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赤ホオジロ

2021/7/28

東京五輪真っ只中によもやの関東上陸かと思われていた台風8号だが、寒気の影響でだいぶ東に逸れ、東北宮城に上陸するという観測史上初の事態になった。

昔は台風と言えば四国とか紀伊半島に上陸するイメージだったのだが、近年は遠慮なく東日本にも上陸するようになってきて、やはり進行する地球温暖化を憂いねばならないようだ。

ただ、日程変更を余儀なくされる競技もある中で、千葉房総のサーフィンだけは逆に盛り上がったらしいね。海無し県で育ってきたのでサーフィン自体にまったく興味はないが、さすがに波が高い方が面白いぐらいは想像できる。

実際、台風前後にサーファーが増えるというのはよく聞く話で、なんとも命がけの道楽だなと思いつつ、田んぼの様子を見に行って水路に流される農家のオヤジと大差ないかと思わなくもない..

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

台風が来て去ったわけではないが、台風一過ばりに朝から快晴の赤城高原。

燃える男の赤いトラクターをバックに、いつものホオジロがイッピツケイジョウと気持ちよさそうに歌っていた。

季節柄、最近の記事のアイコンが緑一色だったので、たまにはアクセントが入って良いw

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マクロレンズは各マウント毎に一応一通り持っているのだが、虫屋ではないので野外での使用頻度としてはそこまで出番が多いわけではない。

商品撮影の物撮りで使うことはもちろんあるが、ものにもよるがその多くは標準ズームで事足りてしまう。

マクロレンズの多くは単焦点レンズなので、物撮りだと対象の大きさが変わる毎に三脚の位置をずらさなければならないのが面倒で、三脚固定のままズームを動かしたほうが楽というのがある。

アクセサリーなど小物系のアイテムではマクロレンズの出番となるが、この場合はスライダーまたブームを併用することになる。

野外では少し離れて距離をとって使う望遠マクロや、グッと近づいて広く接写できる広角マクロの性能を有したレンズのほうが使い勝手がよく、前者ならマイクロフォーサーズのパナライカの100-400mm、後者は最近手に入れたオリのED8-25mm PROが良い感じである。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO / 50mm相当 / ヤマトシジミ

10mm程度のヤマトシジミにここまで寄れる。超広角ズームなのに望遠側が50mmまであるのはやはり便利で、カメラ2台持ちのケースでは常用ズームの座をED12-100PROより奪いつつある。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO / 16mm相当 / ヒメジョオン

16mm相当でギリギリ近づいて絞り開放で撮影。マイクロフォーサーズだがF4でもここまで近づくと背景はそれなりにボケる。35mm版の超広角ズームにありきな、画面の四隅が無理やり引っ張られたような画作りでないのも良い。

そもそも絞り開放でこの画質が担保されるのもマイクロフォーサーズならではだろう。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO / 16mm相当 / ヤマトシジミ

ヤマトシジミに16mm相当で最短まで近づくとこんな感じ。

Google Pixel 5

3枚目のカットはほぼ最短撮影距離なのでこのぐらい寄ることになる。

神経質なモンシロチョウやスジグロシロチョウ辺りだとここまで近づくのが困難だが、種類によっては専用マクロでなくても十分写せるのがわかるだろう。

それ既製品

2021/7/26

東京五輪の開催式はやはり賛否両論の様子。

予算160億円ぐらい掛かっている割にあの程度かとか、ゴタゴタ続きで結果的にシンプルになったような話も聞くが、直前になって担当者が解任されたからと言ってすぐにプログラムを変えられるわけはないのはちょっと考えれば想像はつく。

良し悪しは個人差もあるのでさておき、まあ最初からあの内容だったというのは間違いない。

個人的には、選手団の入場でゲームソフトのイメージ楽曲を使うまで英断できたのなら、海外で人気のアニメキャラクターとかゴジラとか、そういうソフトコンテンツを盛り込んだほうが受けたろうとは思う。

海外で評価が高かったのは、動くピクトグラムのパフォーマンスとドローンによる地球だったらしい。個人的にも確かに前者は面白かったとは思うが、それならドローンで同じものを見せたほうが効果的だったのではと思わなくもない。

ちなみにそのドローン演出だが、さすが技術大国ニッポン!と喜んだ人には申し訳ないが、あれはインテル入ってるで有名な米Intel社がハードとコントロールソフトをパッケージで販売しているその名も「Shooting Star」という既製品で、日本は1mmもスゴくないので念の為w

我が国のIT技術はいわゆる先進国から比べたら遅れに遅れている。ハード面で基礎技術的にはまだリードしている部分もあるが、特にソフトウエアでは中国辺りとはすでに差が開きつつあると言って良い。IT業界の末端にいるものとして、これだけは言っておきたい。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

親からはぐれたか、子鹿が森からさまよい出てきた。しばらく様子を見ても付近に親らしき個体がいるふうはない。

フラフラ歩きながら時折匂いをかぐ仕草を見せるが、どうしたら良いのか自分でもわかっていないのだろう。

100mほど農道歩いたが結局再び戻ってきて、出てきたところと同じコースで森へ戻っていった。森の中に親がいれば良いが、いくらシカの天敵がいないとは言っても、子供だけで生き延びるには自然界は甘くない。

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今更ながらだが、G9PROの動物認識AFを鳥以外で試す機会がなかなか無かったところ、うまい具合に近所の新顔のノラが向こうからこちらに気付かず無防備にやって来たので、少し試すことができた。

結果は概ね期待通りと言ったところで、人物認識同様にネコと認識できる形状である限り囲み枠が現れて、ネコを捕捉し続けていた。

ただ、本件に関してこちらが操作に不慣れなこともあって、事前に設定したAF動作との組み合わせ?による挙動のクセまでは今ひとつ把握しきれてない。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

他のノラと違ってちょっと無防備過ぎると思って眺めていたが、正面を向いたところで左目が見えていなのがわかった。

片目だけだと立体視ができないので、獲物との距離感を測るのはかなり苦労すると思われ、狩りをする動物としてはちょっと致命的だろう。

近所のノラたちは入れ替わりが激しいので、この個体がいつまで姿を見せるかは不透明だな。

ねじれ五輪

2021/7/24

すったもんだの紆余曲折の末に東京五輪が開幕した。

未だ収まりやらぬ世界的な新コロナウィルスのパンデミックの中、一年の延期という事態となっての船出だが、始まった以上はこのまま何事もなく無事に閉会を迎えてもらいたいものだ..

と言いたいところだが、事前に漏れ伝わるバブル崩壊の感染対策に、昨日のお祭り騒ぎの密な開会式を観る限り、東京を中心とした国内感染状況の拡大はもはや必定と言わざるを得ない。

国の言う口先だけの安心安全など1mmも信用できないので、オリンピアンたちの躍動に一喜一憂はそれとして、期間中の各自の行動に自己防衛のために注意を払うことは、やり過ぎぐらいでちょうど良い。

それはさておき、聖火の最終走者にONが登場したのは我々の世代には感無量である。何より最後の点火ランナーに大坂なおみを起用したことも、老若男女バランスを取ったように思う。

ただ、新コロナ禍の最前線に従事するエッセンシャル・ワーカーとして医療従事者を登場させたのには演出として違和感があって、それなら掲げていた復興五輪という大義はどこ行ったと言いたくもなる。

さらに今回からミュンヘン五輪の時の犠牲者..パレスチナゲリラにイスラエルの選手が襲われれている..へ黙祷を捧げるという追悼が入るようになったが、東日本大震災の犠牲者にも同じように追悼してこそ復興五輪の名目を掲げられると思うのだが。

色々不祥事続きの東京五輪なので今更感はあるが、昨日の開会式を眺めていてちょっとそんなことを感じたぞ。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / スジグロシロチョウ

五輪開催には賛成派も反対派もいて世の中ねじれているので、庭のネジバナでもアップしておこう。

写真は草刈り前のものだが、ネジバナは花期が短いので今朝の時点ではもう他の雑草に紛れて見つけるのは困難だ。

チョウのために何箇所かはそこだけ残して刈ったので、また来年の夏ということだな。

短時間だけ某所へ。執拗にアブに付け回されながらも目的は達したが、それにしても暑いのなんの。

とにかく森の中は湿気がすごい。それにまだこの辺りではエゾハルゼミの大合唱で、それもまた暑さに火を付ける感じだったぞ。

Google Pixel 5

森の最深部はジュラシック・パーク感あるな。

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カメラの電源スイッチの位置はメーカーに依って違いがあって、すぐに電源オンにしやすい位置に配置するか、逆に誤って操作しないよう撮影中に触れないよう配置するかに大別される。

以前使っていたキヤノンのEOSで不満だったのがまさにその位置で、片手での操作はまず不可能。これはフィルム機の名残をそのまま引きずってきており、踏襲することの意味を悪い方に考えていると言って良い。デジタルに変わるタイミングでUIを変更するチャンスだったのに。

当時はニコンのレリーズ周りに配置された電源スイッチに感心したものだが、今どきのミラーレスカメラの多くが同じようにレリーズ周りに設けているのは、デジタルカメラになって以降、特にミラーレスカメラのバッテリーの消費量と関係しているからだろう。

各社省電力にはかなり気を使っているフシはあるが、やはりこまめに電源をオフにするほうがバッテリーの持ちは良いのは自明の理である。

携行中にしばらく使わないと思えば電源は切っておく習慣が身についているので、撮影直前に右手でグリップしてそのまま電源オンにできるレリーズ周りにあったほうが都合が良い。

フジは歴史的にニコン機を模している部分があって同じく安定のレリーズ周りだが、オリンパスはEOS同様に頑なに片手では操作できない軍艦部左側に配置していて、E-M1系は一番使用頻度が高いもののこれには未だに慣れないでいる。

で、さらに問題は未だ迷走中のパナ。マイクロフォーサーズのGシリーズは位置こそ軍艦部右側だが、右手でグリップした状態で電源を入れるのはかなり難易度高い。G9PROでようやくレリーズ周りに配置され、これからパナ機はここに固定か?と期待したのもつかの間、Sシリーズではまた軍艦部上部に戻ってしまった。

動画撮影時にリグ組んで三脚に載せるケースでは軍艦部にあったほうが良いとは思うが、SもGも基本的にスチルカメラであるし、パナ機の操作性は非常に優れているだけに、電源スイッチの位置をレリーズ周りに固定してほしいところである。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

パナのカメラ事業の比重は業績全体からするとかなり低いこともあって、撤退の可能性も時々噂されている。

特に35mm版のSシリーズが出てきた時はマイクロフォーサーズは止めるのでないか?と心配されたが、普及価格帯の製品はともかくも、動画に強いGHシリーズに関してはまだ続けていく雰囲気は辛うじて残っているようだ。

そんなGHの後継機も6が年内もしくは来年初めには出てくることがすでに公式にアナウンスされている。噂の新型センサーは画素数的に8Kは無理だが、5.6Kぐらいはイケそうな話で、当然のように4K120Pは確実であろう。可能であれば240Pだとモアベターよ。

ただ、セールス的に成功したとは言えないG9PROの後継機はないだろうね。個人的にG9は評価高いのだけども。

コナラ酒場

2021/7/21

朝晩はヒグラシがうるさい我家の庭だが、そのヒグラシが午後遅くに鳴き出す頃になると、庭で最も大きいコナラ酒場に虫たちが集まりだす。

今はコクワガタが最盛期で、オスメス入り乱れてくんずほぐれつ食事会で密になっている。

子供の頃、ノコギリクワガタと並んで最も飼育していたのがこのコクワガタで、一度だけ冬越しをしたのを理科の日記で書いて提出した覚えがある。

当時は詳しくは知らなかったが、このコクワガタの他にもオオクワガタのようにクワガタの仲間には冬を越せる種類が他にもいる。

Google Pixel 5

梅雨も開けてムシムシしだしているので、そろそろカブトムシも姿を見せる頃合いだ。

今年も何人か知り合いから所望されている..孫にあげたいとかその手の要望が多い..ので、夕方に庭の木々を見て回るのが日課になっている。

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呪われているとまで揶揄される東京五輪だが、なんかもう自ら地雷踏みまくりって感じ。

ロゴの盗作騒動から始まって、JOC委員長の招致にまつわる汚職疑惑に、国立競技場の突如の設計変更に、どこ行った復興五輪のスローガン、アヘマリオの福島原発汚染水のアンダーコントロール妄言。

史上最も低予算のはずが逆に最も金のかかる五輪に、スポーツに最適な気候と大嘘こいて実は史上最高の猛暑五輪。

さらにトドメは神の国の親玉の女性蔑視発言と辞任騒動、電通出身野郎の芸能人セクハラ演出問題、ろくな感染対策もなされるままに強行される新コロナ五輪等々。

そしてイジメ加害者カミングアウト作曲家の直前辞任。←今ここ

こうして大小様々な問題を並べてみると、実は外的要因はほとんどなくて、すべて自浄能力が恐ろしく欠如した当事者たるこの国の政府と組織委員会の無能さによるもの。まさに自業自得だ。

特にもっとも深刻な収まらぬ新コロナ渦での開催については、延期したこの一年間に一体何やっていたのかって話で、その無策無能の結果がここに来てすべて露見しているという情けない状況なのである。

もはやことここに至って五輪中止の決断など誰もできはしないだろうし、風呂敷広げた以上やりたければやればいいさ。だがその後に起きる事象事態についての責任はキッチリとってもらわんとな。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

モクモクと裏山赤城に湧き上がる積乱雲。平野部では早くも連日猛暑日が続くが、入道雲の高さはその暑さ指数に比例する。

梅雨明け直後のこんな猛暑のどこが一体スポーツに最適なのか、嘘も大概にしとけって話。この国の虚言と妄言が世界中のアスリートに迷惑をかけることになるとはね。

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朝から調査の手伝いで山へ入り、それも昼前には終わったのでそのまま足を延ばして尾根筋へ上がる。

北側の展望が開けて上越国境がすべて見通せる眺めに、暑い中わざわざ汗をかいた甲斐があったというもの。

視界の中を巣立ったばかりと思われるイワツバメと、避暑トンボであるアキアカネが涼しげに乱舞していた。

尚、熱中症対策で近年はハイドレーションを背負っているが、梅雨明け間もないこの日は半日で1.5L近くを消費してしまってちょっと焦った。

LUMIX G9 PRO / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

盛夏を前に上越国境の残雪も無くなり、いよいよブルーマウンテン化してきた。

パッと見は100%と言っても過言ではないが、オジカ沢ノ頭に近い阿弥陀沢の上流部にまだ頑張っている雪渓があるのが判る程度。

谷川岳周辺の積雪量は半端ないが、それでも通年を通して残雪が根雪として残ることはないので、件の雪渓が消えるのもこの暑さでは時間の問題だ。

ちなみに遠くの山が青く見えるのは空が青いのと同じ理由。ヘイズのような微粒子に光が反射し、可視光線の中で最も波長が短い青が広く拡散されるため。

大気が暖められて上昇気流が発生するのは季節を問わずだが、湿気が多い夏季が最もヘイズの影響を受けやすいため、春から晩夏までが山がより青く見える。

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