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Zfcが売れ行き好調とのことで、ようやくニコンも市場からどんな製品が求められているかを身にしみたことだろう。

もはやニコンはかつてのようなマーケットリーダー的な立ち位置になく、ソニー・キヤノンと肩を並べるような勢いを取り戻すのはなかなか難しいと言って良い。

年内にはZ9なるフラッグシップが出るらしいが、それより目先の業界3位の座を死守することに専念しないと、何れソニー・キヤノンの2強以外のその他大勢の枠に埋没しかねない。

フラッグシップで性能を誇れば下位モデルの市場が広がりを見せるというのは、2強のようなトップブランドにだけ許された手法であり、自社のシェアが小さくなる一方の今のニコンにそれは通用しないマーケティングである。

まずは今は売れているZfcにその意匠に見合った専用レンズを揃える必要がある。35mm版のZレンズが使えるとは言ってもAPS-Cセンサーでは無駄にでかく、しかもデザインはまったくの不釣り合いで、率先して使おうとは誰も思わないだろう。

以前に同じAPS-CのEOS Mで35mm版のレンズが使えることを優位性と勘違いしてマーケティングし、見事に失敗したキヤノンを反面教師にして、ここはシグマのIシリーズ並みに早急にラインナップを揃えるべきだ。そしてそれは1回限りで終わったDfと異なり、Zfc路線をブランドとして堅持することを市場に知らしめる意味もある。

ニコンがかつてのブランドの輝きを取り戻すために今何をしなければならないのか、Zfcの売れ行き好調はそれをよく表していると言って良い。

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

今朝の新聞を眺めていたら、今晩の金ローは先週の「ジュラシック・パーク」に続いて続編の「ロスト・ワールド」のようだ。

このシリーズはNetflixでいつでも観られるので、個人的にはテレビ地上波のカット版はパスだが、カメクラ界隈の人、特にナイコンフリークで観る人がいれば、ヒロインのジュリアン・ムーアが手にするカメラに注目だぞw

以前ほど注目されなくなったとは言えそこはやはりApple、先日のガジェット系ニュースは挙ってiPhone 13を取り上げていた。

そのウラ?でひっそりと発表されていたのがキヤノンのEOS R3。わざわざAppleの新製品発表と同じ日に当てなくてもと思わなくもないが、案の定ほとんど話題はiPhone 13に食われてしまい、一部カメクラ向けニュースでひっそりと取り上げられていた程度だ。

普通に考えて80万もする業務用カテゴリのカメラなので一般消費者には関係ないのだが、フラッグシップ機というのはそのメーカーのオピニオンリーダーでもあるので、少なくてもカメクラ界隈では話題になるように仕向ける必要はあろう。

さてその件のR3だが、最後まではっきりしなかった画素数が約2400万画素となったことで、現行のEOS-1DXの後継機という位置付けがはっきりしたと言える。前述したとおりスポーツ報道向けの業務機..プロ用とも言うが..ということだ。

20年前の拙者なら絶対手に入れていると断言できる性能と意匠だが、もはやR3の性能を必要とする世界に身を置いてないので、手にする可能性は限りなくゼロであるが、仮に今からレンズ交換式のミラーレスカメラを手に入れるのであれば、キヤノンに戻りなおかつR3を手に入れているかもね。

そう、心をくすぐるのはR5よりR3。キヤノンはやはりこうでなくては、R3はそう思わせるプロダクツだ。

ただ、このR3を財布はたいて手に入れて悦に浸っていると、じきにグルーバルシャッター搭載のR1が発表されて足元をすくわれるのが某C社ユーザーの虚しい現実だったりする。しかもR3が80万なら間違いなくR1は100万オーバーコースなので、さらに懐に悲しい現実を突きつけられるのである。

ああ、何ともいと哀れな某C社ユーザーたちよw

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / CLASSIC CHROME

そう考えるとフルサイズ機にこだわるならやはりパナのSシリーズが現実的だな。

R3ほどの飛び道具は出ないにしても、今後も動画性能ではトップクラスにこだわって来るであろうし、何よりコンシューマ向けのマーケティングでパナに80万・100万などという値付けの製品は出せないから懐にやさしいw

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昨夜(というか今朝だな)はAppleの新型iPhoneとiPad、Apple Watchの発表だった。

同社のコンシューマ向けイベントはこの時期恒例となっていて、近年は目新しい革新的な技術もなく、市場が成熟したことを再確認させられる状況にあって、世間の狂騒的な賑やかさも鳴りを潜めている感がある。

iPhoneはハードが安定した設計下にあって、数年前のモデルでも最新のOSを享受出来る点でAndroidスマホとは一線を画するので、毎年のように買い換える必要はまったくないのが良い。

仕事柄、Androidスマホのほうが安いせいもあってどれがオススメかと相談を受けるが、キャリア提供のメーカーであってもどこもハードがチープ過ぎるので、最初は無理をしてでもiPhoneのほうが良いと言うことにしている。

当たり外れが激しいので結局安物買いの銭失いというのがAndroidスマホの評価である。中にはSamsungのGalaxyのように懸念するチープさは見当たらない製品もあるが、それであればコスト面ではiPhoneとそう大差ないので、それなら操作上の取っ付き易さからiPhoneオススメってことになる。

FUJIFILM GFX100S / GF45-100mmF4 R LM OIS WR / Velvia

さて、iPhone 11 Pro使いとしては発表されたiPhone 13は今のところ微妙ではある。

まず、いい加減Lightningを辞めてUSB-Cにしてほしいのだが、自社開発のLightningと違ってUSB-Cはパテントを支払わなければならないので、依然としてAppleは及び腰である。

また、Face IDも新コロナ禍でマスク着用が定着している中ではあまりに現実に即していなすぎるので、これもTouch IDに戻してほしい(または併用で)のだが、今回も見送られているのが実に惜しい。

USB-Cの採用は未知数だが、Touch IDは次の14辺りで復活しそうな噂もあるので、今回は見送ってもう一年待つかという選択肢が今ココ状態である。

それに仮に入れ替えるにしても今回はminiにするつもり。

11 Proは188gあって過去に使ったスマホでは最も重いのだが、13 Proはなんと203gとさらにまた重くなっているのが痛い。もちろんバッテリーが大きくなって連続使用時間が伸びていることとのバーターだが、Google Pixel 5が151gということもあってその差はかなり大きい。

miniならカメラ性能を除けば基本性能は同じで、重さはさらに軽い140gなので、今はここに非常に惹かれているところ。画面が小さくなるが普段はiPadを眺めている時間のほうが長いということもあって、そこはあまり影響はないかな。

何より片手で対角の上隅に労せず指が届くあの感覚を取り戻したいなと思う今日この頃だ。

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初鹿鳴

2021/9/14

まだそれほど頻繁ではないが、一昨日辺りから気の早いシカのラッティングコールが聞こえるようになった。当然今シーズン初だが、例年に比べてかなり早い印象。

今年は秋が早いのではないかと言われていて、北海道ではすでにオオヒシクイの飛来が報告されているようだが、生きものの季節移動はどうだろうか。

こういう季節の便りをまとめて報告できる仕組みがあると良いよねとつくづく思う。

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / Classic Nega.

このところ朝は10℃台前半の日が続いている。

今週末は台風..上陸する頃には熱低に変わるようだが..がやって来るので、一過のあとに一時的に暑さがぶり返すだろうが、それもで確実に秋は進行中。

カテゴリ:ほ乳類, |タグ:,

夜に窓をコツコツと叩くような音がして、同時にぬこ様が反応しカーテン越しに飛びかかるというのが数日続き、さすがに気になっていたのだが、ようやく犯人の姿を確認できた。

正体はチョウで、一昨日は朝まで窓に張り付いていたようで、カーテンを開けても飛ぶこともなくジッと動かず。

ぬこ様も正体がチョウと知って俄然ハンティングモードになったが、何しろ窓の向こう側なのでどうにも手が出せずに、しばらく窓を睨んで悶々としていた。

iPhone 11 Pro

見慣れない種類だったのでGoogle先生に確認したところ、特定外来生物に指定されているアカボシゴマダラと判明。

本来は大陸産なのだが、マニアによる人為的な放蝶で数を増やし、ここ20年ぐらいで関東に定着らしい。群馬に侵入してきたのはこの10年ぐらいと思われ、温暖化の影響下で徐々に分布が北上しているようだ。

国内には類似種のゴマダラチョウが生息しているが、生息域が競合するようだと色々問題も出てきそうだな。

カテゴリ:小動物|タグ:

総裁選で永田町がゴタゴタしているさなか、狩猟で使われる鉛弾を使用禁止にすると小泉環境大臣が発表した。

「意外に知られてないかも知れませんが、鉛弾って鉛で出来ているんですよ」って言ったかどうか定かではないがw、あの我らがセクシー担当大臣にしてはなかなかの英断ではないだろうか。

狩猟に鉛弾が使われることで、山野に放置された残渣を糧とする生きもの、とりわけ大型猛禽類の鉛中毒問題が以前から取り沙汰されてきた。

特に北海道ではオジロワシやオオワシの越冬時期が猟期と重なって被害が多く出ていたので、道では鉛弾の使用は独自に禁止にしてきたものの、道外からやって来るハンターの中には依然として鉛弾を使用し続けている不届き者が多くいるのである。

水鳥猟が盛んなオランダや北欧のスウェーデンではすでに先行して禁止となっているが、鳥類の鉛中毒問題を理由に全国一律に規制が適用されるのは珍しい。

惜しむらくは、施行は2025年から段階的に行い、2030年中に鉛中毒ゼロを目指すという何とも悠長な話なので、ここさらに前倒しで進めほしいところである。

環境省には風発や太陽光発電の乱立に伴う自然破壊への対処などもっと率先して取り組んでほしい事案はあるが、経産省と業界団体との調整が簡単に進むとは思えないので、まずは省独自に判断できて周囲に影響がない..利害関係が少ないとも言える..鉛中毒問題からと言ったところだろうか。

ただ、ようやくセクシー担当大臣が仕事で目に見える成果を上げようかというタイミングではあるものの、前述の通り永田町界隈はそれどころではなく、総理大臣が代わることそれイコール新たな組閣となり、まあおそらくは環境大臣も代わるだろうなということで、後任がまたいつものごとく「誰がやっても同じ」大臣職に成り下がることが心配である。

Canon EOS-1D MarkII N / EF500mm F4L IS USM

道東の原野でエゾシカの死体にありつくオジロワシ。この時のシカの死因は不明。

オジロワシやオオワシも普通に狩りをして餌を確保するが、目の前に動物の死体があれば何の躊躇もなく食べる。それが餌が乏しくなる厳冬期ともなればなおさらで、交通事故による轢死体であろうがハンターの狩りの残渣であろうが関係ないのである。

こういったスカベンジャー的な行動は年齢に関係なく見られるが、経験値の低い幼鳥にはより強くその傾向があるようだ。

個人的な観察でも、最初に警戒心なく幼鳥がついばんでいるところへ、遠目に様子を見ていた成鳥があとからやって来て幼鳥を追い払い、ゆっくりと食事をするという光景を何度も観ている。

何かと評判の悪いマイナンバー。推し進めようとしてい連中の下心が見え見えなのでっていうのもあるが、自分に生涯背番号が振られることへの嫌悪感から拒否反応する人が多いというのはある。

国への妙な隷属感というか、まあその辺りの負の心理的な面は否めないが、そうは言っても管理する上で個別のIDが必要であるのは確か。

そもそも普段意識していないので気が付かないのだろうが、実は我々には他の誰とも被ることの無いユニークな値があちこちすでに付番されているのである。

個人を証明する際に使用される例えば運転免許証とか健康保険証、それにパスポートなら世界共通で個人証明の手段となり、その何れにも本人を特定するためのユニークなIDが基本となっているのである。

要の地方自治体が管理する住民基本台帳にもしっかり個人の番号が付番されているので、今更マイナンバーだけ否定しても意味はない。

この件で問題なのは最初に書いた推進する側の下心で、これにかこつけて個人の全資産を把握しようとする財務省の暗躍だろう。税金の納付と給付金の直接交付だけなら代表口座だけで済むのに、全銀行口座の紐付けの義務化など理解が得られるわけがない。

国民に対し便利なサービスを提供するだけ、というそこ一点に絞って普及させていくべきだろう。

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

すでに健康保険証と運転免許証のマイナンバー対応は既定路線であり、今話題のワクチンパスポートのような証明書類の類も時間の問題だろう。

ただ気になるのはやはりこの国のIT行政の程度の低さからくるセキュリティの不安だな。何より専門知識やITへの知見のかけらもないバカを大臣や事務方トップに据えるのはアウトだぞ。

カテゴリ:独り言

開発用にクラムシェルモードで使っている古いMacBook ProのDisplayPortが死んだっぽい。HDMIは生きているのでとりあえずHDMI経由でメインモニターにつないでしのいでいるが、マルチディスプレイで使えないのがなかなか辛い。

MacもWinもサブ含め複数台あって、もう1台のMBPは問題ないのだが、開発環境毎に用意しているので、年内作業が続行予定の現在の開発案件では使用できない。

まあXcodeとxamppを合わせれば良いのだが、開発中に環境を入れ替えるような冒険はしたくないので、シングルモニターのまま我慢せざるを得ない。

と言うのも、この秋に登場が噂されている新型MacBook Proを狙っていて、それ待ち状態っていうのがある。Mac使いとしては高速化の期待できるM1X..ってOMDのカメラっぽいなw..機に入れ替えたいよね、やっぱ。

来週Appleの新製品発表イベントがあるが、今回は恐らくiPhone 13がメインで、Mac関連は11月ごろではないかという話。何とか年内には手に入れて、諸々スッキリしたいところである。

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / ETERNA BLEACH BYPASS

晴れ間も2日しか続かず、再び雨模様の日々である。夏場にあれだけ降ったのだから秋雨は必要ないと思うのだが、結局前線の影響なのでこればかりは致し方なしか。

そんな事を言っているうちに台風シーズンの到来となりそうなので、考えたくはないがコース次第でまたまた雨続きって可能性も。

カテゴリ:ガジェット, 季節感

近所の赤とんぼたちは雨続きのせいか姿を見かけない日が続いていたが、昨日のように晴れ間が出てグッと気温が上がると途端に活発に動き出す。

数はかなり減るが例年だと10月上旬ぐらいまで飛んでいるので、避暑トンボの姿はまだもう少し観られるはず。

FUJIFILM X-T4 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA

FUJIFILM X-T4 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA

撮る時はあまり意識していないのだが、アキアカネ以外の種も少ないながらも時々見かけることがある。写真は1枚目がネキトンボ、2枚目はリスアカネ。何れも大枠では赤とんぼにカテゴライズされる種だ。

ネキトンボは翅の基部が黄色味を帯びているので根黄の名が付いており、リストンボはリスに由来する..のではなく、スイスの動物研究者(発見者?)名前から付いているそうだ。

我らが千葉真一に続いて、仏のジャン・ポール・ベルモントが亡くなった。

ベルモントはコメディもやっていたが、千葉真一と同様にアクション俳優の印象が強い。ノースタントで走行中の車の屋根にへばりついたり、ヘリからぶら下がったりするなど、トム・クルーズなどアクション系俳優なら今どきは普通だが、その元祖はベルモントとだろう。

1980年に先に亡くなってしまったが、当時ノースタントのアクションではスティーブ・マックィーンと双璧だったな。

戦時を除けば、事故や病気でもなければ人の死は年齢の順番ってことになるので、自分より年寄りが先になくなるのはこれ真理なりか。

こればかりは自分が歳を取ったらから仕方ないことだが、子供の頃憧れた著名人が次々に亡くなっていくのは寂しいものだ。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

富士山が初冠雪し、北海道の大雪ではウラシマツツジの紅葉が見頃との報あり。富士山はともかく、この時期に大雪には一度登ってみたいな。