想定外の蒸し暑さ
いやぁ、この蒸し暑さは想定外だ。
お盆も過ぎて例年なら朝夕に爽やかな秋風が吹いているはずが、何という湿度の高さだろう。台風7号の一過でさらに暑さマシマシで勘弁である。
朝から喜んでいるのはセミばかりだ。
季節柄もう花も少なくなって、見かけるチョウの種類も限定的だ。
いやぁ、この蒸し暑さは想定外だ。
お盆も過ぎて例年なら朝夕に爽やかな秋風が吹いているはずが、何という湿度の高さだろう。台風7号の一過でさらに暑さマシマシで勘弁である。
朝から喜んでいるのはセミばかりだ。
季節柄もう花も少なくなって、見かけるチョウの種類も限定的だ。
マクロレンズは各マウント毎に一応一通り持っているのだが、虫屋ではないので野外での使用頻度としてはそこまで出番が多いわけではない。
商品撮影の物撮りで使うことはもちろんあるが、ものにもよるがその多くは標準ズームで事足りてしまう。
マクロレンズの多くは単焦点レンズなので、物撮りだと対象の大きさが変わる毎に三脚の位置をずらさなければならないのが面倒で、三脚固定のままズームを動かしたほうが楽というのがある。
アクセサリーなど小物系のアイテムではマクロレンズの出番となるが、この場合はスライダーまたブームを併用することになる。
野外では少し離れて距離をとって使う望遠マクロや、グッと近づいて広く接写できる広角マクロの性能を有したレンズのほうが使い勝手がよく、前者ならマイクロフォーサーズのパナライカの100-400mm、後者は最近手に入れたオリのED8-25mm PROが良い感じである。
10mm程度のヤマトシジミにここまで寄れる。超広角ズームなのに望遠側が50mmまであるのはやはり便利で、カメラ2台持ちのケースでは常用ズームの座をED12-100PROより奪いつつある。
16mm相当でギリギリ近づいて絞り開放で撮影。マイクロフォーサーズだがF4でもここまで近づくと背景はそれなりにボケる。35mm版の超広角ズームにありきな、画面の四隅が無理やり引っ張られたような画作りでないのも良い。
そもそも絞り開放でこの画質が担保されるのもマイクロフォーサーズならではだろう。
ヤマトシジミに16mm相当で最短まで近づくとこんな感じ。
3枚目のカットはほぼ最短撮影距離なのでこのぐらい寄ることになる。
神経質なモンシロチョウやスジグロシロチョウ辺りだとここまで近づくのが困難だが、種類によっては専用マクロでなくても十分写せるのがわかるだろう。
パナSシリーズの動きには注視したいと先日書いたばかりだが、注視しすぎてwあることに気がついた。先日S1Hと同時に公開された最新のレンズロードマップから、さりげなく超望遠レンズが抜けているぞ。
昨秋発表時のロードマップには「Super Telephoto Lens」の記載があったので、これはソニーに続いて本気でニコンとキヤノンのプロシューマー市場..ここで言うプロとは報道系分野のプロシューマー..にガチンコで勝負に挑むとばかり思っていたが、この一年で心変わりしたようである。
韋駄天α9を擁するソニーは、ヨンニッパとロクヨンを順次発表して、着々と2大ガリバーに対峙できる環境を用意してきている。最初の勝負は来年の東京五輪になりそうだ。
野生動物のようなニッチな分野は横に置いておいて、スポーツ報道では大口径の超望遠レンズは必須である。ビデオカムコーダーのプロ市場でソニーと二分するパナがそんな事を知らないわけはないので、これは明らかにプロ市場を主戦場とする意図はない..少なくても数年は..ということだろう。
超望遠レンズは無くなったが、望遠ズームが新たに追加されているので、100-400mmクラスはありそうだ。それにシグマとのアライアンスがあるので、大して売れもしない高額なレンズを無理に自社で出す必要もなく、そっちはシグマに任せれば良いと考えているのかもしれない。
シグマからOEMという手もあるし、150-600mmのパナライカ版を期待しても良いのかな。
夏の勢いはすっかり鳴りを潜めたが、さりとて目に見えてすぐに季節が移り変わるものでもない。
農村の路傍には、夏の名残の野草が過ぎゆく季節を惜しむように花をつけている。