苗場こそ天空の湿原と呼ぶにふさわしい
2022/9/28
尾瀬のことを天空の湿原的な言い回しをよく目にするが、尾瀬ヶ原の標高は約1400m。もともと湿原だったがダム湖に沈んだ野反湖でさえ約1500mだ。
その尾瀬ヶ原に比べると広さの点では及ばないものの、標高2200mの雲上に広がる苗場山こそがまさに天空の湿原という風情である。
何しろ尾瀬ヶ原へのアプローチは峠から下るだけだが、苗場山には湯沢側から登る限り標高差約1000m..累積標高なら1200mを超える..を登らないと到達できない。
大汗かいて上りきったその眼の前に広がる高層湿原の眺めはまさに絶景にふさわしく、越後の山や上越国境は無論のこと、100km離れた北アルプスから火打妙高まで一望できる。
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何しろ豪雪地帯に鎮座する全山が雪解け水に溢れているので、登山道はどのコースも常に湿っており、特に夏場はアブにブヨにと不快吸血昆虫の巣窟なので、登るなら涼しくなった秋がベストだ。
今なら草紅葉も始まっており、素晴らしく気持ちの良いトレッキンが楽しめる。
そんな苗場山は我が赤城高原からもその特徴的な台形の山容がよく見えており、上越国境の一員として季節を問わず目を楽しませてくれる。
ちなみに湯沢側に苗場スキー場というのがあるが、名前の由来である苗場山からは10km以上離れており、苗場山自体にスキー場があるわけではない。バブルの頃のスキーブームで何度か行ったことがあるが、最上部の筍山から苗場山が見えていたのは覚えている。