正しい選択
フジは高画素のX-H2と高速連写のX-H2Sをフラッグシップ機として用意してきた。これは某C社とナイコンが昔よく使っていた手で、上手くすれば両方お買い上げみたいな売れ方になる可能性がある。
そんなナイコンのZ9は高画素機でありながら高速連写もでき、X-H2とH2Sを両方併せたニコイチ的な性格のカメラで、それでいて8K60Pで動画も録れてしまうというさすがのフラッグシップ機で、某C社に先んじてあんなバケモノを作ったナイコンには敬意を表する。未だに手に入らんらしいけどw
さて、X-H2兄弟を2台揃えてもZ9に比べればお釣りくる安さで、しかもレンズシステム含めて小型化できる点ではZ9に対してもアドバンテージがある..Zマントレンズ異様に高ぇーしw..ので、センサーサイズに無駄なこだわりがなければX-H2兄弟のコストパフォーマンスはかなり高い。
いまやセンサーの大きさなど大した意味はないので、レンズシステム含め小型化できるフジのX-H2兄弟はオススメだな。
と言ってもX-H2はすでに予約いっぱいで年内くらいは手に入らないっぽい。H2Sのほうは初速こそ早かったがすぐに市場価格が下がったので、そういう意味でフジのマーケティングは正しかったと言える。もしこれが無印H2とH2Sを同時に発売したり、発売順序が逆だった場合、間違いなくH2Sのほうのセールスに影響がでたろう。
恐らくX-H2もH2Sも同時に発売できたはずだが、カニバリズムを考えれば少しずらしての発売は正しい選択だったろう。
余談だが、ネット上でX-H2とH2Sのどっちを買うか悩むみたいな意見を散見するが、性格の異なるカメラを比べて悩むというのもおかしな話である。両機が似ているのは外観だけのこと..部材の共通化故に安く提供できる..であって、撮影目的は明確に違う用途向けなので、何を撮りたいのかを自問すれば自ずと答えは出るはずだ。
え?風景も撮るしモータースポーツや航空機も撮るし、動画もだって?それなら両方手に入れるべきだぞw
台風15号が去って以降、空気が入れ替わったのがわかる。あんなにジメジメシケシケしていたのが、スッキリカラッとした空気感になって、素晴らしく過ごしやすい。
週間予報もしばらく晴れマークが並んでいるので、いよいよ秋らしくといった感じで良きかな。