月別アーカイブ : 2022/01

portfolio

冬山シーズンになると滑落など遭難事故が多発するが、近年の登山ブームでそれにさらに拍車がかかっているよう思う。

夏山と違って冬山はそれなりの経験者に指導を受けつつ場数を踏んでいくべきだが、仲良しグループが夏山の雰囲気そのままで突入して遭難するケースというのが増えているそうだ。

つい先日も高崎のモンベルショップで、「週末に谷川岳登るんですぅー♪」という若い男女三人組がクランポンを選ぶのに店員からアドバイスを受けていたが、店員の「最初は経験者のパーティに参加して..」というのを完全にスルーしていたのが印象的だった。

何しろその若者たちの最初のセリフが、「新コロナで行くところがなくて昨年から山を始めた」というものだったので、オジサンは思わず「マジか」と呟いてしまったぞ..

確かにどピーカンの谷川の天神尾根辺りだと冬山感はかなり軽減され、先行者がそこそこいればラッセルもなくある程度踏み固められたトレースを辿るだけなので、クランポン履いてさえいれば夏季より歩きやすい。

ただ、冬山の怖さは「荒天時」と「何かあった時」への対処方法に尽き、それに的確に対応できるかが問われるのである。山を舐めてはいけないぞ。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

晴れた日に県西部の高い尾根筋に上がると北アルプスがよく見える。冬は雪を被った峰々の連なりが美しい。

若い頃、この眺めをバックに飛ぶ天狗様を狙って大砲担いで何度か登ってきているが、あれはやはり若く体力がある頃の話。

今や歳とってあんな真似事はしたくてもできないし、そもそもやりたいとはもはや思わないw

カテゴリ:|タグ:

歴史的な背景を知っていれば、「彼はヒットラーのように優秀だ」と礼賛するのは大いに問題あるが、「奴はヒットラーの如くとんでもない輩だ」と言うのは非難以外なにものでもないので、後者は特に問題ないと思うぞ。

イスラエルあたりで聞けばそりゃヒットラーの名前を出すこと自体憚られのは理解できるが、欧米なら前述のような反応になるはず。日本のマスゴミも東洋の識者気取りのコメンテーター風情の意見など垂れ流さずに、欧米人に聞いてみたら良い。

大体、指摘された当人も以前に他人をヒットラー呼ばわりして避難していたのだから、それを無かったことにして文句を言うのはダブルスタンダードと言われても仕方あるまい。

と、昨今SNS界隈を賑わすヒットラー騒動について思うわけだが、そもそも言い出しっぺの御仁も相手を挑発する目的で言った節も見え隠れするので、今回はどっちもどっちって感じだな。

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Vlevia

しばらく続いた厳しい寒さもひと段落した様子で、相変わらず朝は氷点下7℃前後で寒いのは寒いが、日中はだいぶ緩んできた感じである。

オホーツク海側の北海道沿岸に流氷がやってきたニュースもちらほら目にするようになり、季節は春に向かっているのを少しづつ感じている。

カテゴリ:季節感, 独り言|タグ:

共通テスト会場でスマホを使って外部に試験問題を送信し、不正を働こうとした事件が話題である。

やった内容はカンニングと同義なので処罰が必要なあるまじき行為であるが、いまや小学生でもスマホを持っている時代なので、そこに「電源を切っておけ」程度の注意だけでことが防げると思っている管理側にも落ち度があると言っていいだろう。

スマホなど誰もが持っている一人一台の時代であることを、世の中の仕組みがもっと認識すべきだ。

ついでに言えば、歳だから最新のスマホは使い方がわからないと文句を言う御仁を仕事柄よく見かける。

そう言っている人は大抵ガラケー使いで、電話とメール..それもキャリアメールね..だけで使えれば十分とか言っているが、それ単に機能を絞っているだけで中身はAndroidスマホだからって何度も突っ込みたくなるw

要らない機能が付いていて面倒だというなら、ホーム画面から削除して仕舞えば良い話で、後生大事に不要なアイコン並べたまま使って文句を言うのは筋違いもいいところだ。

iOSでもAndroidでも特に優れた万人向けのインターフェイスだとは思わないが、前述した通り小学生でも普通に使えるわけで、歳だから使えないと言っている連中は単に覚える気がないだけの怠慢に過ぎない。

便利さを享受できるサービスはまだ過渡期ではあるが、これからスマホがもっと普通に必要になる時代になるのはもう避けようがない。

経済的な理由を除き、やれ面倒だ、厄介だ、わけわからんと自らの努力を放棄している人たちは、スマホが使えないことで起きる諸問題を受け入れる覚悟が必要だろう。

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Vlevia

歳だからというのは己にも当てはまる話。幸いにもIT機器の操作にはなんの抵抗もないのだがw、体のあちこちにガタが来て痛いというのはやっかい。

が、一番問題なのは時間が経つのが年々早まっているように感じること。今年ももう1ヶ月が過ぎようとしており、月末という名の締め切りがすぐそこに..

カテゴリ:, 独り言|タグ:

朝、対岸の林道..という言葉ほど良い道ではないガレ道..をドッグゲージを乗せた軽トラがガタガタ音を立てながら3台連なって登っていくのを見かけた。

今日はこの辺りは鉄砲撃ちが入るのかと思案をしたが、尾根に上がってしまえば問題なかろうと予定通り天狗様の営巣谷が見えるいつもの尾根へと向かう。

Google Pixel 5

登ってきた反対側の谷筋では、猟犬が吠えているのが午後の下山時までよく聞こえていたが、結局銃声は一度も鳴らなかったので、午後遅くまで獲物はボーズだったようだ。

この季節、県南フィールドの猟区はどこも鉄砲撃ちが入っているので、うかつにガサガサと谷筋を歩くのは要注意だ。登山道などあればなるべくそこを利用した方が良い。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

朝登っていく途中でシカの親子に遭遇。

この辺りは昔からシカが多いエリアなので特に珍しくもないが、今の時期は身の危険を感じているのか、当方に気がつくと同時に速攻で逃げ去っていった。

カテゴリ:ほ乳類|タグ:

連日冷え冷え

2022/1/26

この冬はよくもまあと呆れるほど冷え込む日が続いている。

ここ数日は特にそんな感じで、毎朝軒下の寒暖計は氷点下10℃前後を指し示している。もっと低い気温を記録した冬もあったが、このレベルが何日も続くのは初めてのことだ。

冷え冷えするという言葉があるが、まさにそんな感じの冬である。

FUJIFILM X-T4 / XF10-24mmF4 R OIS WR / ETERNA BLEACH BYPASS

それでも日中に日差しが出て多少でも気温が上がれば日向はすぐに雪が消えるのだが、わりとマメに降雪になるので、例年より地面が白いままの印象はある。

カテゴリ:季節感

痕跡

2022/1/25

毎週のように好天を見計らって出撃す。

県南フィールドはスノーシューが必要になるほどの深雪ではないので、基本的にチェーンスパイクによるツボ足ハイクだが、生きものの痕跡を探して歩くのはいくつになっても面白いのう。

iPhone 13 mini
iPhone 13 mini

笹藪にカモシカの溜め糞。雪が少ないところはそのままけもの道で、写真のちょっと前に斜面下に本体を発見している。

iPhone 13 mini

こちらは県鳥ヤマドリの足跡。少し跡を追ってみたが途中で谷筋へ降りていたので引き返す。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

雪上を滑るように駆けるテンもこの時はツボ足だった模様。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

無論、本来の目的は天狗様の繁殖確認なので、アニマルトラックは道中の遊びだけどね。

iOSのiCloudの謎仕様に思い悩むことまる二日。ネットでググっても出てくるのは当たり障りのないコードばかりで参考にならず。

アプリ開発専門にやってる若い子に聞いても返ってくるのはすでに調査済みの内容だったりで、どうにも今ひとつ。

丸一日広大なGitHubのコードから手繰ってコード解析してようやく「え!それってそういう意味だったの?」に辿り着き、なんとか実装完了。この後リファクタリングは必要になるが、まあ動作しているので一旦この件はここで終了に。

しかしそれならそれは仕様って解説に書いておけよ林檎屋さんよ..

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

ヒガラよりは大きいが、名前の通りシジュウカラやヤマガラに比べたら小柄な小柄。人懐こっさもヤマガラにひけを取らない程度にあまり人を恐れない。

ただ、小柄であるからか、気の強いシジュウカラにはよくイジメられているところを見かけるかな。

カテゴリ:独り言, |タグ:

北米に生息するカンジキウサギは、それはもう文字通りカンジキの如き大きな後脚を持っており、英名もそのままSnowshoe Hareだ。

北海道に生息するエゾユキウサギ..ノウサギではなくユキウサギの亜種だ..も、カンジキウサギほどではないがそれなりの大きさの後脚で、何れ両種ともにそのフットプリントはすぐにそれとわかるサイズ感である。

本州以南のノウサギも、例えばトウホクノウサギのように多雪地帯に生息する亜種は、積雪が深い場所では雪面で足を大きく広げて沈み込むのを防いでいるのがわかる。

ノウサギは平均して体重が1.5kg程度なので、前の足が沈む前に後ろ足を出せば水面を歩けるw的なまさにあの走法で、滑るように雪原を駆けていく。

iPhone 13 mini

ノウサギは沈まないが人は沈む。これはもう物理的に重さの問題なのでどうにもしようがない。

人は雪面を行くことはできないので、ひたすらラッセルあるのみ。30cm程度でも長距離はしんどいぞ。

カテゴリ:ほ乳類|タグ:

昨日は大寒。大寒だから必ず寒いというわけではないが、時期的にそんなタイミングだということだ。

だた、大寒の次は立春ということになり、暦の上では春の始まりが示唆されるわけで、先日来少しずつだが南から徐々にサクラとウメの開花の報が届き始めている。

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Vlevia / キツネの足跡

それにしてもマジ寒い。昨日今日と朝は連日の氷点下11℃で、昨日など日中も氷点下だった感じ。燃料代が高騰している折に、ストーブを点けている時間帯が長くなっているのは厄介だな。

しかし昔は寒さに強い方だったが、これが寄る年波ってやつだろうかw

カテゴリ:ほ乳類, 季節感|タグ:

Z 9とR3を注文した仕事仲間は未だに納期未定のままらしく、予約をキャンセルして予算を別に回そうかという話をしていた。

売りたい時にモノがないというのはメーカーにも小売店にも困ったことで、まさに新コロナ禍がもたらす半導体不足に起因する機会損失ということになる。

そんな状況が影響してか、キヤノンが生産の軸足を海外から国内に移し、生産体制を管理しやすくする方向に舵を切っているという。

この20年で日本は人的コスト削減を目的に国内工場を軒並み閉鎖、海外に生産拠点を移してきたわけだが、キヤノンの話はその揺り戻しのように映る。

生産ラインを国内製造としても資材調達は海外が主流のままなので、生産だけでなくサプライチェーンそのものの見直しも必要であろうが、今回のパンデミック騒動で労働力はその国の政策や法律に大きく左右されることが浮き彫りになったので、方向性としては正しいのだろう。

ただ、国内の労働力でも見合ったコストで生産できるということは、逆に言えば日本人の賃金が下がったかもしくは上がらずであり、海外労働力の賃金が上がったことを意味するということになる。

つまり日本は総じて貧乏になってきているということに他ならず、Z 9やR3は国内で生産できたとしても、それを手にすることができる購買層は減っていく可能性が高いということだ。

一体誰がこんなに我が国を貧乏にしたのか、その罪は重いな..

FUJIFILM X-T4 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / PROVIA

今年最初の満月は、オオカミが遠吠えする季節..うちの近所でもキツネが活発に動き回っている..ということでウルフムーンと呼ばれる。

あと、今年拝む満月では最も地球との距離が離れていて、見かけも小さく見えるというのをニュースでやっていたな。まあ比較物がないと大きいも小さいもわからんけどね。