてあんなバケモノを作ったナイコンには敬意を表する。未だに手に入らんらしいけどw

さて、X-H2兄弟を2台揃えてもZ9に比べればお釣りくる安さで、しかもレンズシステム含めて小型化できる点ではZ9に対してもアドバンテージがある..Zマントレンズ異様に高ぇーしw..ので、センサーサイズに無駄なこだわりがなければX-H2兄弟のコストパフォーマンスはかなり高い。

いまやセンサーの大きさなど大した意味はないので、レンズシステム含め小型化できるフジのX-H2兄弟はオススメだな。

と言ってもX-H2はすでに予約いっぱいで年内くらいは手に入らないっぽい。H2Sのほうは初速こそ早かったがすぐに市場価格が下がったので、そういう意味でフジのマーケティングは正しかったと言える。もしこれが無印H2とH2Sを同時に発売したり、発売順序が逆だった場合、間違いなくH2Sのほうのセールスに影響がでたろう。

恐らくX-H2もH2Sも同時に発売できたはずだが、カニバリズムを考えれば少しずらしての発売は正しい選択だったろう。

余談だが、ネット上でX-H2とH2Sのどっちを買うか悩むみたいな意見を散見するが、性格の異なるカメラを比べて悩むというのもおかしな話である。両機が似ているのは外観だけのこと..部材の共通化故に安く提供できる..であって、撮影目的は明確に違う用途向けなので、何を撮りたいのかを自問すれば自ずと答えは出るはずだ。

え?風景も撮るしモータースポーツや航空機も撮るし、動画もだって?それなら両方手に入れるべきだぞw

FUJIFILM X-T4 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA

台風15号が去って以降、空気が入れ替わったのがわかる。あんなにジメジメシケシケしていたのが、スッキリカラッとした空気感になって、素晴らしく過ごしやすい。

週間予報もしばらく晴れマークが並んでいるので、いよいよ秋らしくといった感じで良きかな。

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XF150-600mm

2022/9/29

フジの主力であるX-T系やX-H系も、OM-1やE-M1系に負けず劣らず防塵防滴性能を売りにしており、自然の中で撮影するカメラマンへの訴求力は高い。近年は風景などの分野ではそこそこ使っているカメラマンを見掛ける。

ただ、対象がワイルドライフとなるとこれはもうさっぱりで、本格的にフジのカメラで生きもの撮影しているカメラマンは国内では稀有な存在で、実際その手の情報を探すと引っかかるのは海外のカメラマンばかりだ。

国内に限って言えばワイルドライフは鳥が主であるが、そうなるとXマウントのラインナップで不足するのが超望遠レンズである。

これまではXF100-400mmの35mm換算600mmが最長であったが、野鳥撮影では600mmは標準の域なので、絶対的に焦点距離が足らない。この分野では最低でも800mmは必要である。

XF100-400もテレコンをかませれば焦点距離を伸ばせるのだが、相性が良くないのかメーカー純正にも関わらず1.4倍でも開放だと条件次第でキレが良くない結果となる。

そんな中で満を持して登場したのがXF150-600mmということになる。

もっとも、満を持してと言うと聞こえは良いが、実際はラインナップ拡充で優先順位が低く先送りにしていただけと思われ、だからワイルドライフカメラマンからXシリーズは相手にされてなかったのだろう。

iPhone 13 mini

XマウントはAPS-Cなので実質的に望遠端900mmF8相当の超望遠ズームとなる。このクラスでは珍しい全長が不変のインナーズームで、ズーム操作しても重量バランスが変わらない点は良い。ズーム操作も極めてスムーズ。

が、ワイド端にしても小さくはならないので、XF100-400のような携行性が犠牲になっているとも言える。実際、いつも使っているショルダー系のカメラバッグにはどうやってもカメラボディ付きでは入らないw

最初はソニーのFE200-600mmとサイズ感がまったく同じなのでどこぞのOEMを疑ったが、FEは2kgだがXFは1.6kgとかなり軽量。レンズ構成も異なる。

軽量と書いたが、XF100-400よりは長く重いのだが、実際に持ってみるとその重量差を感じさせず、XF100-400を望遠端まで伸ばした状態ではXF150-600のほうがバランスが良い。

ただ、軽量化のためか外装はプラスチックを多用しているので、触ってみるとそれなりにチープ感あり。それはそれで冬場は冷えなくて良いのでこの辺りは好みかな。

FUJIFILM X-T4 / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / CLASSIC CHROME / 谷川岳

肝心の画質は期待していた以上に良い。と言うか正直驚いている。

以前シグマの150-600mmをマウントアダプタを介して動画用途で使っていたことがあって、600mmの画質は2段程度絞らないとなかなか厳しかったが、本レンズは600mmF8つまり開放での画質が最も優れているのである。

これはつまり絞って撮る必要性がないことを意味しており、開放F値が暗いことを心配することが実質的に意味がないということだ。

実際、鳥屋..そんなにはいないと思うけど..はXF100-400に1.4倍をかませて35換算で840mmF8で使っていると思うが、XF150-600なら運用上はむしろ焦点距離が伸びる上に画質面では勝負あったということになる。

FUJIFILM X-T4 / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / 秋ソバ

市場価格は20万円台中頃で、800mm以上の超望遠なんて200万近くするのがザラの中、この画質でこの価格はちょっと驚きのバーゲンプライスと言ってよいかも。

これは邪推だが、フジもマーケティング的にガリバー3社のように単焦点の超望遠レンズを揃えても今さらプロ市場に割って入れるわけもなく、それならコンシューマ向けに価格を抑えてラインナップを拡充するほうを選んだと言えよう。

ま、性能はともかく商業的に失敗したXF200mmF2の同じ轍を踏むまいという意識はあったろうしねw

FUJIFILM X-T4 / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / ホオノキの実

もちろん気になる点もある。

まず、XF200mm同様に色が白..正確にはつや消しシルバー..だということ。よく言われるレンズ鏡胴内の温度対策らしいが、老舗ニコンが黒鏡胴である..一時ブルーグレイもあったが..ことを考えると、言われるほど外装の色に相関性はなく、単に見た目優先のことと思われる。

スポーツ分野では白でも構わないが、ワイルドライフ撮影で目立つのはご法度なので好ましくない。それに傷も目立つw

FUJIFILM X-T4 / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / Classic Nega. / 沼田市街地

そしてこれは特に強く言いたいのだが、フードの先端にラバーが付いてないのはいだだけない。このクラスのレンズは一時的にレンズ先端を下にして立てて置くことがある..インナーズームなのでそれが可能..ので、フード先端にぐるりラバーを巻いて欲しい。

こういった点はメーカーの経験値の差であって、よく先達のキヤノン・ニコンを見習って欲しい。別売りでも良いのでオプションで出して欲しいぞ。

FUJIFILM X-T4 / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / ヒョウモンチョウ

その昔はロクヨンクラスを普通に使っていたが、天狗様相手に3000mm超のコリメート撮影が主体になって以降はめっきり必要性を感じなくなっていた。なのでXF150-600mmはそれ以来の超望遠レンズという事になる。

さて、ワイルドライフ撮影ではマイクロフォーサーズが有利なのは依然変わりはないが、900mm相当の優秀な超望遠がラインナップされたことで、今後フジXがどうなるのか予断を許さなくなってきたな。

果たしてOM-1の牙城を揺るがし、拙者の機材でその地位を再びフジXに明け渡すことになるか今後の動向に注視せよw

尾瀬のことを天空の湿原的な言い回しをよく目にするが、尾瀬ヶ原の標高は約1400m。もともと湿原だったがダム湖に沈んだ野反湖でさえ約1500mだ。

その尾瀬ヶ原に比べると広さの点では及ばないものの、標高2200mの雲上に広がる苗場山こそがまさに天空の湿原という風情である。

何しろ尾瀬ヶ原へのアプローチは峠から下るだけだが、苗場山には湯沢側から登る限り標高差約1000m..累積標高なら1200mを超える..を登らないと到達できない。

大汗かいて上りきったその眼の前に広がる高層湿原の眺めはまさに絶景にふさわしく、越後の山や上越国境は無論のこと、100km離れた北アルプスから火打妙高まで一望できる。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

iPhone 13 mini

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

iPhone SE

何しろ豪雪地帯に鎮座する全山が雪解け水に溢れているので、登山道はどのコースも常に湿っており、特に夏場はアブにブヨにと不快吸血昆虫の巣窟なので、登るなら涼しくなった秋がベストだ。

今なら草紅葉も始まっており、素晴らしく気持ちの良いトレッキンが楽しめる。

そんな苗場山は我が赤城高原からもその特徴的な台形の山容がよく見えており、上越国境の一員として季節を問わず目を楽しませてくれる。

ちなみに湯沢側に苗場スキー場というのがあるが、名前の由来である苗場山からは10km以上離れており、苗場山自体にスキー場があるわけではない。バブルの頃のスキーブームで何度か行ったことがあるが、最上部の筍山から苗場山が見えていたのは覚えている。

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GH6にSSDに直書きできるファームアップが来るようだ。当初からそんな話は聞いていたので、待ちわびるその筋の人達には朗報であろう。

個人的にはそこまでヘビーに長時間収録する用途はないので使うことはないが、SSDをつなぐためにUSB-Cポートを潰すことになるので、モバイルバッテリーを必須としている現状ではそもそも使えないというのがある。

GH系には昔からバッテリー室に入れて外部電源を取れるDCカプラーが用意されているが、プラグの関係で中華製の怪しい変換コネクタを介さないとUSB-Cと繋げない。

パナに限った話ではないが、ミラーレスカメラはバッテリーの持ちが悪いので、メーカー純正でUSB-Cで給電できるカプラーを容易すべきだろう。

iPhone 13 mini

RAWで記録してそこからフレーム切り出しというのは魅力的ではあるが、後処理や保存を考えるとSSDへの高ビットレートでの記録は二の足を踏むな。

ま、映像制作を生業にしていた頃なら率先してやっていかもだが、現在仕事でそれをやっている人達にはなかなか金と手間のかかる時代だなぁというのが率直な感想ではあるw

カテゴリ:写真・カメラ|タグ:

先週、伊豆沼にもマガンが渡来したというニュースを聞いた。

最近行ってないのでコロナが下火の内に久しぶりに行きたいなと思っているが、年内納期の案件が複数待ち構えている状況なので、思っているだけで多分行けないだろうなw

昔のようにあちこち遠出したいのだが、仕事の都合と季節の動きが合わなくてなかなか思うようにいかないジレンマよ..

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

高いところをタカと思しき個体が数羽移動していくのが見えるが、高すぎで双眼鏡では識別は厳しい。

南西方向へ滑翔していく翼型から多分サシバと思われるが、台風一過をどこかでやり過ごしていたのかな。何はともあれ無事に越冬地に着くことを祈っているぞよ。

カテゴリ:

台風15号は夜半から明け方にかけて太平洋側を通過したため、風はさほどではなかったが、さすがに短時間ながらも雨はそこそこ強く降った。

14号と違ってすぐに一過となってムシムシし始め、アブラゼミが鳴き出すくらいまでに気温も上がり、数日ぶりに短パン半袖姿になった。

週明けぐらいまでは天気が持ちそうだが、またすぐに雨予報となっているので、いやホント勘弁な話である..

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

Nレコ開発チームから担当が別件で多忙なのでiOS16の検証しろって言われ、その前に検証用の手持ちのiPhone11を15.7に上げたらXcodeのデバッグモードで動かなくなってしまいプチ焦る。

う、こりゃXcodeを14に上げないとならんのか、そりゃ他の案件で困るぞと思いつつ、macOSを同時に来ていた12.6に上げたらとりあえずXcodeは13のままでも接続されて一安心。

この辺りのバージョンの関係は、アップデートの公開直後に人柱になりたくないので様子見したいのが本音なのよねぇ..

カテゴリ:季節感

先週まであんなに湿気っぽくて蒸し暑かったのに、台風14号が去った途端に一気に涼しくなり、ここ数日は長袖にスウェットのパーカを羽織るようになっている。

このまますんなり季節が秋に進んでくれると山へ出かけるのも楽なんだが、肝心の空模様が秋雨なんでそれはそれで困ったもんだ。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

ちょっと秋らしい感じを見っけ。

カテゴリ:季節感|タグ:

庭の草刈りをしていたところ、足元からキチキチ鳴きながらショウリョウバッタが飛び出した。

子供の頃、トノサマバッタと並んでよく捕まえていたバッタの双璧で、虫かごに入れてキチキチと呼んでいた。

普段も庭を歩いていると鳴き声ととも飛んで逃げる姿はよく見掛けるが、近年そこまで視線を低くすることもなかったので、思い直して着地点辺りを探すのだが、これが意外になかなか見つからないもので、少々見回してしまった。

FUJIFILM X-T4 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA

近所の連中は草刈りの手間を惜しんですぐ除草剤を撒いてしまうが、うちはそこだけは一線を画している。有機農法とまではいかないまでも、薬の類は一切使用していないので、庭がすぐに夏草茫々となるが、その分こういった虫たちが集まってくる。

おらが村然り、県内なら嬬恋辺りもそうだが、あれだけキャベツ畑が広がっていてもモンシロチョウをほとんど見かけないのはどうなんだろうね。

とは言えこの問題は農家だけに言っても詮無きことで、虫食い作物に文句を言って買わない消費者側にも問題がある。そもそも虫も食わないような作物を食っているのは人間ぐらいなもんだぞ。